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20xx年
人類の生態系破壊によって多種多様化する生命の増殖に歯止めという二文字は存在しなかった
我々人類自身もまた、ダーウィンの唱えた『進化論』に基づく環境適応……そう、
異形へ変異する事すら厭わない、その残酷な選択に手を染めざるを得なかったのだ
「知っているか少年」
「この地平線まで続く干上がった大地、ここはかつて王様が愛してやまない花畑だった」
「ここでは独臥でさえ妖精のように見える、光の楽園と人々は呼んだ」
「そう……『奴等が』、人類の更なる反映を訴えなければ」
ある者は平等と万能の不可能を唱える
よりよい種の存続を掛けて
「我々は侵略者ではない」
「あえて、諸君等下等生物に、あえて知能レベルを合わせ説法を説くのはそのためだ」
「我々は勝者でも敗者でもない、手を取り共に進もうではないか」
「食物連鎖、その先へ」
ある者は万能の可能がため、生命を代償に自由の翼を求める
例え、それが神々に愚行と諭されようとも
「ようこそ【
政府軍第13大隊K.P.A】作戦本部へ」
「我々の任務は一貫して一つ、これより、そしてこの先もあなた方へ送信される指示は全て人類の存亡を掛けた戦いの一貫」
「取り戻すのです、例え種の存続を手放す事になろうとも……我々人類の尊厳を––––––––」
––––––––––– あ の 、 黄 色 い 鼠 か ら
『ただいま諸君』
「馬鹿な…固体『P.KITIGAI型』だと……ッ!?KEIOSU火山火口へ叩き込んだのでは…」
「流石完全寄生生物。火口内に生息する僅かな微生物を取り込み固体を最生成、意識だけをリスボーンさせたのか」
「何処だ、何処から来る……!」
「えっ」
『 正 面 だ 』
PIKAMAN「私の城に入るのに、裏口から回る必要があるかね」
————PIKAMAN HAZARD――――
『我々はPIKAMANだ。お前達と同化する……土下座は無意味だ』
ウィリアム「各自無線をレーザー通信に限定!奴の声を聞くなッ!」
『人類は絶え間なく自己の正当性を主張し『完全なる答え』を導き出せなかった、よって我々は最期の審判を代行し』
『 模 範 と な り 得 る 正 当 性 を 提 示 す る 』
槭「絶望的ですね、既に4つの主要都市内2つが陥落、そして1つは国民全ての【PIKAMAN】化が確認されました」
システリア「細胞一つ一つが万能の適合性を持ち、一度体内へ侵入すれば確実に【PIKANAN化】してしまう…どう考えても白兵戦は不利、アンドロイドでさえも取り込まれる可能性は否めない」
『こちらChaos小隊、撤退は許されない。迎撃せよ』
マイク「ええい硬化機能を備えたPIKAMANは化け物か」
クラーク「細胞破壊専用のマイクロ波砲すらも反射される…打つ手がない……ッ!」
カンプ「前線の白兵部隊が全滅、信じたくないがな…『死人の数だけ敵兵力が増量している』」
システリア「しかし元は生物。細胞のみで生存できるならば最早寄生するまでもなく増殖が可能だろう」
マリー「となると、打開策は見えて来るな。元々は生物だ…格を物理的に破壊さえ可能ならば」
システリア「希望はある……科学者にあるまじき思考ではあるが」
マリー「可能性が1%でもあるなら……それに賭けるしかないだろう」
––––少年よ覚えておけ、ヒーローとは遅れやってくる物だ
戦闘力5000の
ピカマン「な、なんだァァァおめェはよォォォーッ!?」
BOBU「戦闘力5000か、ゴミめ」
英雄神VS黄色の悪魔
–––––––––そして
PIKAMAN「機械など相手になるかッ!」
TEO「機械か。微生物集合体の基準で図ってくれるな、ターミネートする」
ターミネーターVSエイリアン
灰色のピカマン「人間…ではないな。何者だ貴様は」
灰コート「どっかのSSじゃチーターだったよ、ヒィヒヒヒィ」
最強の人類VS最狂の鼠
日化万「ほう、まさか貴様が古生代伝記(旧ドラマ)を熟知しているとはな」
五台目様「ああ、あれは良い時代だった……人の営みが、『努力」と呼ばれ無下にされなかったあの時代はな」
よっちゃんVSぴかちゃん
ピカマン「俺は雷、雨の化身」
メタルマリオ「VOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!」
超兵器VS超生物
ピカマン「人類よ、何故同一化を拒む?」
––––––––これは神に望まれた運命なのか
ピカマン「我々を生み出したのはお前達の平和を望む『総意の象徴』ではないか」
––––––––それとも人類が自ら背負いし十字架なのか
ピカマン「繰り返される戦争、思想の衝突。それらは普遍的である筈の『正しさ』が国境や時代、あらゆるパラドックスによる矛盾、その摩擦が不毛の地へこの星を変貌させるのではないか!」
––––––––最後の審判は、ノスタラダムスの予言はまさに『今』だったというのか
ピカマン「答えろ!人類ッ!!」
––––––––だが過去がいかなる物であろうとも、我々は今を生きなければならない。何故なら我々は…
カオス「ああ、答えならとうの昔にここにあったんだ」
レインド「そんな事言うまでもない…お前達には一生かけても理解できないだろうがなァッ!」
我 々 は 、 生 ま れ な が ら に 自 由 だ っ た か ら だ
劇場版
カオスドラマ
――――PIKAMAN HAZARD――――
3016年 春
全国ロードショー
最終更新:2015年04月03日 00:03