その頃、カナンでは…
フーナ「(宝石のように煌めく蒼い地面の上を歩きながら、かつて目にしたことの無い幻想世界の各地を見渡している)話には聞いていたけれど…凄く綺麗なところ…!神秘的だ…(小さな瞳にたくさんの光を閉じ込めて)」
フーナ「(ふぅ、と白い息を吐く)南に位置する場所なのに、少し肌寒いのも不思議…ブレザー着てきてよかった。(冷え込む体を両手で摩りながら)…
デイリンさんが言っていたのは、この地で間違いないみたいだね…―――――」
時は数時間前に遡る…
フーナ「…調査、ですか…?(とある室内で書類の整理をしながらある人物と会話している)」
デイリン「(碧の美しい長髪をした女性がフーナの前に立っている)ええ。他の惑星神よりも、貴女の方が
ケイオスに詳しいと思ってね。」
フーナ「…わかりました、引き受けます。(潔く頷いて)」
デイリン「ありがとう。(その際、ふとフーナの瞳を覗き込んで)…ふふっ、すっかり大人びたわね。貴女がここにきて、もう二年が経つのね…短いようで長い間だったけど、十分成長したみたいで嬉しいわ。」
フーナ「ぇ…あ…っ…… あ、ありがとうございます…!(…デイリンさんに認められた… 嬉しいな…)(頬を人差し指で掻いて照れくさそうに笑う)」
デイリン「…『彼』が今の後継者である貴女を見たら…どう思うかしらね。(嬉しそうな笑みを含んで呟く)」
フーナ「……?(誰のことだろ…?)(きょとんと小首を傾げる)」
デイリン「…あら、ごめんなさい。話を戻すわね。貴女に調査に行ってもらいたい場所は…南にある『カナン』という秘境の地よ。」
フーナ「『カナン』…?聞いたことないですが…そこは一体…?」
デイリン「…?フーナでも知らないのね… …ん…まあ、いいわ。何故ならそこは、知る人ぞ知る秘境の地…。フーナ、『夢の泉』のことは知っているかしら?」
フーナ「それも知りません…(ちょっぴり申し訳なさそうに)」
デイリン「そうね…この際だから、覚えておいて。『夢の泉』…それは、全ての生き物の夢と希望が集まり、眠りについた者に夢と安らぎを与えるといわれている泉よ。泉には『スターロッド』という、夢を生み出すことのできる秘宝の杖が刺さっている。スターロッドの力によって夢が作り出されて泉の水に溶け込み、水が蒸発することで眠りについた生き物に良い夢を届ける仕組みになっているのよ。」
フーナ「夢を生み出す泉と杖…なんだかおとぎ話の様で素敵ですね。(女の子故か、ファンタジーのような世界観に引き込まれている)」
デイリン「ええ、そうよ。でもね、この泉の力の源、スターロッドが失われると泉の力がなくなって、人々は夢を見ることができなくなってしまうのよ。そして…夢の泉とスターロッドは、あらゆる惑星に存在していて、無論…ケイオスにもあるの。それが、カナンの地にね。」
フーナ「そうなんだ…そんなものが、ケイオスにもあったなんて…(話の内容に目を丸くする)」
デイリン「そんな中、ある神が、最近不審な人物がカナンの地を何度も行き来している姿を目撃したの。実はカナンには守護者唯一人が在住していて、住人はいない。他所者が世界中の人々の夢を操る秘宝を狙っているのではないかと疑っている。そこで貴方には、カナンにあるその夢の泉とスターロッドに異常がないか調査、およびその不審者を目撃次第取り締まってほしい。もしも確保が完了した時は、神界ではなく世界政府へ連行してほしい。」
フーナ「わかりました、任せてください!(夢の泉とスターロッド… カナン… デイリンさんに認められたんだから、しっかりこなさないと…!)」
フーナ「はい…!」
フーナ「デイリンさんから貰った情報がなかったら、この地には来れなかっただろうなー…(流石秘境の地と呼ばれるだけはある… でも、発見に苦労するこの地に…果たして本当に不審者なんかいるのかな…)(むむむと警戒しながら辺りを見渡す)」
フーナ「…静かだ…今のところ異常はないみたい。(…そういえば、夢の泉って何処に―――――)(青透明の小さな橋を過ぎたその瞬間だった)」
―――― ド グ ゥ オ ォ ン ッ ! ! ! (フーナより遠く離れた場所で、爆音と共に黒い煙が上がった)
フーナ「―――!!?(突然勃発した事態に戦慄し、警戒態勢に入る) 何あれ…まさか……!(デイリンの言っていた『不審者』の言葉が脳裏を横切る)…ッ……貴方の好きにはさせない…!(煙が上がった方角へと駆け出した)」
~South・M・Land 秘境の地『カナン』~
モララー「(異次元の穴の中から颯爽と現れる)……ここなのか――――!(到着するや否や、目前に広がるその幻想的な空間に驚嘆する)…すげぇ…なんだここは… ぜんぶ、結晶でできてんのか…?(目を丸くしながら景色を一望する) 」
ヒロ「…ふむ、これはすごい(周りを見て)なかなかいい景色だ 」
モララー「そういや…さっきの丸いの(黒いティンクル族)何処行ったんだ。(彼女の救済を求めるか細い声を思い出しながら辺りの状況を確認している)……(そっと目を瞑る) 」
モララー「……この先に『何か』がいる。それも大勢…だが、どいつもこいつも覇気を全く感じられない… どうなってやがる…(“
アンビション”で気を感知していたが、そのあまりにも不自然な存在に眉をひそめる) 」
ヒロ「………何か………?
――――――― ド グ ゥ オ ォ ン ッ ! ! ! (突然、一同から離れた先で爆音と共に黒い煙が上がった)
来ヶ谷唯湖「ほう……それは益々興味深いな。(神妙な表情で遅れて歩いてくる) 」
モララー「わかんねえ…ただ、あれだけ大勢いて誰一人として覇気がない。こんな気を感じたのは、『あの日』以来―――――!(爆音が轟くと同時に振り返り、空へと上る黒い煙を捉える)…っ~~…さっそくか…(後頭部を掻く) 」
来ヶ谷唯湖「……しかし実に妙だ。話によれば、数多くの人間がこの異空間に導かれたと聞く。聞かされた話と絵面がまったく異なっているではないか。 」
モララー「…助けを求められた以上は、引き返すわけにはいかねえよな。(首に巻いたマフラーに手をかけ眦を決する)俺は先に行く…… ダ ッ (前のめりに倒れ込む様に勢いを付けた駆け出しで現場へと向かう) 」
ヒロ「………あの日、とは………?あっ…!(走って行ったモララーを見て) 」
その頃、爆発が起きた現場、無数の結晶剣山のある地帯では…
レン「ズサァア!!(スライディング登場)……あら……何処かしら此処、暗黒に呑まれてきてみれば随分と物騒な場所ね 」
来ヶ谷唯湖「おや……〝ダイナミックオジャマシマス〟とは……なるほど。聞いた通りだ。(レンを見て) 」
火愚病「なんてこった・・・・暢気に河原で昼寝してたらガッズィーラに踏み潰された気分だぜ。(その地点の轟音で原っぱからむくりと起き上がり) 」
メキメキメキィ…ッ…―――――― ボゴォンッ ボゴォンッ ボゴォンッ ! ! ! (一同の前に漆黒色の棺桶が三つ出現する) ズ ゴ ゴ ゴ ……――――― ガ ゴ ォ ン … ッ … ! ! !(棺桶の蓋が一斉に開き、中から三つの影が姿を露わした)
火愚病「(義足による歩行で別方向からくる者達よりかは遅いが確実にそこの地点への距離を縮めていく)なんかこれとっても危ない感じがするゾ、ヤバいゾ、死ゾこれは。 」
ディアボロ「┣¨ゴォッッッ(今日のボス:久々にシャバの空気かと思ったら棺桶の蓋に後頭部を打たれ死亡) 」
閲覧者「コツン…(棺桶の一つから現れ出でる)……(見慣れない景色に当たり左右を見渡している) 」
鶴姫「ばびゅーんと、ずばっと見参☆(棺桶の中で目が覚め、勢いよく飛び出てくる)……はれ?私…何でこんなところにいるのでしょうか…???Σ(〃゜△゜〃)(一人で勝手にパニックに陥っている) 」
グランドーク「ズガッシャアアアアァァァーーーンッ ! ! !(窮屈な棺桶を粉々に粉砕して現れる)ブオオオオォォォーーーッ!!!オイ(一人称)、生き返った…のか!?う、うおおおおおぉぉぉーーーッ!!!!(耳がつんざくほどの凄まじい雄叫びを上げる) 」
レン「 ……本当に物騒なものですわね。棺桶って事は屍が歩くのかしら?(ボールをくるくると回しながら飄々と構えてはいる) 」
火愚病「ありゃあ、棺桶?棺桶から・・・・ヒト?・・・・まさか、アレは一度死んだ者が蘇ったということかな? 」
ヒロ「……なんだ、こいつらは……!(閲覧者、鶴姫、グランドークを順番に見る)……ふむ(レンのボールを見てグローブを取り出す) 」
来ヶ谷唯湖「 おぉ… はっはっは…何やら豪勢になってきたな。しかし者ども10分遅刻……惜しい(何 」
赤コートの人物「 ピク ―――――――(カナンのある場所にて。碁盤を前に結晶の台の上に静かに座り込んでいたが、碁盤の上にある駒の三体が動き出したことに反応する) 」
ラプンツェル「……どうかされましたか。(赤コートの人物の傍に立ち、幻想空間を俯瞰している) 」
赤コートの人物「…どうやら何者かがこの地に現れたようです。至急、駒の数を増やしましょう。(そう言うと胸の前で十字を切る) 」
ラプンツェル「そう…殲滅は任せましたよ。私は先に行きますので…(コートを靡かせながら踵を返し、ある場所へと向かう) 」
赤コートの人物「任されました。フ…フフフ… さぁて…貴方がたは、この私を楽しませてくれるのでしょうかねえ。―――――― ゲームは、大人数だと楽しくなります。(ニタリと怪しく嗤うと、詠唱を始める)」
閲覧者「( ド ッ ク ン ッ )―――――!(誰かに背中を突き飛ばされたような衝撃が走り、レンに向かって駆け出し襲撃を仕掛ける) 」
鶴姫「( ド ッ ク ン ッ )ほわっ…!?あ…ぁ…!か、体…が…!?(体中が痙攣し、何処からともなく取り出した弓矢を来ヶ谷に構えた)体が…勝手に動きますー!!ほ、ほわわ…っ…!!(ドドドシュァッ ! !)(彼女に向けて矢を何本か放った) 」
グランドーク「( ド ッ ク ン ッ )ぐッ…おおおおおおぉぉぉぉぉッ!!!!!オイ(一人称)、ウズウズしてきたぞおおおぉぉぉーーーッ!!!!(持ち前の巨体、そしてその大柄な体に似合わぬ圧倒的な速度を持って、火愚病とヒロの二人に突撃を仕掛けた) 」
レン「 ちょっ――(あまりにも唐突な襲撃か、腰が引けて一瞬固まるが小柄な体格を駆使した得意のスライディングで閲覧者の真下を潜り抜ける)乱暴なのね、いいわ、相手してあげる(若干の白い覇気を見せながら、閲覧者へと振り向くと同時に手元のボールを投げつける) 」
来ヶ谷唯湖「 ……うん? ...パシィッ(矢を手掴み)…なんだ?(涼しい顔をしている) 」
――――――……‥ダズェェェエエエエエエ工工工工工 工 工 工 (遠方から響く声、それが徐々に大きくなって近づき) ┣¨ ッ ゴォッッ (近距離まで接近したとレンが認識できるようになると同時にソレは、箒にまたがって彼女の肩をすり抜け閲覧者に正面から衝突した)
閲覧者「ゲシィ ! !(投げつけられたボールを上空へ蹴り上げる)……制御不能、制御、不能… “閲覧時間”、開始。(フードの中から血走った右目しかない顔面が除き、その眼光でレンを突き刺すように見つめる) 」
火愚病「う、うおおおおおお!!?な、なんだぁ!?急に奴が闘牛みたいに突っ込んできたッ!蘇生したことが引き金になったのか!?・・・いや、そんなことはどうでもいい!こういう時は・・・・―――――逃げるんだよぉおおおおおお!!!!(んびよぉい~んと術でブーストを掛けながら回避) 」
閲覧者「攻撃を始め―――― !!!?(ド グ ゥ オ ォ ッ ! ! !) ――――――ズシャアアアアァァァァンッ ! ! ! (流れ星の如く現れた影が吹き飛ばされ、結晶剣山に激突した) 」
レン「 (ボールを囮に懐に潜りこんで――)……(閲覧者に激突した何かを横目で見て若干冷や汗)何何何よ、誰!? 」
鶴姫「ほわあぁー!!と、止めてください~~~!!!(ドッドドドッドドッ ! ! ! )(“糸貼りの矢”―――上空へ矢を放ち、矢に命中した者の動きを止めようとする) 」
ヒロ「………来たかっ………!!!!(右腕に土を集め、鉛のような硬く、大きな腕と化させ……)……うぉぉぉりゃあああああ!!!!(グランドークを吹っ飛ばそうと攻撃を仕掛ける) 」
霧雨魔理沙「キャスト・オフ––––––– ぺぎゃぁッ?!(閲覧者に追突し高速で移動しているため殆どピンボケ写真にしか見えないドヤ顔を決めると同時に閲覧者もろとも結晶剣山に追突し彼女の形をした大穴を空ける) 」
来ヶ谷唯湖「む?……〝止める〝…?ほ~う…… サッ サッ サッ ガシッ(姉御特有の瞬間的高速移動で鶴姫の背後をとり、両脇を押さえる)つまりきみは、こうしてほしいわけだな? 」
グランドーク「ぶおおおおぉぉぉーーーーッ!!!!(しかしグランドークの圧倒的速度による突撃はヒロの防御を貫き、彼を吹き飛ばしてそのまま火愚病を追跡する。そしてその速度は、火愚病のそれを遥かに上待っており、彼の前に回り込む様に現れた)ハァハァハァ…ッ!暴れてぇ…もっと暴れてえぞおおおぉぉ!!!ズシャアアアアァァァンッッ! ! ! !(両腕の拳で地面を叩きつける。結晶の破片が火愚病とヒロに襲いかかる) 」
閲覧者「……不覚…(土煙の中から後頭部を押さえつけて現れる)…ジャキンッ ! ズァ…ッ… ! (ローブの袖から鉄パイプのような黒い棒が突出する。鋭い先端を持つその棒でレンに刺突を繰り出す) 」
ヒロ「……ぐはぁぁぁっ!!(吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる)……破片……っ!(吹き飛ばされながら、下の土を浮き上げさせ、盾のようにして破片から身を守る) 」
鶴姫「わっ!そ、そうです…!何方か分かりませんが、ありがとうございま――――( ドックンッ )――――!?( シュバッ )(鶴姫自身のものとは思えない動きで火愚病の拘束から逃れ、再び弓矢を構え始める) 」
火愚病「―――コイツ、早い!!・・・・だが、――――――反魂術、時よ転輪(まわ)れ!!(結晶の破片は火愚病に飛ぶ、しかし、どれほど飛んでもどれだけ進んでも彼には到達しない。)転輪(まわ)る時の中で動けるのは、俺だけだ・・・・。(その間にそそくさと数十メートル離れる。) 」
レン「 唐突な魔法使い……随分と節操のない魔法使いね、慎ましく登場は出来ないのかしら?……そんなこと言っている場合じゃありませんでしたわね……ッ!ピキャンッ!(閲覧者の黒い棒による刺突に対し、後方にステップしつつ前方に氷壁を造る事で攻撃を相殺)それ!(氷でもしっかりとした硬度の氷柱を精製すると、閲覧者へと氷壁越しに投げつける) 」
霧雨魔理沙「 \ボゴォッ/(結晶剣山の表面を彼女の帽子がドリルのように突き破って這い出てくるまでの間、10秒)いでで…… ったく、パッチェさんの奴……これじゃ加速装置じゃなくてワープ装置のぜ(糸目で這い出て頭をボリボリとかきながらぼやく)さぁて、いったいぜんたい何処に飛ばされたの––––– ぜ (飛来してきた結晶の破片を盾のようにして防ぎわずかに仰け反る)––––め、メイド喫茶? 」
グランドーク「(火愚病の反魂術がとけた後、グゥンと身体を停止させる)ん゛ん゛…ッ!なんだァ…?てっきり追い抜いたと思ったのだが…おおおおああああぁぁぁッ!!!(自身の背丈の何倍もある結晶剣山の一本を引き抜き、それを火愚病に向けて豪快に投げ飛ばした)ぬおらああああぁぁッ!!!(その後振り返り、剛腕によるショルダータックルをヒロに炸裂させる) 」
来ヶ谷唯湖「 む…… おいおい。いったいどっちなんだ。(ヤレヤレ)仕方ない…… スッ...(鞘に納まった刀を取り出し、静かに抜刀)聞き分けのない子だ……多少の手荒さは、我慢しろ。 」
閲覧者「ス――――― パキァン…ッ…! !(迫る氷柱に向けて黒い棒を構えるとミサイルのように棒が突出し、氷柱を相殺した) 」
火愚病「ぬおおおおお!!!!?シンプルイズベストと言うが・・・・まさに奴はこの言葉の体現ッ!!――――再び、時は転輪(まわ)る!(その隙にだかだかと離れる、義足走法により動きにくそうであるがとにかく今は逃げに専念する)うひぃぃいいいいいい!!!攻撃特化の味方ぷりぃぃいいいいず!!(デフォ涙目) 」
鶴姫「ち、ちが…っ…!今の私じゃなくて…ふぇっ!?Σ(゜△゜ )(戦闘態勢に入った来ヶ谷を見て)……(…できることなら、貴女とは争いたくないのに… どうしてこんな…)―――――!?(矢の先端に光の粒子が集い、閃光の如き鋭い光の矢を放つ。矢は剣山を次々と貫通し、彼女に襲いかかる) 」
レン「 パリィン!(造り上げた氷壁を手を振り上げて砕き切り、多数の破片が閲覧者へと降り注ぐ)タタタッ…これはどう!!(小柄ながらも人並みの速さで距離を詰めより、今度は閲覧者の目の前で氷柱を発生させて貫こうとする) 」
グランドーク「ぬ゛う゛う゛ん゛…ッ!!小虫のように逃げやがる…!ズォ …(逃げる火愚病を見据え拳を構える)ぬおおおおああああああぁぁぁぁーーーーッ!!!!! ドゴオオオオォォォーーーンッ ! ! ! ! ! (地面を強く殴りつけると大きな地割れが生じ、火愚病を奈落の底へ落とそうとする) 」
霧雨魔理沙「 –––––カン★コーン(火愚病の発した攻撃特化という言葉が彼女の条件反射を誘発させ)––––– ダッ (彼女の爆発力が、とてつもない冒険を生んだッ!)へい、そこのお前ェ!逃げるなんてのはイージーシューターのすることだぜ!"来る"とわかってるなら––––(地を蹴り火愚病向かって真っ向からぶつかっていくように駆け出し)向かうてばいい! 戦闘は–––––(そして彼の肩を踏み越え飛翔し、空中でスペルカード【マスターパーク】をチャージしグランドークに正面から向かっていく)パワー……––––– だぜッ!! 」
来ヶ谷唯湖「 さあ………――――――――ゆくぞ!(そう言って走り出し、降りかかる矢を次々と払い除けながら全力とも言える鬼のような形相で鶴姫との距離を詰めていく)ハァァァァァッ! 」
ヒロ「…ショルダー…!(こいつで、防げるかっ…!?(土を浮き上げさせ、自身の周りを纏い、鎧のごとく固める) 」
閲覧者「ヒュン ヒュン ヒュン――――――!?(ズグンッ !)(体を左右に揺らしながら氷の破片を回避するが、目前に現れたレンの氷柱に胸部を貫かれる)……グニャァ…ッ… ! (だがその瞬間、全身が陽炎のように揺らめき幻となって消えた) 」
グランドーク「小賢しい…ッ!!バゴォンッ ! ! (ヒロの土の防壁を剛腕の一振りで粉砕する)ん゛ん゛ッ!!ムシケラがまた一匹かァ…!捻り潰してやる…ッ!!!(こちらも圧倒的なスピードで駆けだし、魔理沙を迎え撃とうとする) 」
火愚病「ぬおお!!?おっまっ・・・・・・!!!パワープレイにもほどがあんだろゴルァア!?(やべぇよやべぇよ・・・・。しかし、やられっぱなしじゃあ割に合わねぇ。かといってあのパワーだ、恐らく装甲もかなりのもんだろう。・・・よし。)この世はまさに、大・ター・ザ・ン・時・代ぃぃいいいいいい!!!!(地割れに堕ちる際、術式発動、長い黒髪が義手部分から現れ見事なワイヤーアクションを繰り出し瓦礫などを回避する) 」
鶴姫「……っ…!(シュドドドドドッ ! ! !)(来ヶ谷の気迫に圧倒され、後退しながら無数の矢を放ち続ける) 」
レン「 やった!!……じゃないわね、コホン…さようなら生きていた貴方、ようこそ、死んでしまった貴方(閲覧者を倒した事でご満悦な様子) 」
霧雨魔理沙「–––––慢心したな。お前という巨岩に一人で突っ込むような––––– \ノゼー!/\ノゼノゼノゼノゼノゼ/(魔理沙の背後から六つの小さな影が出現する。その姿は紛れもなく)–––––六式・ミラージュスパークだズェ(ミニ八炉を構えた六体の魔理沙人形だった) ┣¨ ォ ゥ ッ ツ (目を細めしたり顔を決め込むと同時に引き金を引く。一筋に合わさった七つの光柱が零距離にまで接近したグランドークに放たれ迎え撃とうとする) 」
閲覧者「(レンが勝利を確定したその時だった―――)ザッ…(「ここだ」と自身の位置を教えるように、レンの背後で足音を鳴らす) バッ… ! !(レンが自身の姿を捉えるのを確認すると、薔薇を自分とレンの間の空中に投げつける)―――――― ザ ァ ン ッ ―――――(そして、その薔薇に見惚れていたレンに鋭利な黒い棒による斬撃を炸裂させ斬り伏せる) 」
来ヶ谷唯湖「 (刀を振るも後退されて空振り)……往生際が悪いな。きみさえ大人しく降参するというのであれば、私もここまでするつもりもなかった。……きみが選んだ、運命だ。己を呪うがいい。 」
グランドーク「ぬ゛ぅ゛ん゛ッ――――――ぐおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!!!??(凄まじい閃光に呑み込まれていく……と思われたが…)――――ぐッ…ぬおおおあああああぁぁぁぁあああああッ!!!!!(真っ白な閃光の中から黒い影が現れる。閃光に一度は呑まれかけたが、尋常ではない根性で閃光に耐えながら、少しずつ魔理沙との距離を詰めて彼女を掴み上げようとする) 」
レン「 ――ッ!?(すぐ対抗しようと両手を目の前に乗せるが、投げつけられた薔薇に視線を落とし)――ズシャァ!(薔薇の形状を焼き付けたまま身体から鮮血が溢れだす)うぐぅ……!(痛みからか、両手両膝を付き四つん這いになってでも倒れようとはしない) 」
火愚病「ふむ、パワータイプの魔法少女が来てくれたか。マミらない事を祈ろう(ぇ ・・・さて。(長い髪を義手から切り離してはまた新しい髪を召喚し立体起動による移動を行ってイル) 」
鶴姫「だ、だから…!これは私ではないのです…!私だって、望んで蘇ったわけじゃないです… 確かに蘇りは、私も生きている時は望んでいました… けど、誰かを傷つける為にまた命を吹き込まれるなんて、私は…そんなの、いやです…!この身体はもう死んでいます。何かに操られたままの私はもう私じゃないです…!お願いです…どうか、どうか…ひと思いに私を―――――ズシャアアァァッ ! ! !(弓を地面に突き刺し、弦を両手で強く引っ張りだした)―――――討ってください!!!( ド ギ ュ ア ア ァ ァ ッ ! ! !) (自身の渾身の一撃を込めた巨大な閃光矢を放った) 」
霧雨魔理沙「んなァ––––– (さてここで問題だ。魔法少女魔理沙ちゃんはここでどう対処するか。 ①かわいい魔理沙ちゃんは反撃の名案が浮かぶ ②仲間が助けに来てくれる ③助からない、現実は–––––)う……っく……!(–––––非常である)ッチィ……んなわけねーのぜ、んなもんそこは努力でどうにでも–––––– ブォン (グランドークの手が徐々に迫る中、彼女は一番身近にある魔理沙人形を鷲掴みにし)\ノゼー/(火愚病へ向かって投げつけ) ┣¨ゴォッ (グランドークの手に締め上げられその握力だけで口から赤が溢れ瞳が縮小していく)あが……ぁ"……ッ!! 」
閲覧者「―――――“現在の閲覧者”(リアルタイム)。ここに、多くの『眼』、ある。…だから、お前の動き、手に取るように、分かる。(鋭い棒をちらつかせながらレンに歩み寄る) 」
グランドーク「ぬ゛う゛ぅ゛ん゛ッ!!!(ようやく捕まえた魔理沙の身体を両手で強く締めあげ、完全に息の根を止めようとする) 」
――――ィィィィィィィィィィィィィイイイイイイン!!!!!!(遠くから飛来する白と黒のコントラストが美しい球が、風を切る音を鳴らしながら、すごい速度でグランドークに突っ込んでくるッ!!!)
ヒロ「…ちっ、やっぱ無理か……!…あっ…!(魔理沙の首を絞めあげているグランドークが目に入る)……やめろぉぉぉぉぉ!!!!(土を腕にまとい、巨大化させ、グランドークに攻撃を仕掛ける) 」
グランドーク「ハァハァハァ…ッ!潰れろ――――――ぐぬゥ…ッ…!!?(魔理沙にとどめをさそうとしたその時、白黒の球体が腹部にめり込むように直撃し、嘔吐しながらぐらりと倒れ込んだ) 」
火愚病「ふむ、魔理沙人形・・・・・あいわかった。丁度いい、グレートに決めてやっぜ!!(スタっと大地に降り立ち)おい、そこのホームラン野郎!!(グランドークに) 」
レン「 クツクツ…(姿勢があがって行く度に紅い液体は黒き地面へと垂れ落ちて行くが、反対にレンの身体は二本足でしっかりと立ち上がった)随分とやってくれたじゃない……もう貴方なんていらない…ッ!(大きく眼を見開き、両手を目の前に重ねる。閲覧者に『来なさい』とでも言うような表情と首の動き) 」
グランドーク「ハァハァハァ…ッ!潰れろ――――――ぐぬゥ…ッ…!!?(魔理沙にとどめをさそうとしたその時、白黒の球体が腹部にめり込むように直撃したことで彼女を手放し、そしてヒロの殴打を喰らい転がる様に吹き飛んでいく) 」
閲覧者「…『眼』ある限り、討ちとれない。お前――――――散れ。( ド ゥ ン ッ ! )(黒い棒で空を切り、地面を蹴りあげて一気にレンとの距離を詰めた)」
博麗霊夢「ばーか、何してんのよ・・・パワーで押されるなんてアンタらしくない。(ギュルギュルと未だ回転する白黒の球を手元まで操り、浮遊しながら魔理沙を見る)心配だからあの紫モヤシ締めあげて付いてきたらこのザマって・・・ほんと、あんたといると異変に困らないわね・・・、とっとと片付けるわよ。 」
来ヶ谷唯湖「 ……蘇る、だと?待て、きみは……………そうか。(何かを悟ったような表情へと変わる)……ならば、もはや容赦すまい。(刀の向きを峰から刃に切り替え、一思いに突っ切る)―――――――― ズ シ ャ ァ ァ ァ ! ! 」
霧雨魔理沙「 –––––––– ド ッ ……(グランドークの手から解放され糸が切れた人形のようにぐったりとしたまま地に崩れ落ち)\ヤムチャァァァ/(無茶しやがった奴の体制に)ったく……べ、別に助けてくれなんて頼んでないけどよ…… 遅いんだズェ、霊夢 」
鶴姫「―――――!!(自身が放った最大の一撃を突き抜けた来ヶ谷の接近を許してしまい――――) 」
レン「 (その眼が何処にあるのか……それが一番の問題)正面衝突、それは安直、素直すぎじゃないかしら?(両手を離すと雪が地面に伝わり、閲覧者が目の前に来ると地面から再び人サイズの氷壁が現れ彼の衝突を冷気と共に拒む)それ!!(氷壁を乗り越えると、閲覧者へと上方から氷柱を数度発生させ、彼の後方に着地) 」
グランドーク「ん゛…ッ…!?(火愚病に応えるように振り返り、睨みつける)ぬぐゥ…小虫どもが…まとめて捻り潰してやるぞおおおおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーッ!!!!!(ズゴゴゴゴゴ…ッ…! ! ! )(大地が震撼するほどの雄叫びを上げる) 」
ヒロ「くっ…………!!!!(雄叫びを聞き、一瞬怯む)……なかなか強い、雄叫びだな……だが、負けるわけには……!!」
火愚病「・・・・悪いがお前の凱旋はここまでだ。今一度眠れ、亡霊。反魂師に牙を向けた罪、地獄の底で味わわせてやる。(キッといつになく真剣な表情)・・・・魔理沙、ちょっと休んでな。 」
博麗霊夢「頼りにされるのは別に気持ち悪くないからいいけど、たまにはあいつとかを代わりに頼ってほしいわ・・・ほらあれ、あの・・・えっと、有栖川・マーガレットロイズ?だっけ。(緑色の液体入りの瓶を魔理沙に投げる)くそ不味いけど飲みなさい、いいえとは言わせなー・・・うっるさいわね。(グランドークの雄叫びに思わず耳をふさぐ) 」
魔理沙人形「\シャンハーイ!/(盗品であることを証明するかのような聞き覚えのある声)アト5秒デ "バクハツ"スルヨー 」
閲覧者「(無駄…すべて、この『眼』に――――)グサグサグサァッ ! ! ! ……ッ…!!?…ッ……??…ッ……!!(氷壁と冷気が合わさったことで『眼』でも確認できない死角が生まれ、レンの攻撃を全身に受けた)……ズ…ズッ…ズ……―――――ドシャァ…ッ…! ! !(足を引きずるように後退していたがついに仰向けに倒れた)…サアアァァァァ……(そして物言わぬ遺体は灰色の砂となって風と共に消滅した) 」
来ヶ谷唯湖「 (鶴姫の背を背にして)………さらばだ。 フォンッ スーー…スチャッ(刀を一振りして鞘に納める) 」
火愚病「
アリス・マーガトロイドな?間違えてはいけない(戒め) (うおおおおおお!!?これ爆弾かよぉおおおお!!!?)キラークイーン!!!(魔理沙人形をグランドークに分投げる)・・・・んで、ここからが俺の本領発揮、言ってみますかねぇ 」
グランドーク「雑魚虫が…1秒で片付けてやるぞ…ッ!―――――死゛ね゛ェ゛ッ゛!!!!!(これまで以上の爆発的なスピードによる突撃“バッファロークラッシュ”を火愚病に炸裂させようとする) 」
レン「流石に今度こそやっ――いえ、こういう台詞も所謂「生存フラグ」でしたわね。勝利は優雅に余韻を感じるとしますわ……(血塗れの服に嫌気を差しながら、髪を掻き上げる) 」
鶴姫「――――ズシャアアァ…ッ… ! ! ! (来ヶ谷の別れの台詞と共に腹部が裂かれる)…… …… ……サアアァァァ…――――――(倒れ行く最中、彼女の勇ましい背を優しい表情で見つめる。そして地面に横たわった時には全身が灰色の砂となって消滅した) 」
火愚病「・・・・やっぱり、パワープレイか・・・・。――――――じゃ、お前の負けだ。(忍者の印結びのように指を動かしていく、すると、切り離した大量の黒髪が青白く光っていく。どうやら髪を使って方陣を作っていたらしい、そして)――――亡霊は閻魔様にチューしてもらいな?(それは死んだ者の魂を霊界へと返す術。グランドークが冷静さを失い方陣に入ったと同時に術を発動) 」
グランドーク「ム゛ゥ゛ン゛ッ゛!!(突進の最中に魔理沙人形の爆撃を受けるがびくともしない。そうして、火愚病との距離が一気に縮まっていく) 」
霧雨魔理沙「パリィンッ (放り投げられた瓶が魔理沙の手前で割れて液体が無残に散乱している)ほわああああああ!!!?ひでぇ!なんてことしやがるのぜ!あとアリス・マーガトロイヤードなのぜッ!!!!(涙目迫真) ふっ、どうやら役不足だったようだズェ……霧雨魔理沙……(ぐわしと残りの魔理沙人形を鷲掴みにし)の!人形はクールにい散るぜ \バカジャネーノ/ (自爆機能つきの魔理沙人形全てをグランドークへ綺麗な東急フォームで投げつける) 」
博麗霊夢「 ・・・へぇ、ふぅん・・・じゃあこれはオマケね。(火愚病の術を見て、冥土の土産とばかりに方陣へ札を投げつける)博麗神社特製よ、あっちの閻魔さんへの駄賃にしなさい。 」
来ヶ谷唯湖「 ……きみの犠牲は、無駄にはせん。(灰色の砂を見据え、呟く)これが………犠牲の上に成り立つ正義、というものか。……度し難い。 」
グランドーク「ハァハァハァッ!!!そんな爆弾、今のオイ(一人称)には通じねえッ!!!(大量の魔理沙人形の爆撃を受けながらも、動きが減速することはなかった) これで終わりだ―――――あ゛?(火愚病がつくり出した方陣の中に突っ込むと、無数の黒い腕に絡み取られてしまう)ぐ…おおお…ッ…!?うおおおおおおおおあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー………―――――――(そして虚無に消えた) 」
火愚病「――――テメェ―の敗因はたったの一つ、テメェ―は俺を、怒らせた(`・ω・´)キリッ アリスって実力あるのにどこ行っても不憫だなぁ・・・・(諸行無常) 」
来ヶ谷唯湖「ふぅ……どうやら各々一様に片付いたようだな。 」
博麗霊夢「最後までうるさい奴ねー、もうちょっと静かに成仏できないのかしら・・・。(断末魔に思わず耳をふさぐ)あーそうそう、アイリス・メガトロン!
アリシア・マルガレーテよね?確かそんなの(名前がころころ変わる) 」
霧雨魔理沙「バッグォォォーン (飲み込まれていくグランドークをバッグに某吉良立ちを決め込み髪がなびく) 死者にムチ打つようでちと後味悪いけどな……だが、これでいい。今度こそ安らかにDIE––––(スッと目の前で左手、右手を構え) D I E S U K E \テレレレテーレーテッテレッテテー テレレレーテーテーテッテテッテレー/( 勝 利 の 舞 ノ ル マ 達 成 ) 」
火愚病「(
アリスの友好関係が気になる・・・こんなに名前間違われるって・・・アイツ近所づきあいとか大丈夫なんだろうか・・・・)(心配) さて、これで皆大丈夫なんかねぇ?もう嫌だよ?今度戦闘とかなったら俺はね、逃げる(ヘタレ) 」
ヒロ「消えたか………!(グランドークを見て)……ビビりすぎだよ(火愚病に) 」
赤コートの人物「…… 」
パリン…ッ…(赤コートの人物の碁盤にある数多くの駒の内の三体が、音を立てて壊れた)
赤コートの人物「……(壊れた駒を見て愉悦を含んだ怪しい笑みを浮かべる)…へぇ、これは…なかなか楽しめそうですね…(掌にある駒をジャラジャラと転がして) …ではお次は…もっと活きの良い駒を用意いたしましょう。フ…フフ…フフフ…! 」
~South・M・Land 秘境の地『カナン』 西側~
フーナ「はっ、はっ…!…酷い…もうこんなに被害が…(青々とした結晶世界の至る所で上がる黒い煙や砕けた結晶などを見渡し口を結ぶ)…この被害規模…(もしかすると…例の『不審者』に仲間がいる可能性がある…気をつけて行動しないと――――)(辺りを警戒し、別の場所へと向かおうとしたその瞬間だった) 」
メキメキメキィ…ッ…―――――― ボゴォンッ ボゴォンッ ! ! ! (フーナの行く手を阻む様に、彼女の前方に漆黒色の棺桶が二つ出現する) ズ ゴ ゴ ゴ ……――――― ガ ゴ ォ ン … ッ … ! ! !(棺桶の蓋が一斉に開き、中から二つの影が姿を露わした)
フーナ「――――!(突然出現した二つの棺桶に行く手を阻まれる)…な、なに……!?……?(…これ…何処かで見覚えがある…)(徐々に開いていく棺桶をいぶかしむ目つきで見つめる) 」
赤コートの人物「…コト、コト…(カナンのとある場所にて。碁盤の上に黒と白の二体の駒を置き、眼鏡を輝かせる)西の方角からも一人…これはいったいどうなっているのでしょうかねぇ… ……フフッ、クフフフ…ッ…♪まあ、この際何でもいいです。私とゲームを楽しみましょう。…さぁ、いよいよ出番ですよ――――――
スマイルウィークのお二人方!(口角を上げながら両腕を広げる) 」
チューズデー「――(微動もせずゆっくりと眼を開け、深き眠りから目覚める)――今日は火曜日か。私の目覚めには丁度いい日時だな……起きろ
フライデー、どうやら時は満ちたようだ 」
フライデー「ゲッホゲッホォ!!カハカハ……起きたと思えばなんだこの喉の違和感、間違いなくゴキブリとか食ってるぜぇ俺……(十文字槍を地面に突き刺し、自身の身体を支える)……くそ、記憶も曖昧だ、一体俺はどうしてた…… 」
チューズデー「我々は嘗て宵闇に生きる男に蘇生を懇願したであろう。最も、懇願したのは貴様だがな……今、その蘇生との契約に歯切れでもついたのではないのか(西洋剣を右手に、空を見上げる)うむ、綺麗な空だ。こんなにも輝いているものだとはな 」
フーナ「……!(棺桶から二人… これは…―――)――――!(二人を見てある出来事を思い出す)これってまさか…『あの時』の…!(フーナの脳裏で
カオスホール襲撃事件がフラッシュバックする)……(ということは…今回の事件と、あの時の事件の黒幕は同一人物…!まさかこんなところで遭遇するなんて…)……けど…私はもう、あの時とは違う。今度は一人前の『女神』として、世界のために戦う!(二人を前にして勇敢にも一歩踏み入れる) 」
フライデー「――
ウェンズデー、ウェンズデー達はどうしている!サンデーや
サタデーも蘇生はしてねーのか!?だとしたら失敗したぜ、クソ爺と仲良く長い時を眠りこけていたなんてよォォーーッ!俺はさっさとサンデー達のところへ戻るぜ!じゃあな火曜日!(回りを見ない性格故か、その場から飛び上がろうとする) 」
チューズデー「待て金曜日……(フライデーを捕まえてその場に滞らせる)契約者は貴様だ、蘇生した分の仕事が今、この場で返さねばならぬのであろう(フーナを一目、見据えてフライデーに視線を落とす)久々の殺戮の時だ。これが我々組織の至高の時だ、金曜日。やることは一つだ 」
フライデー「チッ……相変わらずうるせぇ爺だ……(十文字槍を頭上で数回転させ、刃先をフーナへと手向ける)考えりゃ確かにそうだ……あのクソにやけスマしコート野郎が復活させて、目の前に誰かが居りゃそういう事か……じゃあ行くぜ火曜日!あの世界大会以来の共闘だァァ!!(フーナを殺戮対象と認識すると、伸びきった髪の間から金色の瞳を覗かせる) 」
フーナ「…ッ…!(来る…!)(戦闘態勢に入るや否や両手に8本の刃を装備したチャクラムを構え、それぞれ器用に指で振り回す)フォンフォンフォン……(チャクラムが回転する度に、肉眼でもはっきりと分かる風を帯び始める) 」
チューズデー「我々はスマイルウィーク、火曜日チューズデー。」
フライデー「金曜日フライデー! 」
チューズデー「火金の戦士だ。戦士、いや女神よ……死ぬ迄の一時を我らと共に楽しまん(西洋剣を一振りした後、フーナへと一目散に駆け出し何の捻りもない突きの一撃) 」
フーナ「 フ ォ ン ッ ガキャァンッ (刺突を華麗に避けて片方のチャクラムで弾き飛ばす)…はっ!(すかさずもう片方のチャクラムで横薙ぎを繰り出す) 」
フライデー「ダカダカダカダカ!(チューズデーが彼女と交戦する中、彼女の後方へと超速で移動)(本当はタイマンがいいが仕事だ、さっさと片付けてやるぜッ!) 」
フーナ「―――――! そこっ…!(チャクラムを振る最中、脇の内側からフライデーの姿を認識し、チューズデーから退くと同時にフライデーに向けてチャクラムを振った) 」
フライデー「おっさん!そいつは5秒後に”ジャンプ”するぜ!!クルクルクル…!(十文字槍を前方に回して盾代わりに、チャクラムを弾きそのまま槍をフーナへと投げつける) 」
チューズデー「ギャインッ!(彼女の横薙ぎを防ぐと、古びた西洋剣から、悲鳴に近い鉛音が響く) 」
フーナ「(くっ…) タ ン ッ (フライデーにより投擲された槍を跳躍回避する)―――――!?(跳躍後、自らがフライデーの発言通りに動いたことに違和感を覚える) 」
チューズデー「御意(フーナと同タイミング、彼女と跳躍幅を合わせ真後ろで滞空)セイヤァァアアア!(能力である炎火(フレイムチューズデー)を発動し、零距離の火炎弾を放つ) 」
フーナ「うそっ――――ひゃん…っ…!!(振り返った時には遅く、火炎弾が直撃し宙を舞うが、そのまま態勢を整え直し華麗に着地する)……(今のは……ううん、きっと偶然… もしかすると私の動きが読めるほどの動体視力があるか、あるいは…戦闘経験が豊富なんだと思う… とにかく、強い…)(当然今のフーナには、それがフライデーの能力によるものとは分かっていない) 」
赤コートの人物「…生前のスマイルウィークは、一個人で戦闘を行い住民たちを圧倒した。しかし一個人であったが故に敗北した…なら、言い変えたら…?曜日が一人でも多く揃うことで、彼らは更なる飛躍を見せてくれるということです。フ…フフフ…!(碁盤の上を見つめながら) 」
フライデー「きひっひひひ……(十文字槍を回収すると、気味の悪い笑顔をフーナに向ける)(今迄は速攻で能力バラしてきたがそうはしねぇ、体感でも数年以上は眠りこけた。この鬱憤はこいつで晴らす、こいつでッ!)滅茶苦茶にしてやるよァァ!女剣士よオオオ!!!(槍を左右に振った後、フーナへと一直線に駆け出し至近距離からただ”攻撃”に徹した連続突きを繰り出す) 」
チューズデー「――(最大火力だったはずだが大したダメージではないな、魔術系統の攻撃はどうやらあまり頼れなさそうだ)スタタタ(フライデーが突きを繰り出している最中、その横から剣による連撃を繰り出す) 」
フーナ「くっ…! ガキィンッ、カキャァンッ ! ! ギィンッ、カァンッ、カギャァンッ ! ! !(二人の刺突と斬撃を両のチャクラムで防ぎきることで精一杯である)…っ…(このままじゃ… ……!やるしかない…)――― ガ キ ャ ァ ン ッ ! !(二人の攻撃を弾き飛ばし、勢いよく後退跳躍する)…神業……!(ビュオオワァ…ッ… ! ! !)(チャクラムを振り回すと大気中の風を纏い始める)いけえぇーっ!!(纏った風を解き放つとそれは人間サイズの小さな竜巻となり、そのままチューズデーに向かって飛ばされた。竜巻はチューズデーを拘束するように彼の身動きを封じた) 」
チューズデー「うごッ!!(華奢な身体は容易に宙を舞うが、華麗に着地して慢心のない追撃を試みるも)――(竜巻により拘束を施され、剣を落とす)……(どういうギミックだこれは……)金曜日、暫くは一人でなんとかしてくれ 」
フライデー「チィッ!!おっさんダラしねーぜ!!まぁ元々俺はタイマンご所望だ、こっからは俺の独壇場だぜェェ!ヴォンヴォンヴォンヴォンヴォンヴォンヴォン!(空間を掻き回すような轟音を鳴らす程に槍を回し、再度構え直す)テメー!俺達が名乗ったんだ、テメーも名乗れ女剣士!!これでも戦いには誇りを持っているんだよ俺達スマイルウィークはよォォー! 」
フーナ「(先ずは一人を抑えた…あとは着実にもう片方を討つ!)(チューズデーの動きを止めたのを確認し、フライデーに向けて武器を構える)…私はフーナ。人の姿をしているけれど、『天空の女神』よ…!(そう名乗ると勢いよく地面を蹴ってフライデーに突撃を仕掛ける) 」
フライデー「女神ッッ!こいつは壊しがいのある種族だぜ!!ギャシィイイ!!(槍の刀身でフーナの突撃を受け止め鍔迫り合い)いいかぁ女神さんよぉ、俺は今何でも視える。何もかもが視える。テメェはスッケスケだ。見え見えなんだよ!!バ シ ィ!!(自ら刀身を弾くと今度はこちらから単調な横薙ぎを繰り出す) 」
フーナ「ぎぎ…っ… 視える…て、千里眼か何かかしら―――っ!(鍔迫り合い後に弾かれ、その隙を突かれまいと横薙ぎを回避してみせる) 」
チューズデー「調子を取り戻して来たが、あまりにも調子を戻しすぎて下手な事は起こすなよ金曜日……(しかしこの竜巻の拘束性、無駄に高い。拘束対象の強さに補正がかかるとなれば私が抜けられないのも頷けるが、さて――) 」
フライデー「(俺の能力で)その回避、”視え”てんだよッ!!(回避行動に合わせるように槍を撓らせ、槍の柄でフーナの首元にスナップを効かせた打撃を繰り出す) 」
フーナ「えっ―――――はぐ…ッ…!?(首元に激痛が走り、苦悶の表情を浮かべながら態勢を崩してしまう)はぁ…はぁ……!(今の動き…ただものじゃない… 戦闘経験や動体視力の問題じゃない…もっと、何か…それらを越えた何か………!)(はっとなり、恐る恐るフライデーの顔を見上げる)……まさか…貴方の能力… 」
フライデー「――ヒャッハッハァァアア!!!(態勢を崩したフーナに刹那も与えない振り下ろしの追撃) 」
フーナ「うっ…!(ガキィインッ…! ! !)(地に片膝を付けたままの態勢で槍をチャクラムで受け止める)う…く…ッ……!(完全に圧倒され、もはや防御でさえ困難に陥っている) 」
チューズデー「スオオオォォォ……(自身の回りで炎を作り上げ、螺旋状に炎を展開して僅かな吸引的風を作ると、徐々に徐々に竜巻からの拘束から自由を取り戻そうとしている)戦闘中の御託は不要ぞ、女神。我々はそなたを殺そうとしているのだ。」
フライデー「オラオラオラオラァ!!いつまで防御してんだァ!(何度も何度も槍を振り下ろしたり横から振りかぶる、蹴りを加える突きを繰り出すなど、殺意丸出しで只管フーナに攻撃し続ける) 」
フーナ「…ッ……!(ダメ…相手の能力が分からないし…強い…ッ… せっかく、デイリンさんから受けた大事な任務なのに…こんな…ことで……)あ…ッ…!うっ…(歯を食いしばりながら防御に徹底しているが、もはや崩されるのも時間の問題である)………(デイリンさん…氷冬、
スカーフィ… ……ごめん…私…―――――) 」
チューズデー「時間をかけるなフライデー、まぁそのまま追撃していろ(竜巻の拘束から完全に抜けると、西洋剣を手に取り躊躇なく彼女に走り出す) 」
ヴォンッ……
フライデー「アハハハ!アハハハハハ!アーッハッハッハアア――?」
バキバキメキャァッ!!
レグィ「殺す(チューズデーからの進行方向と被さるようにフーナの隣に立ち、フライデーの槍を持つ腕を片手で粉砕する) 」
赤コートの人物「ホホホ…これで女神様も堕ち――――――!(遠隔地を映す水晶玉を通じて観戦していたが、突然起きた出来事に眉をひそめる) 」
チューズデー「新手か、ならば宵闇へと誘わんッ!(火炎を纏う西洋剣へと変化させ、レグィへと斬り掛かる) 」
フーナ「―――――…… ……?(攻撃の手が…止んだ……?…い、いったい――――)―――――!!(恐る恐る目を開け状況を確認する。そして、疾風の如く現れた、思いもよらぬ人物に目を丸くした)ぁ…あ…―――――レグィ……?(静かに、彼の名を呟く) 」
フライデー「――チューズデー!!迎え撃つな退けッッ!!!!(粉砕した右腕の痛みよりも、能力故に見えたその経緯に表情を変え火曜日に叫ぶ) 」
レグィ「――(猪突してきたチューズデーの燃え盛る西洋剣を素手で掴み) 」
チューズデー「――(普通掴むか!?鉄を溶かす炎だぞ!!)こ、此奴!! 」
レグィ「キュッ(片足をゆっくりと軽く上げ)ズドンッ!!(チューズデーの華奢な身体を砕く足蹴りを腹部へと繰り出す) 」
チューズデー「きさ――ッ(一撃は身体を破壊すると、そのまま後退して剣と共に倒れ込む) 」
レグィ「フーナ……(チューズデーが倒れたのを確認すると、彼女の頬を手で支え、青い瞳で彼女を見つめる)……今度は、俺が助ける番だ…… 」
フライデー「チューズデー!!(粉砕しても尚、槍を持つ手から生存している腕で槍を持つ)――ちっ、さっきまでの興奮が嘘のように静まっちまったぜ……その女をこれから殺していい気分になろうと思ったのによ、邪魔しやがってクソオールバックが 」
フーナ「…本当に…レグィ、なの…?うそ… …な、なんで…!?(ようやく事態を呑み込み、しっかりとレグィと目を合わせる)……ううん、そんなこと、今はいい…――――― ありがとう。(全身は傷と埃だらけだが、彼に向けたその笑顔に一点の曇りはなかった)……大丈夫…私もまだ、戦えるから…っ…!(よろめきながらも、しっかりと立ち上がる) 」
レグィ「君はいつも身体と相反して無茶をする……(立ち上がるまで、若干ながらも彼女を支え上げ、ゆっくりと身体を離すまで彼女に視線を落としたまま) 」
フライデー「無視してんじゃあねーぞゲロカス共がッ……!(5秒先、男は女に夢中だ。女には槍を投げれば脳天に攻撃が命中するのが容易く視えるぜェェ……ッ!!)死 ね ャ ! ! !(超速でフーナへと槍をぶん投げる) 」
フーナ「…すぅ…はぁ……――――――(レグィの助けを受けた後、深く深呼吸する) 」
…貴方に会っていなければ、分からなかったものがある。
初めて貴方に会った時、その力に怯えた私は…貴方から目を反らしてしまった。
でもその時わかった。目を反らしてしまったから、私は貴方のことが分からなかったんだって。
だから私は、貴方と再会して、一度も目を反らさなかった。
そしたら、私が手を差し伸べた時…貴方は決して目を反らさなかったよね。
互いの目を合わせて、ようやく分かった。私たちは、たとえ生き方は違っても、分かりあえるんだって…
そうだよね…―――――――― レグィ。
フーナ「――――――― “星の煌き”(ステルラ・ルーメン) ――――――― 」
―――――――― ド グ ゥ ン ッ ! ! ! (遥か天の向こうから碧色に輝く彗星が現れる。そして、
エメラルドのように煌めく彗星はフーナの頭上に落ち、その衝撃でフライデーが投擲した槍は瞬く間に吹き飛ばされたのだった)
フライデー「――(馬鹿野郎そんな未来、俺の末金には映りやしてねーぞ)嘘だろ……ィィッッ……!(未来には”槍”を投げりゃいいはずだった!なんでだ、槍投げたら拙い事になってんじゃねーか!!)ち、チィィ……!(歯ぎしりは周囲にいる人間に響き渡る程に強く)テンメェェ…! 」
フーナ(ステルラ)「―――――――(鮮やかな碧の粒子を纏った少女を核に乱気流が吹き荒れる)……(―――――レグィ…貴方に出会えたこと、感謝しているよ。)スチャ…(溢れんばかりの粒子と風を纏い、両方のチャクラムを高速回転させたままフライデーに構える)…未来を見通す力…それが貴方の能力。私の見間違えじゃなかったね。教えてあげる、"私の能力"(ちから)をね。( ゴ ォ ゥ ッ ! ! )(神風を纏った女神の瞳が輝きを帯びる) 」
レグィ「――(いつも通り、誰かに希望を与えないと気がすまないのかな、神様って奴は――)(フーナのその可憐にして神秘的存在に、見惚れながらも物語を凝視する) 」
フライデー「ち が ぁ” あ” あ” あ” ぁ” う” ッ ! ! 俺が見た未来は!!こんな、こんな逆転劇なんかじゃあねぇ!!俺様のワンマンショーだああああああ!!!(跳ね返って来た槍を捕まえると、最早猪突にフーナ目がけ走り抜く)しねやあああああああああ!! 」
フーナ(ステルラ)「"私の能力"(ちから)…それは―――――――――― " 未 来 を 変 え る 力 " だ … ッ ! ! !(――― 天 上 天 下 “ 唯 我 独 尊 ” ――― )(高速回転を帯びたチャクラムによる強烈なトドメの一撃を高速炸裂させる。その一撃は、フライデーの怒りの突撃さえも呑み込んでしまうほどに圧倒的で、絶対的で、それでいて…"神秘的"だった) 」
フライデー「うげぇぇぁあああ!!ばぼどヴぁぁぁッッああああ!!(厖大な力に吞み込まれ、走り抜けていた身体は自然と地を這っていた) 」
サアァァァァ……(物言わぬ遺体となったチューズデーとフライデーの身体が灰色の砂となり、風に吹かれて消滅した)
フーナ「…はぁ…はあ…!……未来を変える力は、誰にでもある… 私は…その力で、困難を切り開いて見せる…… ……フッ…(ステルラ解除後、魂が抜けたようにがくんと気を失いかけ、地に倒れそうになる) 」
レグィ「(倒れる事が分かっていたか、驚く事もなくフーナを支える)頑張り過ぎだ、フーナ…… 」
フーナ「はぁ…はぁ…… ……へへ…レグィの言うとおり…かもね…(しばらくレグィに身を委ね、呼吸を整えてから再び立ち上がる)……助けに来てくれて、ありがとう。(改まった表情で、少し恥ずかしそうに紅潮しながらレグィに) 」
レグィ「……(その一言で、さっきまでの怒りが浄化される……)あぁ、今度はもっと速くこれるようにするよ…… 」
フーナ「嬉しいな…――――――――― あ、そうだ…!(二人だけの時間に浸かっていたが、突如思い出したように声を上げる)レグィ…実は、その…私… 任務を任されているんだけど…よかったら、一緒に来てほしいな…(可愛らしく小首を傾げながら) 」
レグィ「フーナの頼みだ、喜んで同行するさ(即答にも程がある迷いの無い承諾)回復所まで支えさせてくれ、俺に出来る今の仕事だ。よっつ…(有無を言わさずフーナを横抱きに抱える) 」
フーナ「ふふっ…ありがとね――――ひゃ…っ…!?///(唐突の御姫様だっこに困惑を隠しきれない)ちょ…え…っ…!?ま、待って、レグィ!これ、恥ずかし……うぅ~っ…///(恥ずかしさのあまり赤面してしまい、両手で顔を覆う) 」
レグィ「恥ずかしいのは分かるが少しだけ辛抱してくれ。見ているのも俺だけだからさ(やりたい事出来て満足気に、フーナを持って緩めに駆け出す) 」
フーナ「うぅ…っ… …レグィの、ばか…(……とっても落ち着く…―――――あったかいな…)(レグィの腕の中で心地よさそうに瞳を閉じ始めていく) 」
その頃、カナンのある場所では…
赤コートの人物「…よもやあのお二人方討ち負かされるなんて…これは一驚。……ん。(碁盤の上で震える駒を見つめ、その後水晶玉を通じある場所を覗き込んだ) 」
ビリリブラザーズ「ビリリリリ…ッ…!(カナンのとある場所である人物と交戦中のようで、四体の身体から電撃を放つ)」
ジェネラル
ブロス「な~~~はっはっはっ!状況はよく分からんが!こうして再び表舞台に立てたことに喜びを隠しきれないぞこの俺はァ!!さァ~、この俺の自慢の相棒「大紛争」の餌食と慣れ貴様ァ!!(先端が球体のハンマーを振りかざし、ビリリブラザーズの攻撃に続いてある人物に向けて思いっきり振り下ろした) 」
モララー「―――― ヒ ュ ン ッ ――――(目にも止まらぬ滑走で電撃を避けていく。そして
ジェネラルブロスの目と鼻の先に現れるや否や、彼の鈍重な武器を"片手でそっと受け止めた")悪ぃけど、先を急いでんだ―――――― 通して貰うぜ。(刹那の内にし人たちの背後に降り立った) 」
ジェネラルブロス「 ッ !!!?(ば、バカな…ッ…!?この俺の大紛争を止めただと…!?それもッ、片手でッ…!!?)こ、こ、こ…こんなふざけたことがアアアアァァァ―――――?(再び振り上げた時に
モララーの姿がないことに驚く)こう言う時は…後ろだな―――――― ド グ ゥ ァ ッ ! !(!!??)……ドサァ… !(背後へ振り返ろうとした瞬間、腹部に感じた砲弾の如き一撃が全身に走り、白目を向いて倒れ込んだ) 」
ビリリブラザーズ「ビービィーッ!ビリリリ―――――バギャガゴォッメギャァッ ! ! !(ジェネラルブロスが倒れると同時に四体一斉に体がぼこぼこにめり込み、スクラップとなって地に落ちた) 」
赤コートの人物「(水晶玉に映るモララーの姿に目を細める)…中でも一番の悩みの種が、彼だ。もともと『英雄』は危険対象ですが…私が知らない間に、いつの間に"あれほどの力"を得たというのでしょうか…?………(そして碁盤を見つめる)…彼のポイントは、ラプンツェルさんに近い…ここで足止めをしなければ―――――!(何か閃いたように微動する) 」
赤コートの人物「…… …… ……クク…クフフ…フハハハ…!!ちょうど良い…!ならばここで、『とっておき』を投下しましょう。英雄相手に相応しいとっておきの駒をねえ… フフフハハハハハハハ…ぞくぞくしますねぇえああはははは…!――――― も っ と 私 を 楽 し ま せ て く だ さ い よ … ? 」
最終更新:2016年08月16日 23:40