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火愚病(悪霊王)「おい、まだ傷ついてねぇよ。お前ン中の俺はなんだ?そんなに傷ついてほしいのかおい・・・。 」
ジャック「(空中で苦無をナイフではじいていく)・・・イカサズ、あるじをきずつけた・・いかに反魂師のサーヴァントとはいえ・・・・許さない、しかるべき報いをうけてもらう 」
キャスター「伏兵…(身体を螺旋状に捻り、致命傷は避けるが腕を切り落とされ、苦無を投げ付けながら空中で飛び退く) 」
ジャック「・・・削ぐ!(真後ろでナイフ二刀流による連斬撃) 」
キャスター「──ッ!? 」
火愚病(悪霊王)「・・・後ろ、見てみな?(頭上にいるキャスターの方を向かず、正面を向いたままキャスターに) 」
キャスター「(人間とは、いかなる超人だろうが腕が四本、目が後頭部にでもない限り死角が生まれる…そして唯一苦無が射出されていない空間の歪みは……)──頭上だ(火愚病の頭上から姿を表し逆手持ちにした小太刀を振り下ろす) 」
火愚病(悪霊王)「・・Shit!!(霊魂でできたバリアでクナイを防ぐ) 」
瞬間、火愚病の周囲に複数の空間の亀裂が発生し、そこから無数のクナイが襲いかかる 」
火愚病(悪霊王)「・・・(七支刀を持ったまま、その場に立ち尽くしている) 」
アトモスは呆気なく真っ二つにされ、跡形もなく崩れ去る、そこにキャスターの姿はなかった 」
火愚病(悪霊王)「(なに?) 」
キャスター「…そう軽々と術を破られては面子が持たぬわ…(
サリーの魔法なのか身体が泡状の結界に包まれ、自らアトモスの中へ飛び込み飲み込まれる) 」
火愚病(悪霊王)「言っておくが・・・・この攻撃対象は・・・・『俺が定めた的』・・・つまり、万象すべてだ!『万象無に還(き)す輪廻の記憶(アルカディア・レギオン)!!』(宇宙の概念をまとった痛烈な一つの斬撃がキャスターとアトモスに 斬撃は空間ごと削いで行っている) 」
サリー「はぁ、知らぬ存ぜぬで行こうと思ったのにぃ…シールドね、おっけー 」
キャスター「(腕を組み様子を伺う)…マスター、結界の準備を 」
火愚病(悪霊王)「・・・『禍日生まれしは遥か彼方星々の記憶、天を仰ぎ地に伏すは万象の讃美歌。輪廻を超え、次元を超え、常世を総べるはこの一撃!!』(七支刀が透明になるそしてその中には暗闇と点々とした光・・・宇宙が広がっている) 」
キャスター「……(アトモスの前に立ち手招き)来い、しょせんは亡者に過ぎんことを身を持って教えてやる 」
火愚病(悪霊王)「(目を閉じる、その瞬間、黒い渦に包まれ漆黒の鎧をまとった姿になる)・・・・Huh、いいぜ。特別に相手してやる・・・・・光栄に思いな!テメェは・・・・潰す。この・・・悪霊王しか持ち得ない『剣』でなぁ!!(空間がズブズブと音を立て、一本の剣が出てくる、それは刀身に六つの枝分かれの刃がある。『七支刀』であった) 」
キャスター「地獄を克服し悪霊王とは、我ながら肝を冷やしたが…帰ってきて早々悪いな、煉獄旅行へ出てもらう(指を鳴らし、煉獄へ繋がる問、アトモスが空間ごと飲み込もうとする) 」
火愚病「おいおい・・・随分とまぁ・・・厄介なの呼びやがったなちくしょぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!! 」
キャスター「(某国某所)『汝、故郷は浮世にあらず、帰すべき母の地は虚無が最果てなり…滅せよ、【冥府追放】』(宝具を解放し、巨大な大口を開いた箱型の魔物を召喚する) 」
レイジェ「ハン………覚悟はまだ出来上がっちゃいない……(捨て台詞を言い残して自宅方面に歩き出す) 」
シエラ「…もう一人、方付けねばならない、この件の黒幕、奴の暗殺依頼をするためある男の場所へ向かいます …待っているでしょうね、『二人とも』あなたのことが好きでしょうから 」
レイジェ「何も実力行使だけが俺の価値観じゃあないんでな。話せるもんはキチッと話すつもりだ……………キチッとな…お家に帰れば多分いるだろうしよ。シエラさんはどうすんだ? 」
シエラ「あくまでも、説得されるおつもりなのですね…(目を伏せる) 」
レイジェ「……そうか…なら俺が話す…(その両腕を見て哀愁漂う視線を送った後に口を開く) 」
シエラ「……話してやろうと会った結果が…これですよ(白衣の袖を捲り機械の義手(両腕)を晒す)…既に私の声など届かない、私自身が彼女を憎んでいるから 」
レイジェ「……シエラさん……何故それをサリーに言わない? 」
シエラ「……世界の残酷さに苦悩しますか、あなたの言う『サリー』もそうでしょう、彼女なら、もう一つの意思を止められる筈なのに、この世界に対する、彼女、サリー自身の絶望がそれを阻んでいる 」
レイジェ「信じる事ができるわけがない………(片目に手を起き、少し息づかいが荒くなる) 」
シエラ「……もし、私がYESと答えたら? 」
レイジェ「おいおいおいおい…ちょっと待てよ落ち着けって(自分に言い聞かせた後に一息つく)…なんだ、それは『サリー』がやろうとしていることなのか? 」
シエラ「地上の大掃除といったところでしょうか …簡潔に言えってしまえば、世界全てが海に沈みます 」
レイジェ「何が起きるっていうんだよ…只でさえ疑わしい事の上に更に何があるってんだ 」
シエラ「……少し、感情的になり過ぎましたね…娘一人の犠牲などこれから起こることに比べれば目視出来ないほど小さいというのに 」
レイジェ「――そうか――(表情は先ほどと同じく影がかかっているが、目は大きく見開いたまま呼吸と変わらぬ返答) 」
シエラ「私の娘が死産だったのはそもそも奴の影響ですからね…殺したのと変わりはないでしょう 」
レイジェ「………困ったな、混乱通り越して無心だぞ(表情に影が入り、曇っている)……悪魔…直感的に人を殺したと…? 」
シエラ「ええ、そうやって『そいつ』は何度も何度も人生を繰り返してきた。私の娘を奪ってまで生を繋ぎ止めた悪魔、滅するべき邪悪があなたの側にいる…っ(眼光が鋭くなり歯噛みをしながら) 」
レイジェ「……つまりなんだ、肉体と魂は別もんで……体はアンタの娘だが、精神は違うと? 」
シエラ「…憑依、という現象…肉体を失った魂が新たな依り代を求めて常に彷徨っているとしたら…それは起こりうる。私の娘は死産だった、本来ならね 」
レイジェ「(黙って聞いてはいるが、少し落ち着きがない) 」
シエラ「順を追って説明しましょう…そもそも、彼女は生まれた時点で既に、私の娘ではなくなっていたという事から 」
レイジェ「あ、あぁ?どういう事だよソレ。冗談言う顔じゃあないな… 」
シエラ「そうですか……それは『あなたにとって』残念な事です(顔を上げて影の落ちた表情でレイジェを見つめる) 」
レイジェ「急変?身に覚えはねーな。アイツがブレた所は見た事ねぇし…… 」
シエラ「(答えを予め予測していたように目を細める)……最後に、あなたへのサリーの態度が急変するという事は 」
レイジェ「…気にしちゃいなかったが……(考えてみれば確かにサリーがくる度、びしょ濡れだった…)…毎回だ 」
シエラ「靴が汚れる(即答) ……わかりました、次に…最近…そう、彼女があなたの家によく訪れるようになってから頻繁に雨が降っていませんか 」
レイジェ「……あまり覚えてねーなー。普通に『サリー』だったはずだ 」
シエラ「ありがとう …最初に、彼女は貴方に自分の事を何と名乗りましたか 」
レイジェ「保障しよう(シエラの疑問に答える) 」
シエラ「幾つか、質問をしてもよろしいでしょうか、答えられる範囲で構いません、嘘さえつかなければ 」
レイジェ「…?(表情だけで疑問符が浮かんでくるのが分かり、眉間に皺を寄せる) 」
シエラ「ええ、貴方がサリーと呼んでいるあの存在のことを伝えておきたかった…手遅れになる前に 」
レイジェ「問題ないない、暇な時間は多いからよー、ヘヘ。あーそんで……娘についてだっけか…? 」
シエラ「(無言で頷く)ここに来るまで大層手こずった…待たせてしまったなら申し訳ない 」
レイジェ「言ってる事がイマイチ分からないがぁ……一応聞いておこうか…アンタがシエラさんか?(ブランコから離れて立ち上がる) 」
白衣の女性「ウィーン(軍帽を取りレイジェと並ぶように立つ)…親は子供が嫁ぐ際に大層苦労するものらしいが、私には理解できず終いだったな…。あの術を切り抜けるような猛者の元に嫁いだとなれば当然か 」
レイジェ「へー、アンタ子持ちなんだな(ブランコでぐるぐる回りながら返答)そいつぁ大変、親御さんの苦労は分からないが…確かに自分自身は自分で面倒みるっきゃーねーしなァ 」
白衣の女性「人生千差万別、職を持たずというのも悪くないが自分自身の面倒を自分で見れるぐらいには…と、子持ちなりに思って見る カツカツ… 」
レイヴン「ちょ、失礼しちゃうわねぇ。おっさんみたいのはね、将来ある若者の背中をこう、じーーーっと見守ってやるのが仕事なのよ」
レイジェ「これといった悩みはないからその相談はノレねーって話だなーおっさん。身なりからしてアンタ働いてないだろー?ダメだぜーちゃんと職つけねーとよォ~! 」
レイヴン「ん~、どーもしてないわよ?ま、たまにゃこうしてお月さん眺めながら、悩める青年のブツクサ聞いてやるのも悪くねぇかな…ってさ」
レイジェ「俺はよォォ~、目的があって此処にいるから問題ねーんだよ。でもよー、アンタさっきかっらずぅ~~~~~っと寝てるけどさ。どした?(ブランコのチェーンを廻してから台に乗り、回転しまくる) 」
レイヴン「待ち人来たらず、って感じよね。 おたく、すっぽかされたんでねーの?(ジャングルジムの一番高い所で器用に仰向け) 」
レイジェ「ハブナグッタイッ!ハブナグッタイ!(前回
レミエルに襲われた公園で、摩擦で壊れかけたブランコにお腹で乗りながら洋楽を口ずさんでいる)中々来ない待ち人、待ちぼーける俺、ンン~、中々絵になってんじゃあないのかな(待っている間の寂しさを紛らわせる為に一匹狼を気取る) 」
レイジェ「シュー…(体中の焔を鎮火させる)伸びてたら尋問ができねーんだよなァ…起きてからでもいいが(公園のベンチに腰掛け、右腕の負傷を治療しはじめる)…堕天使か、こいつぁキナ臭ェぞ 」
レミエル「馬鹿な、無能力者の人間風情が…────(分身する間もなく蹴りをを暗い、正真正銘意識ごと身体が吹っ飛び建物の残骸に叩きつけられた) 」
レイジェ「久方ぶりに闘いをしたが、ここまで能力を駆使してこられたのもまた久しぶりだぜ本当よォ~……(小さく笑いながら急降下してくるレミエルに立ち向かう)堕ちな(斬撃を喰らう瞬間、右足を軸に左足をあげ、フルスピードで攻撃範囲に来たレミエルの腹部を蹴りぬける) 」
レミエル「かふっ…いいや、生憎繰り返すのは…ここからァッ!(空中で体制を立て直してナイフを持ち直した両腕を広げ一回転し、その回転を倍速で繰り返しながら、落下するという行為も繰り返しリヴァイさながらに急降下してくる) 」
レイジェ「繰り返しちゃっていいのかなぁ?俺は今『焔』を纏った攻撃をテメーに喰らわせたんだぜ(着地後、空レミエルを見据える) 」
レミエル「(パターン…やはり気付いたか…っ!)(あえて下手に抵抗せず全身の力を抜き、拳を喰らった際の衝撃を受け流してダメージを微かに軽減し吹っ飛ばされる) 」
レイジェ「繰り返された行動は所詮「繰り返される」に過ぎない(最初の10本、全てのナイフの動作を見極め、手刀で落としていくもの、避ける物を含め回避する)2回目からはそれがパターン化される。瞬間記憶能力が高い相手には少し分が悪い能力だったなァ?レミエル(繰り返した5回を全て同じ様な動作で避けた後、レミエルの目の前まで駆け抜け焔が纏った昇竜脚を噛ます) 」
レミエル「そうか…私の名前はレミエル、
エデン出身堕天使…好物はリンゴだ(構えたナイフを一斉に放る)10本投げた、これを5回繰り返す 」
レイジェ「
レモンが大好きなお兄さんだよ(ニヘラと舐めた笑みを見せる) 」
レミエル「『お前を殺す人間だ』…とでも? 」
レイジェ「テメーの名前はレミエルか、覚えたぜ…(両手に炎を灯し、豹変した娘に対峙)最もよォ~、その表現は間違ってんだぜレミエル。俺は殺さられる人間じゃあない(腰を落とし、構えを取る) 」
銀髪の娘「…破れる、というのですか…。面白いですねアナタ、この世界の人間は戦場においてもユーモアを忘れない。いいでしょう、このレミエルに殺さられるだけの資格は…ある!(落ち着き払った態度が豹変し歯を剥き出しにして微笑む) 」
レイジェ「恐ろしい能力だぜ本当……自分をもう一人繰り返すってのか?(自分の血のついたナイフを捨て、舌打ち)だが最早その『繰り返す』能力は俺には通用しない…(ポキポキと指を鳴らし、フッと笑う) 」
銀髪の娘「ゴフ…後一歩、後一歩で即死はまぬがれませんでした…やれやれ、どうやら間に合ったようですね(ナイフを再び鞘から抜き取るを繰り返し、両手にナイフ10本構える) 」
レイジェ「て、テメ――(首と視線だけ振り返らせる) 」
銀髪の娘「ええ、砂埃でむせ返りますが以前変わりなく(『もう一人』が口から血を溢れさせ脇腹を抑えながら涼しい顔でレイジェの背後に佇んでいる) 」
レイジェ「おっとまだ逝かせねーぞ!(足をあげ、娘に馬乗りして先ほどまで腕に刺さっていたナイフを喉元で光らせる)喋れるか?呼吸は出来てるか?あぁ!? 」
銀髪の娘「チッ…イリュージョニスト!私の存在そのものを繰り返……──グシャァッ(レイジェの踵落としをモロに暗い、呻き声すら上げず吐血し呼吸を失う) 」
レイジェ「(…おかしい、あの程度のスピードと体格じゃあ間違いなくここまでの衝撃は加わらない…やはり加算、繰り返す事によって威力を高めているのか…!)(両手の痛みに耐えながら予想外のタイミングで来たナイフを再度右腕を犠牲にして防ぐ)ぐっ…!(怯む暇はないのか、それとも与えないのか。空中からそのまま娘目がけ急降下キック) 」
銀髪の娘「ッ…!(受け止めた際の衝撃を繰り返せ万華鏡!)…っくぅ…アアッ!(投げられると同時にナイフを一本投擲し地面に叩きつけられる) 」
レイジェ「(遅いという判断を一瞬で降し、楽々に両手で踵落としをキャッチする)ふぉおおおおおおああああああ!(ジャイアントスィング張りに回転後、大きく跳躍して地面目がけ背中から投げ捨てる) 」
銀髪の娘「ふっ!(バク宙からの遠心力を乗せた踵落としを振るうが、レイジェより僅かに遅い) 」
レイジェ「パキングサリ(一本目は難なく手刀で弾いたが、唐突にきた一本に対処しきれず右腕を犠牲にする)……ッ!(駆け出してきた銀髪の娘の攻撃がくる事を想定し、両腕をクロスさせ、前方防御態勢に入る) 」
銀髪の娘「(ナイフ一本をスローイングし)ツヴァイン・リプレイ(投げたという結果が繰り返されナイフが二本に増えてレイジェに襲いかかると同時に自身も駆け出す) 」
BattleTheme A stranger I remain
レイジェ「来いよ、そのメイド服全部燃やしてやっからよ(キッとした目付きと態度で棒を投げ捨て、両手に夜中で栄える炎を灯す) 」
銀髪の娘「回避したか、いい判断です…(懐からダガーナイフを一本抜き取り刃を指で挟んで構える)環境に対して能力は扱わない、正真正銘、私自身の能力でお相手します 」
レイジェ「ザジュ!(銀髪の娘が背後に飛脚した瞬間、棒が当たらない事を予知し地面に突き刺す)小細工は抜きだぁ?テメーそりゃ、能力者が言うセリフじゃあないだろうがァ!(突き刺した棒の弾性エネルギーを利用して娘の廻し蹴りを辛うじて避けれる程度に反対側に回って回避)(俺のスピードを見抜けた時点でコイツの戦闘力は高いってのが良く良く分かる…)(以前変わりなく冷や汗はかいたまま、ジリジリと娘から視線を外さずにいる) 」
銀髪の娘「さながら闘牛…良いでしょう、誠意を表して…(地を蹴ってレイジェに向かって飛脚し、彼の肩を透して背後で回し蹴り一歩手前の体勢に移る)…小細工は抜きです 」
レイジェ「……今確かに……(入ったはずだ、間違いなく、あの腸を貫く程の間合いはあった!なのに、ただ腹部を掠めただけに『結果』は終わっているッ!)(ギリギリと歯ぎしりをたて、棒を後ろに構えながら下がる)まだ確証は持てちゃいない……ッ!(下がった分だけ助走をつけ、銀髪の娘に身体ごとつっこませながらの突きを繰り出す) 」
銀髪の娘「速い…(一歩後退)…私はこの結果を『繰り返す』(そう宣言した瞬間、娘が滑るように後退し突きが腹部を掠める)…ご心配なく、待ち人がこちらに来るまでには相当な時間を要するでしょう(微笑) 」
ピカチュウの中の人「な、なんなんだ一体…(公園の入り口に着いた)…あいつ一人で大丈夫なのか…? 」
レイジェ「(中の人は退避させた……これでいい)こちとら待ち合わせの最中だってのによォ~、そいつはちょっと勝手なんじゃあないのかァ?(手すりに当てていた掌を握らせ、一気に力を入れる)バギャァ!ブンッ!(手すりをぶち破り、先の尖った鋭利な棒として手に持ち、すぐさま銀髪の娘に対して間合いを詰めて腹部を突く) 」
銀髪の娘「(片目を右手で覆い左手に握ったナイフの切っ先をレイジェに向ける)盟主より授かった名を、私の能力を打破出来ない程度の者に教える必要なし レイ・ローゼ…試させて貰いましょう 」
ピカチュウの中の人「お、おうっ…(公園の入り口まで走る) 」
レイジェ「――ッ!!??(バッと振り向きながら後ろに下がり、銀髪の娘から視線を外す事なく後ろのブランコ手前の手すりに手をおく)テメー何者だぁ!!名を名乗れ!! 」
レイジェ「中の人……テメー、逃げた方がいいと俺は『判断』したぜ、明らかに不自然だ。『自然』な動作が一切ねー………公園の入口まで10m、とにかく走り抜けろ 」
銀髪の娘「(踵から翼を生やした娘が何の前触れもなくレイジェの背後に立ち耳元で囁く)ご名答…あなたがブランコを漕いだという『結果を』一度で『44回』繰り返させた 」
ピカチュウの中の人「お、おう…(レイジェから離れる) 」
レイジェ「……(周囲の光景が繰り返されていく中、ブランコに視線を向ける)あれに摩擦が入ったのも……『これ』が影響してるってのか……!?(公園から今すぐ出るべきか!?だがこの中の人を置いていく訳にはいかない…) 」
レイジェ「テメーこっちに近づくんじゃあね~~~~!!(ピカチュウの中の人に対して怒号を発し、近寄らないように指示)今の感覚は『普通』じゃあない、一回で良い事が三回、『三回』起きた……気のせいじゃあなかった。俺の感覚は正しかった。だが違和感が残っている…… 」
ギャア!ギャア!ギャア!(烏が飛び立つ瞬間、雲から月が顔を出す瞬間、吹き抜ける風、レイジェとピカ中の周りで起きる事の全てのが繰り返されている)
ピカチュウの中の人「…??(レイジェが3回地についたのをみて)…お前なんだ?今の… 」
レイジェ「『スタッ』(足が地に着いたその感覚の回数と違和感を覚える)い、今……なんだ、今の違和感は……?(冷や汗が頬を伝わりはじめ、着地した中腰体勢から戻ろうとしない) 」
瞬きする一瞬、一度地面に足を付けた筈のレイジェの足が浮遊し『再び地上に付くという結果を三度繰り返した』 」
────【華麗なる万華鏡】全ての行為は『繰り返される』── 」
レイジェ「いや、どんなスピードでこいでもこんなにはならねー……!(中の人に返答後、本能的にブランコから飛び降りる) 」
ピカチュウの中の人「うわ、すげえなこれ、どんなスピードでこいでんだよ(レイジェに) 」
ギッ…ギッ…ギギギギャリギャリギャリギャルルルルル(摩擦は次第に激しさを増し車輪を擦り付けているかのような勢いでチェーンが磨り減ってゆく) 」
レイジェ「足腰の鍛錬で滑り台使うのか!すげーな。もし脚力鍛えるんだったら俺も今度そうしよう。それがいいな!! あー……ん?(摩擦が飛び散っている中、視線を摩擦が起きたチェーンに向け、こぎ続けている) 」
ピカチュウの中の人「足腰の鍛錬だよ!しんどいっ!(直球)(駆け上がり続けながら) 」
キーコキーコキーコキ ー コ キィ…キ…(一瞬の違和感、ただブランコを前後させているだけの筈だったのだが、チェーンが異常な摩擦により火花を散らす。普通ではあり得ない現象だった)
レイジェ「おうテメー、中の人だったな。俺が言うのもなんだが、何故この時間帯にテメーは滑り台を逆から上がっている?楽しいのかーソレ?(スピードをあげる) 」
ピカチュウの中の人「(滑り台を下から登っている) 」
レイジェ「ブランブラーン(マイテイ公園でブランコでかなりの勢いで前後している)不思議なもんだよなー、どうしてここだけが『破壊』されてねーのか。全くもって健闘がつきやしねー(キーコキーコ)」
──マイテイ公園──
最終更新:2013年10月12日 16:19