《トワイライト・ネメシニックス/Twilight=Nemesinyx》 |
概要
「
超次元」の名を冠す種族
極一部の人物のみがこの種族が超次元世界からやってきた種族であること、そしてその種族名と短縮形である「トワイラ」という呼称を知っている
この事を知らない研究者などの間ではこの種族に「
新型遺伝子保有者」という名称が用いられ、民衆の方となると千差万別の俗称が存在する
外見からトワイラと断言できるような特徴は特になく、その姿は確認できる殆どがヒューマノイドで身体的特徴は他の遺伝子に影響する
後述の「気動」の存在から、身体は非常に打たれ強く、負傷からの回復力もヒトのそれを遥かに上回る
気動
トワイラ全てが潜在的に持つ、戦闘能力を飛躍的に上昇させる能力
気動を使う時は身体のどこかしらに何らかの色を持つ半透明のオーラを纏う。オーラの色は無作為に選ばれ、他のトワイラでオーラの色が被ることもある
気動を発現した者は「気動覚醒者」と呼ばれ、まだ気動が使えないトワイラと区別して扱われる
発現のトリガーについては主に「自身が今までにないショックを受けた時」、「産まれついての遺伝」、「トワイラの血を輸血した事による一時的発現」、「トワイラの身体部位の移植による恒久的発現」がある
「ショックを受けた時」の発現は、多くが自身の生命の危機を感知した時に気動を封印するタガが外れ、気動を使用できる様になっている
ただ「ショックを受けた時」なので、それこそ生まれて初めてゴキブリを見て発現……というしょーもない理由で発現することもありうる
「生まれつきの遺伝」パターンは、文字通り赤子の頃から気動を解放する事ができる状態で、気動のコントロール自体はおおよそ10歳前後から可能になる
「輸血による一時的発現」は、何らかの事情で気動覚醒者のトワイラの血を輸血した場合、その者が使用できた気動を一時的に自身の能力として行使することができる
しかし移植先がトワイラでない場合は、その気動を行使する代償として身体に多大な負荷がかかる
トワイラの肉などを食した場合にも一時的な発現が起こり、輸血のそれよりも長い間のブーストが掛かる
排泄行為を行わない捕食などであれば、下記のように半永久的にその気動を操るようになれる
「部位の移植による恒久的発現」は欠損した部位を補うのに気動覚醒者であるトワイラの身体を利用した場合に起こるパターンで、その部位を再び失わない限りは永続してその者が行使できた気動を自身ののものとすることが可能
移植先がトワイラでない場合のペナルティは輸血のものより軽いが、移植した部位によっては十全に気動を使えないことがある
例外として心臓や骨髄を移植した場合は全身にトワイラの血液が巡る為、全細胞がトワイラの者には並ばないがそれに迫る気動を操れる
上記の輸血のパターンにも合致することだが、トワイラでない身体で気動を操ることは過大な負荷をかける事になる
これ以外にも多くの発現理由があるとされる
気動には「動」と「静」の2つの大別があり、それぞれその中に4つの気動区分がある
なおこの区分に依らない純粋な気動の力は「肉体強化」であり、これを纏うことでか弱い少女でも「静」の気を纏えば、そこらにいるチンピラ程度なら喧嘩をしても勝てる程度に強化される
この肉体強化の度合いは「静」の気よりも「動」の気のほうが強い
なお、この気動の強さについてはトワイラの血の濃さなどは関係なく、むしろ鍛錬などにより能力が伸びる、もしくば新たに開花することすらあり得る
また使える気動も一つとは限らず、2つの大別に依らず複数の気動を所持するパターンも存在する
気動にはそれぞれその者が持つ「素質」があり、修行次第では全ての気を扱えるようになるが素質のない方面はからっきしになり、逆に素質が高い気動は覚醒し始めの時点で高レベルのコントロールが可能
気動は常時全ての力を開放しているわけではなく、負荷を重くすることで気動の出力を増加させることも可能
親の代が気動覚醒者であった場合、その者の持つ気動のタイプが遺伝しやすい傾向にある(「速」の気を持つ者の子供は「速」の気の素質が高い、など)
- 激しく躍動する『動』の気
「静」の気に対して、肉弾戦に特化した気動が揃っている- 迅速な動きで敵を射止める『速』の気
身体に気を纏わせて、迅速の行動を可能にする
脚に纏わせて高速移動、腕に纏わせて高速パンチングなど用途は幅広い
この気動を利用した部位は打たれ弱くなる弱点があり、使用中はヒットアンドアウェイ戦法が主になる
- 攻防両刀の戦闘が可能の硬質化『剛』の気
肉体が鋼鉄のごとき強靭さを会得し、不動の防御力と金剛の攻撃力を併せ持つ様になる
攻撃力で言えば鋼を叩き割る膂力を持ち、防御力に関してはタイミングさえ合えば飛んでくるナイフを掌で跳ね返す事も可能
ただ全身に気を張り巡らすとその分装甲が薄くなってしまうので注意が必要
また硬質化の影響でその重さも反映されるため、速の気を持たない限りは動きが重鈍になりがちなので一撃必殺が望ましい
- 気の具現化である武具を振るい標的を薙ぎ倒す『武』の気
気を物質化させて武具を作り出し、それによる戦闘を行う気動
一般の素材で出来た武具よりも強度が高く、刃毀れ等の劣化も起こさない
普通の武具や防具に気を巡らすこともでき、斬れ味上昇等の性能上昇が見込める
他の気動よりも精神の疲弊が大きく、スタミナ切れを起こしやすいのが難点
また具現化させた武具は「射」や「操」の気を併用しない限りは手放すことは出来ない
- 気動エネルギーを圧縮した気弾を撃ち放つ『射』の気
不透明になるまでに圧縮された気である「気弾」を射出する事が可能な気動
熟練の者はあたかもビームを射出しているかのように気弾を放ち続けることが可能
応用として、気弾を弾丸状に形成することで、銃での発射を可能とする「気弾銃」なる物も使うことができる
これも「武」の気と同じくスタミナ消費が激しい気として知られる
- 緩やかで固定的な『静』の気
「動」の気に対して、その場で留まっての戦闘を得意とする気動が占めている- 一般の魔術とは一味違う魔術を行使する『魔』の気
ケイオスに普遍的にある魔術とは違い、独自の術体系による魔術の行使を行うタイプ
多くの術はは昔から存在したとされるが、最近になって属性を複合させた術などが登場してきた
自身の気動を魔力として使用しており、「魔」の気の多用は自分の生命にも関わってくる
この気を利用する者のほぼ全ては同じ術体系を使う。術の種類についてはこちら→気動魔術
- 自身の気を分け与え負傷者の治療を行う『癒』の気
自身の手に気を集め、負傷者の傷口などにそれをあてがうと徐々に傷口が塞がってくる
その他頭痛や腹痛等を抑えたり、毒素の排出等を行える
自身の気動を対象に移すことで、対象へ持続的な回復効果を与える事もできるが、これをすると自身の持つ気を減らすことになるため多用すると戦闘もままならず、場合によっては死の危険すらあり得る
全て精神面の気の利用であるのに加えて素での戦闘が苦手な「静」の気であるのも手伝い、徒手の闘いではかなりの不利を強いられる
- 心を読んで操り意のままに会す『心』の気
自身の気を対象に繋げるように移し、その者の心情を読み取る能力。より多量の気動で繋がれば、対象の心理の操作すら可能とする
慣れて来ると繋がるための気動量が減り、極めた者では離れた状態ですら対象のマインドトリックを行える
植物にこの気動を移すことで、草木等を自由に操ることもできる
対象の精神の強さによっては即座に通信が切れてしまうのがデメリット
- 気動にて対象を束縛し操作する『操』の気
「心」の気と似た要領で対象に気を繋ぐことで、対象を浮き上がらせたりする事ができる
熟練者ともなると釣り糸の様に細い気動を使って巨大なコンクリート塊を持ち上げることすら可能
生物を持ち上げるにはより多量の気を要するが、気道を閉めて呼吸困難にする程度なら物質を持つときと訳なく行える
操作時はその気を殆ど対象に向けているため、自身が渾身の一撃を喰らうと一溜まりもない
最終更新:2018年09月08日 01:15