陛下と閣下と星の戦士と、時々冒険 第一章『黒史』過去ログ

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続き


カービィ「 早いうちに結果が出ても…それよりもいい結果が出てほしいなぁ(城へ帰る) 」
エスカルゴン「あ~はいはい、分かったからそう引っ張らないでほしいでゲス!アイテテテッ(引っ張られていく) 」
デデデ「 よっしゃ、じゃあ早速大研究を命ずるゾイ!さっさと城へ戻るゾイ、エスカルゴン!(エスカルゴンを引っ張り城へ) 」
エスカルゴン「ええ、かなり大規模な物なんで大体どんな奴の物なのかは分かる筈でゲス 」
カービィ「 何だか血なまぐさい話になってきたね…。で、この靴も調べるの?エスカルゴン 」
エスカルゴン「ちょっと待つでゲス、その靴からも…案の定、ルミノール反応でゲス。 」
デデデ「 本当に小さい靴だな、どう見ても子供用だゾイ 」
カービィ「 これは木の根あたりを掘ったらすぐ出てきたよ? 」
エスカルゴン「これは…靴でゲスね。小さい上にかなり損傷が激しいでゲス 」

汚れが取り払われ…それはボロボロになった子供の履くような小さな赤い靴だった

デデデ「 おおぉっ、だんだん見えてきたゾイ 」
カービィ「 土がどんどん取れてきた、もうちょっとだよ 」

バシャバシャバシャバシャバシャ…

カービィ「 とにかく洗ってみるね~。えいえいえいっ、ウォーター!(ウォーターになり、強い水流で洗う) 」
エスカルゴン「いんや、土まみれなだけで何かあるでゲス 」
デデデ「 何ゾイそりゃ…土の固まりかゾイ 」
カービィ「 大王~、何か見つけたよ!これは…何だろうね?(土まみれの何かを持ってくる) 」
デデデ「 何、じゃあ此処がさっきの撮影現場かゾイ?…至って普通に見えるゾイ 」
エスカルゴン「いや、形では分からないんでゲスが…この岩から多量のルミノール反応が出たでゲス。かなり前の物でゲスが降水や降雪の後でも残ってる程でゲスから…かなり大規模な後でゲス 」
デデデ「 おおっ、何か見つかったかゾイ!? 」
エスカルゴン「大王様、ちょっと来て下さいでゲス~(岩の近く) 」

そして約30分が経ち・・・

スカーフィ「かぅ♪(デデデの頭を軽く突いて飛び去っていく) 」
デデデ「 貴様も帰宅時間かゾイ、また会おうゾイ。 」
スカーフィ「……!かうかう!(「そろそろ帰らなくちゃ」と肩の上で跳ねる) 」
デデデ「 どれ、ワシも探してやるとするゾイ。感謝せぃ(何か無いか探す) 」
エスカルゴン「あ~でも今ので暖まったでゲス。私も調べてみますでゲス~(木とか調べる) 」
カービィ「 湖の周り…ちょっと木や岩があるくらいだけど、ちょっとだけ探してみるね(のんびりと) 」
デデデ「 だはは、爆発に巻き込まれたかゾイ。湖の中には何も無い、となると湖の周りが怪しいゾイ 」
スカーフィ「かう~…?(爆風で吹き飛んでデデデの肩に見事乗っかる) 」
エスカルゴン「アゲェーーッ!な、何の因果でこんな目に…ケホッ 」
デデデ 「 何の手ごたえも無しだゾイ。さっきエスカルゴンを拾ってきた奴が居ただけだったゾイ 」

ドガアァァン!!!!!(ボム兵が爆発)

カービィ「 ころころかわいーねー♪ 大王お帰り~、何か見つかった? 」
?「 またのお越しを…湖への不法投棄は厳禁です 」
エスカルゴン「アガガガガガガガガガ…アゲェッ!?お前が入ったら…! 」
デデデ「 じゃあこの湖には何も無いわけかゾイ。完璧に見当違いだゾイ!くっそぉ~・・・(悔しそうに湖から上がる) 」
ビッグボム 「 たき火だーひゃっほー(たき火に入る) 」
?「 ええ、いくつかは自分で使っちゃってます 」
スカーフィ「かぅかぅかぅ…(ただただ焚き火の周りを転がっている) 」
カービィ「 吸い込もうとしたらおぞましい姿になるだなて…考えられないなぁ 」
デデデ「 何ゾイ、そうなのかゾイ…じゃあこの湖に落ちたものは全部貴様が拾ってしまってるわけかゾイ 」
エスカルゴン「アガガガガガガガガガ…(未だ暖をとっている) 」
スカーフィ「かぅ~……(物凄く嬉しそうな表情) 」
カービィ「 いや~、可愛いねー…(スカーフィをなでなで) 」
スカーフィ「かぅかぅ…(ころころ転がりながらカービィたちの元へ寄る) 」
?「 ここは物を入れたら金か銀の物を作り、両方持って湖に現れるという伝統があるのです。生き物はお引き取り願います 」
デデデ「 (水中)ワシの見当違いだったかゾイ?くそ…おわっ、また貴様かゾイ 」
?「 おや、今度はペンギンが……(湖の中にいる) 」
デデデ「 (水中)うーむ、魚や蟹がいる位で特に何も無いゾイ。 」
スカーフィ「かうー?(降ろされてその場でコロコロしている) 」
エスカルゴン「おおぅ有難いでゲス!ガタガタガタガタ…(焚き火で暖を取る) 」
カービィ「 エスカルゴン、これで暖まるといいよ~(ファイアで焚き火) 」

ピョンッ ザッパーン!!

デデデ「 おっと、お前は水中非対応だゾイ(スカーフィを降ろす) 」
デデデ「 何ゾイ、だらしの無い奴め。こうなりゃワシが直々に確かめてくるゾーイ(湖へもぐる) 」
エスカルゴン「ギヘェーー!寒い、寒い、寒いでゲスゥゥーーーッ!(走ってくる) 」
ビッグボム 「 生きてるっ!生きてるぞーっ!(導火線に火がついたまま) 」
スカーフィ「(肩の上でけらけら気持ちよさそうに笑い転げている) 」
? 「 貴方は正直な人ですね。では両方をあげましょう、ポイ(ボム兵とエスカルゴンを湖から出す)湖にごみを投げないでください… 」
デデデ「 そんな綺麗なエスカルゴンがあるか!もっとすっげぇ汚い奴だゾイ 」
カービィ「 わわっ、何か出てきたぁ!? 」
スカーフィ「…♪(なんか笑っている) 」
デデデ「 だははは、この程度で参っていては半人前だゾイ 」
??「 貴方が落としたのは金の爆弾ですか、それとも銀の殻のカタツムリですか(湖から出てくる) 」
カービィ「 ちょっと大王やりすぎだって!エスカルゴン、大丈夫~? 」
デデデ「 だっはっは、今落ちた爆弾と仲良く探せゾイ 」

ドッポーン…

エスカルゴン「あドォッ!? アゲーーーッ!!(湖に転落) 」
デデデ「 大馬鹿者めが、湖の中にも入って調べるゾイ!(エスカルゴンを蹴り落とす) 」
ビッグボム「 (導火線に火がついたまま湖へ落っこちる) 」
スカーフィ「(肩の上)かぅー……(辺りを見渡す) 」
カービィ「 綺麗なだけで他には特徴は無いね、結構深いみたいだけど 」
エスカルゴン「ん~、やっぱり何の変哲も無い湖でゲスな(湖を覗き込み) 」


そして…

デデデ「 だはは、これが本当の肩車かゾイ(違う) 」
スカーフィ「ポンッ☆(元の姿に戻ってデデデの肩に乗る) 」
カービィ「 待ってってば~!僕も行く!(付いていく 」
エスカルゴン「はいはい、今私も行くでゲスよ(デデデと) 」
デデデ「 よっしゃぁ!では行くゾーイ!!(城を出て行く) 」
カービィ「 僕は行くよ~、こういうのって何か面白そうな事がありそうだからね 」
メタナイト「 私は歴史書とこの品々を照らし合わせ、何か共通点がある物が無いか調べてみる事にする。(自室へ) 」
スカーフィ「かぅ……そ、そうだね…! 」
ワドルディ「 ぼ、僕は怖いので遠慮しておきます…。 」
エスカルゴン「もう何も無い可能性もあるでゲスが…まぁ行ってみる価値はない事も無いでゲスね 」
デデデ「 とにかく、あの湖に何かがあるのかもしれないゾイ。もう一度あの湖に行くゾイ! 」
スカーフィ「……あ…!…ありがと…。(はっと我に返って、手を取って立ち上がる。まだ若干、体が震えている) 」
カービィ「 こんなもの見たら腰を抜かしてもおかしくないよね…大丈夫?(スカーフィを引っ張る) 」
デデデ「 何だもう終わりかゾイ、誰も映らなかったゾイ 」
スカーフィ「Σヒッ…!?(思わず体を竦め、尻餅をつく)…か……ぅ…。 」
メタナイト「 …只事ではないな 」
エスカルゴン「それにしても最後にブシャって付いたのは…あぁ、考えたくないでゲス 」
カービィ「 何だかよく分からなかったけど、普通じゃないって事だけは分かったよ 」
ワドルディ「 こ、これはホラービデオですか? 」

ザザザザッザザ…ザザザーザも…ザザザッ、ザザう…ザザザ心、ザザッザザッ体…ザーーーザザッ壊…ザザッザザザれ…ザザザあ…バシャッ―(画面が赤い液体で覆い尽くされる)ザーーーーーーーー

ワドルディ「 こ、怖すぎです… 」
メタナイト「 ふむ…。(冷静に見ている) 」
デデデ「 さぁな、ワシにもさっぱり分からんアンノウン(不明)ビデオだゾイ。くそっ、姿は無しか 」
スカーフィ「……?(耳を傾けて声を聞きとる) 」
カービィ「この声は…女の子?何を言っているか分からないけど・・・。 」

ザザサッ,こザザサごザザーザサで゙ザッザサ最゙ザッザザ期ザ(女子の声が辛うじて聞こえる)

エスカルゴン「ウヘェーッ、カメラレンズにまで付いて…なんとか見えるでゲスが 」
カービィ「 誰が写してるんだろ…すっごく、怪しい雰囲気 」
ワドルディ「 あわわわわ… 」
メタナイト「 此処までに付いているとは…。通常の撮影ではない様だな 」
デデデ「 これは…さっきの湖かゾイ?くそっ、汚れていて見辛いゾイ 」
スカーフィ「……。(デデデの背後に隠れて見ている) 」

ザザサッ,ザザザザザーザザザッザザザッ…(ノイズが多いものの先程の湖が見える。だがレンズに赤黒い物が付いていて見えにくい)

カービィ「 何が写るんだろう…。」
デデデ 「 よし、入ったゾイ。」

ウィーン、ガチャガチャ…

エスカルゴン「そのテレビもだいぶ旧型でゲスが、何とか動くはずでゲス 」
デデデ「 よっしゃ、丁度此処にエスカルゴンに引き渡したワシのお古のビデオデッキ付きテレビがある、早速再生だゾーイ(ビデオテープを入れる) 」
カービィ「 …大王、早速そのビデオの中身見てみない? 」
メタナイト 「 手負いの状態で物を入れた可能性が高いな。それも重傷か瀕死の状態と見られる…。 」
エスカルゴン「ゲヘェッ、中にまでこびり付いて… 」
デデデ「何だもう無いのかゾイ、きったないな 」
スカーフィ「かぅ……。(この子…きっと、誰よりも苦しんでいるんだ…。昔の私なんかよりも………ううん、悪い事を比べちゃ駄目。でも…この子……。)(切なげな表情でこれまでの物を見渡す) 」

箱の中にはもう何も無かった。赤黒い物で汚れている…

デデデ「 で、これで全部かゾイ?(箱の中を見る) 」
カービィ「 でも、それが誰かなんて分かる筈も無いしね 」
デデデ「 ふぅーむ、確かにどことなく悲しさを感じなくも無いゾイ…よく分からんがな 」
エスカルゴン「そりゃぁ、ちょっと洒落にならないってレベルじゃないでゲスな… 」
メタナイト「 確かにその可能性もあるな。何かこの物々からは禍々しさの他に…恐怖・絶望・悲哀と言ったものも感じられる。 」
スカーフィ「……これらの持ち主、何だか、誰かに助けを求めているような感じがする。ううん、そうじゃなくても……何か、何かに甘えたがっているような……。かぅ……ううん、なんでもない。(俯く) 」
ワドルディ「 ホラーゲームよりずっと怖いです… 」
エスカルゴン「洒落になんねーもんばっかでゲスがね。私は歴史書かなんかだと思ったんでゲスが 」
カービィ「 なんとなく…?」
デデデ「全く、よく分からん絵だゾイ 」
スカーフィ「かぅ……なんとなく、だけど……(改まった表情で口を開き) 」
ワドルディ「 僕にはとても怖い絵に見えます…。 」
カービィ「 へぇー…凄いね(汗) なんかホラーゲームみたいな雰囲気の絵だ 」
メタナイト「 何と、この絵の塗料すべてがそうなのか…!もし全て同一人物の物だとするとこれは確実に命に関わる規模だぞ。 」
エスカルゴン「ちょっとまさかこの流れじゃまた…。少し待ってくださいでゲス……・・・・ウゲヘェッ、この絵に塗られてるもの全部からルミノール反応でゲス。こりゃちょっと洒落になんねー量でゲスよ(汗) 」
スカーフィ「全然違うね…さっきのと…。(汗) 」
メタナイト「 ふむ、この絵からも微弱な残留思念を感じるな。今までの物全てから感じるが…。 」
デデデ「 こりゃぁ…剣かゾイ?赤ばっかりですっげぇ禍々しいデザインだゾイ 。さっきの絵との差が凄いゾイ…。 」

その絵は赤黒い剣が描かれているものだった。絵には赤い手形も幾つか付いている

スカーフィ「うんうん、そうだね♪……かぅ…?もう一枚あるみたい…。 」
デデデ「 お、まだ絵があるゾイ、今度はもっと可愛らしい絵かゾイ? 」

箱の中にはもう一つ絵があった

デデデ「 だっはっは、こりゃ癒される絵だゾイ 」
カービィ「 本当可愛いね~、きっと女の子が書いたんだね 」
メタナイト「 この絵は…かなり無邪気な絵だな。まるで子供が書いたようだ 」
スカーフィ「かぅ~…♪やっぱり可愛いな~…。(すっかり絵に見惚れている) 」
エスカルゴン「んまぁプリティーでゲス~。さっきの目玉とは雰囲気が全然違うでゲス 」
デデデ「 ふぅーむ、女子が好みそうな絵だゾイ 」

それは女の子が好んで描くような可愛らしい花畑の絵だった

スカーフィ「かぅ……(絵の方に気になっている模様) 」
デデデ「 こんなゴミまで入れるなんて訳がわからんゾイ。それでこりゃ…何の絵だ? 」
カービィ「 でもなんでこんな布切れまで入ってるんだろ 」
ワドルディ「 もう見る形も無いですね…。 」
エスカルゴン「きっと元は何かの織物の一部だったんでゲショうなぁ 」

布切れは何かで引き裂かれたような物だった

デデデ「 (瓶を置き)全く、こんなもん保存しておく気が知れんゾイ。それでこの布切れはゴミか? 」
スカーフィ「わあぁ…♪可愛い―――――――Σビクッ!?(写真を手に取ろうとした途端眼球が視界に入り飛び上がる) 」
エスカルゴン「不気味でゲスな…ちょっと気が引けるでゲスがそれも後で調べてみるでゲス 」
メタナイト「 これも持ち主の物か、或いは魔獣の類か…しかし、何故瓶にいれておく必要があったのだろうか…? 」
ワドルディ「 わわっ、気味悪いですね…。 」
カービィ「 うわわわっ、目玉ぁ!!? 」

ト…(なんと入っていたのは青い瞳の眼球だった)

カービィ「 僕のは…こんな感じだしね。ほら(自らの擬人化♂・♀姿の写真二枚を見せる) 」
スカーフィ「ぁ、可愛い絵ー…♪(古い絵を指して)かうかう、そんな事…ないよ。(少し顔を赤らめて) 」
カービィ「 また小瓶が入ってたね。今度は何だろ(小瓶を見る) 」
エスカルゴン「結構入っているでゲスね 」
カービィ「 うんうん。君の人間姿、すっごい可愛かったし♪ 」

デデデが取り出した物は、また小瓶と布切れ、そして古い絵だった

スカーフィ「そうかな…?かぅー…♪(ちょっと嬉しそう) 」
デデデ「 とりあえずそのビデオは後で見るとして…まだ何かあるゾイ(箱の中を探る) 」
ワドルディ「 そうなんですか…色々なものが入っていますね 」
カービィ「 ふーん…確かにそう思うこともあるかも知れないね。でも女の子ならやっぱり女の子のままがいいと思うな 」
スカーフィ「かぅ……(ほっと胸を撫でおろす) 」
カービィ「 不思議だけど見て「わぁ!」って思うような物は無いよ、ワドルディ 」
デデデ 「 あぁそうだゾイ。堀り出したのはワシだがな 」
スカーフィ「そう…かな?でも時々だけど、男にも生まれてみたかったなぁーて思う時もあるんだ。 」
デデデ「 だっはっは、冗談だゾイ。そう恐れなくて良い 」
ワドルディ「 皆さん、此処におられたのですか。それが…閣下が見付けられた物ですか? 」
スカーフィ「ガクガクブルブル(テープから距離を置いて震えている) 」
カービィ「 君は女の子って決まってるんだよね。それは僕からもうらやましく見える様な…ハッキリ分かっているって事だし 」
カービィ「 もしそうだったらこのビデオ燃やし尽くすけどさ 」
デデデ「 ただの(ピー)ビデオじゃないのかゾイ?だっはっはっは 」
スカーフィ「男の子にもなれるなんて羨ましいなぁ…。…かうー……(瓶やビデオテープを見て傾げるばかり) 」
メタナイト「 テープ自体にも損傷があるようだ。全て見ることは難しいかもしれないな 」
エスカルゴン「しっかしまぁ傷が多いでゲスな、しかもまたこれは…(間)…あぁ、ルミノール反応でゲス 」

ビデオテープは傷だらけで赤黒い汚れが付いていた

カービィ「 DVDも出て大分経つのにビデオテープなんて何か古臭いね 」
デデデ「 ほんで次は…これはビデオテープかゾイ、ラベルが貼っていないゾイ 」
カービィ「 えへへ、そういう事だね。へぇー、じゃあ血だねあれ(汗) 」
スカーフィ「かぅ……性別は決まっていないんだ…なんかスゴいな。人間の血液の中に含まれている物だよ♪かぅ…?(目を瓶に通す) 」
エスカルゴン「材質不明、無機質か有機質かどうかさえまだ分からないでゲス。・・・これはまた後で私が調べておくでゲス 」
メタナイト「 まるで力を失ったかのような状態だな。ただの石では無い様だが…。 」
カービィ「 本当だ…半透明だしなんか少し色も濁ってる 」
デデデ「 おぉ、宝石が入っているゾイ!…でも光が鈍い、大した価値もなさそうだゾイ 」

カラン…(菱形で赤く暗い宝石のようなものが入っている)

カービィ「 男の子の姿になったり女の子の姿になったりしちゃうんだけどね…。ヘモグロビンって…何 」
デデデ「 おぉ確かにそうだゾイ、これは… 」
スカーフィ「かう、仲間だね♪ルミノール……確か、ヘモグロビンの検出に用いられるあれだよね。 」
カービィ「 元気ドリンクぐらいの瓶だね。あ、何か入ってるよ? 」
デデデ「 だっはっは、そんな読めん手帳など放っておくゾイ!そんで…こりゃ何だゾイ(小瓶を手に取る) 」
エスカルゴン「でゲスなぁ、しかもメモ帳のほぼ全体に広がっていたからタダじゃ済んでない…かもしれないでゲス。・・・何か洒落にならない物見付けちまったでゲス 」
メタナイト「 ふむ…そうだとすると、この手帳を書いた人物は無事ではないかもしれない。 」
カービィ「 なれるよ~♪ 」
カービィ「 ルミノール反応?へぇ~…本当によく使われてるね、まるで古い辞書みたいだ 」
スカーフィ「カービィじゃん、久しぶりだね♪かう!?カービィもなれるのー?(目を輝かせ) 」
スカーフィ「さっき湖で掘り当てた物が気になって…ついてきちゃった。えへへ…♪…わぁ~!凄く使い込んだようなメモ帳だー…。 」
エスカルゴン「あー、大王様は気にしないでいいでゲスから 」
デデデ「 ルノワールエンドウ?何ゾイそりゃあ 」
エスカルゴン「しかしこの箱と鍵穴も凄いでゲスなぁ、「宇宙合金」並の強度があったんで破壊は無理でゲしたよ。んで、今ちょっと調べたらこの赤黒いものからルミノール反応が出たんでゲスが…コリャ何かの冗談でゲスか?(汗) 」
カービィ「 そりゃあ分からないよね…。へぇ~スカーフィも人間になれるんだ、僕もできるよ! 」
デデデ「 貴様スカーフィだったのかゾイ!?ぐぬぬぬ…意外とかわいい顔をしおってからに 」
メタナイト「 それは不明だ。だが調べてみる価値はあるだろう…。 」
スカーフィ(擬人化)「ポンッ☆(デデデから離れて擬人化変身)あ、お気にせずにどうぞ♪ていうか、久しぶりだね…♪(デデデに微笑みながら軽く手を振る) 」
カービィ「 あ、メタナイトも~。でも誰が何の為にこんなの隠したのかなぁ? 」
カービィ「 わ~いマジックみたーい♪ 」
デデデ「 おおっ!?貴様一体どこから出てくるんだゾイ! 」
メタナイト「 これは確実に、誰かが意図的に埋めたものだな。何か重要な情報がある可能性がある(やって来る) 」
スカーフィ「かぅー。(デデデの衣服からひょこっと出てきてメモ帳を覗き込む) 」
エスカルゴン「木虫女、泣き虫って意味でゲスかねぇ?解読は難しいでゲス…それに手帳に付いた物は何か変でゲス 」
カービィ「 何か赤黒い物が付いてて読めないね…駄?転?下駄で自転車・・・かなぁ? 」
デデデ「 んん~?何ゾイこりゃあ、全然読めんゾイ 」

「木…虫…女……あ………は……も…駄……転…」(比較的綺麗な字で書かれているが赤黒い物が付いていて殆ど読めない)

デデデ「 どれ、まずはこの汚い手帳から見てみるかゾイ(古びたメモ帳を手に取り、開く) 」
エスカルゴン「現実はこんなもんでゲスよ。それより何やら色々入っているでゲスなぁ 」
カービィ「 ありゃりゃ…ちょっと期待外れかも 」
デデデ「 むむっ…意外と地味だゾイ 」

中には古びたメモ帳、小瓶、ビデオテープ等が入っていた

デデデ「 ではオープンだゾォォォイ!!(箱を開ける) 」
カービィ「 何が入っているのかな、楽しみ~♪ 」
エスカルゴン「おゥッ!? ったくもー人使いの荒い…。(突き飛ばされて) 」

ドンッ!

デデデ「 おおっ、早速見せるゾーイ!!(エスカルゴンを突き飛ばして) 」
エスカルゴン「よっしゃーぃ!やっと開いたでゲス~ 」

キィ、キリキリゴリゴリキリ…ジャコンッ!

そして約1時間後…。

エスカルゴン「(んな訳あるかっつーの…どう考えてもねーゲス) 」
デデデ「 或いは新作ゲーム機やカードが入っているかもしれんゾイ、だーははは 」
カービィ「 へぇ~、じゃあその中から食べ物が出てくるかもしれないね♪ 」
デデデ「 拾ってきた箱の開錠だゾイ。奴が無能だからまだ時間がかかるみたいだゾイ 」
カービィ「 ねぇねぇ大王、さっきからエスカルゴンは何をやっているの? 」
デデデ「 まったく未熟者めが…さっさとしろゾイ! 」
エスカルゴン「そ、それがこの鍵穴想像以上に頑丈でゲして・・・もう少し待って下さいでゲス 」
デデデ「 おいエスカルゴンよ、まだかゾイ!? 」

キィ、キリキリキリキリ…ゴリゴリ、キリキリキリ・・・(エスカルゴンの自室から響く音)

そして…

デデデ「 よぉーし、城へ戻ってアンロックだゾーイ!!(城へ戻る) 」
エスカルゴン「了解でゲス。でも色々と道具も必要なんで城へ戻って開けるでゲス(城へと向かう) 」
デデデ「 くそっ、中に何があるかも分からんから壊すこともし難いゾイ!おいエスカルゴン、至急その鍵を開錠するゾイ! 」
エスカルゴン「妙な箱でゲスね…ちょっと見せてくださいでゲス。あー…この鍵のタイプはディンプルキーでゲス、開けるのにはちょいと手間がかかるでゲショうなぁ 」
デデデ「 ん?何ゾイこれは…くぬぬ、開かないゾイ。鍵がかかっておる 」

デデデの手にはやや大きめで正方形の黒い鍵付箱があった

デデデ「 おっ、何か硬い物に当たったゾイ。どれどれ…(地中に手を突っ込む) 」

ドッコンドッコンドッコンドッコ…ガキィン!

エスカルゴン「ふー…まぁ手伝ってくださるのはとてもありがたいでゲス 」

ドッコンドッコンドッコンドッコン…

デデデ「 だはは、何だそういう事かゾイ。どれ、ワシが替わりに掘ってやる(ドリルハンマーで地中を掘っていく) 」
エスカルゴン「それが分からないから今掘って研究しようかとしてるんでゲスよ、ったくもー…いきなり殴るなんて酷いでゲス 」
デデデ「 何ィ、ならば貴様は何を掘っているんだゾイ? 」
エスカルゴン「ギヘェェー!?だから違うって行ってるだろーがよ!まずレーダーに反応している物質は貴金属じゃないでゲスから! 」

ドゴォォォン!!

デデデ「 黙らんかぁーー!!(エスカルゴンにジャンピングハンマー) 」
エスカルゴン「ギェェーッ大王様!?違うんでゲス、これは発掘してから研究した後に大王様にお見せしようかと思いましてでゲスね… 」
デデデ「 エ~ス~カ~ル~ゴ~ン~!!!貴様、よくも宝を独り占めにしようとしたなーーー!!!(激怒しながら走ってくる) 」
エスカルゴン「でもあの反応は地雷でも貴金属でもないでゲス。一体何が…ん?(足音を聞いて) 」

ズドドドドドドドド…(地響きするほどの足音)

エスカルゴン「よっこらせ、よっこらせっと…ふぃー、中々出て来ないでゲスなぁ(湖付近でスコップで穴を掘っている) 」

カオス界 名も無い湖~

ワドルディ「 …財宝と決まった訳では無いんですけどね(汗) 」
デデデ「 くそ~、ワシに黙って出て行った上に財宝まで独り占めしようとは…許さんゾォォイ!!(城から飛び出していく) 」
ワドルディ「 城から少し西に行ったところにある湖の近くです。「レーダーに何か自然物じゃない物が探知されている」と言っておられましたが…。 」
デデデ「 何、まさかあ奴この世界に眠る財宝を独り占めしようという魂胆かゾイ!おいワドルディ、何処で見たんだゾイ!? 」
ワドルディ「 大王様、エスカルゴン閣下は先程外で何かを掘っておられましたよ? 」
デデデ「 何だ、あ奴居ないのか?ワシに言わんと勝手に出歩きおってからに… 」

しーん…

デデデ「 あー…くそっ、また暇になってきたゾイ。おーいエスカルゴン!(王座で退屈している) 」




カービィ「僕も準備しておこうかな?…もう何も準備する必要なかったっけ、まーいいや(デデデと共に) 」
デデデ「 さて、できるまでの間に探索の準備をしておくかゾイ(広間へ) 」
エスカルゴン「あーはいはい、分かりましたでゲス。早速ロボに作らせますでゲス~(自室へ) 」
デデデ「 ふむ、そうかゾイ…とりあえず腹が減っては探索もままならん。エスカルゴン、すぐに夕飯の準備をするゾーイ 」
カービィ「 北って、こんな寒い時に…幾らなんでも北はやめようよ 」
デデデ「 昨日はやむを得ずに退散してしまったゾイ…。今度は北方面に向かうゾイ 」
エスカルゴン「昨日あーんな危険なピラミッドに行ったでゲしょうが!それともまたどこか探索に行くんでゲスか? 」
デデデ「 暇だゾイ…おいエスカルゴン、また何か新しい発見は無かったのかゾイ(デデデ城・城壁から双眼鏡で周りを見ている) 」

~デデデ城~

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最終更新:2013年05月07日 02:13