オメガMk.Ⅱ「グッギギギギギギギ………グゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!(体を動かそうと、必死で抵抗し続ける」
カイ「無駄だぜ…俺達の制御パルスはほぼ全ての機械を動けなく出来る……そしてこのフォーメーションはその力を最大限に発揮する、その名も『ペンタゴン・フォーメーション』……………そのまんまだがな。」
オメガ「………ぁ………ぅ………………。(限界が来たのか、倒れ込んでしまう」
カイ「!(オメガを見て)……まずいな……あまり極限状態で放って置いたら…………… 一気に畳み掛けるぞ!(デザートイーグルを取り出し、オメガMk.Ⅱに発砲」
シグマ「(左腕を引き抜き、Σ・ブレイドを出す)散れ……!(Σ・ブレイドを物凄いスピードで振るい、無数の衝撃波を起こしてオメガMk.Ⅱぶつけまくる」
ユプシロン「久々の本領発揮だね………!(星形手裏剣を操り、連撃を加えていく」
オメガMk.Ⅱ「グオオオオオオオオッッッ!?(立て続けに連続攻撃を受け)………オ………ノ………レェェェェェェェッッッ!!!!!!!!!(体中から黒い炎を吹き出し、制御パルスによる束縛に物凄い力で抵抗する」
タウ「うっ……!?こ、こいつ……まだこんな力を………!」
フィー「私達の制御パルスを……自力で解こうっていうの……!?……そんなの無理に決まってる………!(制御パルスの強さを上げていき」
オメガMk.Ⅱ「オ……マエ……ラ………コ………ワ………ス………コワ……ス………コワス……コワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワスコワス(怨みのボルテージをどんどん上げていき、制御パルスの力に対抗し始める」
バチッ……… バチバチバチバチッッ………(オメガMk.Ⅱの脚が少しずつ動き始める)
カイ「……!この野郎…パルスじゃ抑えきれないってか………仕方ねえ、エネルギー全開だ!制御バリアー発動!!!!(両手をかざし」
サッ サッ サッ サッ… ヴゥゥゥゥンッッ………(他の4人も両手をかざした瞬間、オメガMk.Ⅱを赤く光るバリアーが包み込む)
オメガMk.Ⅱ「………!コレハ………!?(バリアーで包まれ」
カイ「はぁ……はぁ……………どうだ、これなら動けねえだろ……バリアーの内部は高出力の制御パルスで満ち溢れている………暴走状態のオメガも制御可能なこのバリアの中で、動ける機械はまずいないぜ…………今度こそ終わりだ、まがい物野郎………!」
オメガMk.Ⅱ「グッギギキィィィ………ウ…ゴカ……ナ………イ………!?」
シグマ「我らの力を見くびっていたようだな………愚か者め………。」
フィー「はぁっ……はぁっ…………コアのエネルギーを結構使うから……出来れば使いたくなかったけどぉ………。(少し苦しげな表情をしながら」
カイ「もう少しの辛抱だ、気張れよお前ら………オメガがあれだけボロボロにしてくれたおかげで、すぐに片がつきそうだぜ……!(バリアの出力を少しずつ上げていき」
オメガMk.Ⅱ「グ………ギ………ィィ………………イヤ……… ダ………コンナ………ヤ……ツラ………ニ………………コンナ………ヤツ………ラ………ニ………………(段々と動きが弱まっていく」
カイ「うるせえんだよまがい物が………とっとと止まっちまいなぁっ!!(バリアの出力をほぼ最高まで上げる」
ピカァッッ… バリバリバリバリバリバリィッッ(強力なバリアーがオメガMk.Ⅱの機能を次々と止めていく)
オメガMk.Ⅱ「グ……ッ…………………ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ………………………………………(凄まじい叫び声を上げ、そのまま動かなくなる」
シグマ「……………(バリアを解き、倒れそうになりながら)………やった……のか………?」
ユプシロン「(バリアを解き、胸を押さえながら)………こ……この様子だと…………多分……………。」
カイ「………………。(バリアを解き、オメガMk.Ⅱに近づく)」
オメガMk.Ⅱ「…………………………グラッ……ガシャァァァァァンッ(支えていた脚も機能を失い、その場に崩れ落ちる」
カイ「(オメガMk.Ⅱを見て)………………終わった、みてえだな………。」
タウ「………………うごぉ………(倒れ込み)………これで………また寝れるぅ………………。」
フィー「は……はぁっ………(跪き)………良かった……コアのエネルギー全部無くなっちゃうかと思ったよぉ………。」
カイ「フッ…(オメガの方に歩み寄っていき)終わったぜ、オメガ……ご主人様の所に帰るぞ。」
オメガ「………………。(倒れたまま動かない」
カイ「………おっと、そういや燃料切れだってか……あんだけ派手にやったんだ、無理もねえか……。(オメガを抱きかかえ」
ユプシロン「それにしても、良かったね隊長…オメガが“あの技”を使うに至らなくて。」
カイ「ああ……もしもあの技を使わせたら、この街どころか、世界の大半ぶっ飛んじまうからな………早めに駆けつけといて良かったぜ。」
タッタッタッタッ………(足音が聞こえてくる)
ユプシロン「まったくだね……… ん?(足音のする方を見て」
カイ「んー?まだ何かいるのか……?」
プシー「タッタッタッタッッ…… ズザッッ(燃料タンクを持って走ってくる)オメガ!これ……… 誰?(ガーディアン達を見て」
カイ「お前は……てか、何だよ誰?って、もう忘れたのかお前も………ん?それは……。」
プシー「え……あ、これ……オメガの………もしもの時の為にって、
キルビスが………それよりも、オメガはどこ?」
カイ「オメガはここだが………(抱きかかえていたオメガを見せ)どうやらそれは燃料みたいだな、なら早く飲ましてやりな。」
プシー「……! オメガ…ど、どうしたのその腕!?ねえ、オメガどうしたの?壊れちゃったの!?」
カイ「馬鹿言え、壊れたのは右腕だけだ、他は大して異常はない……。」
プシー「そ……そうなの?良かった………そうだ、燃料切れてるんだよね……はい、オメガ、これ飲んで……。(タンクのフタを開け、燃料を飲ませる」
ゴポ……ゴポゴポゴポゴポ………(オメガの口に燃料が注がれ)
オメガ「………………………ん……… ムクッ(ゆっくりと目を覚まし、起き上がる」
プシー「………!(一気に表情が明るくなり)オメガーーーー!!!!(オメガに抱き着く」
オメガ「あぅっ……(抱き着かれ)………プシー…? ……と、誰………?(ガーディアン達を見て」
フィー「プチッッ… ………こ……このガキ………何度も何度も助けてやったのにその態度は何よ!?いつもいつもあんたは――――(後ろから口を塞がれ」
ユプシロン「(フィーの口を塞ぎながら)まあまあ……久々にエネルギー使い過ぎたせいで記憶装置が一時的におかしくなっちゃったんだよ、きっと……。」
オメガ「………? はっ……そういえば………!(辺りを見渡し)あいつは………?」
カイ「あいつ?ああ、あのまがい物野郎か……それなら俺達がとどめを刺しといたぜ、ほら。(オメガMk.Ⅱを指さし」
オメガ「えっ………?(オメガMk.Ⅱを見て)………いつの間に……。」
プシー「うわぁ………オメガ、こんな奴と戦ってたんだ………すごいなぁ。」
カイ「ま、そういうこった………そんじゃ、坊主の所に帰ろうか、オメガ。」
オメガ「………うん……ていうか、キルビスは坊主じゃないよ。(立ち上がり」
カイ「は?……ああ、そうだな…すまんすまん………。(汗」
オメガ「………クスッ(カイを見て)………早く帰らなきゃ。(歩きだす」
カイ「ぉ……(オメガを見て)……………昔は一度も見せなかったっけな、笑顔なんて………。」
ユプシロン「きっと、あの子の教育の成果かもね………僕達も行きましょうか、隊長。(歩きだし」
カイ「おお、そうだな………行くぞ、お前らー。(歩きだし」
フィー「もう絶対あいつとは関わりたくない……こんな仕事もう辞めたい……人間のメイドとして生きてたい……ブツブツ…(不満を漏らしながらついて行く」
タウ「あー………面倒くせえ、帰るの面倒くせえ………でも帰らなきゃ休めねー………(のろのろとついて行く」
シグマ「………………………。(1人黙ってオメガMk.Ⅱの様子をうかがっている」
プシー「……あれ、おじさんは帰らないの?(シグマに」
シグマ「……………奴は物体に憑依して戦力を得る兵器だと聞いている……だとするとこの体は借り物の体………本体は何処に………?」
グジュルッ………ジュルジュルジュル………(すぐ近くで謎の液体音が聞こえてくる)
プシー「!? な、何の音………!?」
シグマ「……!まさか………本体か!?(刀に手をやり」
オメガMk.Ⅱ(本体)「グジュルッ………(ゲル状の体を伸ばし、オメガを見て)………コウナレバ………アイツノカラダヲノットッテヤル………!(猛スピードでオメガに接近する」
シグマ「…! しまった………オメガ!!」
オメガMk.Ⅱ(本体)「ヨコセヨコセヨコセ………オマエノカラダヲヨコセェェェェェ!!!!!(オメガに飛びかかる」
オメガ「……………………… サッ(オメガMk.Ⅱの飛びかかりをかわす」
オメガMk.Ⅱ「ナッ……コ、コノ……!(再び方向転換してオメガに突っ込もうとする」
オメガ「バシュウッッ(突っ込んで来ようとしたオメガMk,Ⅱをレーザーで焼き払う」
オメガMk.Ⅱ「グォ………ギギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!(レーザーで焼かれ」
オメガ「………これで本当の―――――― とどめ。 ヴォンッッ(強烈な『気』をオメガMkⅡにぶつける」
ググッッ……… ボンッッ(オメガMk.Ⅱの体が音を立てて破裂する)
オメガMk.Ⅱ「グげェ(バラバラに飛び散り、消滅する」
プシー「………………消えちゃった………。」
カイ「………今度こそ………終わったよな………?」
オメガ「…………………んっ……(何事もなかったかのように背伸びをし)………帰ろう。(再び歩きだす」
カイ「………………やっぱ怖いわ、お前………。(オメガについて行く」
最終更新:2012年01月07日 17:55