誕生編 過去ログ.9

― とある街 ―


BGM♪



ミヤコ「 うぇ~ん…お腹空いたの~…(前のめりに両腕をぶらぶらさせながら街中を浮遊している) 」

ヒロ「………(バット片手に歩いている)…ん?あれは確か……(ミヤコを見て) 」

×××「やれやれ…今日も無駄足だったか…(コンビニ袋を片手に独り言を呟きながら歩いてくる)……?(なんだあの小娘は…身体が透けている…?)(訝しむようにミヤコを遠くから見つめる) 」

ミヤコ「美味しいもの…何か落ちてないの~…?(半場涙目でふよふよ彷徨っている) ……?ねーねー、おにーちゃん。(偶然居合わせたヒロのもとへふわりと飛んでいく)とりっく おあ とり~と なの~♪(時期外れと分かってるのかどうかは分からないが、お茶目な表情でヒロにお菓子をねだる)」

ヒロ「………トリックオアトリート!?(もう2月だぞ…)…んー、わかった。お菓子をあげよう。何がいい?(バッグからチョコやグミなどいろいろなお菓子を取り出し) 」

ミヤコ「 わぁ~♪(ヒロのバッグの中身を覗きこんで目を輝かせる)お菓子いっぱいなの~♪ ありがとなの~―――――!!!(えへへと微笑みながらそのバッグの中身をごそごそ探っていると、突然表情が一変。「ひぇっ」と大きな悲鳴を出して思わずヒロから跳びのいた)わ……わ……(ヒロ…ではなく、彼のバッグの中身にある「何か」を見て酷く怯え始める) 」

×××「…何やら面白そうだ。(ヒロとミヤコのやりとりに何らかの興味を示したのか、その辺のベンチに腰かけコンビニ袋から取り出した1本満足バープロテイン(チョコ味)を貪りながら二人の様子を窺っている) 」

ヒロ「………????ど、どうした?(ミヤコを見て) 」

ミヤコ「わわっ……ぷ…「プリン」……怖いの…(彼のバッグの奥底にあったプッチンプリンを見てから様子がおかしくなり、がたがた身を震わせている)…ミヤコ…「プリン」、怖いの……(記憶障害によるものか、本来の大好物に尋常ではない恐怖を感じている) 」

ヒロ「………えっ、えっ………!!??ごめん、すぐどかす!(バッグをガサゴソとしてプッチンプリンを取り出し、口に放り込む) ……ん?(プリンが、怖い?) 」

ミヤコ「 あうぅ…(プリンを食べるヒロを、まるで毒身をしている人に対する心配の眼差しで見つめている)…おにーちゃんは、プリン、怖くないの…? 」

ヒロ「ん?あぁ、怖くないよ…大丈夫だよ、なんともないから(ミヤコの眼差しを見て察したように)……一口、どうだい?(ミヤコに食べかけのプリンを見せて) 」

ミヤコ「 ほんとに……?…うぅ……っ…(ヒロに勧められたプリンに慄くものの、彼の優しい態度に少しずつ、恐怖の対象に近寄ってみる)…………あむ…(ヒロが使ってたプラスチックスプーンを手に取り、ためらいながらも一口分掬ってみる)………あむっ…!(意を決し僅かなそれを口にする) 」

ミヤコ「 …… …… …… 」

ヒロ「………ど、どうだい…? 」

ミヤコ「 ………はれ……?…なん、だろう……(途端、視界が滲みだしていく)――――― おいしいの…(雀の涙ほどの甘味に、思わず赤い瞳から雫が溢れ出す)……とっても……おいしいの……!(数秒前まで怯えていた面影が嘘のように消え去り、彼女の表情がぱあと照らされていく) 」

ヒロ「…………だろう?美味しいんだよ、プリンは……(ミヤコの肩を優しく叩く) 」

×××「……!(ミヤコの表情に目を細める) 」

ミヤコ「 うん…っ……おいしいの… すっごく、おいしいの……!(涙ぐみながらさらにプリンを口にし始める。もはやその涙は恐怖によるものではなく、素敵なものに出会えた喜びによる感涙だった)…… …… ……思い出したの… ミヤコは…――――― 「プリン」が、とっても大好きなの~♪ 」

ヒロ「……そうか、本当は…プリンが好きだったのか……よかったな、大事なこと、思い出せて……(ミヤコに) 」

×××「…… …… ……なるほど…そういうことか…(ヒロとミヤコのやりとりから何かを感じ取った謎の男。一人自然に頷くと、コンビニ袋を隣のゴミ箱に投げ込み、首からぶら下げた二眼レフのトイカメラを片手に二人の元へ静かに歩み寄る) 」

ミヤコ「 うんっ♪(舌鼓を打ちヒロに満面の笑みを浮かべる)ほえ……?(近寄ってきた男に首を傾げる) 」

ヒロ「…?(ミヤコの様子に気づき、男の方を見る) 」


BGM♪



×××「お前… そうだよ、「お前」だよ。(両手をポッケに入れたまま歩み寄り、傲岸不遜な態度でヒロに顎で突きつけ)…今…そいつ何をした?(突如意味不明な問いを投げかける) 」

ヒロ「………え?俺?単にプリンをあげただけだけど?(男に) 」

×××「……(ヒロの返答、そして彼の様子から何かを判断したのか、一つ溜息を吐く)なるほどな…やはり"天命"の自覚はない様だな。 カ シ ャ (ポッケから両手を出し、トイカメラでヒロの顔を撮影した) 」

×××「まあいい。ようやく見つけたぞ…―――――『 特 異 点 』。 」


―――  ド     ゥ     ッ     !     !  ―――(その時、謎の男を中心に歪な衝撃が街中を迸る)


ミヤコ「 あう…あのおじさん…こわいの…(ヒロの背後に隠れるようにふわりと身を翻す) 」

ヒロ「…………特異点?(×××の様子を見て)………な、なんだ!?(衝撃に対し) 」

×××「お前は「俺」に"破壊"されるんだよ。チ ャ キ … ! (変身ドライバー「ネオディケイドライバー」を装着) 」

ヒロ「……破壊…!?…こいつは戦わねばならないようだな…!ちょっと、隠れてて…!(背後に隠れたミヤコにそう言い、土で拳銃を生成する) 」

ミヤコ「 ふぇっ……?う、うん…っ…(ヒロに言われるまま、物陰に隠れる) 」

×××→門矢士「―――『門矢 士』(かどや つかさ)。"通りすがりの仮面ライダー"だ。覚えておけ。 ガ シ ョ ン ッ ! (バックル両側のハンドルを外側に引き、バックルが90度回転してカード挿入口が上部に露出する)パカ…――ス…(左腰に携行されたライドブッカーの中からカードを一枚を取り出し、ヒロに突きつける様に構える) 」

門矢士「変身 ――― カ シ ャ ン ッ ! (カードをバックルに装填)\KAMEN RIDE/ ガ チ ャ ン ッ ! (その状態から更にハンドルを押す)――― \DECADE !/ 」

門矢士→仮面ライダーディケイド「 カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ ――― シ ャ キ ィ ー ン ッ ! ! ( 「世界の破壊者」 ―― 仮面ライダーディケイド 降臨) 」


BGM♪



Vs 仮面ライダーディケイド


ヒロ「………!!??(ディケイドに変身したのをみて)こいつは、ちっと厄介だな…! 」

仮面ライダーディケイド「シ ャ キ ン ッ ―――― ス ラ リ …(ライドブッカーを振ると剣状に変形)……―――ぬぅんッ!!(しばらく見つめ合った後、先陣切ってヒロに斬りかかる) 」

スポンジ・ボブ「(喧騒をよそにイカルドの墓にカーニバーガーを供え)イカルド、ゆっくりお休みよ。キュケオーンやクリスマスケーキにバレンタインチョコなんかよりおいしいカーニバーガーをたっぷりとお食べ♪」 」

ヒロ「………なるほど、ね…!(ディケイドが斬りかかった瞬間、土拳銃を砂塵として日本刀を取り出す)…てやぁっ!!!(斬りかかった剣を弾かんと、剣の軌道に合わせて刀を振り上げる)、 」

仮面ライダーディケイド「ガ キ ィ ィ イ ン ッ ! ! (鍔迫り合いに持ちこむ)…ただではやられてくれないようだな。なら精々足掻いてみろ。フンッ!(そのままヒロの腹部に水平蹴りを繰り出し蹴り飛ばす)カ シ ャ ン ッ (カードを一枚装填)\ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \BLAST !/ ド ド ド ッ ド ッ ! ! (ライドブッカーを回転させると銃形態に変形し、ヒロに乱射する。ついでにイカルドの墓にも銃弾をぶち込んだ) 」


ガキョンガキョンガキョンッ ! ガラガラガラ…! (イカルドの墓が粉々に崩れた)


イカルド「ワシを起こしたのは誰じゃー!!(化けて出てくると同時に天に召される) 」

ギラヒム「 ――――――――――フッフ~ン………どうやらワタシにとって、中々興味深いことが起こっているようだ。(謎の気配が、民家の屋根上にて密かに静観している) 」

ヒロ「………くっ……!!!ぐおおおおっ!!!!!(腹部に水平蹴りを喰らう)………そういう、ことか…!!!(銃弾を喰らいながら、土でショットガンを生成する) 」


DOOOOOOM!!!!(―――――瞬間、一台のレーシングカー、否!一機の自動車型マシン『トライサイクロン』が乱入し弾丸を光沢を帯びたボディが弾く!)


仮面ライダーディケイド「 俺は仮面ライダー「ディケイド」。"全てを破壊する"存在だ。人の命だろうと世界の理だろうと場の雰囲気だろうと、俺のまわりにあるものはすべて破壊される。覚えておくんだな。…さて…(再びヒロに視線を向ける)…"どうせ今の発言も改竄される"だろうが、俺にとってはそんなことどうでもいい。『特異点』…お前をこの「物語」から消し去れば、すべて俺の思い通りになるのだからな!!ドドドッドドッドッ ! ! !(銃を乱射しながらヒロに急接近する) 」

仮面ライダーディケイド「なに…?(ヒロを庇うように現れた謎のレーシングカーに歩みと攻撃の手を止める) 」

スポンジ・ボブ「イカルドぉーーーーーっ!!行っちゃやだーっ!!(カーニバーガーを大量に落とし、彼はいずこかへ去っていく)」 」

ヒロ「………これ以上近づかせはせん!!!(接近したディケイドに対し、ショットガンを乱射する) 」


――――――『全て思い通り』……なるほど、おぼろげだが俺の上司……いや、上司………―――――上司?(震え声)上司(仮)が言いそうな戯言だ。『馬鹿馬鹿しい、勝った者こそが正義。故にお前は何も成せない』と、俺ならそう言うだろう――――― (レーシングカーの扉が蒸気を吐き出すと同時に一陣の風が吹き遊ぶ。運転席には影も形もなく、『漆黒の翼』だけが残滓を残していた―――)―――――『   変   身    』シュバァッッ!!(そして宙空より高らかに発せられるその決め台詞。既にその男は一人のライダーへ姿を変え、黄色のマフラーをなびかせ、ディケイドの前に降り立った)


ギラヒム「 ……破壊?…改竄?『特異点』………フム。(屋根の上にて) 」

仮面ライダーディケイド「 ちッ…!(右側転でヒロが放つ銃弾を掻い潜る)お前も仮面ライダーか。面白い。まとめて相手してやる。ドドドドムッ ! ! ! (ヒロ、そして颯爽と現れた謎の仮面ライダーに向けて乱射を繰り返す) 」

???「 ヒュオ   ヒュン    ヒュ ォ ッ ……  トンッ(雨のように降り注ぐ弾丸をバク宙で四発回避頭部に当たるすれすれを錐揉み回転で退け華麗に着地。『何事もなかった』と言いたげに首をコキコキと捻る)仮面ライダーディケイド……といったな。"この世界"に"俺以外の仮面ライダー"と"呼ばれる"者が存在するとは……いや(あの様子だと自分が何者かも理解しているようだ……)俺とは様子が異なる……か。なんでもいい、話してもらおうか。お前の知る、全てを!(反撃開始の合図と言わんばかりに一度の跳躍で滑空に近い動きをし、ディケイドへ一気に距離を詰める) 」

???→仮面ライダー3号「名乗らせてもらおうディケイド!仮面ライダー3号、そう呼ばれていたそうだッ!!(一瞬彼を構築する骨格が発光と同時に見え隠れし、それが収まると全エネルギーが収束したかのようなオーラを足が纏い、全体重、急降下の加速を乗せた蹴り『ライダーキック』をディケイドへ向け穿つ!) 」

仮面ライダーディケイド「 なッ――― ぐ う … ッ … ! !(三号が繰り出す強烈なライダーキックがクリーンヒットし、建物付近に積み立てられた木箱に激突し、土煙に包まれる) 」

ギラヒム「 (屋根上にて) …ハァン?(新たな仮面ライダーを見て)オイオイ……『特異点』とやらそっちのけでおっぱじめるとは。 」

ヒロ「……あんたは…!?(仮面ライダー3号をみて)…まぁ、まずはこいつを潰すのが、先決か…!(乱射を掻い潜り、ショットガン片手にディケイドに迫る) 」

仮面ライダー3号「―――――クイ クイ (土煙に包まれたディケイドがいると思しき方向を静観。『立て』と言わんばかりに腕を向けて首をひねり軽い挑発)この世界で目覚め、右も左も分からない俺の最初の体験はなんだったと思う?『キュケオーン屋のトラックに跳ねられる』だ。だが死ななかった、それどころか医術すら必要としなかった、俺はそういう存在だった。立てディケイド。俺は、お前は何者なんだ  ―――――ハァイ男子!名前はなんていうんだxiiiiiiii ぐお"ぉ"ぉ"ぉ"……だ、だめだ……!違う違うそうじゃないだろう……!収まれ俺の何か…!おのれショッカー!!(突然ヒロの呼びかけに爽やか挨拶で返した右腕を) 」


―――― \KAMEN RIDE/ \WIZARD(ウィザード) !/ ――――

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――― ボ グ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ン ッ ! ! ! (ディケイドが吹き飛んだ先で大きな火柱が湧き立り、それによって周囲の建物が次々と業火に包みこまれていった)


仮面ライダーディケイド(ウィザード)「―――\火(ヒィ) ! 火(ヒィ) ! 火(ヒィ) 火(ヒィ) 火(ヒィ)ッ !!/(燃え盛る業火の中から、陽炎によって全身を揺らめかせながら悠然と現れたのは…姿形を変えた世界の破壊者だった)――― "通りすがりの仮面ライダー"だ。覚えておけ…!(掌を一同に突きつけると火炎が逆巻き、彼等を包み込む様に迫った) 」


BGM♪



ヒロ「お、俺か?俺はヒロだ…!(3号に)………なにっ…!?(ディケイドが放った火炎を見て)……間に合えっ…!(土の波を発生させ、火炎にぶつける) 」

ギラヒム「 な……クソッ ギュイィン(建物が業火に包まれてゆくことに危機感を覚え、近場の屋根上から姿を消す) 」

仮面ライダー3号「――――!?(更に姿が変わるのか……これが仮面ライダー…というものなのか…!俺はそんな機能はないようだが……)――――じゃあヒロ男子って読んでm お"の"れ"シ"ョ"ッカ"ァ"――――!!!!!!!(ヒロにさわやかボイスで返すのも束の間、通常運転に戻り自身をこうしたと思われる(と思っている)人物への憎悪を叫びながらヒロの作り上げた土の波に乗り、そこからさらに飛翔、ウィザードへ距離を詰めようとする) 」

仮面ライダーディケイド(ウィザード)「無駄だ、土は熱に弱い。(ヒロによって生成された土の波は、自らが放つ高熱の火炎によって瞬く間に水分を失い、脆く崩れ去る)幾千の世界を渡り歩き、ようやく見つけ出したんだ。お前は、俺がこの手で破壊してやる!(グッと握り拳を創り出すと熱波の渦は紅蓮を纏う竜巻へと昇華する)お前は邪魔だァ!!!(ブレイクダンス宛ら華麗なステップの中で脚部に焔を纏い、三号にカウンター蹴りを炸裂させる) 」

仮面ライダーディケイド(ウィザード)「次はお前だ…ッ…!カ シ ャ ン ッ (カード装填)\FINAL ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \WI WI WI WIZARD(ウィウィウィ ウィザード) !!/(真横に魔法陣を展開し、その中に左腕を突っ込む) 」


―――― ド グ シ ャ ア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (突如ヒロの頭上にもう一つの魔法陣が展開。そこから巨大化されたディケイドの拳が出現し、ヒロに裁きの鉄槌が下された)


ヒロ「………チッ…!所詮、相性の悪さには勝てねえってことか……なっ…!?(魔法陣から出てくる拳に気づく頃には遅く、裁きの鉄槌を喰らう) 」

ミヤコ「 あぅ……っ…(悪戦苦闘の末に追い込まれるヒロを物陰からずっと見守っていたが、傷つく彼の姿にいたたまれなくなり…)――――えいっ!(覚悟を決め、ディケイドの身体に憑依。彼の精神を一時的に操り、身動きを止めてみせる) 」

仮面ライダー3号「――――┣¨ヴォォッ ―――――……!!!!(ウィザードの蹴りが穿つ閃光が3号の放とうとしたけたぐりよりも遥かに素早く、頭部を捉え、上体をありえない角度に捻りながら木の葉のように吹っ飛ばされる)か――――は――――――……(コンクリの壁に叩きつけられ、それを貫通し商業ビルの中に瓦礫に混じって転がり、薄れる意識の中である単語が、記憶を失っている彼の中で響いた)(『ミッチー!』)……誰だ、それ……… 」

仮面ライダーディケイド(ウィザード)「なに…ッ…!?(全身の自由をミヤコに奪われ金縛りにあったように硬直する)あの幽霊の小娘が…!お前も俺の邪魔をするのか…ッ…!? 」

ミヤコ「 わかんないけど…よくわかんないけど……! このおにーちゃん(ヒロ)がいなかったら、ミヤコ… 何か、"とても大切なことをずっと忘れたままになってた"気がする…っ… おにーちゃんは…ミヤコに、大切なこと、気付かせてくれた…だから……っ…!―――おにーちゃん…!今なの~~っ!!(ヒロに、ディケイドにトドメをさすよう促す) 」

ヒロ「………っっ…!…その覚悟、受け取ったぜ…!(ミヤコの促しに応え、ディケイドの心臓を貫かんと刀を突き立てる) 」

仮面ライダーディケイド「 ド ス ッ (―――!!)(ヒロの最後の一突が胸部を貫くと、強制的に変身解除される)…ぐ…ッ……ごの…ッ……!(突き刺さったままの刀を抜き取り、徐に投げ捨てよろめきながら退いていく)…ちぃッ…流石に分が悪いか……―――― ズ オ オ オ ォ ォ ォ (そう呟くと背後にオーロラのように揺らめく灰色の壁が出現する)ここは一度身を引いてやる。だが覚えておけ。俺は「世界の破壊者」。いつか必ず、お前を破壊しにまた現れる。じゃあな、『 特異点 』―――(「あばよ」と片手を上げながら退き、オーロラの中へと姿を消す。その後オーロラはすぐに消滅した) 」

ミヤコ「 ふわっ…!(ディケイドの身体から抜け出し、ヒロのもとへふわりと近寄った)大丈夫なの~…?(心配そうに彼の顔色を窺う) 」

ヒロ「……特異点、か…どうやら、厄介なのに狙われてるようだな…(消え去るオーロラを見て)……あ、あぁ…大丈夫だ。君が無事で良かった……(ミヤコに) 」


BGM♪



ミヤコ「 …ねーねー…―――また、プリン食べさせてくれる?今度は、ミヤコと~!一緒に食べるの~♪約束なの~♪(えへへと無邪気に笑みながら、ぶかぶかの袖をヒロに差し出す) 」

ヒロ「………!(差し出された袖を見て)あぁ…もちろんだ!一緒に食べようぜ!(袖を握る) 」

アコール「ふぅ…一時はどうなるかと思いましたが、どうやら私が出る幕は無かったみたいですね。ま、歴史干渉はほどほどに…って言われてますしね。(建物の屋上に腰かけ、ヒロたちを頭上から俯瞰していた) 」

アコール「 …『特異点』とそれによって引き起こされる歴史修正…彼の存在は、この混沌とした物語を紐解く『』となる。そこから生まれる真実の先にあるのは…破滅か…それとも…――――― (忽然と姿を消した) 」


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最終更新:2019年02月19日 01:43