大変お手数ですが、真下から閲覧してください。
バキャァァァン!!(雷の音と重なり合わさるように同時に ステンドグラスが粉々に砕け散る)
銀髪の男「(雷によって一瞬顔が照らされる。その形相 は既に人としての原型を保っていなかった)『我が自由に栄光あれ!!』フフフ……クッ ヒハハハハ!! 」
ピキッ…ピキッ…(まるで男の怒りに連なるかようにステ ンドグラスに段々ヒビが入っていく)
銀髪の男「良いだろう……所詮他者は他者に過ぎん…や はり、不安要素を摘み取り、束縛から解放された自由を得るにはぁ…私自らの手に よってそれらが行われるべきだったという事に他ならないのだからなァ!! 」
銀髪の男「所詮…『同盟』という名の束縛を甘んじて受 ける愚者はぁ…その程度のしれものだったという事かぁ!?(黒コートをざわめかせ荒 ぶった動作で両手を広げる)」
ルシア「コリコリコリコリ…(その傍らで動物の骨をか じる)」
銀髪の男「(祭壇のステンドグラスを眺める)遅い…… 遅い遅い遅い…!吉報はまだなのァ…」
――クトゥルフ教会跡地――
ーーーー
AS「・・・輝く・・・か、・・・明日への希望が見えた気がし た・・・。(にぃっ)・・・何度でもお前を助けるさ、何度でも・・・な。(
カズネに) 」
クッパ「そうだそうだ、我輩のような清らかな心の持ち主でやさしくてイケメン で美しくて強くて部下思いでお金持ちになるのだ。ガハハハ(何言ってんだコイツ) 」
サリー「どこまでも輝いて行けばいいよ。月よりも、太陽よりも強 く…あなたが大切に想っていた人のように(ASに) 」
カズネ「それでも私を護ってくれるAS 命の恩人私にとって以上の 存在いつもありがとう(頭を下げる) うん 今までいざこざ多かったけどここまでひどい思わな かった」
火愚病「( ーωー)心が綺麗か云々はこれからじゃないかな?アン タの行く道によって泥のようにもなればあの月みたいに輝くさ(ASに) 」
カズネ「こんばんはこれ見つけた要るかな(サリーに百貨店の商品券 を渡す) 」
AS「「生きて」と言われた・・・俺はそれを寿命が続く限り果たす、 ・・・今は苦しむだけだ、その苦しみの中で如何にもがき如何に明日への希望を掴み取って、それ を生きる希望へ繋ぐかを・・・探している。(左腕をはめなおす)・・・俺の心は、・・・それは綺 麗なものなのだろうか・・・。(月を見上げる)・・・お前はまたゴミを漁っているのか。(カズネ に) 」
火愚病「お、カズネ。チィーッス。お前もそう思うかい?(カズネ に)」
火愚病「( ーωー)あざーっす。機械になっても心はある・・・俺 もそう思うよ、でなけりゃ生きたいなんて思わない(ASに) 」
サリー「(*´∀`)ノカズネったんやっほー♪ 」
サリー「(´・ω・`)お察しします(火愚病に哀れみの目)今のASさん にも心はあると思うな。悔やみ悲しみ、そして想い…全てデータなんかじゃない、立派な、心の一 部なんじゃないかな」
火愚病「ようわからんね・・・なぁ、旦那は。旦那は生きて償いたい の?生きて苦しみたいの?(ASに) 」
カズネ「(ガサガサ…) (今日は 不調良い食べ物見付からなかった) ぁこ んばんは(ゴミ箱から紙くずをあちこちにくっつけて出て来る) 」
AS「・・・心、・・・霞には綺麗な心があったな・・・。(ふと思い耽 る)知らん、俺に聞くな・・・間違いなく邪魔なだけなのに無駄に大量に送られるから無駄に燃や すしかなく無駄に使わないまま無駄に火種にせざるを得ない。」
火愚病「( ーωー)・・どこから金がわくのかね?っていうか、別 に京単位で貰わずとも・・・。おかしな話だな。(ASに)わかってくれた?(サリーに)友達と してしょうがなく付き合っていた?・・・・お前さんにとっての友達はその程度ってことかい。 」
サリー「問題は心だよ、ハートだよ(キリッ)(ASに 」
AS「・・・それでも、細部は微妙に機械なのだ・・・ガソ リンを要する辺りや腕が外れる辺りな。(左腕を右腕で掴んで前後する、すると「ガショ ンッ!!」という機械音が鳴り左腕が外れる)金は心配無い、一ヶ月に一回金が支給され る・・・「京単位」でな。」
サリー「あー…でも家族関係を考慮すると悲哀臭すっごい な…」
火愚病「( ーωー)何故、バカと書かれているかが不思議 である。」
火愚病「ガソリンで動くなんて・・・・お金かかるでしょ うに。 チクショウ、そんなに哀愁漂わんか。」
サリー「ほえー…もう人間ってことでいいと思うなぁ(AS に)」
火愚病の背中に 日焼け跡(日焼けしてない部分)で「バ カ」の文字がきれいにできてた」
サリー「背中には『嘘でーすッ!!』と書かれているぅ!! 」
AS「・・・そもそも俺は機械だ、これが無いと動けなくな る・・・。(ただし死なない)俺は人間を極限まで目指された存在だからな、これはまだ 序の口だ・・・。(サリーに) 」
火愚病「ダニィ!?よく見てみろ!この哀愁漂う背中 を!!(サリーに)」
トランクス「嘘ですッ!! 」
サリー「嘘だッ!!(テラひぐらし) 」
火愚病「( ーωー)それは廃屋(奏に) うえぇぇえ え・・・・・よくもまぁ・・・(ASに) 珍しいか?俺はいつでも哀愁漂う男よん? (サリーに)」
サリー 「ちょっとお茶目な仕様なんだね(笑顔 でASに)…?かぐやんにしては珍しい ねぇ」
AS「ガソリ ンだ、高いほうのな。(マントからボトル を一本取り出しそれを飲み干す、・・・ ガソリン臭い。) 」
火愚病 「・・・・いや、ちょっと感傷に浸った だけだよ、気にするな(パッと離す) ハイオク・・・って、ガソリンだっけ? (ASに) 」
AS「・・・ 一応、これは俺のオイル(ハイオク)だ。 (言われてみればガソリンの独特の香りが する・・・くさい。) 」
サリー「私 だって青春したいぞー!龍ちゃんは贅沢 過ぎるんだ!(両手を振り)……?どし たのかぐやん」
火愚病「う わぁ・・・・・・(ASに
ダーク♂ドン引 き) あぁ・・・そうだな。変 な・・・・お姉さん、だな。(サリーの 右肩に手を回しグッと 少しさみしげな 顔)」
浦橋龍助 「学校に行きたかったか・・・・・お前 は・・・・・面白くはないぞ、本当 に・・・・(サリーに)」
サリー「へんなのー…(
シエラを見送り)ニュータ イプにしか見えぬぅ!! 」
立華奏「……。……ん……(寝かされた拍子に目が覚める)
AS「少なく とも俺の鼻水は見えるだろう。(・・・ ASのすぐ下に、青緑色の・・・一瞬人間 の鼻水と見紛う程のきったねぇオイルが 少しこぼれていた) 」
火愚病「( ーωー)ノシお疲れ―(シエラ・・・ア ンタは一体どうしたいのさ)」
火愚病「悲 しすぎるよそれは(シエラに)見えるか よ!!人間コケにしてんのか旦那!? ま、行くいかんもお前さんの自由だよ。 」
シエラ 「はっはっは!必殺さば折りからのぶち かましが決まったな(奏をそっと寝か せ)っ……す、すまないが家族が恋しく なってな…かえッ…帰らせてもらうよ (涙声で言い残し駆け出した)」
シャア「見 えるぞ、私にも黴菌が見える!」
AS「くしゃ みだ、俺のすぐ下に黴菌が漂っておるだ ろう。(※当然ですが人の肉眼では見えま せん) 」
火愚病「くしゃみ!?あれくしゃみなの!!?」
立華奏「っ……っ… ………すぅ……すぅ……(抱きしめられている うちに、そのまま眠りについてしまった…)」
AS「・・・誰かに俺を想像の対象にされた気がしてな、・・・どうし てくしゃみが出るのだろうか・・・。」
サリー「私は学校行きたかったんだけどなー龍ちゃん。 うわー、満 身創痍なセールスマンだね」
火愚病「( ーωー)おんやぁ?ASのダンナでねぇかい。・・・・今 の動作はなんだ」
火愚病「( ーωー)まずその質問をしている地点でお前は学校に対 してのイメージがなっていない。・・・・学校はテーマパークじゃないんだ。かといってまったく 楽しくないわけでもない。学校に楽しさを求めるな、学校はカリキュラム通りのことしかやらん。 」
シエラ「はははっ いや…生きてても許された心地がしないんでな… (火愚病に)泣け泣け、気が済むまで泣き続けなさい(奏を強く抱き締める)こんばんは、サンタ クロースという名のセールスマンだよ(裏声)」
AS「・・・(声もなく、くしゃみをする)・・・? 」
浦橋龍助「ふー・・・・(煙を吐き出す)よぉ、火愚病・・・・学 校って楽しいと思うか?」
火愚病「( ーωー)え、あぁこの人は・・母お・・・いや、セール スマンだ。(サリーに)」
立華奏「…っ……っ…(抱き寄せられて、悲しみの感情を解放するか のように、シエラの胸で泣き続けた…)」
火愚病「死ぬなんて・・・悲しいこと言うなよ。」
サリー「繁盛してんの?やったね!いーっ♪(火愚病にダブルピー ス)不登校はいかんでしょ(汗)ねーねー、このお姉さん誰?(シエラを指し) 」
シエラ「おおよしよし…よっぽど辛かったんだな(奏を抱き寄せ)私 は死に損ないだからいつでも死ぬ覚悟は出来てる。それよりも…娘が気がかりでね(サリーをチラ 見)」
浦橋龍助「俺最 近・・・・学校に行かなくなったんだよな・・・・バカを教えるのに疲れちゃって(サリーに) 」
火愚病「(鉄仮面っていうと・・・ASの旦那を嫌でも思い出しちまう な・・・。)へぇ~、まぁアンタも気を付けることだ。命は一つしかないんだから。(シエラに) 確かに久しぶりだな。最近は仕事が忙しくてねぇ・・。」
立華奏「………!……!…っ(頭を撫でられ、涙が溢れ出しながらシ エラにバッと寄り添う)」
サリー「余裕!!(キリッ)べっつにー?ただ久しぶりだなーって思ってね ♪」
シエラ「中世の騎士とかが被ってそうな冠…みたいな奴だったな。息 苦しくないのかね(笑) 大分落ち着いたか?よかったよかった(奏の頭を撫でる) 」
火愚病「( ーωー)ふぅむ、手が読まれつつあるな・・・。しか し、どうした?いきなり飛びついてきて?なんかいいことあったかい?(サリーに)」
浦橋龍助「よぉ、久しぶりだなぁ・・・・サリー・・・・(煙草を咥 えて火をつける)」
サリー「効かねぇ納豆!!(飛び退いて回避) 」
立華奏「………!!…………(肩に手を置かれて、少しだけ落ち着い てくる)」
火愚病「煮込み雑炊くださぁぁああああああああああああああい!! (ぇ(サリーに久々のアームロック)」
火愚病「( ーωー)・・あぁー、ちなみにですね、どんな仮面でし たでしょうか?(CV:古畑任三郎) 」
サリー「うわぁーい♪かっぐやーん!!(火愚病に飛び付き) 」
立華奏「…っ……(頭をかかえだす)」
シエラ「無理はしなさんな、人間不快な感情と上手く付き合って生き ていくしかないんだ(奏の肩に手を置き)そうだろうな。奴はまるで見覚えの無い男だったがな (火愚病に)こらこら、やめなさいよそんな無意義な口論は」
火愚病「( ーωー)鉄仮面・・・・?そいつはアンタがおっている 奴と関連があるやつなんだな?」
立華奏「っ……(どうやらまだ興奮状態なようだ)」
シエラ「いいさ、言いたい事があれば吐き出してしまった方が楽だよ (奏に)……鉄仮面の男だったな…。いよいよ私の生存が知られてしまったようでな」
火愚病「( ーωー)その左腕を持っていった奴ってぇのはどんなや つよ?(シエラに) こんどは震えか?」
立華奏「…………ッ……、っ……(火愚病に止められ、全身が震えだ している)」
火愚病「( ーωー)・・・もうやめな奏、その言葉を吐くたびにお 前は誰よりも傷ついていくんよ。」
シエラ「相当病んでるわね?『これ』を持っていった奴もそうだった な(左肩をさすり奏に)」
立華奏「…………いっそ……しんでしまえ……。みんな……傷つけば いい……(シエラに酷く冷酷な言葉をぶつける)」
シエラ「流石商売人、ぬかりないな(ヘラッ)ひとしきり暴れれば気が済 むんじゃないかな」
火愚病「( ーωー)・・・さようか、くそ、商売あがったりだぜ。 そりゃあなんとまぁ・・・、で、あの
ドラゴン止めなくていいの?」
シエラ「遠慮しとくよ、これは一種の罰みたいなものだから治す気は ないんだ」
立華奏「……………しねば、助かる……(シエラに急に冷酷な言葉を かける)」
星野桃「命があるだけでも運が良かった方なのかな? あれれ、もう ちょっと行ってこなきゃ、じゃあまた後でね~(走って行く) 」
火愚病「( ーωー)腕、新しいの取り付け可能よん?お金かかるけ ど。(シエラに)・・・・知らんな、龍ちゃんは元気だろたぶん。」
星野桃「わぁ…大変だったんだね」
シエラ「(木から飛び降りる)九死に一生は得た。まかり間違えれば殺られていたな 」
火愚病「( ーωー)・・・お前さん、その左腕・・・・。」
シエラ「いーや全く…てんで駄目だね。その真実に向かって手を伸ば してみれば無様な姿にされるわでな(コートの左袖だけが通っていない)」
立華奏「…………。………(シエラ達のところに歩み寄ってくる)」
火愚病「( ーωー)いやぁお久しぶり、どうだい?真実までには辿 り着いたかい?」
シエラ「ぶっ…あーすまん。久々だったなそう言えば。娘(サリー) が世話になってるだろう」
火愚病「( ーωー)あぁ、思い出した思い出した!確か・・・サ リーの。」
火愚病「( ーωー)んあ?えーっと・・・お前さんは誰だったか な?すまん、最近忙しくて・・・・(シエラに)」
星野桃「うーん…この辺りに飲食店はないのかな?(スマートフォンの 検索アプリを使っている) こんばんは~♪男の世界ってどんな世界なのかな?とっても逞しそうだ よ~」
立華奏「………。………(火愚病達をふと見て)」
シエラ「やあ反魂師…なんだ、のど自慢にでも出場するのかしら? (木の上から微笑)」
火愚病「男にはぁ~自分のぉ~世界がぁ~あるぅ~例えるならぁ、空 をかけるぅ~一筋ぃの流れ星ぃ~♪・・・・ン?稲光だったかな?」
ーーーー
ディラン「(高台から町の住民を見渡す)人類……虫ケラの分際で目 障りだ……!(大黒刀をひっさげ、住民達に向かって飛び降りる)」
――現在 西の町にて――
ーーーー
銀髪の男「………ククッようやく目の色が変わってきたな。どうだ ディラン・ハイド。私と共に、自由を取り戻さないか?弱者という悪を裁き、我々を拘束する鎖を 絶ち切るんだ。我々は最早人類を凌駕した人類、選ばれた者ではないか(手を差し伸べ)」
品川徹似の老人「……力を持つことが罪ではない、振るい方、それを 少しばかり、誤っただけのことだ…(青年に語りかけてくる)」
銀髪の男「(ため息)……何も理解していないなお前。違うな、『弱 い』という事こそが『悪』なんだよ。恐怖を抱き、身の保全のため異質な者、理解の及ばない者、 危険だと判断した者を徹底的に消そうとする。愚かだと思わないか」
ディラン「強い事が……力を有することが罪ではないのか……?だ から、俺は、俺とあんたは自由を剥奪されるんじゃないか?」
銀髪の男「私か?ククッ…だったら今頃お前に恐れをなして銃口でも 突き付けてるところだよ。私もお前と同様、『自由』を剥奪され翼をもがれたイカロスに過ぎん 」
ディラン「………あんたは……弱者ではないのか」
品川徹似の老人「……そうか……あいつは、死んだか…」
銀髪の男「そう、弱き者。それらは群れを成し、我々優れた存在から 『自由』を剥奪する……それは恐れ故、己の恐怖を押さえきれない愚者、それが弱者だ」
ディラン「……弱者……だと……?」
銀髪の男「(ほくそ笑む)話は聞いた……憤るのも当然。お前は頂点 に立つに相応しい男であったのに…。常人を超越したお前の力を恐れ、弱者共はお前を地へと追い やられたのだから」
ディラン「(男を見上げる、歯を食い縛り、目は充血している)…… 憎い……?…そうか、俺は今憎んでいるのか……。?…何をだ……この行き場の無い怒りはなん だ……?」
銀髪の男「(ディランの前に立ち)……青年よ、何をそこまで憎む」
白髪の青年→ディラン「(何処かもわからない街角に座り込みうなだ れている)」
ーーーー
師範代「(無言で立ち上がり、歩を進め青年を素通りし)………… ディラン……お前の手にする剣はまさに血に飢えた獣だ………破門だ。お前のような男に、同志を 殺めた男に、師範代は継承できん…!」
白髪の青年「!!?……嘘だろ……嘘だ……嘘だと言ってくれェ!! 」
ザワ……ザワ……
白髪の青年「!?………な……?(予想外の事態に狼狽える)」
師範代「(男に駆け寄り首筋に触れる)………し…死んでいる……」
茶髪の男「!……(頭部から血を吹き出し、仰向けに倒れた)」
白髪の青年「ハァッ!!(竹刀を思い切り振り下ろし男の頭に打ち付け る)」
白髪の青年の猛攻は二分の間続き、相手は防戦一方となった。やがてお 互いに体力を消耗し勝負が付くと思われたその時…」
白髪の青年「ウオオオオオオッ!!(一切の隙を与えず打ち込み続け る)」
茶髪の男「パァンッ!!……ッ!?(竹刀で受け止めるが衝撃に耐えき れず後ずさる)」
白髪の青年「ブォンッ!!(間髪入れず真一文字に竹刀を振り抜く) 」
師範代「(両者の間に立ち腕を振り下ろす)始めィ!! 」
白髪の青年「……(竹刀を握る)」
茶髪の男「ほう…?そういやお前、一度も本気を出さずにして今年は 全戦全勝だったようだな。面白い、受けて立とう(竹刀を構え)」
白髪の青年「(この日のためだけに…この日のためだけに俺はここま で上り詰めたんだ……)悪いが今回だけは手加減は無しだ」
師範代「一本勝負!勝者を我が流儀の後継者とする」
とある道場、五年前のこと……
ーーーー
カンプ「油断しちまったよなぁ・・・・・・帰らねぇ、とな・・・・(よろよろと 歩き続ける) 」
ガイアス「………やってくれたな。(声‐置鮎龍太郎)」
ウィンガル「……我が兵は一部を除き、ほぼ全滅に追いやられた模 様。(焼け野原で)」
カンプ「武器は肌身離さずが基本・・・・・・だよなぁ(大火傷を負っている が、ジャケットが盾になったのか一応生存) 」
ガイアス「なっ… これは……(大きいものを含み天幕がもはやひ とっつも残らず焼け野原な惨状を目の当たりにして)(声‐置鮎龍太郎)」
ランピエール「ヒャッヒャッヒャッ!!また会おうぜ!!ヒャッヒャッヒャッ!!ヒャァァァァッハッハッハッ ハッ!!(光弾を放った本人も光に飲み込まれ消し炭と化し消滅した) 」
ドムッ (光弾が破裂し広範囲に渡るテント、建物が光に飲み込ま れる)
兵士「ぬ、待てー!(カンプを追いかけてくる)」
カンプ「良い眺めだが、近くで見るモンじゃねぇな・・・!(ボロボロのジャ ケットを拾い、猛ダッシュで逃げる) 」
????(赤鎧の男)→ガイアス「…!…戦闘配備だ。被害を最小限 に抑えろ!(声‐置鮎龍太郎)」
チリチリチリ……(投げられた光弾が静止し煙を吐き出している)
ランピエール「ヒェーッヒェッヒェ!!生憎、そいつの真骨頂はここか ら♪果たして奇跡の生還はできるかな!!ヒャッヒャッヒャッ!!(再び空中浮遊) 」
兵士「ガイアス様ー!た、大変です!街中にて、怪しい連中が、暴動 を起こしております!ただちに、ただちにお戻りを!」
カンプ「良し・・・・・・・っとお!(倒れ込みながらも光弾を避ける) ・・・掠っ ただけでこれかよ(顔、左目付近に火傷を負っている) 」
兵士達「はっ!」
ウィンガル「…!この騒ぎは…… …お前達、早急に王をお呼びし ろ。(大天幕近辺にてカンプ達を見て、兵士達に命ずる)」
ランピエール「オグッ!? ヒャッヒャッヒャッ!!いってー!!けどチョータノシ ヒィー!!かーいかーん!!(吐血しながら笑みを浮かべている)ヒェッヒェッヒェ!!(掌から蛍のよう に光る弾を浮遊させカンプへ投げる)」
カンプ「一瞬で溶ける訳じゃ無い、か・・・・・・・(軍服のジャケットを脱ぎ 捨て、宙に浮いたジャケットごと正面から軍靴で強烈な前蹴りで迎え撃つ) 」
ランピエール「(弾が顔に命中し、頭が回転している)ファールフ ラーいッ!!ヒェーッヒェッヒェ!! (首が回転したまま高熱を帯びカンプに襲いかかる) 」
カンプ「(とはいえ、素手じゃきついな・・・・・・ストルム位隠し持って りゃ良かった)(長距離のバックステップでランピエールから距離を取りつつ、携行していた巨大拳 銃の弾を一発投げつける) 」
ランピエール「ヒェーッヒェッヒェ!!『ビエール』の奴がいないのは 残念だけど、久々の暴れ時だァ!!楽しませてくれちゃってよォ!?(太陽のような輝きを放ちカンプ に向かって滑空して来る)」
カンプ「煙草の火には困らないな、本当助かるよカーチスさんよ、ま た会いましょうや(カーチスを見送り) 」
兵士「なっ!?あっぢぃぃぃーっ!!!(ランピエールの被害に合 い、燃えている)」
カーチス「ほう……それは見物だな。だが私は巻き込まれ損にはなり たくはないんでな。早々に引かせて貰おう(剃を使用し、一瞬にしてその場から消え去る)」
カンプ「無謀、とでも言いたいんですかね、小将。これでも少しは腕 の立つ自負がありますよ(溶けるテントや周りの兵士は目もくれず、煙草を吸いはじめる) 」
カーチス「……触れるだけで火葬されるのでな」
ランピエール「ヒェェェーイ!!(途端に飛翔し、空中で発光。周囲のテント が溶けるかのように焼失した)」
警護(?)兵「そこ。妙な真似をすれば、首が飛ぶことになるぞ (カーチス達に)」
カーチス「私は構わんよ?ただし、君の身の保証は出来ないな。何分 こいつは――」
カンプ「そいつ一人でも話は動く、引き渡して頂けるかな」
ランピエール「えー?ディランは好きにしちゃっても良いけどさ。僕 ちゃんまだ監獄入りやだよん」
カンプ「ランピエールにディラン、でしたっけ?二人の身柄が欲しい 所ですね。気休めにはなる」
カーチス「成る程な……ともなれば立場が悪いのは君ではないか?権 力の差然り、高官からの信頼然り。私は手段を選ばず彼等に尽くし、政府からの信頼を得ている。 伍長、君と私、政府はどちらを信用するかな?」
カンプ「お互い様ですよ、貴方は嫌いじゃ無かった。あの爆発の時か ら、
政府軍・・・・・・特に地位の高い人間は、信用して居ないもので」
兵士「(カーチス達のところに五人ほど来る)」
ランピエール「ヒェーイ!!どうしよっか。今ここで全員消せばどうにでも なるけど?」
カーチス「(頭をかきながら)潮時だな……。あと少し、君とは同胞 で居たかったが」
ウィンガル「……そうか。…ならば安全のため、警護の兵をつけよ う。(カーチスに)」
ランピエール「ざーんねん♪ばれちったようだよん♪(ケラケラ)」
カーチス「これから早々にここから引き上げるとこなんだが何か」
カンプ「そいつぁ、見逃す訳には参りませんね、誰です?そいつ(カー チスの後ろから現れる。丸腰な辺り、装備の回収は嘘の様だ) 」
ウィンガル「…失礼、そこでなにをしている…(カーチスらに声をか けてきて)」
カーチス「この町の後始末を頼む。証拠は残すなよ、跡腐れなく…… な」
ランピエール「お安いご用サァ♪しかしそれだけじゃストレス溜まっ ちゃうなー。何処でもいいから『消して』しまいたい気分なんだけど」
カーチス「厄介な事になった…。ディランの監視を依頼したい。頼め るか(ランピエールに背を向けたまま)」
ランピエール(白スーツのピエロ)「ヒェーイ。なんだいMr.(暗闇から 顔だけうっすらと見せる)」
カーチス「ああ(カンプを見送る)………ランピエール、居るのだろ う(小声で顔の向きを変えず)」
ウィンガル「………。(大天幕で護りをしており、そこからカーチス やカンプを監視していた)」
カンプ「では、私は預けた装備を回収して参りますので」
カーチス「(丁度いい…奴等には濡れ衣を着て貰おう)そうだな。現 場を真っ先に押さえる時点で臭う輩だ。何か関わっているやも知れぬ」
カンプ「成程、私の考えは間違っていなかったようですね。いや、良 かった・・・どうです?赤鎧の軍勢を追いますか?」
カーチス「ほう奇遇だな。私も謀反者を追っている身だが…。まるで 何者かによってかき消されたかのように情報が途絶えていてな…私も八方塞がりなのだよ」
カンプ「ええ、生きてますよ・・・・・大勢殉職なさいましたが。実は小 将、私は謀反者の存在を疑ってましてね。爆発も含め、各所の事件の被害の割に、情報が少な過ぎ ます・・・何かご存知ですかね」
カーチス「む、確かカンプ伍長だったか。あの爆発からよく生き残っ たものだな」
ウィンガル「…はっ。お任せを。」
カンプ「こんにちは、小将。(カーチスに) 成る程、此処で何があった か見えてきた(兵士達を見て) 」
????(赤鎧の男)「ウィンガル、俺は暫し、ここを離れる。頼ん だぞ。(ウィンガルに)(声‐置鮎龍太郎)」
カーチス「(手遅れか……ディランの件はもうどうしようもないな) そうか、それはすまなかった。失礼する」
????(赤鎧の男)「なに…!(兵士の報告を受け)……悪いが急 ぐゆえ、今は…早々にお引取り願おう。(カーチスにそう言って大天幕を出て行く)(声‐置鮎龍 太郎)」
カーチス「諸君がどういったいきさつでこの地区の調査を行っている かは知らんが、俺からの要求は一つだ。この町の調査を我々、ひいては俺の管轄の舞台に任しても らいたい」
兵士「も、申し上げます!住民が、
何者かによって…」
ラクト「……(黙って周囲の死体や血の海を目に移し、月光で少しだ け輝くYシャツのボタンを強く締める)……
マイテイ人の生き残りですね…私と同じ……(巧みに 銃身を動かしながら腰のガンケースに収納する)」
????(赤鎧の男)「なに…政府だと?ほう……(カーチスに) 何事だ。騒々しい…(兵士に)(声‐置鮎龍太郎)」
兵士「た、大変です!(一人の兵士が大テントに入ってきて)」
カンプ「(カーチス…どうして小将様が居るのやら)(大テントに入る) 」
カーチス「おや……責任者のご登場か。政府軍の者だが。単刀直入に 用件を言わせて貰おう(構えられても動じず)」
ウィンガル「曲者…!(同じく大テントでカーチスを見て)」
????(赤鎧の男)「む…(大テントにて入ってきたカーチスを見 て)(声‐置鮎龍太郎)」
見晴の兵士「それは我々が決めることではない。(カーチスに)」
カーチス「(取り合ってもらえる気配は無いな)そうか。だがこちら にも報告書をまとめなければならなかったりと面倒でな…せめてそちらの得た情報でも頂けないだ ろうか」
カンプ「(大テントの中に向かう)失礼、政府軍の者ですが 」
見晴の兵士「政府だと…?生憎だが調査は直にこちらで行う予定だ。 問題ない(カーチスに) …!(休憩を告げられる)」
カーチス「突然ですまない。政府軍少将カーチスだ。この町で騒動が あったようでな、現場の調査に来た」
????(赤鎧の男)「……そろそろ休憩の時刻だ。全兵に伝えろ。 (大テントの中にて何らかのやりとり)」
見晴の兵士「むっ…何者!(カーチスに)」
カーチス「(この軍隊の司令塔か……?)……そこの兵士(入り口の 兵士に話しかける)」
????(赤鎧の男)「………む。(その大きなテントの中にて何者 かの気配を微々たるものですら感じる)」
カンプ「警戒態勢って訳か?とするとテントの中身は…(大きなテント の方へ歩く) 」
さらにご丁寧にも木製で比較的簡単に作られたようなな見晴台も設置さ れていて、そこにも兵士が一人ほど配置
カーチス「まあいい…。奴等の素性の詮索もかねて堂々と行かせても らおうか…(一回り大きなテントの方へ歩み寄る)」
そして野営用テントの建ち並ぶ中、ひとまわり大きなテントもあった
カンプ「(帰ってくるんだろうな、俺の武器…) 成程、野営か……住処 を追われた連中か、はたまた同業者か。後者ならいざとなれば建物を徴収できるだろうが、さて (野営用テントの一角を除く) 」
街中には、野営用と思われるテントも複数張られていた
カーチス「(町の入り口が固められたか……。今ここを出れば政府軍 の肩書きを使っても怪しまれるな……)さてどうしたものか…」
シャル「タタタ…(町の中央部へ逃げ込む)……つい先日、晴れて僕もお 訪ね者になった訳だ…。ピラ…(変体刀所有者:シャル 懸賞金:30億)…やれやれ、刀を持って いるだけで指名手配犯か。これなら昔の政府の方がよっぽど良かったよ。(そう独り言をつぶや き、裏通りの闇へと消え失せる)」
兵士「おーい!そろそろ交替の時間だ。(町の入り口にきてAやBに ※ ちなみにAとかBとかいうのはただアルファベットをふっているだけでAさんやBさんが必ずしも同 じ兵士に割り当てられるわけではない。つまり交替してもAやBということに変わりはない) 」
カンプ「では、後程回収に参りますので。 (兵士に背を向け、シャル を追うが、見失う) …チッ、あの男……見逃したか 」
シャル「……。(一度カンプの方へ振り返り、歩みを速め彼の視界か ら消え失せる)」
兵士A「む、むう……これは、あまりにも。…失礼ながら、お預かり することになるかと。(カンプに)」 兵士B「(心:「こ、これはっ…!持ち帰れば結構な額に なるに違いないな」)(おい」」
シャル「うしうし…。(ナップサックを背負い直し、町へ入る)…… 何があったんだろうね。(町並みを見渡しながら歩いて)」
兵士A「むっ、いや待て!これは…(銃や大鋏をみて) 」
カンプ「(携帯していた巨大な拳銃と大鋏を兵士の目の前に出す)軍装備 だ、使用するつもりは無いが、預けないと駄目か?」
兵士B「異常なぁぁぁし! 」
兵士A「ふむふむ……異常なし!」
シャル「あはは…かなり厳重だね。(苦笑(持ちもはナップサックだ けであり、中にはお菓子と飲料のみ)」
兵士A「あぁちょっと!(シャル達を呼び止め)…念の為ですが、持 ち物チェックを行いますので。失礼を…(シャル達の体中を衣服ごしに触る)」
シャル「Σえっ、いいの!?(ラッキー♪)…では、お言葉に甘え て…。(……それにしても今の人、政府の者。…出来るだけ距離を置いておこう)」
カンプ「いえ、彼は……まあ、良いか。失礼、この場所で起きた事件に ついて、少々調べさせて頂く」
兵士A「ン゛ン゛ッ(咳払い)…失礼しました。どうぞ、お通りくだ さい。ただ…くれぐれも目立った行動は控えるように。よろしいですね?(なんやかんやあって シャル達に)」
兵士A「だめに決まっているだろう、帰れ帰r──」 兵士B「お、お い!今…政府、って言わなかったか? 兵士A「政府だと?なんだって奴等が…」 ざわざわ 」
シャル「……。(フードの隙間からカンプの姿を確認する)へぇ…そ うだったんだ。んー…宿を取りたかったんだけど、仕方ないね。(苦笑)(……参ったな…此処を 抜ければ近道になるんだが…。仕方がない、遠回りするか。)」
兵士「なに?…そうか。 ここだけの話だが…少しばかり、騒ぎが あったようでな。だから、何者も通すなとの上からの指示だ。」
カンプ「(シャルの後ろから歩いてくる) えー……政府軍伍長、カンプ です。私は立ち入り可能でしょうか」
シャル「ぼ、僕はなにも怪しい者じゃ…(いや、あからさまに怪しい よね)ゲフンゲフン失礼、何でもないよ。いや、僕はただの風来坊でね。ちょっとこの街に足を踏み 入れただけなんだが…もしかして、立ち入り禁止…なのかい?」
兵士「貴様…怪しいや つだな。(シャルを見 て)おい!貴様、何の用 だ(シャルに)」
シャル「(…やはり、 "世界の裏側"の影響は此 処まで―――) ΣWhat!?(兵士を見 て)」
兵士「止まれ!(シャ ルを足止め)」
シャル「風が吹いてい ない…こんなことっ て…。(ふと辺りを見渡 してみる)」
シャル「……。(ゆっ くりとした足取りで、夜 風にローブが靡かれなが ら現れる)」
ウィンガル「…… はっ。(片膝をついて) 」
????(赤鎧の男) 「…だが過ぎたことを 言っていても始まらん。 この地域一帯に、兵を置 く。…警戒を怠るな。」
ウィンガル「……いっ たい、何ゆえにこのよう な暴動を起こすのか。」
????(赤鎧の男) 「く…またしても、間に 合わなんだか……(町を 訪れ)」
カーチス「その自 信……いや過信か。災いを呼ばなければ良いのだ がな……」
ディラン「俺が下等 種族に破れるとでも言うのか。冗談は休み休み言 え。もし強者が現れるならば、それは望むところ だ(剣に付着した血を払い、足早にその町を去 る)」
カーチス「そう笑っ ていられるのも今の内だ。今しがたお前が葬った 輩など雑魚に過ぎん。だがこのような戯れが続け ば、お前ごときでは太刀打ちできん者が出張って くるやもしれんぞ」
ディラン「忠告だ と。貴様がこの俺に?ハッ 何を馬鹿げた事を」
カーチス「なに、ただ忠告に来てやっただけだ」
仮面の騎士→ディラ ン「貴様か……何の用だ」
カーチス「(建物の 間から歩いてくる)早速派手に暴れたようだな、 ディラン」
仮面の騎士「フ ン……話にもならん 今回の仕事は思ったよりも 手応えが無さそうだ……拍子抜けだな……(何者 かの写真を眺めた後、あらぬ方向を向く)」
警察官「………! ひぃっ!(正気を失ったかのような足取りで逃げ 出す)」
仮面の騎士「虫ケラ が、せっかく増援でも呼ぶ間を与えてやったもの を……まだそこでカカシをやっていたか?退屈し のぎにすらならん。腕の立つ者を連れてこい!!そ れとも、これが貴様ら人間の全力とでも言うの か!? 」
警察官「いったいど れだけの市民を殺したんだよ!?こ、こんなの…… むごすぎる!! 」
警察官「クソッ。な んだってんだ奴の身体は?ライフルがてんで効か ないだなんて!! 」
仮面の騎士「(おび ただしい量の血が辺り一面に広がる中佇む)足り ん、実に満ち足りんぞ。これでは余興にすらなら ん。弱者共めが!この俺を殺してみろ!誰一人と して立ち上がれぬのか!? 」
―West・D・Land 外 れの町―
ーーーー
銀髪の男「すまないな。私の軍 隊を動かしては人目に触れる故、君達に隠密 に始末してもらいたいんだよ。先走ったラン ビエールが心配だが、吉報を期待している よ。本日は以上だ、クトゥルフの加護があら ん事を祈る」
仮面の騎士「……造作も無い な、つまらん」
赤スーツのピエロ 「ヒェーイ!!(抹殺と聞いた瞬間躍りながら外へ飛 び出した)」
銀髪の男「諸君には申し訳なく 思っている。だが、既に彼女と面識のある私 は、彼女の記憶を呼び覚まし、事をよからぬ 方向へ運びかねない。そこでだ、同志諸君に 依頼したい。研究者シエラ、人工霊サリー。 この二名の『抹殺』を…!」
赤スーツのピエロ 「ヒェーイ!?(首の角度が半回転し禍々しい顔にな る)」
銀髪の男「そう、母親のシエ ラ、そして娘の人工霊に至ってはサリーと名 を変え、既にこの世界の住民と接触してい る。幸い、我々組織に関わる記憶を喪失して いるようだが、それらが復元されてしまうの も時間の問題だ」
ルシア「んぁー? ……さりぃ…?」
銀髪の男「しかしどうだ。フェ イズ1の段階で我々は既にミスを犯していた事 実が、今頃になって判明した。最初の実験体 となった少女、挙げ句はその母親までもが、 未だに生存、いや実験体に至っては霊として 存在しているのだ」
カーチス「既に伝えたと思う が。俺達のプロジェクト、フェイズ1は既に完 了済みだ。人工霊の実現、その実験体は無事 完成し、このプロジェクトの口外を封じるた め処分。研究から得たデータを元に既に、戦 闘用人工霊の大量生産も既に終えている、こ こまでは順調だった」
銀髪の男「ここに集った諸君そ れぞれの意は異なるだろうが。今、我々は協 力関係にある訳だ。先ず、我々それぞれの目 的を達成するために、今、我々が成すべき事 をここで簡潔に伝えておきたい」
仮面の騎士「……失礼な、こ奴 等と同等に見てくれるな」
カーチス「……変人奇人しか居 ないんだ、形式にこだわる方が可笑しかろう 」
赤スーツのピエロ 「ヒェーイ!!(一人拍手をしながら踊っている) 」
銀髪の男「(聖堂の中央で蝋燭 で辺りを照らす)……さて、本来ならここで 丁寧に挨拶でもしたいとこなんだが、事は急 を要するのでな。ようこそ、我が拠点へ、歓 迎するぞ同志諸君とだけ言っておこう」
◇クトゥルフ教会跡地◇
最終更新:2013年01月31日 20:16