EVOKE -舞- セルド編第2話

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メモリアセルドさんも、お気をつけて・・・。(軽く手を振る)・・・(空を見上げて、一呼吸)今日は、冷えそうだ・・・。(そうして、歩き去る) 」

セルド「あ、えぇ。今日は本当にありがとう、助かりました。またどこかで機会があれば。嬢ちゃんもじゃあなー!(二人に別れを言う) っと、俺もそろそろ宿のチェックインを済ませないとな…お前らも心配はないと思うけど、さっきの話には気をつけておくんだぞ!それじゃあなー!(宿へと向かっていった) 」

メモリア「さようなら、またいつか・・・。(玲華と瀬時に手を軽く振る) 」

ヒロ「…おぅ、またなー!お二人さん!(結香と玲華に)…英雄、か… 」

結香「わーい、やたー♪(はしゃぐ)…あっ、お兄ちゃんたち、バイバイ!またねー♪(玲華についていった) 」

ヒロ「へぇ、英雄!なるほど、その人たちのおかげでここは平和ってことだね!(結香に)なるほど…じゃあそいつらは英雄が登場して以来ほとんど現れてないってことか…」

玲華「ご家族の方が心配しますよ?もう夜も遅いので、玲華が家まで送り届けますね。(結香に)ええ、そういうことです。あの方たちは己が己がの正義を掲げこの街に貢献しているようです。私は一度も出会ったことはありませんが、きっと素敵な方たちなんだと思います。 …では、この娘(結香)を家まで送り届けますので、今日はこの辺で失礼します。それではみなさん、また会う日まで、御機嫌よう。(スカートを摘み上げて会釈し、結香を連れて歩いて行った) 」

リヴァイ「(お掃除兵長)街の治安を維持する組織が存在するのは頷けるが、個人がか…余程腕に覚えがあるか頭が回るかだな、興味深い 」

セルド「うおっ!?(白目)(おそうじリヴァイの登場に驚く)な、なんだアンタ!?(汗) (あの方たち……一人じゃないんだな)…つまり、その『英雄』が…そのアリゲーターたちの抑止力になってるってことか 」

メモリア「・・・『英雄』ですか・・・、英雄、・・・。(言葉にしても、どうにも、ピンとこない・・・私がこの世界に疎いだけなのでしょうか・・・。)(悩んでる) 」

結香「お兄ちゃんたちよろしくね!えへへー♪ うん、そだよー!(体を弾ませながら玲華に) 」

玲華「結香ちゃん、また夜の散歩ですか?(にこにこ)彼女のおっしゃる通り、ええ…この街には、この街だけの『英雄』がいます。あの方たちのお陰で、辛うじてこの街は救われているのです…。その為、アリゲーターもその他の狼藉者たちも、余程のことがない限りは…滅多に街へは繰り出そうとしません。 」

セルド「そうなんですか…あはは、急だったから驚いたな…(苦笑しながら玲華の紹介を聞く) 結香だな、俺はセルドだ…ははっ、元気がいいなぁお前(結香の無邪気さに思わず笑みが溢れる)……『えーゆー』か、それは頼もしいな 」

ヒロ「ホント美味しいよこれ!いくらでも食えるわ!(玲華に)アイドル…(確かに可愛いな)…結香ちゃんだね、俺はヒロ、よろしくな!(ニコッと結香に) 」

リヴァイ「 \リヴァーン/(民家の窓を勢いよく開けお掃除姿でコーヒーを片手に)……ほう、『こちらにも』『その手の輩(英雄)』はいるのか、この世界に巨人が生存してねぇ訳だ。何度もその名を聞いている 」

メモリア「アイドル・・・ですか、おっと・・・紹介があったからには私も名乗らねば、私、名をアルト・メモリアと申します・・・。(帽子を取って瀬時にお辞儀) 」

メイド服の少女→結香「はじめまして!結香だよ♪(スカートをふりふりさせて元気良く手を上げて挨拶する)ボクも知ってるよ、アリゲーターはとっても悪い人たちだって。でもね、この街にはね!悪い人を追い返してくれる『えーゆー』がいるんだぁ~! 」

メモリア「アイドル・・・ですか、おっと・・・紹介があったからには私も名乗らねば、私、名をアルト・メモリアと申します・・・。(帽子を取って瀬時にお辞儀) 」

玲華「お気に召されたようでよかったです。(ショコラタルトを頬張るヒロを見て微笑む)ああ…えっと、紹介します。彼女はこの街でちょっとしたアイドルとして有名な、瀬時結香(せとき ゆいか)ちゃんです。(メイド服の少女の方に手を向け、三人に紹介する) 」

セルド「なんっ―――ガタッ(音を鳴らし、椅子から肩越しに振り向く)……お、女の子…!?(汗)いや、それより今知ってるって―――……れ、玲華さんの知人ですか?(玲華の反応を見て思わず玲華に) 」

メモリア「(セルドさんの料理、楽しみだな・・・)(期待の眼差し)この街には・・・?おや。(話を聞いていたが、玲華の話が切れた事も理由に含めてメイド服の少女に目がいく) 」

ヒロ「…君は?(メイド服の少女に) 」

玲華「ええ、そうです…。(三人に対し深刻な眼差しで)ですが、この街には――――――あら?(メイド服の少女を見て、先程までの緊迫した雰囲気が吹っ飛んだかのように、表情に明るさが戻る) 」

メイド服の少女「―――――ボク知ってるよ♪(セルドの背後から活気ある幼い少女の声が弾んだ) 」

セルド「(さて、振る舞うメニューはどうするかな…)(思案顔) あはは、まぁいいんだけどさ(苦笑してヒロに) ……それは、許せないな。悪質すぎる…誰かがそのアリゲーターに対して手立てを講じたりしたことはあるんですか? 」

ヒロ「…美味い!(テーレッテレー!)(ショコラタルトをどんどん食べる)…アリゲーターか…ひでぇ奴らだな… 」

メモリア「ギャング・・・あまり、穏やかではないですね・・・。(少々身震いする)ええ、そうさせていただきますね。(にこ、とヒロに微笑む) 」

ヒロ「…裏街、か…(つぶやく)よっしゃ!そりゃよかった!また今度聞かせてくれよ!(メモリアに)あ、そうか…すまんすまん!昨日ぶりだな!(セルドに)…へぇ、こりゃ美味そうや…(ショコラタルトを口にする) 」

玲華「この際です、初めての三人にはご忠告しておきます。…アリゲーター…それは、この街の面汚しとなるギャングです。彼らは裏街の狼藉者たちを統括し、夜の街へと繰り出しては住人たちからカツアゲをしたり、暴行を加えたりなどの悪事を働いているのです。 」

セルド「……『裏街』。(僅かに瞼が降り、眼を細める)いいえ、聞かない名前ですね(玲華に) 」

メモリア「ジェントルマンだなんて、そんな…(帽子を顔の前に持ってきて、恥ずかしがる)ええ、楽しみにさせて頂きますね。(にこり)…裏街…? 」

玲華「この街の西にある、『裏街』(ブラックゾーン)への立ち入りは禁止されていますので、お気を付けください。あそこには、それはそれは恐ろしい狼藉者たちがたむろしています故… …――――≪アリゲーター≫という名を、ご存知ですか?(改まった表情でセルドに) 」

セルド「うん、ヒロ―――え、えぇっ!?…えっと、き、昨日会ったばかりだぞ…!(白目) 玲華…さん。(鼻孔に残る甘い香りに惹かれる)(お、思わずさん付けしたくなる方だな…)えぇ、本当にそうでしょうね………?(玲華の言葉を待つ) そう、か…アンタは本当に嬉しいことを言ってくれるなぁ…よし、誠心誠意真心込めて作るから楽しみしてろよ(歯を見せて笑い、グッとサムズアップする) 」

玲華「そうでしたの… …では、私がメモリアさんに触れた最初の人だということになりますね。(くすくすと微笑みながら)これからたくさんの女性の方との出逢いがあるでしょう…その時に、女性の手を取ってエスコートしてみてください。メモリアさんなら、良いジェントルマンになれますよ。(メモリアの手を離す) 」

メモリア「いえ…何というか、…こうやって女性のお方に触れるのは、如何せん人生の中で一度たりとも経験したことが無くて…(苦笑い)私はセルドさんが真心を込めて作ってくれた料理なら、何でも嬉しいですから。(にこり)こんばんは、調子は良好です。(お辞儀してから話す) 」

玲華「(セルドが挨拶した後、ゆっくりと席から立ち上がる) 私の名前は西園寺玲華…以後、お見知りおきを。(両手でスカートの端を軽く摘み上げ、会釈する。僅かに揺れた艶のある美髪から香る甘い匂いが、セルドの鼻をくすぐった)ええ、とても素敵な街ですよ、キュラリアは… …ですが―――――― 」

ヒロ「…お、やぁセルド!おひさー!(ぇ(セルドに)メモリア、調子はどうだい?(メモリアに)そうなんだ!じゃあそれをいただこうかな!(ニコッと玲華に)ショコラタルト1つー!(店内に向けて叫ぶ) 」

セルド「治安が悪いこともない…のか。民度も高いとなると…ああ、聞けば聞くほど素敵な街ですね。(思わず笑みをこぼす)…そうだ、自己紹介がまだだった…俺はセルドって言います。 ほ、本当にそんなのでいいのか?!何ならメモリアの好きな料理でも作るんだけど…(驚いてメモリアに) 」

玲華「すりすり… ……あら、メモリアさん…いかがなされましたか?(メモリアの戸惑いの表情を覗き込み)では、ヒロさんには…そうですねぇ、ショコラタルトなんてどうでしょう?男性の方にとても人気なんですよ。(ヒロに微笑み) 」

ヒロ「うん、そうだねぇ!明日になったら食べ歩きでもしようかな!…じゃあまずはここのカフェでなんか食べさせてもらおうかな…(…やっぱかわええなぁ)(玲華に) 」

メモリア「これは…(まるで心が洗われるような、…)(その感覚に少々戸惑うが、受け入れる)では宣言通り、大盛りのお弁当でも頂きましょうか!(セルドににこり)」

玲華「くすくす… …この街はとても広いですし、何よりいろいろなお店や名所もありますので、一日で歩き回るのは難しいでしょうね。世界政府非加盟国の中にある街ですので、治安が悪いのでは?と、よく訪問者からもお聞きますが…そんなことはありません。ここに住んでいる方も皆、とても優しい方ばかりですよ。(セルドに) 」

セルド「それはすごく助かる…んですが、やっぱりそうですよね。今のお話だけでも助かりましたよ(肩を竦めて苦笑)しかしまぁ…良い街だ、どうして今まで立ち寄らなかったんだろうな…(景観に目を向けてつぶやく) 退院…したのか!良かったなぁ…おめでとう、今度何か振る舞うよ(表情に明るみが差してメモリアに) 」

玲華「まあ、それは良い事です。(そう笑い、メモリアの手をとる)では…最後のお祈りです。(メモリアの手を優しく摩る。その所作はまるで女神のように、見る者の心が洗練されていくようだった)ようこそいらっしゃいました。こちらの街には美味しいところがたくさんございますので、明日の明るい頃にまたお出でて見てください。(ヒロに) 」

ヒロ「…ファッ!?(引き込まれる)…やぁ、玲華ちゃん!こんばんは!やってきたよ!(ニコッと玲華に) 」

メモリア「完治もあと僅か、また曲も演奏できるようになりました。(玲華にそう語る表情は、まるではしゃぐ子供のよう) 」

メモリア「キュラリアという街の名前は、旅をしている関係で何度か聞いたことがあったので来てみたいとは思っていたんですよ、丁度退院もできた事ですしね。(セルドににこ、と微笑みながら語る、足取りが軽いのは退院したから) 」

玲華「ええ、まあ…この街にいらした方は何方でも歓迎いたします故に。それに、人と関わるのは嫌いじゃないですしね。(苦笑しながら)容態は良くなってきているのですね、よかった…。(メモリアの発言を聞き、ほっと胸を撫で下ろす)あら、ヒロさんもいらしたのですね。こんばんは。(ヒロに軽く手を挙げながら微笑みかけ)ああ、そうだったのですね。では、私がいろいろご案内を…と、したいところですが…生憎この時間帯となればカフェテリアくらいしかないですね…。(苦笑しながらセルドに) 」

セルド「いや…それは失礼しました、ありがとう(移動していったデッドプールに会釈する) まさかキュラリアで会うとはなぁ(感嘆を含む語調でメモリアに) へぇ、なるほど……そうか…(相槌を打ちながら地図に印をつけていく)…あはは、実は。ちゃんと街の中を見て回るのは初めてで(苦笑しながら玲華に。更に遠方へ行く時に通過したことはある様子) 」

メモリア「ええ、もう完治も近いらしくて、服薬治療で大丈夫だ、と言われました。(嬉しそうに玲華に語る) 」

デッドプール「 知らない人との会話も楽しめるクチだ!すっげーわーアンタ、突然の来客でもものともせずだわー…(玲華に謎の驚愕) らっしゃーせーなんか舞台っぽいカフェはこちらになりまーす☆(ヒロをカフェテラスへ引き込む) 」

ヒロ「キュラリアってここだよな…カフェってのはどこだろう…?(歩いてくる) 」

玲華「あら、メモリアさん。(メモリアを見つけ少し弾みの入った調子で)いらっしゃったんですね。……大分足取りも軽くなったようで、お祈りが効いたようですね。(メモリアの様子を窺い、嬉しそうに笑う) くすくす…(デッドプールとの会話が楽しいようで、先程から笑みが絶えない様子)あら、そうですねー…レストランであるなら、こちらの方はメニューが豊富で… カフェテリアなら、この辺りにもお勧めのお店がたくさんありまして…(セルドの持ってる街の地図をいろいろと指しながら)…もしかして…こちらの街へは初めて訪れたのですか?(セルドに) 」

メモリア「どうも、セルドさん。(お辞儀する) 」

デッドプール「俺ちゃんも出番が欲しいからね、従業員とか店員とかそういう役割的な出演だってありじゃん?何も言わないんなら水だけもってくるねー(セルドにそう言いつつ、ぴょいーんと移動) 」

セルド「お……メモリアじゃないか!本当に奇遇だな(驚きが混じった笑顔で) 」

セルド「こ、ここの従業員だったのかアンタ!?(白目 デッドプールに驚愕) ……っ。(う、お。綺麗な人だな……)(思わず息を呑み、背筋が伸びる)すみませんね、助かります。ここ近辺にあるオススメのー…そう、レストランやカフェを教えてほしくて(友好的な表情で、各所に印がついた街の地図を見せる) 」


♪~♪~(店内から、昨日のとはまた違った心地の良いボサノバが流れる) 」


【脳内だから実質一人だな】

『心配ない、脳内会話の俺たちがいる』

デッドプール「 しかも一人の時間をとっても楽しんでる?くつろぐときたかー、一人が寂しくて死んじゃう俺ちゃんには羨ましい限りだね!てゆーか今の俺ちゃん、知らないところに踏み込んで知らない奴等に出くわしてる疎外感がパネェ!! 」

メモリア「ここがキュラリア…ですか(大分軽い足取りで歩いてくる) 」

玲華「…?(セルドの方へ振り返る。彼女の目がセルドを捉えた途端―――――セルドには、玲華のその妖艶な雰囲気に惹かれるものがあった)…はい、なんでしょう。(にっこりと微笑みかけ)あら、そうですか?こう見えても、一人の時間をとても楽しんでいるのですよ。(ふふふと笑いながら) 」

【おまえのようなウェイターがいるか】

『さながら気分はウェイター』

デッドプール「くつろいでんの?自分の時間を楽しんでる感じとは思わなかったな…確かにここいい雰囲気だしね、チミチャンガ食べてもなんとも(ry) ちぃーっすご注文はおきまりですかァーーッ(ペンとメモを持ってセルドに近づく) 」

セルド「(キュラリアか……小洒落た街だ、嫌いじゃない雰囲気かも)(片手の地図を持って通りを歩いていたところ、テラスにいる玲華とデッドプールが目に留まる)ああ、もしもし。少しいいですか?(二人のもとに歩み寄る) 」

玲華「いえ、ただ寛いでいるだけですよ。(少女は思えない、その大人びた表情で優しく微笑みながら) 」

デッドプール「脳内会話はこれぐらいにしてそろそろ掛け合いと洒落込むか! ちぃーっすこんちはデッドプールでーす、こんな時間にお茶会?誰か待ってんの?(挨拶に応えるように手を振りながらテーブルに近づく) 」

玲華「……?(テラスには自分以外は誰もいないと思っていたのか、少しきょとんとして背後のデッドプールの方へ振り替える。そして「こんばんは」と会釈する) 」

【却下、ここはメキシコじゃねえよ】 」

『メキシコ風春巻きなんてどうだ、チミチャンガを言い換えた料理』 」

【こんなところでチミチャンガなんて頼もうもんなら間違いなく雰囲気が壊れるな。誰かケーキ以外でアイデアくれ】 」

デッドプール「キュラリアってどういう意味なのか分かんなくて検索してたもんだからすっかり遅れちまったぜ…なるほどなるほど舞台の名前ね、やっべー何この上品かつおフランスな雰囲気(おとなりのテーブルでコーラ入りのグラス持ってる) 」

玲華「あむ…(キュラリアの街のカフェテラスにて一人、黄金色のフォークでケーキを一口分に割って食べる)……(満足そうな笑みを零しながら噛み締めている) 」



メモリア「さようならセルドさん、次会うときは、きっと演奏してみせましょう・・・。(軽く手を振る)」

セルド「…っと、ヤバい。そろそろ休憩も終わりにしないとな…それじゃあなアンタら!(席を立ち、小銭をテーブルに置いてその場を去る)」

メモリア「しっかりと完治、させますよ。(ぐっ、とガッツポーズで意気込む)」

ヒロ「あぁ、一休みねぇ…てっきり弁当のデザートにケーキでも食べようかなって考えてたと思ったわ(セルドに)」

セルド「ああ、しっかりな。療養は患者の義務だ(メモリアに笑みを返す)」

メモリア「期待に応えられるように、しっかりと治しますね。(にこ) 」

セルド「ああ、またお前の演奏が聴きたいからな…楽しみにしてる。(メモリアに)」

メモリア「重低音とか、酷く腹部に響きますしね…(ヒロ言われて苦笑い)完治もそうかからない、と言われましたし安心です。(セルドに笑いながら言う、嬉しそう)」

セルド「そ、そうなのか…?そいつは辛いだろ…早く良くなるといいな(眉が心配そうに下がり、メモリアに) 」

メモリア「ええ、主治医から演奏も固く禁じられているので、無茶どころかやりたいこともやれませんし(苦笑い)」

セルド「……まぁ、そういうことならいいけどさ。あんまり無茶はするんじゃないからな(苦笑してメモリアに) 」

メモリア「病気…ではなく腹部の強い損傷、との診断でした。(ヒロにそう言い、腹部を気にかける)ご心配をかけてすいませんでした、主治医に外出許可を頂いたので大丈夫ですよ。(セルドに微笑み) 」

セルド「ああ、どうも。この間会いましたよね(席を立ち、友好的な表情でフォールに) おいメモリア…体は平気なのか?心配してたんだぞ(片手でネクタイを緩め、メモリアに) うん、まさかアンタたちがここに居るなんて驚いたぞ(口元で笑ってヒロに) 」

ヒロ「…ん、おぉセルドか…偶然だな(セルドに)そうそう…ところで、一体何の病気なんだ?曲を奏でた時に倒れたけど‥(メモリアに) 」

メモリア「おや、セルドさん・・・。(声をかけられて振り返る) 」

メモリア「そうですね、無理は禁物・・・これ以上体を壊して、セルドさんに心配をかけるのも良くないし、あの子(ニシル)に曲を聞かせられなくなるのも良くない・・・。 」

セルド「(大通りの人混みから抜け出し、皆のいるカフェテラスに入って席に座る)ふぅ…ようやく一休みだな…ああ、アイスコーヒーで――――あれ、アンタら。(皆の姿に気が付き、きょとんとして声をかける) 」

ヒロ「…そうか…あんま無理すんなよ?この前倒れたばっかなんやから!(メモリアにそう言うとパンプキンケーキを食べ始める) 」

メモリア「・・・いえ、特に何でもありません。(首を横に振る) 」

ヒロ「ん、またねぇ、玲華ちゃん!(玲華を見送る)…ん?どうした?(メモリアに) 」

メモリア「また、いつか・・・。(鼻に残るその香りに、少し鼻をすする)あの感覚は、何だったんだろうか・・・。(惹かれたときの感覚を含め、胸に残る不思議な気持ちに困惑する) 」

菫髪の少女→玲華「ふふっ…それは楽しみです。 私の名前は「西園寺玲華」(さいおんじ れいか)――――――以後、お見知りおきを。(両手でスカートの端を軽く摘み上げ、会釈する。その際、僅かに揺れた菫色の艶のある美髪から香る甘い匂いが、メモリアの鼻をくすぐった)…それでは、また会う日まで、御機嫌よう。(二人に向けて微笑みながら会釈し、本を両手に抱えて大通りを行き交う人々に紛れて消えていった) 」

ヒロ「うん、そうしたいね!キュラリア…だっけ?今度行くよ! …そういや名前がまだだったね、俺はヒロ!君は?(菫髪の少女に)」

メモリア「次にお会いできた時は、きっと一曲、演奏して見せましょう・・・私の名前はメモリアです。(少女にそう言い、帽子を取ってお辞儀) 」

菫髪の少女「(腕時計の時刻を一瞥)あら、もうこんな時間… …そろそろキュラリア(街名)の方へ帰りますね。(席を外そうとする)私の街に、今度いらしてはどうでしょうか。(微笑みながらヒロに) 」

ヒロ「へぇ、そんなカフェが近所にあるんだ!今度行ってみたいなぁ…(キラキラした目で菫髪の少女に) 店員はーん!パンプキンケーキ1つ!(店内に向けて叫ぶ) 」

メモリア「・・・お祈り、というものでしょうか・・・。(お祈りを見て、これがそうなのか、みたいな表情) 」

菫髪の少女「ええ、とっても大好きなんです…!とくに、私の住んでいる街にある行きつけのカフェには…もっと美味しいケーキがございますの。(胸元に両手を添え、嬉しそうに笑む)…貴方の平癒をお祈りします。(メモリアの方に体を向けてお祈りする) 」

メモリア「どうも、ヒロさん・・・こんばんは。(お辞儀する)ええ・・・本当なら、今すぐにでも、演奏したいところなんですがね・・・。(・・・うん、コレは・・・?)(惹かれているのは感じているがそれがどういう感情かよくわかっていない顔) 」

ヒロ「パンプキンケーキ…へぇ、かぼちゃ好きなんだ!…めっちゃ綺麗な色のケーキだ…(ケーキを見て) 」

菫髪の少女「ケーキ?…ああ、これ… …ええ、私の大好物なのです。パンプキンケーキってご存知です?(夕日の如く綺麗なオレンジ色を帯びたケーキの乗った皿を持って、ヒロに見せる) 」

ヒロ「ねねねー、そのケーキって美味しい?(少女に)あ、メモリアじゃん(メモリアに) 」

菫髪の少女「まあ、それはお気の毒に…。…そうね…是非一度、貴方の奏でる音楽――――お聴きしてみたいわ。(口元に手を当てくすりと微笑む。その表情に、メモリアには何か惹かれるものが感じられた) 」

メモリア「ええ、趣味でアコーディオンを演奏しているのですが・・・最近、体の調子を崩してしまいまして、入院生活なんです、外出許可をもらったんですが演奏はしてはいけない、といわれて・・・。(苦笑い) 」

菫髪の少女「こんばんは。(二人に叮嚀に会釈を返す)あら、もしかして奏者の方なのですか?(メモリアの様子を舐めるように見ながら問いかける) 」

ヒロ「…やぁ、こんばんはっ!(微笑みに対して笑顔で返す) 」

メモリア「・・・どうも。(微笑みに対して礼儀正しくお辞儀する)このボサノバ・・・できれば私も演奏したいけれど、主治医に演奏は駄目だと強く言われたし・・・くぅっ。(演奏したい衝動を必死に抑えてる) 」

菫髪の少女「………?(ティーカップを皿の上に置き、手元にあったオレンジ色のケーキを食べようとフォークを手にした時、二人の視線に気づいた)……くす…(二人に優しく微笑みかける。少女とは思えないほど大人びたその所作は、どこか妖艶な雰囲気を醸し出している) 」

ヒロ「…ん?(菫髪の少女の方に目が行く) 」

メモリア「・・・この曲、ボサノバ・・・でしょうか。(店から聞こえるボサノバに目をやると、少女が目につく) 」


♪~♪~(店内から心地の良いボサノバが流れる)


メモリア「・・・外出許可がもらえたはいいものの、どこへ行けばいいやら・・・。(どこへ行こうか迷いながら、適当にぶらついている) 」

菫髪の少女「……(読書に没頭しているためか、大通りを行き交う人々の姿を歯牙にも欠けていない) 」

ヒロ「…ふわぁ…寝過ぎたなこりゃ(ガムを噛みながら大通りを歩いている) 」

菫髪の少女「スス…(街中の大通りに面したカフェのテラスで一人、本を片手に紅茶をすすっている)」

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最終更新:2014年10月21日 21:01