LaSt wAr【光明】編 最終章 外伝Ⅰ 過去ログ

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モララー「ガキィィンッ!!!(レインドと鍔迫り合いになる)はっ!ふひひひひ…ッ!!!酷ぇなあレインド?なあ、おい。…ああッ!!おいッ!!??(殺気立った目つきで睨み、じりじりと力を銜える) 」

サラリーマン「くっ……無茶するなよ…!(掠り傷を抑えながら隣の車両へと避難する) 」

レインド「すぐ逃げろ…ッ!(サラリーマンを逃がす為の位置取りをして、キッと構える)ダチの顔を忘れた事に淡白になっている訳じゃあないさ……ただ(モララーが襲いかかってきたところで、先ほどまでもたれかかっていた手すりをぶち抜きエネルギーソードに当てるように防ぐ)俺はお前のような友人は知らない…ッ!! 」

チンピラ「逃げるだよォー!!もたもたすんじゃねえぞゴミカスどもがぁッ!!!(人を押しのけレインドたちのいる車両からできるだけ遠くへ逃げようとしている) 」

部活帰りの高校生たち『…!…お、おい…なんか向こうから悲鳴聞こえないか? 本当だぜ…って、なんかこっちにすげえ人来るんだけど!!?  やばくね!?』

モララー「おいおいおぅ~い!この状況で早くもダチの顔を忘れちまったのかぁ!?…ケッ、しょうがねえ野郎だ…んじゃあよぉ、直接確認してみたらどうだよおぉ!!?(エネルギーソードを突き付け、再びレインドに襲いかかる) 」

サラリーマン「…ぁ、ああ…掠り傷だ…大丈夫…。(この状況下で何とか冷静を取り戻し、逃げ惑う人々に押し流れそうになるも必死に手すりにつかまっている) 」


…ぅ、うわあああああぁぁぁぁぁぁーーー!!!!! きゃああああああぁぁぁぁーーー!!!!!(惨劇を目の当たりにした他の乗客たちは我を忘れ、一目散に隣の車両へと逃げだした)


レインド「おい、無事か…ッ!?(サラリーマンの安否を声で確認しつつ、鮮血に染まった処刑所となった車両内を小さな瞳でしっかりと把握した後、手すりに捕まりながら立ち上がる)……テメェ…本当にモララーなのか… 」

モララー「ふっひっひっひっ……チッ、かわしたかぁー…。やっぱそー簡単にはいかねえわな。仮にも一度やり合った男だ、この程度で死なれても失望だがなぁ!(レインドを見下すように嗤っている。体は乗客たちの返り血で赤く染まりつつある) 」


ブシャァァアアアッ!!!(ほとんどの乗客が真っ二つに切断され、車両に血飛沫と死体が舞いあがる)


サラリーマン「――――――――ッ!!?(突然の出来事に処理が追い付かず、挙動不審になる)な…ぁ…… 」

中年の男「しかし頭にきた!おいこのクソ猫―――――――――――(モララーに歩み寄ろうとした途端、上半身は上空を舞い、座っていた乗客たちの元へ落下していった) 」

レインド「――ッ!(脳裏に鐘を叩くように響いてきた声に反応すると、目を見開いて自分の側にいる人含め床に伏せる)て、てめぇ…ッ!(繰り出されたその刃で傷ついた車両を視界にいれつつ、冷静な表情でモララーを見上げる) 」


ズ      パ      ァ      !      !      !      (レインドの周辺にあるものすべてが真っ二つに切り裂かれる)


モララー「―――――――――――――レエエエエエェェェェェェィィィイイインドオォォッッ!!!!!!(背後から真っ赤なエネルギーソードを取り出し、レインドに向かって素早い一閃を繰り出す) 」


―――――― 伏 せ ろ レ イ ン ド ッ ! ! ! ――――――(誰かの声がレインドの脳裏に強く響いた)


モララー「どうしてってお前ー…俺とて住人だから、電車やタクシー乗ってても不思議じゃねえだろ。…そんなことより、久々に会えて嬉しいぜ――――――――――――(狡猾そうに口角をあげる) 」

中年の男「あ、ああ…すまないな若いの…。(腰元をさすりながらよろよろと立ち上がる) 」

レインド「……(突き飛ばされた中年男性にそっと肩を貸し、トントンと背中を叩いて「大丈夫か?」というサイン)電車の中にお前みたいなのがいると、自分が一体何行きの電車に乗っているのかわからなくなるな…(ヘッと笑いながら、再び扉の横の手すりにもたれる)お前こそどうして電車に… 」

中年の男「なっ…なっ、猫…!?と、とにかく君!人を強引に突き飛ばすもんじゃない!!何様だ!!(モララーに激怒する) 」

サラリーマン「ん…?(二足立ちの、猫…??にしては随分人間臭いな…。)(モララーを見て若干興味の色を示す) 」

モララー「(中年の男を突き飛ばしレインドの前に現れる) んよぉーぅ!何黄昏てんだ?(いつも通りのへらへらした表情でレインドに語りかける) 」

中年の男「なんだなんだ?何か騒がしい…おっ、おっおっ…? ドンッ(何かに突き飛ばされて尻もちをつく)いでで…な、なんだ…!? 」

レインド「……(流れる風景を眺めるだけだった体を起こし、首のみを動かして奥側に視線を向ける)…どうしたんだ… 」

サラリーマン「(しっかし今日も気だるい…)……?(騒ぎのする方へ顔だけ向ける) 」


…キャッ! おい、誰だ押した奴。 強引な奴がいるもんだなぁ。 あ、あいつばあちゃん突き飛ばしたぞ。(レインドたちのいる車両の奥側が徐々に騒がしくなってくる) 」


レインド「……(右側の開かない扉に若干体を預け、流れる夜街の光を視野に入れ続ける)……(携帯を弄る事や、音楽を聴いたりなど一切せず、ただボーッと過ごす) 」


ガタンゴトン…ガタンゴトン…ガタンゴトン…!(真っ暗な暗闇の中を、何の変哲もない電車が走る) 」


サラリーマン「今日は何とか乗れたな。(▲▲まであと30分ちょっとか…もう寝ているだろうな…。) 」


ガタンッ…!…ゴトン……ゴトン……ゴトン……ゴトン…ガタン…ガタン…ガタン…!(電車が出発する) 」


アナウンス「まもなく、2番ホームから ▲▲行きが発車いたします。 」


レインド「(深夜帯の出張か…)(乗り降りする人をまるで気にせず、木の棒のように突っ立っており、降りる人がいなくなったところで列順にサラリーマンと同じ車両に乗り込む) 」

サラリーマン「(先にメール入れておくか…)…ススス…(スマホを取り出し「少し帰りが遅くなる」と打って送信する)……。(電車に乗る) 」


ガヤガヤガヤガヤ…(多くの人が電車を乗り降りしている)


ガタンガタンガタン…! プシュゥー… (ホームに電車が到着し、ドアが一斉に開く)


レインド「(出張だと電車使わないとならないから面倒だな…)(紳士服(スーツ)を着用して、堅苦しいほどにネクタイを締めてホームの階段付近で電車を待つ) 」


アナウンス「まもなく、2番ホームに21時25分発 ▲▲(ペガサス国の駅名)行きが到着いたします。 」


サラリーマン「ふぅー…(ホームで一服を終え、腕時計に目をやる)そろそろ(電車)来るな…。 」


カオス駅

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最終更新:2014年09月08日 22:21