| 《ハンター協会West・D・Land支部/Hunter Association West・D・Land Branch》 |
概要
魔物の狩猟から、素材収集、護衛任務など幅広く、力ある『ハンター』達に依頼を斡旋する協会の『West・D・Land支部』。
West・D・Landと言っても、その位置は南と中央にほど近い位置にあり、あまり危険な場所でもない。
地上部分は今にも崩れそうな頼りないトタン張りの小屋なのだが、その中には地下へ繋がる階段だけがある。
階段を下り、扉を一つ挟んだ先が『West・D・Land支部』であり、ホテルのロビーと酒場とレトロな町役場とが入り交じったような、不思議な外観となっている。
普段は厳つい外見の『ハンター』がよく屯しており、威圧感が半端ではない。
…のだが、その殆どが厳ついのは見た目だけで、話してみれば意外と気さくなオッサン達が過半数。
新人が見た目の威圧という洗礼を受けるのは、最早この支部における通過儀礼と化している。
そんな見た目とは裏腹なアットホームさを持ち合わせた支部のため、ハンター協会支部の中でもかなり所属人数が多い。
色々あって目の敵にされやすい『チキュウ落ち』と呼ばれる、『チキュウ』からの来訪者達の保護も積極的に行っている。
その他、新米のランク昇格の際には飯を奢ってくれることもあり、そういう気のいい奴らが多い暖かな職場となっている。
ただし、『ハンター協会』という組織の性なのか、ごく一部に悪質な輩がいるのは否定できない。
それに、幾ら『チキュウ落ち』への保護が積極的と言っても、そのせいで仕事を失うハンターもいなくはないため、どうしても争いの火種になりやすい。
なお、ハンターとなった者に『二つ名』を持つ者が多いのは、昼間から飲んでるオッサン達の悪ふざけが原因である。
その他、あまり表側には出てこられない者達や、綺麗な仕事とは言い難い仕事を行うために、
枝分かれしていった組織がある。
そちらともそれなりにパイプがあり、こっちで受ける仕事の傾向や、経歴によってはそっち側に誘いがあったりする、とのウワサ。
登録、ランク、設備など
この支部のハンター登録にあたって、種族や年齢による規制などは一切ないため、亜人や魔族、果てには魔物でさえも登録できる。
登録は指紋とカードによる認証となっており、カードには得意な事や受ける依頼の傾向など、様々な情報が記録されてる。
『ハンター協会』の規則に則り、『ハンター』として登録した者には等しく『ランク』が与えられる。
最初は『カッパー』から始まり、依頼をこなしたり、素材の納品をして貢献をすることによって、昇格することができる。
ランクは低い順番から『カッパー』『ブロンズ』『アイアン』『
シルバー』『ゴールド』『プラチナ』となっている。
『ブロンズ』までは新人、『アイアン』から一人前、『シルバー』は中堅で『ゴールド』は支部の主力、『プラチナ』は切り札のような扱いとなっている。
基本的には『アイアン』や『シルバー』が過半数であり、『ゴールド』や『プラチナ』は限られている。
ランクが上がると優遇されるため、下のランクに留まろうとする者はほぼいない。
なお、あんまりにもハンターとしての活動が無いようだと、気がついたら降格させられている事が多いので注意。
依頼の幅は広く、難易度の幅も広いため、ランクによって受注制限がかかっている。
基本的に素材収集のような危険の少ない依頼は制限が緩く、護衛や魔物討伐などの危険がある依頼は制限がきつくなっている。
支部の地理的に、『
森林』関連の依頼がかなり多く、腕さえあればおいしい狩場となっている。
依頼の報酬は『協会硬貨』と呼ばれる硬貨で支払われ、レートは『銅貨』が100円、『銀貨』が1000円、『金貨』が1万円、『白金貨』が10万円となっている。
円やドルへの換金施設はこの支部には無いため、各地にある、ハンター協会換金店を使うことで可能。
設備としては、前述の通り酒場とバーが入り混じっており、飲食が可能となっている。
物の買い取りも行っており、宝石等を持ち込んでも買い叩かれる事が無いため、胡散臭い商店へ持ち込むよりよっぽど良い。
宿泊施設も併設されており、ハンターならば格安で泊まることができる。
なお、女性ハンター、及び女性職員には無料で風呂が提供されるが、男性は須く有料である。
その他、冒険や狩猟に役立つ道具売り場や、小さいながらも魔道具店舗があったりと、ここだけでハンターが依頼で必要とする道具の殆どが揃えられるため、とても便利。
新人歓迎!アットホームな支部です!
ハンター協会の元総帥にして、現名誉顧問、通称『大総帥』。
本支部においては直接的な関わりが薄いが、まだこの支部が荒れていた頃に粛清をしに来たことがある。
それからというものの、前述の通りアットホームで温かい職場へと変貌を遂げた。
ただ、それ以降は忙しいらしく、全く顔を出していない。
ハンター歴の長い、『プラチナ』ハンター。
支部の半数を占めるむくつけきオッサン達のアイドル。
腕は確かで、その気になれば豪遊できる程度には稼げる。
のだが、今は副業程度にしか活動していない。(でも頻繁に来る)
彼女がたまに持ってくるミルクが出ると、仁義なき野郎どもの取り合いが始まる。
ハンター歴の浅い、『シルバー』ハンター。
チェイネアとは別のベクトルで可愛がられているアイドル。
まだまだ経験不足だが、伸びしろがあり、そう遠くない内に『プラチナ』になるのではという声は多い。
彼女自身は猫っぽい語尾を直したいと言うものの、満場一致で『それを捨てるなんてとんでもない!』と言われている。
『シルバー』ハンターなものの、キャットフードによる餌付けやかわいがりは未だにやめられていない。
ハンター歴のそこそこな、『チキュウ落ち』の『プラチナ』ハンター。
魔物狩猟依頼の中でも特に危険度が高い『
名前持ち』を飯の種にしてる。
そのせいか、稼ぎはこの支部においてトップクラスで、金遣いが豪勢。
なお、彼女の前で
見観子に対して悪意のある発言が僅かにでも発せられると、二度とハンター活動ができない体にされるというのは有名な話である。
ハンター歴のそこそこな、『チキュウ落ち』の『ゴールド』ハンター。
長らくハンター活動をしていなかったせいで降格されていた元『プラチナ』ハンター。
イーリアとコンビを組んでいた頃の印象が強く、イーリアがソロ活動をし始めた時はオッサン共の間で暫く話題になった。
最近復帰したのだが、身長が伸びてないのをからかわれて、それを見たイーリアが悪鬼羅刹の如く暴れるのがテンプレと化してきた。
- 梟夜 『ブラックローブ』『ノーカード』
ハンター歴の浅い、『カード無し』、ハンターですらない。
全身を包み込み、顔を隠すフード付きの黒いローブを着込んで、一時期使っていた名残なのか『梟夜』という偽名で通している。
カード無し故に依頼はロクに受けられないが、買い取り所にちょくちょく中~高ランクの魔物を卸しているため、その腕前を認められている。
既にベテランハンター達から『ブラックローブ』とか『ノーカード』とか二つ名をつけ始められている。
- ガタイのいいハゲオヤジ 『筋肉ハゲダルマ』
ハンター協会の職員にして、ある意味名物の一種、元『ゴールド』ハンター。
筋骨隆々、正にテンプレ的『荒くれ者』な風体とは裏腹に、例によって中身は気さくなオッサン。
いつも町役場のような受付部分、つまるところ『依頼受付』での受付業をやっているので、ハンターなら嫌でもよく話すことになる職員の一人。
現役時代はそれはもう鬼の如き活躍をしていたそうだが、定かではない。
- キャロル『復刻ライト版悪魔城の野望』
最近
子分達をお引き連れてイアンクック狩りを繰り返している怪力娘
破天荒な行動で周囲を困惑させつつもノリと勢いでいきなりブロンズに昇格しているルーキー
会話がかみ合わないことからばーさーかーと呼ばれている これもうわからねぇな
甘いマスクと絶やさない笑顔、そして身に纏う胡散臭さが輝く怪しいハンサムマン。
ハンター協会の所属では無いが、文字通りの外部協力者として仕事の依頼と協会が確保した異世界人の保護、監視の為に入り浸っている。
レイディオとも親交が有り、割と気軽に談笑している姿がよく目撃される。ストライクゾーンが異様に低い事で有名。
特に特徴らしい特徴も無く、特色といった特色も無い、少しだけ目付きの悪い中年の男。
ハンター協会で主に活動している訳ではないのだが、かなり食い詰めすれすれの財政難のため、たまに仕事を請けに来る。
あまり仕事を受ける訳でもなく、精力的に活動をする訳でもないため、ランクはずっとアイアンのままで十数年が経過している。
失敗らしい失敗はしないが、依頼に含まれない事はどんな些細な事でもほぼやらないため、依頼主からの評価も平々凡々。
ハンター歴の長い、『プラチナ』ハンター。
全身鎧に身を固めた、気高い聖騎士・・・っぽい人・・・?恐らくは人間。
この支部における最大戦力に数えられる人物。その正体と鎧の中身を知る人はいない。
依頼達成率100%を誇り、特に討伐系を好んで引き受けている。相手は常に単独討伐が敬遠されるとびきりの化物ばかり。
言動も聖騎士然としており、精神性も誇り高い騎士のそれ。思わず背筋が伸びそうになる。
中身は空っぽとか、化物説とか、実は超美人のエルフとか、筋骨隆々の魔物とか、中身不詳なのをいいことに有る事無い事噂されている
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余談
そもそもとして、『ハンター協会』の始まりは、『チキュウ落ち』が作ったものだと伝えられている。
曰く、彼らは『異世界なのに何でこういうテンプレが無いんだよ!?』とひどく激昂していたらしい。
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最終更新:2017年08月17日 23:40