【概要】
「トワイラ」の持つ
「気動」を模倣した身体強化術。
「気動」と同様に何らかの色を持つ半透明のオーラを纏い、身体能力が飛躍的に向上する。
この技法を操る者を「錬氣使い」と呼ぶ者も居る。
「気動」と明確に異なる点は発現の原理。
「気動」が
「トワイラ」の細胞、遺伝子に由来する物である事に対して、
「錬氣術」のエネルギー源となるのは魔力、生命エネルギー、魔素等の不可視のエネルギーを体内で"練り上げて"生み出す『錬氣』と呼ばれる独自のエネルギーを利用する。
この『錬氣』は複数、或いは単一エネルギーを変化させた物であるが故に悪環境や個人の先天的な資質を補い易いが、
エネルギー効率面のロスは避けられず、安定性にも劣る他、単純な身体や物質の強化以外の用途への利便性も
「気動」や体系化された魔術には及ばない。
又、技術、技法としての側面が強く、人為的なアプローチ無しに使用が可能になるケースは少なく、
錬氣使いの肉体を取り込んだ場合も食した者が特殊な異能を持って居ない限りは単なるエネルギー源以上の物にはなり得ず、移植した場合もそれ単体で錬氣を操れるといった事はない。
【技法】
基本的には
「トワイラ」の
「気動」と類似しているが、此方は「動」の気、及び肉体強化の比重が高い。
『錬氣』の性質から、「静の気」の内『癒』の技法以外は彼方に比べてやや不得手とされて居るが、
武術として体系化していく過程で単純、悪く言えば原始的な身体強化、物質強化は比較的容易に高度な強化を行う事が出来、複数の「気」の同時使用も得手としている。
総じてより白兵戦に特化しており、その性格上使い手の「素」の身体能力、戦闘技術の重要度も高い
【流派】
「トワイラ」の
「気動」とは異なるもう一つの点として、「武術」「技術」として明確に体系化されており、かつ
「トワイラ」の遺伝子を持たない者でも扱う事が出来る事から、
徒手空拳を中心とした『東雲流』『丹陽拳』
武器術を中心とした『薄雲流』『玄天流』
を始めとする多くの流派、分派が存在し、それぞれ基本の「錬氣術」から更なる技術が発展している。
前述の通り基礎的な部分では
「気動」とは技法の点で似通った点が多いが、流派に依って同様の技法にも大きな差が見られる事も。
最終更新:2018年10月28日 23:37