大変お手数ですが、真下から閲覧してください。
メモリア「・・・さて、私はそろそろ、お暇させて頂きます・・・ありがとうございました。(サージェスに一礼し、立ち去る) 」
サージェス「そうかい?まぁアタイと話しててそうなったってんならそれでいいよ。 」
メモリア「やるだけやる・・・やらないより、ずっといいですよね・・・少し、気が軽くなった気がします。(ぺこり、と一礼) 」
サージェス「やれるだけやってみな?やってみてダメだったら、ダメだったでいいじゃないか。例えそれで死んでも・・・それだけの話さ? 」
メモリア「不可能、挫折、今まで山ほど味わってきた・・・でも、今回だけは、何か、何かやれる事を、探したい・・・。(ぐっ、と強く拳を握る) 」
サージェス「そうさ、自分にできることさ。そりゃ不可能やら限界やらは出てくる。どうしても・・・でもねぇ、それでもいいんだと、アタイは思ってるよ?(メモリアに) 」
メモリア「私の今ある力で、できること・・・。(拳を握り、それを見つめる)」
サージェス「人にはそれ相応の”力”ってぇのがあるもんさ。その中で自分が何ができるかじゃないのかい?きっと・・・その
セルドってやつも同じこと言うんじゃないのかい?そいつがどんなのか知らないけどさ? 」
メモリア「・・・私だけがただのうのうと見ている、それはあまりにも、私の心が・・・痛みます、力が無い、・・・今まで生きていて力が無くて困った事は無かったのに、こんなにも、辛いだなんて。」
サージェス「ふぅん、どういう勝負か知らないが・・・いいじゃないか、別に弱くたって・・・。何もできなくたってもいいし、それに負い目を感じる・・・それもいい。悪くはないと思うがねぇ?(メモリアに諭すように) 」
メモリア「いいえ、私に戦う力はありません・・・ただ、私の友人が、近いうちに勝負をするのです、・・・私には、何も出来そうにないのが、どうしても心苦しくて・・・。 」
サージェス「なんだい、アンタ戦えるのかい?(メモリアの顔を覗き込むように) 」
メモリア「・・・私の力では、異能の力を持つ者には、太刀打ちできない・・・、ならば・・・どうやって、セルドさんを助ければ・・・。(呟くように、俯きながら口にする) 」
サージェス「ありゃ、下戸かい。そりゃあ残念だ!」
メモリア「いえ・・・遠慮しておきます、それに私・・・下戸ですし。(苦笑いし、やんわりと断る) 」
サージェス「散る桜、朽ちる桜も、同じ華・・・ってね。・・・飲むかい?(メモリアにそういって酒瓶をスッと差し出す)うお?今度ぁギター弾きか。 」
メモリア「失敗は成功の母、・・・というものでしょうか、・・・この苦悩もまた、華・・・という事なのですね。 」
サージェス「そうだよ?成功とか名誉とかだけが華じゃない。失敗も、挫折も、葛藤も、不屈も・・・りっぱな華さ。(ゴクゴク) 」
メモリア「命の華・・・ですか、・・・。(立ったまま、ぼーっと見上げる) 」
サージェス「ほ~ん、色々あんだねぇ・・・。ま、いいんじゃないかい?そういう悩みも葛藤も、命の華ってぇ奴だ。 」
メモリア「いえ・・・そうではなく、ただ・・・私は、本当に演奏する事が、自分にとって良いのか、・・・他にも、色々と悩みがあります・・・。 」
サージェス「これでいいのかって?演奏して・・・金(チップ)もらって、いったい何が不満なんだい? 」
メモリア「あ・・・ええっと、こんばんは・・・。(まずは一礼する)ええ・・・何だか、本当にこれでいいのか、と感じています・・・。 」
サージェス「んあ?そりゃあ、アコーディオン・・だねぇ?うん、ケースはアコーディオン入れるやつだ。あんた演奏家かい?顔見る限り・・景気はいいけど、迷いがあるってツラだねぇ?(豪快にけらけらとメモリアに笑いかける) 」
メモリア「私が本当に求めてるものは・・・う、・・・ま、眩しい・・・?(夜であるというのに輝いているサージェスを目にして、つい手で光を遮る) 」
サージェス「ん~・・・ッ。やっぱ外で飲む酒は最ッ高だねぇ!!(けらけらと笑みながらウォッカ片手にベンチに座っている、夜であるにも関わらず、その黄金の体は太陽のように輝いている) 」
メモリア「・・・(手に握ったチップと、背負ったアコーディオンの入ったケースを見て、複雑な表情をしながら歩いている)これが、本当に、私がしたい事なのか・・・?これで、いいのだろうか・・・。 」
メモリア「せめてこの手に、力があれば・・・いや、力があっても、何ができるのか・・・?私には、これしか無い。(アコーディオンを一撫でし、構える) 」
ヒロ「…あの子(結香)の能力は、無意識に出たのか…なら本人に問いただすのは流石にまずいよなぁ…(ベンチに座る) 」
メモリア「ええ、また明日・・・(セルドに向かって軽く手を振る)・・・一般人には、何があっても、どうしようもない実力差・・・。(自分の手を見て、無力さを感じる) 」
セルド「メモリアの演奏は聞いて行きたいけど…俺は一旦宿へ戻るよ。俺がいるのは場違いみたいだし、それに考えを整理しておかないとな…それじゃあ、また明日な(手を振り、宿へと去っていく) 」
メモリア「能力者・・・私から見たら、遥か遠くの、雲の上の存在・・・にも近いですね・・・。(正直、恐ろしいと思います・・・)・・・さ、て・・・折角演奏できるようになった事ですし、・・・一曲、如何です?(ベンチに腰を据える)」
ヒロ「…ん、またなー(玲華に)」
セルド「(耳打ちされ、こくりと小さく頷く)――――……えぇ、玲華さんもさようなら。 」
玲華「…では、私も失礼させていただきますね。フワッ…(セルドを横切る際、「今日見た事は誰にも公言しないようにお願いします」と耳元に告げ、優雅な足取りで去っていった) 」
メモリア「ええ、また・・・。(結香に軽く手を振る)(能力者・・・ああ、あの子は能力を使うのを禁止されていたんじゃ・・・。)」
セルド「(玲華さんのお陰で元気になった…みたいだな)……じゃあな、気をつけて帰るんだぞー(結香を見送る) 」
ヒロ「ん、またねー!(結香を見送る)」
結香「はーい…!(なんとか元の調子に戻った様子)お兄ちゃんたち、今日はありがとう!また遊んでね♪(玲華より先に帰っていく) 」
玲華「…くす、あとで町長様に言わないとね。(苦笑しながら雰囲気をとりつくろう)さ、また私がお家まで送ってあげますから、今日はもうこの辺にしましょう。ちゃんとみなさんにお礼するんですよ。(微笑みながら結香に) 」
結香「ふぇ…あっ、玲華お姉ちゃん!(セルドの問いを聞く前に玲華が視界に入ったため、彼女に手を振る) 」
メモリア「・・・おや、奇遇で―――(と玲華に言葉をかけようとしたところで、詰まる) 」
ヒロ「…あ、玲華ちゃん!…どうしたんd…あっ…(玲華と同じように床を見て) 」
セルド「ん?あぁ、いや………(そうだな…やんわり聞いてみるか) なぁ、結香はたまに『自分が他の人とは違う』なぁって思うことは――――…玲華さん…! 」
玲華「あら、みなさんおそろいで。(優雅な足取りで広場にやってくる)あ、結香ちゃん、こんなところにいらしたのね。ご家族の方が心配して連絡が回ってきたのですが…よかった、みなさんと一緒で―――――――(ふと、結香の能力で破損した広場の床に目が向いた)…………。 」
メモリア「ヒロイック・・・英雄、・・・。(何とも言えぬ表情になる)そう、その顔!その笑顔が見れれば、私はそれだけで幸せです。(結香の笑顔を見て、こちらも笑顔になる)」
結香「……うんっ!(メモリアとヒロに笑顔を見せ、ハンカチで涙を拭く)……どうしたの…?(セルドの顔を覗き込み) 」
セルド「な、泣くなって…あはは(苦笑しながら結香に)(ただ、気になるのは…結香が能力者ってことだ。自覚してるのかしてないのか…生まれつきなのかそうでないのか―――それは一樹にも同じことが言えるな…)(思考を巡らす) 」
ヒロ「みんなが君のために戦ってくれるってさ…流石
キュラリアのアイドル、みんなから愛されてるんだな(笑顔で結香に) 」
メモリア「(ハンカチで結香の涙をそっと拭き)泣いてる顔より、笑顔の方がずっと、素敵ですよ。 」
結香「…メモリアお兄ちゃん、セルドお兄ちゃん……ありがとう…。(嬉しくて涙を流している) 」
セルド「あぁ、キュラリアのアイドルを泣かせるようなヤツだからな…(よっこいせ、と屈んで結香と目線を合わせる)後は俺"たち"に任せとけ。(結香の髪を軽く撫で、歯を見せて笑う) 」
メモリア「気持ち良さそうに寝ていたので、邪魔するのも悪いかと思い、もうちょっと暖かくすべきかな・・・と思いまして、かけておきました。(にこり) 」
結香「メモリアお兄ちゃん……はわ?(自分がメモリアの上着を羽織っていたことに気づく)…これ、お兄ちゃんのじゃ…。 」
ふぁさ・・・(結香の背中からコートが落ちる)
結香「そ、そう…戦う?…あうん、へーきへーき。ありがと、セルドお兄ちゃん。えへへ…。 」
メモリア「どうやらお目覚めのようですね。(結香を見て、にこり、と微笑む) 」
セルド「しっかし…まだアイツの要求がまだだ、足の速さを自慢するためにこんな勝負を仕掛けてくるモンかな…(つぶやく) ゆ、結香。もう何ともないんだな?(目を覚ましたことに気がつく) 」
ヒロ「帰ったよ?セルドと明日戦う約束をして、な(結香に) 」
結香「…はれ… ……ボク、何してたん、だっけ…。…あいす…?…あいす……あっ、あーっ!!あの意地悪なお兄ちゃんは!?(きょろきょろ) 」
ヒロ「…ん、気がついたか?(結香に) 」
メモリア「しかし・・・競争ですか、能力から見て・・・勝ち目はあまり、なさそうに見えますが・・・。(不安そうな表情)・・・っくしゅっ、寒い・・・。(ちょっと身を震わせている) 」
結香「……ん…(目が覚め) 」
セルド「もう勝った気か?そいつはまだ気が早いぞ(表面上で余裕を取り繕う)……明日の仕事は休むか(一樹を見送り、メモ帳を一旦開いてパタンと閉じる) 」
男子高校生→一樹「アンタが勝負に出るのか?そいつぁいい。…だが―――――それでも俺は勝つぜ。(にたりと笑うが、目は笑っていない)――――俺の名は「佐々木山一樹」(ささきやま かずき)。この街で誰よりも早い、"韋駄天の風"だ! 明日の21時、この広場に来い。…俺とお前の、この街を巻き込むほどの最大の競争をしようぜ。(広場から去っていく) 」
セルド「(言うことを何でも、か……)…分かった――(ふぅ、とため息混じりに言葉を発し、)――乗ってやる。(男子高校生へ向き直る)(とんでもないハンデだな…あくまでも競争者以外の者の妨害、俺は走り続ける他ないってことか) 」
メモリア「・・・能力から見ても、圧倒的に優位に立っている事には変わりないですし、ハンディキャップ・・・という奴ですか。(男子高校生を見て、少々むっとした表情) 」
真庭鳳凰「(ふむ、
カンナギが興味を示しそうな趣向だな、だが・・・)我は遠慮しておこう。もう、気は済んだ。(団子モグモグしながら去っていく) 」
ヒロ「…相当の自信があるってことか…(男子高校生をみて) 」
男子高校生「更に、だ―――――(話を続け)――――――アンタらの内で競争者以外の奴は、俺が街に帰ってきた瞬間から好きなだけ妨害してくれていいぜ。…この勝負にアンタらが勝ったら、何でも言うこと聞いてやらあ。…ど?悪くないだろ。 」
セルド「な、何言ってんだアンタ……キュラリアを一周してから、って言ったのか…!?(状況を飲み込めず、男子高校生に) 」
メモリア「・・・眠っている・・・んでしょうか、・・・だったらここはあまり良くない・・・かな。(結香を抱き抱え、ベンチにゆっくりと、優しく降ろし)・・・あ、何か・・・毛布・・・し、仕方ない・・・。(自分の上着をそっとかけてあげる) 」
ヒロ「…おい正気かよあいつ、こんな広い街の外一周してから6kmのタワーに向かうのかよ…少しハンデ大きすぎんよぉ~(困惑)…お疲れさんっ(眠っている結香に毛布を放る) 」
男子高校生「俺とおまえたちじゃあ、実力で勝負しても俺が勝つのは目に見えている。とういうことで、ハンデをつけてやる。…スタートと同時に、俺は一度この街を出る。んでもって(両腕を広げる)――――――――"この街の外を一周して、またここの広場に帰って来てタワーへ向かう"―――――――――( ド ゥ ン ッ ! ! ! )」
真庭鳳凰「団子sage(団子を忍者キャッチ、そしてはしゃぐ)お?呑気に寝おって・・・。(結香を見て) 」
セルド「あのタワーまでか、6km……ただ?(男子高校生の言葉の続きを促すように) 」
結香「トサ…(優しく降ろされた時には、赤ん坊のようにすやすやと眠っていた) 」
メモリア「・・・とりあえず、もう・・・降ろしてもいいだろうか・・・。(結香を自分の背中から、そっと優しく降ろす) 」
男子高校生「…ああ、当然だ。(背後へ振り返り、キュラリアの街の中で一際目立つ巨塔を指す)あそこに建っているでっけぇ塔があるだろ。あれは『ツキミガハラタワー』っていう電波塔だ。ここの広場からあそこまでだいたい6kmある。先にあの塔の入り口前に着いた方が勝ちだ。…ただ―――― 」
真庭鳳凰「競争? 」
セルド「(その目……)…――――――それはただの競争、か?(男子高校生の視線を受け止め、凛とした表情を見せる) 」
男子高校生「食い物の恨みは恐ろしいってか、はっ。そうだなー…―――――――――誰か一人、俺と競争してみねえか。(不敵に笑いながら全員に誘うも、何故かその視線はセルドに一直線だった。そしてその目は酷く冷たく、余裕な雰囲気を醸し出す青年の本性が現れている) 」
メモリア「・・・キッ(男子高校生がもう何かする気が無いのか信じきれず、ただ結香を背負ったまま黙視している) 」
ヒロ「…ケッ!(話に納得して、しぶしぶ土刀をただの土に戻す) 」
真庭鳳凰「そうか、確かにそれもそうだな。それで・・・?それをいうお主は何を持ってこの場をおさめる?我は団子が大好物でなぁ、食い物の恨みは恐ろしいというだろう?その恨みを、何で晴らすのかな? 」
セルド「うっ…そ、それもそうだよな…(男子高校生の話に納得し、両手を降ろす) 」
ヒロ「…(これであの子は大丈夫…なはず。…あの野郎、ぶっ潰してやる…)(土を浮き上げさせ、土刀を作り出す) 」
男子高校生「(一同の顔を一瞥し)…はっ、あんたら、何躍起になってんのさ。たかが人のもん食っただけだろ、人を殺したわけじゃあるまいし。んな物騒なもん構えたり、忍者みたいな常人外れの人間もいるしよー。仮にも一市民だぜ、俺は。これじゃあどっちがイカれてんのかわっかんねーな。(笑) 」
セルド「(まぁ、確かに一見すると…能力は能力。何も違わない…けど、なんだこの違和感。何か引っかかる―――)あぁ、お前の口ぶりからしてそのようだな……ただ俺もはっきりした。お前を放置しておくことは出来ない。(緩慢な動きで、手のひらを裏にしたままゆらりと両手を正面へ伸ばす) 」
メモリア「頼まれましたよ・・・!(この子は、守らないと・・・あの下郎に手出しはさせない・・・!)(メモリアらしからず、キッ、と男子高校生を睨み、その姿を黙視する) 」
真庭鳳凰「ふむ・・・避けたか。まぁ、予想は出来た。お主ほどの速度なら・・・と。だが・・・ふふふ、面白いぞ?(ヌルリとした黒い殺気を放つ) 」
ヒロ「…頼んだぞ、メモリア!(結香を背負ったメモリアに) 」
男子高校生「あ?―――――――――ッ!!(“断罪円”を、持ち前のスピードですれすれで回避する)……!(汗)(っぶね…(体)もってかれるとこだった…!) あ?何のことだよ。能力は能力だろ。…ただはっきりしたぜ、俺もそこのガキも、そして他にも俺と同じ『力』を持つ能力者がいるってことをよー!(どうやら、例の能力に関して詳しくはない様子) 」
その少し離れた場所に、その男は気配を消してたたずんでいた。手をすぅうっと刀のようにかたどり、異能の域にまで練り上げた技を繰り出さんと一閃と一陣の風と共にそれを放つ―――、【忍法・断罪円】!
メモリア「―――・・・仕方ない、よね・・・!(結香を背負い、そのまま男子高校生から一気に距離を取る) 」
セルド「…!(汗)(肩を竦めて
レオネに) …!!(言葉が床に直撃する様子を見る)(あの子…何なんだ?いや、今はそれより―――)誰か結香をッ!! ……同じ力、って言ったか?街でよく見る能力とは違うのかよ…ッ(男子高校生の声がした方へ向き直り) 」
ヒロ「…あの野郎…!(許せねぇ…!)(普段は見せないような顔を男子高校生に向けて見せる) 」
男子高校生「――――――――ザッ(セルドたちから少し離れた個所に現れる)驚いた…まさか身近にいたなんてな、俺と同じ『力』を持つ人間が…!(倒れ込んだ結香を見て驚愕するが…)…はんっ、だけど…あたんなきゃ意味ねーよな。ま、ガキにはこの『力』を制御できないってことか。(へらへら笑う) 」
メモリア「ま、まずい・・・瀬時ちゃんが、倒れた・・・―――(脳裏に、瀬時のやられる姿が想像され・・・)・・・、迷うより、行動に移すべき・・・か!!(ダッ、と駆け出し、結香に向かって一直線に走る) 」
ヒロ「…!結香ちゃん…!?(倒れこんだ結香の方に駆け寄る) 」
結香「はぁ……はぁ…… …フッ…(意識が途切れたように力無くその場に倒れ込んだ) 」
セルド「ん、なっ!?(結香の言葉の実体化に驚愕) 消えたか…ッ!(男子高校生が消え、振り向く)……皆さん!落ち着いて!!速やかにあの通りから避難してください!!大丈夫、落ち着いて!!(まるで政府の人間がそうするように大声を張り、一般人を避難させている)(誰かの気配も消えた―――?)」
ドドドッドドッ…ドッシャアアアァーーンッ!!(実体化された言葉が広場の床に直撃する)
メモリア「き、消え・・・た・・・?(男子高校生の姿が見えなくて困惑している)まずい、まずい・・・始まってしまった、あの子は能力者、らしいけれど・・・まだ子供だ、痛みはきっと慣れていない・・・ど、どうにか・・・どうにかサポートを・・・。(ひたすらに、悩み、苦悩し、棒立ち) 」
高校生の姿が消えた瞬間、一人の男の気配が消える―――
男子高校生「…はんっ、言ってくれるねえ――――――!(結香の実体化された言葉を目の当たりにし、すぐさましゃがみ込んで履いているシューズに手を添える)この…クソガキテメェ"も"かァ!!!―――――ドンッ―――――(シューズが輝きを帯び、一瞬にして姿が消える) 」
ヒロ「…お、おい、待t…!?(結香を止めようとした瞬間声が実体化したのをみて驚愕) 」
メモリア「・・・あのセルドさんが、・・・怒っている、―――これが、戦いの気配・・・?(すぐ近くまで迫っているだろう戦いの気配に、少々怯えている) 」
結香「 うっ……(吐き捨てられたスプーンを見て、また涙が出そうになる)…ボクのアイスも、よーへいのお兄ちゃんの団子も食べた…。……ゆるせない……《ゆるせなぁい!!!》 ドッ!!!! (小柄な体からとてつもない大声を解き放つ。それと同時に、結香の口から《ゆるせなぁい!!!》の言葉が実体化し、男子高校生に向かって一直線に襲いかかった) 」
セルド「――――――――。(瞼が僅かに降り、これまで誰にも見せなかったような目つきになる)……その【能力者】ってのが、必ずしも人間より優れているとは限らないだろ。(指を後頭部へ突き立てられ、ぴくりとも動かずに低い声で) 」
ヒロ「おい待てや、それで返したなんて言えないだろ?(男子高校生に) 」
メモリア「どうなんでしょうね?何かの・・・いや、運命、とでも言ってみましょうか。(笑うヒロに、ちょっとヒネった回答をぶつけてみる)挨拶からしっかりと、重要な事です・・・欠かせませんね。(セルドに、にこり)・・・あの雰囲気は、・・・あまり穏やかじゃ、ないですね・・・。(男子高校生を見て、不安そうな表情になる) 」
真庭鳳凰「(ほう・・・覚醒能力者・・・というやつか?)ふむ・・・速度が速いな。これは驚いた。(高校生の黒い殺気を感知して) 」
男子高校生「おうクソガキ、アイス返してやっから向こう行けよ。ペッ(銜えていたスプーンを結香の足元に吐き捨てる)…ほらよ。 ピッ――――――――――(瞬時にセルドの背後に立ち、人差し指をセルドの後頭部に突き立てる)テメェこそ…人間が【能力者】をからかうんじゃねえよ。(黒い殺気を放出させ) 」
セルド「お、ま、え、なぁ……あんまり子供が大人をからかうんじゃないぞ(笑怒)(男子高校生に) それもお前のいいところ、かもな。誰にでもできるわけじゃないし(メモリアに) 」
ヒロ「あんたとはここに来るといっつも会うな!なんか縁でもあんのかな?(ゲラゲラ笑いながらメモリアとセルドに) 」
メモリア「それに一番いいのは功名も得る必要のない、平和で穏やかな日々が続くことですしね。(にこり)以前ちょっとだけやった事があったんです、まだできるとはあまり思ってなかったんですけど・・・笑顔になってくれて、私はとても嬉しいです。(結香に笑顔が戻って、つられるように笑顔になる) 」
結香「ボクはやりたいことを好きなだけやりたいもん! おわぁー…♪メモリアお兄ちゃん手品師なんだね!すごいよ!(アメ玉の一つを頬張る)…えへへ…美味しい…。(表情に笑顔が戻る)…あっ!それ、結香のアイス!!かえしてよっ!意地悪のお兄ちゃん!(男子高校生に) 」
真庭鳳凰「そのスピードを見せるために30代のオヤジの食べかけを食らうとは・・・。そうか、そこまで飢えておったか(ぇ 」
メモリア「そうですね、それに何というか・・・私も、これ(お辞儀)をしないと落ち着けないですし。(セルドにそう言い、苦笑い) 」
真庭鳳凰「ははは!誰もが羨むのチカラだな!!(ヒロに) 」
男子高校生「(セルドの発言を聞いて低い声で笑う)っは!そいつらがノロマなのが悪ぃーんだよ。俺のスピードに気づけないグズは自分の指でも食ってやがれっての。はっwww 」
メモリア「ええ、どうぞ。(にこり、と結香に微笑み、一つのアメを親指と人差し指の中ぐらいで摘みそれをサッとスライドして同じものを三つ出すちょっとした手品をしてから三つ全部渡す)怪我の功名、なんて言葉もありますけど、痛いのは嫌ですしね。(あはは、と笑い) 」
ヒロ「昔っから朽ちることない能力よ!土の能力と並んで誇れると思ってるわ!(鳳凰に) 」
セルド「いや、アンタが気にすること無いって。今はこうして普通になってんだしさ(けろっとメモリアに) 」
ヒロ「おいおい、泣くなって!アイスなら買ってあげるからさ!(ニコッと結香に) 」
結香「わああぁぁん…!!……ぐすっ、ぐす……ふぇ?(アメ玉を見て)……いいの?(涙目でメモリアを見上げる」
セルド「あぁ、ヒロもこんばんは!(ヒロに手を振り返す) あ、アンタそれ……(男子高校生のスプーンと串を見て察する)お、おい……アンタ人の食べ物を勝手に取るなよ。ほ、ほらっ…泣いちゃったじゃないか(結香を慰めようと肩に手を置く) 」
メモリア「あ・・・。(泣き出してしまったぞ・・・、こういう時・・・あ、そうだ)えっと・・・代わりになるかは分からないけれど、・・・これ、どうぞ。(結香に可愛い包みに包まれたアメ玉を差し出す) 」
メモリア「今度はあんな怪我を負わないように、あまり無理をしないよう心がけます。(あはは、と苦笑いする)恐縮させてしまっていたんですか・・・それはなんというか、すいませんでした・・・。(セルドに謝罪の意を込めた礼をする)こんばんは、ヒロさん。(ヒロにお辞儀) 」
結香「はわ…あわわ…アイス… …ボクのアイスがきえちゃった… うるうる……わああぁーーん!!(声をあげて号泣する) 」
真庭鳳凰「(あれ食べかけ・・・他人の団子のたべかけ・・・)ほう、速いなお主。 」
男子高校生「――――――――ふぃー…食った食った…。(風がやむと同時に、一同の背後にいつの間にかたたずんでいた。アイスのスプーンを銜え、片手の団子の串をぶらぶらさせながら満足そうにしている) 」
真庭鳳凰「ははは、それはいい。よいチカラだ(ヒロに) 」
ヒロ「…うわっ!?(風が吹いてきた瞬間にゴーグルを装着)お、セルドゥー!メモリア!(手を振る) 」
セルド「うん、メモリアもこんばんは。…はは、アンタのお辞儀にも慣れてきたな。最初は俺も恐縮しちゃってたよ(苦笑してメモリアに) 」
メモリア「う・・・ッ、風が・・・。(帽子を持っていかれまいと手で抑える) 」
セルド「やぁ、結香。皆と何してたん―――うぉっ!?(一陣の風に眼を細める) 」
真庭鳳凰「 ( д) ゚ ゚(団子が一瞬で消えて) 」
ヒロ「ああ、一度覚えた人の名前はそう忘れないからな!(キリッと鳳凰に)お、そっか!名乗るまでもなかったな!ハッハッハ!夜遅いけど遊びに来ちゃったよ!(結香に) 」
結香「あっ!この前の…セルドお兄ちゃんだー!きゃほ~♪(セルドにも手を振って挨拶する)うん、元気が一番だよ…って、はわ…??(アイスを食べようとしたらいつの間にかなくなっていたため、涙目になって辺りを何度も見渡す) 」
メモリア「どうも、セルドさん、こんばんは。(セルドにお辞儀する)あはは・・・ちょっと無理する程度なら今はもう大丈夫ですよ。(叩かれてるのにも動じずににこり)ちょっと前に、軽く面識がありましてね・・・。 」
ビュォォオ!!―――――――ヒュン―――ヒュン―――――――(突然広場に強い風が吹く。風が一同を吹き抜けた時、結香のアイスと、鳳凰の団子が一瞬で消えてしまった)
真庭鳳凰「ははは、元気が良いなお主は(楽しそうに結香に) 」
メモリア「どうも、こんばんは。(手を振ってきた結香にお辞儀する) 」
セルド「ええと、このお店に話は聞きに行ったし…あとこのお店のスープは絶品だったな、料理の研究が捗るぞ…(メモ帳を眺め、ふらりと広場に立ち寄る) …お、アンタら。見知った顔がいくつかあるけど(結香たちの方へと歩み寄る) 」
結香「あ!えーっと…確か…メモリアお兄ちゃん!うん、そうだ♪やっほ~♪(やってきたメモリアに手を振って挨拶)うん、まかせて☆(アイスのスプーンを銜えたまま、鳳凰にウインク) 」
真庭鳳凰「道案内?おぉ、それはありがたいな。是非ともよいかな?(結香に) 」
メモリア「(コツ、コツ、と歩いてくる)やっと、気にならなくなりましたね・・・。(腹部をちょっとさする) 」
結香「うん、そだよー!よーへいのお兄ちゃんがお困りなら、道案内したげるよー?(鳳凰に)わぁー!こんばんはー♪…えと…確か、ヒロお兄ちゃんだね!玲華お姉ちゃんから名前聞いちゃった♪えへへ。(ヒロの微笑み返す) 」
真庭鳳凰「うむ、そうだ。覚えていてくれたか(ヒロに) 」
ヒロ「ん…?(声の方を向く)…やぁ結香ちゃん!こんばんは!(ニコっと結香に)…むっ、あんたは確か……鳳凰か?(鳳凰に) 」
真庭鳳凰「・・・、そうさな。話に聞くだけで訪れるのはこれで初めてだ。お主はこの国の住民か?(結香に) 」
結香「いいないいなぁ~…ボクもあそこに住んでみたいなぁー…。よーへいのお兄ちゃんもこの街は初めて?(鳳凰に) 」
真庭鳳凰「いや、知らぬなら良い。うむ、
カオスホール、そういったところだ。(結香に)ふむ、多しか・・・ヒロ、だったかな? 」
結香「よーへい…?(デフォ目で首を傾げる)東って事は…カオスホールのあるところだよね!?ボク、一度あそこへ行ってみたいんだぁ~♪ あ、この前のお兄ちゃんだ!(ヒロを見ながらアイスを舐める) 」
ヒロ「あー、遊びに来たのはいいが遅くなってもうたー…今どっか開いてるかなー…(歩いてくる) 」
真庭鳳凰「むお!?お、落ち着け・・・(汗)我はどちらでもない、我は・・・(忍びであることは、伏せておくか。)傭兵だ。(たいして変わってない)東の方から来た。 」
結香「わぁ…!お兄ちゃんの衣装すごく綺麗ー♪ね、ね!お兄ちゃんって歌舞伎役者さん!?それとも魔法使い!?何処から来た人なの!?(鳳凰に興味津々のようだ) 」
真庭鳳凰「あむあむ・・・む、なんだお主は?言っておくが・・・団子はやらぬぞ?ムシャムシャ(結香に) 」
結香「……!おぉー…!(鳳凰の煌びやかな装飾を見て思わず目が輝く) 」
真庭鳳凰「あむ・・・むにゃむにゅ・・・ふむ、キュラリアの団子も中々・・・。(広場で立ち食い) 」
結香「ぺろぺろ…(広場の隅にあるアイスクリーム屋のちかくにあるベンチに座って、ミントアイスを舐めている)ん~…っ!おいしー♪ 」
~キュラリア・広場~
最終更新:2014年10月21日 21:05