陛下と閣下と星の戦士と、時々冒険 第二章『狂気』過去ログ

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続き



デデデ「檻だとォ?魔獣でもペットにして飼っていたのかゾイ」
エスカルゴン「あぁ、何か檻みたいな部屋以外は特に変わった部屋は無かったでゲス」
デデデ「それよりも貴様ら、何か新しい発見は無かったのかゾイ?」
エスカルゴン「ちょっと意味が違う気がするでゲスが、その様子なら全然平気そうでゲスな…。」
デデデ「見ての通りワシは抜群の健康体だゾイ!」
エスカルゴン「大王様、寄りにもよってこの部屋に居たんでゲスかぁ…お怪我は無いでゲスか?」
カービィ「そのセリフ、もう聞き飽きたよ~」
デデデ「ワシを誰だと思っている、偉大なる独裁者・デデデ大王だゾイ!!」
カービィ「さ、さっきの弾幕の相手は大王だったんだぁ…凄いね、よくあんなエゲツナイ攻撃に耐えられたね…(汗)
フラン「まだ他にも居たんだ」
デデデ「おおっ、カービィかゾイ!だっはっは、見ろカービィ。ワシは高度な弾幕遊びを繰り広げたんだゾイ(ニカッと笑い)」
カービィ「大王、居ないなぁ…まさかこの部屋に…あぁー!!大王!(再びやってくる)」
フラン「その様ね」
デデデ「ガキらしく体力はそう無いのだな、でぇははは…そう気にすることはないゾイ、ワシがタフなだけだからな」
フラン「疲れたって言ってるでしょ。少し魔力を使いすぎたから」
デデデ「何ィ?もう終わりかゾイ、ワシはまだまだ幾らでも行けるゾイ?」
フラン「くっ…頭に来る言い方だけど、もう疲れたから許してあげる」
デデデ「ぶわっは…でぇはははは、ワシがこの程度で砕け散るかと思ったかゾイ?こんなもん、ワシに掛かれば五体満足確実だゾーイ!!!(服が結構ボロくなっている)」
フラン「はぁ…はぁ…此処まで食らって壊れないなんて…」

そして数十分が過ぎ…

カービィ「大王、どの部屋に行ったのかなぁ…?(きょろきょろと探索)」
エスカルゴン「どうせまた一人で探索しているんじゃないんでゲスか?もうそろそろ大王様も飽きる頃でゲス、早く大王様を呼んでこんな所さっさとオサラバでゲスよホントに(別な部屋へ行く)」
カービィ「うんうん、あれじゃ避けるだけでも一苦労だよ・・・あれ、そういえば大王は?(この位置からだと死角で見えない)」
エスカルゴン「館のガキんちょ館主に姉妹が居ると聞いたでゲスが、まさかその妹か姉でゲスかねぇ…。それにしても攻撃が激しすぎるでゲス」
カービィ「あ、あんな女の子がこんなエゲツナイ攻撃をしてるんだ…ドロシアより凄いかも(汗)

ヒュオオォォ…ドゴンドゴンドゴン…(七色の弾幕が高速で密集)

フラン「禁弾「スターボウブレイク」!!」
カービィ「誰が撃ってるんだろう…(再び覗き込む)」
エスカルゴン「つまりこの光は魔法弾の光でゲスかァ…こんなビカビカ光るほど放って、いったい何をやっているんでゲスかねぇ?(それにしてもこんなアホみたいに撃ちまくって壁にも扉にも被害なしとは壁の強度に脱帽でゲス。帽子が無いでゲスが)」
カービィ「うっひゃぁ…凄い事になってるよ、エスカルゴン。魔法の弾が飛んで暴れて荒ぶって大変なことになってる…。」

ドォン!ドゴォドゴォドゴォ!!ドンドンドン…(部屋の中では凄まじく濃い弾幕が休む間も無く飛び回っていた)

エスカルゴン「気をつけるでゲス、下手したら目ん玉が…いや頭が吹っ飛ぶでゲスぞ!」カービィ「どう見てもこの中で何かが起こっているのは確かだよね…今度は僕が見てみるよ(部屋を覗き込む)」
エスカルゴン「な、なんとか当たらなくて済んだでゲス…。しかし今のは何でゲスか、強烈な魔法の弾が飛んできたでゲス!」
カービィ「わわわっ、エスカルゴン!?だ、大丈夫?」
エスカルゴン「ギヘヘェェェ!!?な、何事でゲスかァ!?

ズドォォン!!(エスカルゴンが扉に近づいた瞬間に魔法弾幕の嵐が部屋の外飛んでくる)

エスカルゴン「本当でゲスなぁ、何かビカビカ光っているのが見えるでゲス。一体何が起こっているんでゲスかねぇ?そーっと見るでゲス…(扉から中の様子を覗き込む)」
カービィ「あっ!エスカルゴンこっちこっち、何だかあの部屋から光がみえてる…!」

ドォン、ドォン…(半開きになっている扉から魔法弾も光が漏れている)

エスカルゴン「ええ、ドコドコ音が聞こえるでゲス。何処からでゲスかねぇ…(各部屋を見て行く)」
カービィ「エスカルゴン、さっきから凄く騒がしいけど何かあったのかなぁ?」

ズドォン!ドッゴォンドゴンドゴン、バシュゥン!ビシュンッ、ドバァァン…シュババババババ!ドドドドドン…

フラン「言われなくても…!」
デデデ「よぉーし、ではドゥンドゥン来るがいいゾイ!派手にドカドカやるが良いゾォォイ!」
フラン「私も始めてこんなに壊れにくい人間…じゃないけれど、とっても楽しい!」
デデデ「あいつつつ… だーはっはっは、貴様中々厄介な弾幕を持っているな・・・。こいつはワシとしても面白くなってきたゾイ!」
フラン「また当たった…!(終了後、一人に戻る)」
デデデ「おっとっと!四人纏めて来るとはやりおるゾイ!おっとっとっと…どぅほォォッ!!(数発被弾)」

ドシュンドシュンドシュン!ドォンドォン!ビシュンビシュン!バシュバシュ…(四人がそれぞれ違う種類の弾幕を放つ)

フラン「行くよ…!(四人それぞれ違う位置に着く)」
デデデ「なぬぅ!?分身かゾイ!貴様は本当に変わったスペルカードを持っているな、でぇはははは」

シュッ…(フランが四人に増える)

フラン「これにも、耐えられるかしら? 禁忌「フォーオブアカインド」!!」
デデデ「おっと、さっきのよりもちょいと避け辛いな…むぅッ(弾幕の内一発をかする)」
フラン「次は、もっと当ててあげる…(先の弾幕よりも濃い放射弾幕を放つ)」
デデデ「でぇははは、ゲームと違ってワシはピチュったりはしないゾイ?」
フラン「やった!やっと当たった!」
デデデ「おっとと…剣と一緒に弾幕とは斬新だゾイ・・・あいてっ!(レーヴァテインを緊急回避するも一発被弾)」

ヴ…ザシュゥゥゥゥ…(薙ぎ払われるレーヴァテインが伸び、さらにチェーン弾幕も放たれる)

デデデ「おっ、近接武器が出る弾幕と言うのも中々珍しいゾイ!」

ヴォン…(フランの手から大きな紅い魔法剣が出てくる)

フラン「禁忌「レーヴァテイン」!!」
デデデ「だっはっは、こんなもんさっきの追尾よりも楽勝だゾイ(弾幕の間を抜けて行く)」フラン「やるわね…!(終了後に間隔入れずに放射弾幕を放つ)」
デデデ「おぉっと、初っ端から難易度が高いな!だがなァ、ルナティックもクリアしたワシには…通用せんゾイ!(弾幕の中を縫うようにして回避し続ける)」

シュゥゥ…(上下左右から紫と青の弾幕が連続して飛来する)

デデデ「おおっ、遂にスペルカード発動かゾイ!よーし、来るがいいゾォイ!」
フラン「本当に、貴方は簡単に壊れないのね…!禁忌「クランベリートラップ」」
デデデ「だーはっはっは、どうした?準備運動にもならんゾイ」

ドォンドォンドォンドォン!(追尾しきれず壁に魔法弾が当たる)

デデデ「こうして避けるのがお約束だゾイ!!(壁に着弾する直前に横ダッシュ)」

ギュオオォォ…(追尾弾の弾幕が迫ってくる)

デデデ「おおっ、こういう類の弾はなァ…(壁の近くへ走る)」
フラン「くっ…!(デデデを追尾する魔法弾幕を放つ)」
デデデ「ほぉれ、ほぉれ!数が多いだけでかすりもしないゾイ?でぇはははは(横ダッシュと緊急回避で連続で避ける)」
フラン「大きいのに意外と避けられるのね。じゃあ、もっと行ける…!(弾幕を放ち続ける)」
デデデ「おっと!この程度の弾幕、余裕過ぎるゾーイ(横ダッシュで避ける)」
フラン「嬉しい…。(手に魔法弾を溜め、弾幕を放つ)」
デデデ「弾幕ごっこだとォ?何ゾイ、現実にも好きな奴が居たのか…。だっはっは、OKだゾイ。ワシが相手になってやるゾイ!」
フラン「…! 凄い、貴方は頑丈なのね。じゃあ…弾幕ごっこ、してくれるよね?」
デデデ「あいてて…貴様ァ!突然何するゾイ!いくら女子のガキでもあんまり悪ふざけが過ぎると許さんぞッ!!(ピンピンで煙幕から出てくる)」
フラン「この人も、簡単に壊れちゃった…。」

ズドォォォン!!シュウウウ…

デデデ「なぬゥ!?どぅぉおおおおおー!!(直撃)」

ドォン!(デデデに向かって大型の魔法弾が放たれる)

デデデ「遊ぶ?構わんゾイ、どんな遊びをするんだゾイ?部屋の中ではサッカーはできんゾイ。テレビゲームも…無い様だな」
フラン「そうなの、人間にしては変わった形をしていると思ったわ。じゃあ、私と遊んでくれる?」
デデデ「でぇははは、ワシは人間ではないゾイ?念のため言って置くがペンギンでも無いからな。ワシは偉大なる大王・デデデ大王だゾイ!」
フラン「貴方は、壊れない人間?」
デデデ「おい、何か言ったらどうなんだゾイ?木偶の坊か貴様は」
フラン「(デデデの言葉を聞いても表情を変えない)」
デデデ「それにしても汚い部屋だゾイ、壁がまるで赤錆みたいになっているゾイ!おい貴様、いくらガキとは言え女子なのだからな。少しでも掃除をしたらどうなんだゾイ」

部屋の中には赤黒い血痕や裂かれた肉片が落ちている…

デデデ「あぁん?何を言っているんだゾイ貴様はァ…。あぁそうかゾイ!貴様か人形をあんなボロキレにしたのはァ!あの中でネットオークションで高く売れるものもあったんだぞ!もっと物を大切にしろゾォイ!!(ビシィッと指を指す)」
フラン「…また、壊れちゃった」
デデデ「でぇははは、赤い絵の具でも零したのかゾイ!」
フラン「…。(服が血に濡れている)」
デデデ「ん?何ゾイ貴様は…こんな所でガキが何をしているんだゾイ?」
フラン「(部屋の隅から出てくる 服が血に濡れている)」
デデデ「おいエスカルゴン、何か見つかったかゾイ?これ以上見つからん様ならいい加減帰るゾイ」

ゴソ…(デデデの居る部屋から物音が聞こえる)

デデデ「(別な部屋を物色している)ブフェークション!誰かワシの噂をしているのかゾイ?まぁそんな事はどうでもいいゾイ、おかしな雰囲気はあるが未だ大きな発見は無いゾイ。もしや外れかァ…?」

エスカルゴン「ただ単に恐怖心が無いだけでゲスが、ホント普通じゃあり得ないでゲス…」
カービィ「大王ったら、どこへでも平気で突っ込むからね…(汗)」
エスカルゴン「私としてはこんな場所からはとっとと出たいんでゲスがねぇ…大王様は本当にある意味凄いでゲス」
カービィ「うんうん、色んな所でおかしいね…」
エスカルゴン「ええ、さっきから漂うこの禍々しい気からして普通じゃないのは分かっているでゲスよ。もっとも、この世界自体普通じゃないでゲスが…これはちょっと変すぎるでゲス」
カービィ「え、エスカルゴン…この地下室、普通じゃないみたいだよ(汗) (エスカルゴンと合流する)」
エスカルゴン「あぁ、だめでゲス。頑丈な鍵が掛かっているでゲス…しかしもし他の上のフロアへの扉もみんな閉じているとすると、此処は完全に非移住区域なんでゲスかねぇ?それにしては誰かが居た痕跡があるでゲスが」

グググッ…(この扉も硬く閉ざされている)

エスカルゴン「此処にも扉があるでゲスなぁ、この階段からしてこの扉は上のフロアへの入り口でゲスかね(扉に手を掛ける)」

トン、トン、トン…(上る音)

エスカルゴン「通路も無駄に広くて、まるでどっかの遺跡みたいでゲス。おっ、あそこに階段があるでゲス(階段を見つけて上る)」
デデデ「しかしどこの部屋にも誰も居ないゾイ、一体どうなっているんだゾイ…。(部屋を次々と見回り)」

カービィ「す、凄い部屋だなぁ本当に…。何のための部屋なんだろ、こんな部屋…(汗)」

死体は腐敗はしていないものの、青白く冷たい表情だった…

カービィ「え…な…なぁ…なぁ、なにこれぇ!!?もしかしてさっきの匂いってコレッ!?」

ブニニ…(下には死体が数多く平らに敷き詰められていた)

カービィ「ゑ?な、何だろうこのへーんな感触…すっごい嫌な予感がする(汗) (足元を見る)」

ブニッ(カービィの足元に妙な感触)

カービィ「うーん…この匂いはあの干してあるお肉?倉庫みたいな所かなぁ…干し肉ひとつぐらい取ってもバレないよね、ひとつだけ・・・」

部屋の中には干し肉や樽等がある貯蔵庫のような場所だった

カービィ「な、なぁにこれぇ?クサヤでも干しているのかなぁ…」

ムワ…(少し異様な匂いが立ち込めている)

カービィ「(また違う部屋に)ここに部屋もがある、何があるんだろう?」

エスカルゴン「け、獣でも飼っていたんでゲスかねぇ?獣の声も匂いもしないでゲスが…ほんと不気味な所でゲス。嗚呼、こんな所早くおさらばしたいでゲスよ~…」

檻の中の壁には夥しい血痕や爪痕のような痕跡が残っている…。

エスカルゴン「うーむ…こりゃ何か魔法っぽい力を吸い取っているような感じがするでゲスなぁ?多分、そのまんまの効果で魔法の力を吸い取って魔法を使えなくするような感じでゲスかねぇ(腕輪を調べ)」

腕輪は魔力を吸い取る不思議な効果を保っている…

エスカルゴン「ん?何か落ちているでゲス…これはもしや、手錠でゲスか?おもちゃじゃ無さそうでゲス」

カラン…(エスカルゴンの足元に手錠のような腕輪が落ちている)

エスカルゴン「何でゲスかこの牢獄みたいな場所は…何かの飾りでゲスがかねぇ?それにしても妙な気が高まった気がするでゲス…」

エスカルゴンの入った部屋には檻があり、妙な禍々しさがさらに強かった

エスカルゴン「(別な部屋に入る)そんなら、私はこっちの部屋に入ってみるとしますでゲスかねぇ」

デデデ「くそっ、鍵が掛かっているのかゾイ?全然開かないゾイ こんな窓にも劣るチンケな扉でさえ鍵を掛けるとはなァ…。」

グググッ…(窓は硬く閉ざされている)

デデデ「うぅむ…豪華さならワシも認めるが、このホコリの多さは気に食わんゾイ。んん?此処が本来の出入り口か?どれどれ(飛行して採光窓を開ける)」

部屋には豪華であるものの清潔とも言えないベッドなどもあった そして天井には採光窓がある

デデデ「何だ何だ、よくよく見てみればみんなボロクソになっているゾイ! 全く、誰がこんなボロッボロにしたんだゾイ?こんなんじゃ例え価値があってもオークションで10デデンでも売れんゾイ…。」

よく見ると殆どのおもちゃがボロボロで損傷が激しかった

デデデ「むむっ、首チョンパかァ!?…何だ、単にボロい人形だっただけかゾイ」

ボロ…(ぬいぐるみの首が落ちる)

デデデ「んん~?こんな殺風景な場所に人形かゾイ、アンバランスにも程があるゾイ(ぬいぐるみをヒョイっと持つ)」

デデデの入った場所にはぬいぐるみ等のおもちゃがあった

デデデ「つべこべ言わずにさっさと探索するゾイ!(別の部屋へ入る)」
カービィ「冗談だって、上があんなに綺麗だもの…そんな変なことは起きないって」
エスカルゴン「カ、カービィ…おっかねぇ事言わないで欲しいでゲス・・・」
カービィ「こんなに広いのに誰一人居ないのって、本当にサイレントヒルみたい…」
エスカルゴン「地上にはメイドやら妖精やらガキんちょ館主やら色々居たんでゲスがねぇ…。」
デデデ「ふぅむ、しかし何も居ないゾイ?ほれ、こっちの廊下にも何も居ないゾイ(地下室廊下へ出る)」
エスカルゴン「かもしれないでゲスな、ここの空気がヘンなのはカビ臭さも原因のひとつかもしれないでゲス。もっとも…他の「何か」に原因があるかもしれないでゲスが」
カービィ「それにしても暗いし、何かカビ臭いし、ちょっと汚いし…上の館は結構綺麗だったのに、ここはあんまり掃除していないのかなぁ?」
エスカルゴン「あーはいはい、今更帰してくれるとは微塵にも思わなかったでゲスから」デデデ「臆病者めが早く来んか!ワシらはまだ入ったばかりなんだゾイ?」
エスカルゴン「ええ、ほんと不気味な所でゲス。大王様、こんな所さっさと出ないでゲスかぁ…?」
カービィ「耳鳴りがするほど静かだねー…」

窓の光も無く、カビ臭く暗い空間が広がっている…

カービィ「うん、中に入ったことは確かだね」
エスカルゴン「ウヘェッ…またあの妙な気があるでゲスなぁ」
デデデ「よし、場所はドンピシャのはずだゾイ!(穴から出る)」

ドッコンドッコンドッコン…ボコッ!ガラガラ(地下室の小部屋の床に穴が開く)

紅魔館 地下室~

グィングィン、ドッコンドッコンドッコンドッコンドッコン…

デデデ「よっしゃ!ハンマーも通る様になったゾイ!ではまた再発進だゾーイ!」
カービィ「ごくごく…ぽふぅ、これで通れるんだね」
エスカルゴン「はいはい、まさか私が飲む事になるとは思わなかったでゲス…(飲む)」
デデデ「よし!グビグビグビ…プハァーッ、貴様らも早く飲むゾイ(空間打破を飲み干し)」エスカルゴン「ここでさっきのドリンクを飲めば、普通に進入することが出来るでゲスぞ」
カービィ「わぁ…何だかバリアみたいなのがあるね」
デデデ「おっと!これがお前の言っていた変な歪みかゾイ…」

ドッコンドッコンドッコンドッコン…ヴォン!(不思議な空間にハンマーが弾かれる)

エスカルゴン「そうだといいんでゲスがねぇ…」
カービィ「大丈夫だって、きっと無事で居られるよ!」
エスカルゴン「しかしまたあの気が強くなってきたでゲス…嗚呼、今度こそヤバいかもしれないでゲス…」
デデデ「そんなもん楽勝の楽々だゾイ!すぐに着くゾイ、でぇはははは」
カービィ「1キロかぁ…大丈夫?大王」
エスカルゴン「えーっとでゲスね…大体あの館から大体1km離れた所でゲス。(リアルタイムマップを見て)」
デデデ「おいエスカルゴンよ、今ワシらはどのあたりに居るんだゾイ?」

ドッコンドッコンドッコンドッコンドッコン…

カオス界 東部 地下~

エスカルゴン「私としては遅く着いた方がありがたいんでゲスがねぇ…」
カービィ「これなら早く着くね~」
デデデ「だっはっはっは、雨で地面が濡れていて楽に掘れるゾイ (前へ穴を開けながら)」

グィングィン、ボコッ!ドッコンドッコンドッコンドッコン…

カービィ「うーん…僕も付いて行こうかな?(穴へ入る)」
エスカルゴン「嫌だよー!怖いよー!おっかさん、助けてぇぇぇえ~!(無理矢理連れられる)」
デデデ「黙れ、ワシの命令は絶対だと言ったゾイ!黙ってついてくるゾイ(エスカルゴンを掴んだままハンマーで城壁付近の雨が入ってこない場所から地中に穴を掘る)」
エスカルゴン「ゲェェ!?な、なんで私まで!い、嫌でゲス!行きたくないでゲス~!!」デデデ「よし、では分かったのならば…一緒に行くゾイ、でぇはははは(エスカルゴンを掴んで)」
エスカルゴン「あーはいはい、じゃあもう私は何も言わないでゲス、好きにしてくださいでゲス」
カービィ「(大王の好奇心は凄いし、大王ってそういう事で怖がることが無いからね…)」
デデデ「あの程度の気で止まるワシでは無いゾーイ!ワシの心の強さは金属の様に頑丈だゾイ☆」
エスカルゴン「しかし大王様、あの地下室からは妙な邪気を感じるでゲス。そうやすやすと入ると、何が起こるかわからないでゲスぞ…」
デデデ「うぬぬぬぅ…だがワシの旺盛な知識欲は、諦めることを知らんのだゾーイ!」
カービィ「うん、エスカルゴンの言うとおりだよ。盗んでいったりしたら当然怒られちゃうだろうし」
エスカルゴン「あれは盗み出しているんじゃなくて、ちゃんと許可を取って借りていっているんでゲス!それに大量の本も館の中で積んでいただけ!大体あんな分厚い本をそんな大量に持って行けないでゲスよ!」
デデデ「それならば何だ貴様は、あの館に度々忍び込んでは本を大量に担いで盗み出しているゾイ!そんな貴様はどうなんだゾイ!」
カービィ「うーん…好奇心はあるけど、入ってみようとする人は少ないかもね」
エスカルゴン「そうでもないと思うでゲスよ。不気味だから遠くに引っ越したり、或いは迂闊に近づかなかったりする方が多いと思うでゲス」
デデデ「ワシはただじっくり確かめたいだけだゾイ!あの変な不気味な建物が近くにあったら誰でも入りたくなるだろう!?」
エスカルゴン「いやいくらそうだとしてもでゲスな、そんなにまでして入る魂胆は何ゆえかと思うんでゲスよ」
デデデ「黙れ!ワシは独裁者、不法侵入など犯罪にならんのだゾーイ!」
エスカルゴン「し、しかし大王様…何であの館にそうまでして入ろうとするんでゲスか?不法侵入を何度もしでかそうとするなんてみっともないでゲスぞ」
デデデ「細かい点にいちいち突っ込むでないゾイ!この醜い軟体動物めが!」
エスカルゴン「ゲヘェッ…!ぶ、打たなくたっていいじゃないでゲスか…」

ドゴォォォォン!!

エスカルゴン「ブワハハハ、ガキレベルの間違いでゲスなぁ。さすが大王様、お見事なスベリでゲス~」
カービィ「昼飯前?朝飯前の間違いじゃあ…」
デデデ「でぇははは、その位ワシの手に掛かれば昼飯前だゾイ!」
エスカルゴン「あぁ、それならとっくにできてるでゲス。この「空間打破」を飲むといとも簡単に進入できるでゲスぞ。まぁ穴掘りは大王様直々にやってもらう必要があるでゲスが(元気ドリンクの様な外見の薬を出す)」
デデデ「それで貴様に発明品を作れと言ったんだゾイ!まさかまだ出来てないと言うのかゾイ!?」
エスカルゴン「しかし大王様、あの地下の廻りには空間の歪みの様な物ができていてでゲスな、迂闊に入ろうとしても弾き出されるでゲス」
デデデ「でぇははは、地上が塞がっているのならば地下から進入すればいい事だゾイ」
エスカルゴン「えぇっ!?まだ諦めていなかったんでゲスかぁ!?大体あの強烈な防衛陣があるあの館にどうやって入るんでゲスか?きっと大王様はもうとっくにマークされているでゲスぞ」
デデデ「それはそうとエスカルゴンよ、紅魔館地下へ向かう為の発明品はできたのかゾイ?」
カービィ「(エスカルゴン、あの顔じゃきっと思い切り心の中で叫んでるなぁ…[汗])」
エスカルゴン「(アホなのはどう考えても大王様でゲス。アホでバカで脳が腐ってオタンコナスで大バカ大将でゲス!)」
カービィ「 そうなんだ、それは大変だね…(エスカルゴンが) 」
デデデ「 おぉカービィか、今このアホな側近に制裁を加えていたところだゾイ! 」
カービィ「 大王~、どうしたの?何だか大声が聞こえてきたけど 」
エスカルゴン「あぁいえいえ、何でもないで御座りまするでゲス(汗)」
デデデ「何か言ったかゾイ!?」
エスカルゴン「あーもう、そんなら好きにするでゲス! ったく、本当にアホな親父なんでゲスから…(小声)」
デデデ「黙れ、ワシに意見すると極刑だゾイ!貴様へのワシの命令は絶対命令だゾイ!」エスカルゴン「アゲーーーッ!!そ、それは大王様が研究しろって言うからでゲショーが!?」

ドゴォォォォン!!

デデデ「黙らんかァ~!!夜遅くまでダラダラ研究している貴様が言えた事かゾイ!!(エスカルゴンを殴る)」
エスカルゴン「そりゃ大王様がバカみたいに一日中プレイしまくって課金もし過ぎたからでゲショう?自業自得でゲスよ、ゲスゲスゲスゲス… 」
デデデ「 おいエスカルゴンよ、ワシのキャラのステータスを強くしすぎて誰もワシに歯向かわなくなったゾイ!弱い奴を甚振るのが楽しいというのに…くそっ!」
エスカルゴン「あらぁ~、そりゃまた何ででゲスか?」
デデデ「オンラインRPGもやり過ぎたゾイ。ワシに手向かう奴さえ少なくなってきたゾイ…。」
エスカルゴン「あらら、そりゃすみませんでゲス。一体どうなさったんでゲスか?」
デデデ「全然良くないゾイッ!!!」
エスカルゴン「あ、あら…?」
デデデ「…。(無言でエスカルゴンの方を向く)」
エスカルゴン「ハァーイ♪大王様、ご機嫌いかがでゲスかぁ?」

トントン、ガチャッ(大広間の扉を開ける)

エスカルゴン「さぁて、また大王様の所にでも行くでゲスかねぇ(廊下に出て大広間に向かう)」
サンドバッグマシーン「シューン…(ホログラムが消え、コンパクトサイズになる)」
エスカルゴン「ギエハハハハハ!!愉快痛快爽快でゲスなぁ~♪さぁて、大王様に見つかるとまた五月蝿いからこれはしまっておくでゲス(写真を抜き取り、マシーンをしまう)
サンドバッグマシーン(デデデ)「おぉ、おぉぉ…おぉぉぉぉ…」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴォ…

エスカルゴン「はぁー、この快感!!陛下はもう私の物、今こそ千倍で返す絶好のチャンスでゲス!おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおry(連続で殴りまくる)」
サンドバッグマシーン(デデデ)「いってぇー!痛いゾイ!」
エスカルゴン「ゲヘヘヘヘ…コノヤローッ!!(ハンマーを出し、デデデのホログラムをぶん殴る)」
サンドバッグマシーン(デデデ)「ウィィン…(ホログラムがデデデの姿になる)」
エスカルゴン「それでいつもの写真を入れてっと…(デデデの写真を入れる)」

ウィーン(実体ホログラムが現れる)

エスカルゴン「今日は大雨でゲスなぁ、さーてまたこれを使うってストレス爽快するゲスかね(自室にてサンドバッグマシーンを起動する)」

カービィ「あーあ、今日のお天気はどしゃぶり。これじゃあ外でのんびりできないなぁ(閉じた窓から外を見ている)」

ザアァァァァ…(雨が降り続けている)

~梅雨時のデデデ城

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最終更新:2013年05月07日 02:52