誕生編 過去ログ.12

― 2031年 荒れ果てたとある街 ―


メ ラ メ ラ … (何時かの時代、何処かの世界、何処かの街… 黒く染まる空、灰色の街、燃え盛る大地… ――― 此処は希望を失った世界) 」


BGM♪:ドラッグオンドラグーン3 / Drakengard 3 OST - 防来 (戦場/Field Music)



謎の少年「ハッ ハッ ハッ … ! (剣を背負った傷だらけの少年が、まるで何かから逃げるように、あるいは何かを追い求める様に、我武者羅に駆けだしている) 」

クレイジーハンド「――― ヒヒヒヒャハハハハハハッ…!!!ウゴヒャハハハハハ!!!(世界の破滅に相応しい紅の空から、奇妙な巨掌がゆらりと姿を現す)―――― ビ ッ (地を駆け走る少年に向けて、人差し指を突きつける) 」

魔獣ガノン「――― ズ シ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (クレイジーハンドの指示に動かされる様に、上空から巨大な怪物が現出。少年の前に立ちふさがった)グオオオオオオオオオオオッ!!!!(巨大な双剣を乱暴に振り回し、少年に襲いかかった) 」

謎の少年「ハッ…ハッ…――――!?(見つかった…!!)(クレイジーハンドの狂気を孕む笑い声に反応し表情が更に切羽詰まる)うわっ…!!(目前に立ちふさがった怪物、その着地の衝撃に目を伏せる)もうすぐなんだ…こんなところで、くたばるものか!!(暴れる魔獣の猛攻を掻い潜り、そのまま真っ直ぐに逃げ出す) 」

全てのやみの王「 ――― ギャオオオオオオオオンッ!!!(少年が逃げた先にも、更に怪物が現れる) 」

こどもリンク「 ホ☆タ☆テ☆屋ァッ!!(少年を庇うように駆けこみ、全てのやみの王を剣で薙ぎ払った)ここは僕に任せて…お前は先に行くんだ!! 」

謎の少年「まだ―――!(怪物の急襲に思わず腕を交差し身構えようとしたが、こどもリンクの介入に助けられ、恐る恐る構えを解いた) そんな…君を置いて行くなんて…僕には…!! 」

こどもリンク「 迷ってる時間なんかないはずだよ!!この時代を変えるために…君は一刻も早く「過去の世界」へ飛ぶんだ!!…なるんだろ…"最高最善の魔王"に…!?すべてを救うんだろ…!?だったら、こんなところで立ち止まるな!――― 行くんだッ、『トゥーン』!!! 」

謎の少年→トゥーンリンク「―――!!(こどもリンクの叫びに背中を突き飛ばされる様に、しばらく彼を見つめた後、踵を返し一目散にある建物へと向かった)―――うあああああああぁぁぁぁ!!!! 」

クレイジーハンド「 ド ヒ ュ ン ッ ! ! (指先から漆黒のエネルギー弾を発射し、こどもリンクを吹き飛ばす) 」

こどもリンク「 (それでいいんだ… これで…この時代は…未来は…救われる…―――)(トゥーンの背に安堵の色を浮かべ、背後から迫る黒き閃光に呑みこまれてしまった) 」


ド ガ ア ァ ン ッ ! ! ! (トゥーンが入り込んだ廃墟から、天井を突き破り巨大なマシンが飛び上がった。絶望に包まれた世界に、唯一差し込んだその光は…微かな"希望"を表しているようだった)


トゥーンリンク「 ガ チ ャ ン ッ (マシンのコクピットでハンドルを操縦。手元にホログラムウィンドウを起動し、手動で数字を入力する)タイムスリップの先は―――事の発端が起こった『2019年』!!飛べえええええええぇぇぇぇーーーーーッ!!!! 」

クレイジーハンド「 ……!! 逃がしはしない…!(上空へ飛び上がった機体を見上げ、召喚した二匹の魔獣と共に光線を解き放ち、撃ち落とそうとする) 」


―――― シ ュ オ ン ッ ! ! ! ――――(三つの閃光がマシンに届こうとしたその寸前、トゥーンを乗せたマシン眩い光と共に消失。閃光は紅の空を貫き、遥か先の上空で爆発した)


――― 時 空 間 ―――


トゥーンリンク「 はぁ…はぁ…っ…――― 行くんだ…すべてを救うために… 『2019年』の、世界へ……―――(そのまま深い眠りにつくかのように気絶してしまった) 」


そして、時は12年前へと遡る―――――




― ナナシマ・3のしま ―


ルビー「 フゥ♪いっちょあがりっと!(ゴランとの戦闘後、ロケット団したっぱたちが横行する5のしまで団員たちを一人で蹂躙していたのか、周囲には気絶した団員やポケモンたちが倒れ込んでいた)ん~…それにしても、この人たち以外誰もいないんだね… 島の住民はみんな逃げちゃったみたいだし… (少し困ったような表情で辺りを見渡している) 」

ローマン・トーチウィックからのアドバイスは二つ。ひとつ、今のお前はチームではない、よってその『指揮能力』は意味をなさない。よって単独では組織に対し無力に等しいと知ること。二つ、お前は幸い『何も知らず』客船へ乗り込んだ。他にもそういった輩は多いと聞く。ならばそれらと合流し、闇雲に戦うのではなく反撃の機会を伺え。(ルビーの脳裏に、先程対峙したゴランのセリフが反響する)

ルビー「 ……今の私は一人… 仲間はいない… それならここで、たくさんの仲間を作らなきゃ…!この世界のこと、まだまだ知らないことだらけだけど…きっと素敵な友達だってできるはず!うんっ、そうだよね!元気出してこー、ルビー!きっとなるようになるっ♪(両頬をぽんぽん叩き自分自身を鼓舞する) 」

グーイ「ガサガサガサ…―――― ピ ョ イ ♪ (茂みからルビーの傍に現れる) 」

ルビー「 さてっと…それじゃあ次は何処へ行こうかな~……ひゃっ!?(茂みのざわつく音に警戒し武器を構える)まさか、まだ残党が………ほへ…?(茂みから現れた一頭身の生き物を見てきょとんとなる)………かわい~♪ (じっと眺めた後、その可愛らしいフォルムに魅了されグーイを抱き上げる)こんな可愛い生き物見たことない~!さっきからよく聞く「ポケモン」って奴…?君、名前はなんて言うの?(グーイを自分の顔と同じ高さまで持ち上げる) 」

グーイ「 ぐ~いっ!(長い舌をくねくねと曲げながら、ルビーの顔をペロペロなめ回す) 」

ルビー「 あはははっ!くすぐったいよ~…!…ぐーい?っていうの?わかった!じゃあ「グーイ」って呼ぶね♪ ねねっ、グーイ!私と一緒に冒険してみない?きっと楽しくなると思うんだ♪ 」

グーイ「 ……?ぐいっ♪ (初めは両目をぐるりと回して「?」を浮かべたものの、ルビーの笑顔に釣られて喜びの声を上げる) 」

ルビー「 一緒に来てくれるの!?やったー♪(*゚▽゚*) よろしくね、グーイ♪(思いっきり抱きつき自分の頬と合わせぐりぐりする)早速可愛い仲間が出来たよ、やったねルビー♪ (ぴょんぴょん飛び跳ねる) 」

グーイ「 ぐーいっ♪ 」


――― ギ ュ オ オ ォ ン ッ … ! ! ! (その時、空の一部に裂け目が現れる。裂けた空は徐々に渦を巻くように開かれていく)――――ドッボオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーンッ ! ! ! ! ! (空間の裂け目から巨大な機械が姿を現し、そのまま島の浜辺付近の海に墜落した)


ルビー「 ほわあああぁっ??!なななっ、なになになにー!!?(突然轟いた落下音と衝撃に仰天し転倒しかける)…びっくりした…今の音、なんだろう…!?行ってみよう、グーイ!(グーイを頭の上に乗せ、浜辺の方へと駆け出した) 」


ザブゥゥン…ッ……―――― カ シ ュ ッ ! プシュゥゥゥ…ッ… ! (浅い海辺に墜落したバイク型の巨大マシン、そのハッチが開かれる)


トゥーンリンク 「 ―――― うッ……バシャアァンッ… ! ! (マシンから海面へ倒れ込む様に現れ、そのまま海に浮かんだ) 」

ルビー「 よっ、ほっ…!(草木を潜り抜けながら浜辺へと出る)ほわ~!!なんだろうあれ…!でっかい乗り物…!不時着しちゃったのかな………!!?(遠くからそのマシンを興味深そうに眺めていたが、その付近の海面にトゥーンが浮かんでいるのを発見し「あっ」と声を漏らした)大変…!!あの子を助けないと…!(一目散に彼の方へと向かった) 」

ブーバー(デルタ種・氷)『ガサガサ…―――バッ ! ! (ルビーがやってきた方角から、彼女の後を追ってきたロケット団のブーバー二匹が現れる。拳に冷気を纏った“れいとうパンチ”で、彼女を背後から殴りかかろうと襲いかかった)』

グーイ「 ぐーいっ!!(ブーバーたちの気配を察知したのか、ルビーが気付くよりも前に彼女の頭上で振り返ると同時に長い舌を伸ばし、ブーバーたちを薙ぎ払った) 」

ブーバー(デルタ種・氷)『ブビッ…!!( ド ゴ ォ ッ ! ! )ドサァ…ッ… ! (襲撃をグーイに阻止され、薙ぎ払われた衝撃で地面に落下し、気絶した)』

ルビー「 わっ…!?ありがとう、グーイ!私を助けてくれたんだね!グーイって強いんだね~♪ (頭上のグーイに手を伸ばしその頭を撫で回しながらトゥーンのもとへと走っていく)バシャバシャバシャ…待ってて、今助けるからね…!(自ら海へと身を乗り出し、海面に浮かぶトゥーンを抱き上げる)……まだ息はあるみたい…どこか休める場所を探さないと…!誰か…誰かいませんか~…!!?(焦燥の色を露わに誰かに助けを求める) 」

村人A「呼んだ?( バ シ ャ ア ァ ッ )(村人Aがあらわれた!▽)(ルビーの傍の海中からひょっこり現れる) 」

村人B「空気なら読んだ気がするわ!( バ シ ャ ア ァ ッ )(村人Bもあらわれた!▽)(同じく海中から顔を出す) 」

村長「状況はだいたい理解した( バ シ ャ ア ァ ッ )(ついでに村長もあらわれた!▽)この近くに私たちの村がある。そこへ来なさい。 」

ルビー「 ひっっっっっっ(海面から顔を出した三人に思わず慄然する)よかった、やっとこの島の住人に出会えた…えっ!いんですか…?ありがとうございます!(安堵の笑みを浮かべる) 」

トゥーンリンク「 …………(傷だらけの少年は、ルビーの胸の中で浅い呼吸を繰り返していた) 」



― ナナシマ・3のしま・とある村 ―


トゥーンリンク「 うーん…うーん… …美人なお姉さんに踏まれても我が心は不動………( ゚д゚)ハッ (吉夢か悪夢かよくわからない何かにうなされながら、はっと目覚める)…んんん…ここは誰……僕はどこだ…????(寝かされていたベッドから上半身を起こし、額に手を当てながら寝ぼけた表情で辺りを見渡し始める) 」

おばあちゃん(キルケー)「目が覚めたかい?覚めないうちに暖かいキュケオーンをお食べ 」

Dr.マリオ「 脳は正常です(トゥーンが目覚めると同時にカルテに診断結果を記入)とりあえず薬は出しておきますが、副作用で身体が闘争を求めスマブラの新作が発売されてニコ○ンさんが波乱を一刀両断することになるかもしれませんのでお気をつけて。(鞄を持って小屋から出ていく) 」

ルビー「 うん、ありがとうございました…!(出ていくドクマリに頭を下げて感謝)あ…!よかったぁ♪ようやく目が覚めたみたいだね!(目覚めたトゥーンに駆け寄る)そうそう!温かいものを食べたほうがいいよ!ほら、キュケオーン! 」

トゥーンリンク「夢に出てきた美人なお姉さん!!!!!!!!(キルケーに心臓発作を引き起こす)君は…君たちは…何処なんだい?此処は誰なんだい…?(ルビーたちの顔を見つめながら、自分の両手に視線を落とす) 」

ルビー「 私?私はルビー!こっちは友達のグーイ♪(頭上のグーイに目だけを向ける)海の上を漂ってた君を私が救いだしたの!でっかいマシン?に乗ってたみたいだけど…何処からやってきたの!?て言うかあのマシンは何!?ねねっ、君のこと、もっと教えてほしいな♪(目を輝かせながらずいずい詰め寄る) 」

グーイ「 ぐ~いっ!(ルビーの頭上で林檎を頭の上に乗せて遊んでいる) 」

おばあちゃん(キルケー)「そうそう、私は美人なお姉さん。ここは病院。そこのお嬢さんがおっしゃる通りここへ意識を失ってる君を運んできてくれたのさ。 おいなんだいメディア!この不名誉極まりない名前は!!おいゴルァメディア!! 」

キルケー敗北拳伝承者メディア「先生ありがとうございました。お礼と言っては難ですが、私が知る限りのゲーム取り扱い店に売っているスマブラにニコリンさん以外に反応する人払いの結界を貼りましたので…… 」

トゥーンリンク→MDトゥーン「おおふ…っ…君はとてもフレンドリーなフレンズなんだね(ぐいぐい詰め寄られ冷や汗を垂れ流す)ん…言っても信じてくれるかどうか分からないけど…そこまで言うのなら… 僕の名はトゥーンリンク。2031年の未来からやってきたんだ。あのマシンは、この時代へタイムスリップするために僕が搭乗したタイムマシン『タイムマジーン』さ。(ルビーの上にいるグーイを不思議そうに目詰めながら自己紹介していく) 」

ルビー「 えっ!?!?!?!?!?!?Σ(〃゜△゜〃) ………未来からやって来たって…本当なの~~!!?(信じて疑わない瞳でトゥーンに密着する)すっご~~~い!タイムマシンかぁ…本当にあるんだね!私びっくりしちゃった!でも、どうして2031年?の時代からここに来たの?(首を傾げる) 」

グーイ「 ぐい~~~~(ルビーが首を傾げたことで頭上から転がり落ちる) 」

MDトゥーン「 そうだったのか…ありがとう。(ルビーに弱弱しくも感謝の意を込めた笑顔を見せる)それが…――― 思い出せない。(瞳を閉じる)…確かに何か目的があってここに来たのかもしれない。けど、きっと…タイムマシンの不時着によって…記憶の一部が飛んでしまったのかも…でも、いいんだ。こうして君に救われたことに何か意味があるのかもしれない。その内に目的も思い出せるはずさ。(にかっと少年の様な笑みを浮かべる) 」

柳生但馬守宗矩「 バァーンッ(小屋の扉を開く)我が心は激昂。ここは小屋、しかして病院ではあらぬ、外道め……ここにもいるか(おばあちゃん(キルけー)の首根っこを掴んで連行する) 」

ルビー「 そう…なんだ… うんっ、そうだよね!きっと思い出せる!何とかなるよ!トゥーンが記憶を取り戻せるように、私もできる限りのことは手伝ってあげる♪ 」

MDトゥーン「 美人のかほりだ…(差しだされたキュケオーンから漂う香りをくんくん嗅ぐ)ルビー、って言ったね。君は…君を見ていると、なんだかとっても安心するよ。まるでたくさんの人がその笑顔に救われてきたみたいだ…。(窓の外に映る景色を見やる)僕は、人々の幸せを願って戦い続ける魔界の戦士なんだ。誰かが心の底から笑ってくれる為なら、その明日を僕が創る…僕は…そんな「最高最善の魔王」になるために、今をずっと生きている。時空を超えても繋がるものを、僕は…守っていきたいんだ。 」

MDトゥーン「 ルビー、おそらく君も何かを守るために戦ってきたその一人なんだろう。目を見れば…分かるんだ。ずっと、いろんな時代の人たちを見てきたから。記憶を失ってしまった僕に救いの手を差し出してくれた君に会えたこと、嬉しく思うよ。この時代で…僕がすべきことは、まだ、分からないけど… よかったら、しばらくは君について行ってもいいかな…? 」

ルビー「 おばあちゃああああぁぁぁん!(連行されるキルケーに号泣)誰かの幸せを守るために戦う魔王…とっっっっっってもカッコいいね♪ うん…私だけじゃない。私には、大事な何かを守るために一緒に戦ってくれる「仲間」がいたから、ずっと戦ってこられたんだ。今は…その仲間とはぐれちゃったけど…大丈夫。トゥーンが言ったみたいに、時間や場所が離れていても…繋がるものがあるんだ。私たちは、一人じゃない…!出会ってきたみんなが仲間だよ♪(トゥーンのお願いに「わあ♪」と明るい表情になる)もちろん!トゥーンも、私たちの仲間だよ♪ね、グーイ? 」

グーイ「 ぐいぐいっ!(ベッドへ飛び上がり、トゥーンの膝上で舌を出して彼への好感を露わにする) 」

MDトゥーン「 そう…かい…?照れるな…(恥ずかしそうに後頭部をぽりぽり掻く) 仲間…か…いい響きだ、感動的だよ。(目の前にやってきたグーイにもあははと笑う)この時代で君たちの様な素敵な仲間が出来て僕も嬉しいさ。よろしく、ルビー、グーイ。 」

村長「 バ ン ッ (木造の扉を豪快に蹴り飛ばしてその一室へ足を踏み込む)いいセリフだ…感動的だな…だが無意味なのだよ。君たち少年少女のおままごと程度なお仲間遊びで、我々『ロケット団』を阻むことなど出来やしない。違うかね?(片手を上げる) 」

村人A→ロケット団したっぱA「呼んだ?呼んだ?誰が呼んだ?したっぱ見参僕見参!(モンスターボールを手に村長?と共に部屋へなだれ込む) 」

村人B→ロケット団したっぱB「空気を読んで呼ばれた気がしたわ!(A同様ボールを手に現れる) 」

ルビー「 うんっ、よろしくね♪ わっ…!?なになに…?えっ、さっきの村長さん…?ロケット団って…うそ…!あなたたち、まさかはじめから…!(病み上がりのトゥーンを庇う様に間に割、鎌状に変形させたクレセント・ローズを両手に構え村長?らと対峙する) 」

村長→ラムダ「 バ ッ (自らの服装を豪快に脱ぎ捨てると、そこには別の姿をした男が現れた)ゲヒャヒャヒャ…!俺たちの邪魔をする輩がいるって聞いたから3のしまへ向かってみたが…お前たちの様なガキんちょだったとはな…!だが容赦はしねえぜ?やっちまえ、お前ら! 」

ロケット団したっぱA(むらびと男)「僕たちの正体が読めなかったのは君たちの不手際なんだよね!(モンスターボールからバクフーンを出す) 」

ロケット団したっぱB(むらびと女)「そういうことは空気を読んでほしかったわね!(同じようにボールからマニューラを出す) 」

バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 ド ッ ! ! (ボールの中から出現するや否や、爪からの斬撃波“エアスラッシュ”と地面から突き出す棘岩“ストーンエッジ”を同時に繰り出し、ルビーたちを襲う)』

ルビー「 (……!)―――危ないッ!!(トゥーンとグーイを掴んで窓を突き破って小屋を脱出する) 」


――― ド ギ ャ ア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! (小屋内部に炸裂する衝撃により窓壁が崩壊し、ルビーたちはその衝撃に外へ吹き飛ばされる)


MDトゥーン「 お前たちは…―――!ルビー!!(彼女に掴まれたことで難を逃れ、外へ身を投げ出される)くッ…ありがとう、ルビー。また君に助けられたね。(投げ出された砂浜の上でゆっくりと起き上がりロケット団と対峙する)ロケット団…!2031年の未来には、お前たちは存在しない。それはつまり、お前たちの悪が栄えることはなかったということだ!!(ビシッと指差し宣戦を布告) 」

ルビー「 きゃっ…!(爆風によって外へ吹き飛ばされるが砂浜の上に転がり倒れたことで何とか無傷に済む)いきなり襲いかかってくるなんてね…ここも既に奴らの手に落ちてしまったの…? ううん!仲間だからね、助け合わなくちゃ!(トゥーンに並び武器をロケット団に突きつける) 」

グーイ「 ぐい~~~~~(砂浜の上へと転がっていく) 」

ラムダ「あぁん…?なんだ小僧?てめぇはよぉ!?(引き連れた二人のしたっぱと共にトゥーン達のもとへと詰め寄っていく) 」

MDトゥーン「 ルビー!君は…僕のことを助けてくれた。今度は、僕が君を助ける番だ! カ シ ャ ン ッ ! (ルビーを庇うように彼女の前に悠然とした顔立ちで身構え、取り出した「ジクウドライバー」を装着) ス … ! (「ジオウライドウォッチ」を取り出す) 僕は…――― "最高最善の魔王"になる男だ!! ジ リ リ … カ チ ッ ! \ZI-O!/ (そのベゼルを右側に90度回し、天面の起動スイッチを押した) 」


BGM♪:over quartzer instrumental



MDトゥーン「いくぞ…――― ガ チ ャ ン ッ ! (ライドウォッチをドライバーの右側に装填) カチカチカチ…――― カ シ ャ ン ッ ! (ドライバーのロックを解除、ライドウォッチを承認させると、背後に時計を思わせるエフェクトが出現する) ――― 変 身 !! グルン ――― カ ッ コ ー ン ッ ! ! (メインユニットのジクウサーキュラーを反回転させる)――― \RIDER TIME!/ ―――」

MDトゥーン→仮面ライダージオウ「 ――― \KAMEN RIDER~♪ ZI-O!/ ―――(理論具現化装置ジクウマトリクスによって実体化されたライドウォッチのデータを全身に装着。時の王者「ジオウ」へと変身―――)」

ルビー「―――!変身した…!?か…かっこいいぃ~~~!!(仮面ライダーに変身したトゥーンに、好奇心旺盛な少年の如く目を輝かせる)」

ラムダ「なに…ッ…!?が、餓鬼まで変装しやがった…!?テメェ、何もんだ!!?…ええいっ、やっちまえ!!(したっぱに指示を下す)」


Vs 《ロケット団・幹部》 ラムダ&ロケット団したっぱ


村人A(ロケット団したっぱA)「やっちゃう?やってしまう!?やってしまおう!やっちまえ!!!(バクフーンに攻撃指示)」

村人B(ロケット団したっぱB)「空気を読んでやっちゃうわよ!おゆきなさい!!(同様にマニューラに指示を下す)」

バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 バ ッ ! ! (したっぱの合図に一斉に攻撃を仕掛けようと襲い掛かる)』

仮面ライダージオウ「 \ジカンギレード!ケン!/(刀剣武器「ジカンギレード」を手にする) はっ!やぁッ!!とりゃああぁッ!!(迫るポケモンを左右へ薙ぎ斬り、火花を散らしながら蹂躙する) ガチャンッ ! (ジカンギレードのスロットにライドウォッチを装着) トドメだ!\FINISH TIME!/(ブレードを握り跳び上がる)とりゃあああぁぁーッ!(\ジオウ!ギリギリスラッシュ!!/) ――― ザ キ ィ ィ ィ ン ッ ! ! ! (エネルギーを纏ったブレードで横一文字に薙ぎ、一閃を刻む)」

バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 !!? (ジオウの剣劇を見舞われ、成す術もなく強烈な一閃の前に吹き飛ばされた)』

ラムダ「チィッ…!!なにをガキ一人に手こずってやがる!こうなったら…この俺様が直接成敗してやるわ!! ボムッ ! ! (投げ出したボールからポケモンを二匹召喚する)」

ドラピオン(デルタ種・ほのお)「ピガガォンッ…!!(現れるや否や火炎をため込んだ牙でジオウへ噛みつこうと襲い掛かる)」

ゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッゲッゲェ…!(ドラピオンと共にルビーへ闇を纏った爪で引っ掻こうと襲い掛かる)」

仮面ライダージオウ「くっ…!(水平に構えた剣で噛みつきを防ぎきる)―――はっ…!!(そのまま押し切り、軽い身のこなしでドラピオンの頭上へ飛びあがり)―――てやぁッ!!(脳天に一撃を繰り出しつつ頭を押し出した反動で奴の背後へ飛び下りる)」

ルビー「トゥーンかっこいいなぁ~…って、きた!(ジオウの戦いぶりに関心しつつ、襲い来るゲンガーに気づいて武器を振り上げ爪による攻撃を弾き返す)ザキンッザキィンッ、グルンッ――――ザキィィインッ ! ! !(大鎌を二度振り抜いて華麗に旋回した後、真横へ薙いで吹き飛ばす)」

ドラピオン(デルタ種・ほのお)&ゲンガー(デルタ種・みず)『 ドンッ ! ! ! (吹き飛ばされた二匹が互いにぶつかり合ってしまう)』

仮面ライダージオウ「そこだッ!\FINISH TIME!/ \ タイムブレイク ! ! /(そのタイミングを決して逃さず、二匹を取り囲む複数の「キック」の文字が一つに収束し、この文字を足裏に装着してライダーキックを繰り出した)」

ドラピオン(デルタ種・ほのお)「ピガガァォン…ッ…!!ドサァ… ! (全身に強烈なキックが炸裂、大きく吹き飛ばされ、浜辺の上に倒れこみ気絶した)」

ゲンガー(デルタ種・みず)「ドッ ドッ ドシャアァァッ… ! ! (ドラピオンと共に蹴り飛ばされ、何度か地面に打ち付けられながら倒れ伏す)」

ラムダ「んげッ…!?(倒された二匹にぎょっと跳び上がる)こ、こいつら… なかなかできる…っ…!俺様としたことが、甘く見くびってた…んだが!! バッ ! ! (右腕を勢いよく構える。その手の人差し指には、虹色に輝く宝石の指輪―――「キーストーン」がはめられていた)―――もう容赦はしねえぞ、ガキどもッ!!!(その宝石が強い輝きを放ち始める)」

ゲンガー→メガゲンガー(デルタ種・みず)「(ゲンガーが持つメガストーン「ゲンガナイト」がラムダのキーストーンに反応し輝きだす)キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ゲッゲッゲェッ!!!(全身に包まれた神々しい結晶体が破裂すると、メガシンカを果たした姿で現出する)」

ラムダ「けけけっ…!ホロンエネルギーの力を得た俺様のゲンガーのパワー…とくと味わわせてやる!“なみのり”だ!!」

メガゲンガー(デルタ種・みず)「ズズズズ…――――― ザッパアアアァァァアアアアアンッ ! ! ! ! (ホロンエネルギーにより開花した新たな力を顕現し、穏やかにたたずむ海に振動を起こし、瞬く間に大きな津波を引き起こし、ジオウとルビーに脅威を齎そうとする)」


BGM♪:『This Will Be The Day』 / Jeff Williams



仮面ライダージオウ「まずい…!!(津波が迫る最中、ルビーとグーイのもとへ駆け出そうとするが――)―――うわああぁぁ!!(惜しくも波にのまれ、引き離されてしまう)」

ルビー「きゃー!!おっきな津波…!!どうやって引き起こして――――ふわっ!?(付近にいたグーイと一緒に津波に呑まれる)」

ラムダ「げぇーーーははははっ!!どうだ!?思い知ったか!?そのまま溺れ死んでしまえ!!(メガゲンガーの力によるものか、主である自分の周囲には空気の膜が張られ、津波の影響を全く受け付けていない)」

ルビー「―――ぷはっ…!(荒れ狂う大波の中から顔を出し、胸に抱きよせたグーイを頭上に持ち上げる)…っ…!?トゥーン…!!?(どんどん引き離されていく彼に焦燥が募る)助けなくちゃ…!!(押し寄せる波に抵抗しながらも泳いで近づこうと試みるが、それでも彼との距離は一切縮まらない)」

仮面ライダージオウ「くぅ…あ……ッ…!!(大波に揉まれながらも懸命に這い上がろうと抗い続けようとしている)」

ルビー「………(また…大切な仲間と離れちゃう…そんなの…――――)―――― そんなのヤだっ……!!!」

グーイ「――― ぐ~~~いっ!!(ルビーの心の叫びが響いたのか、彼女の想いに呼応して舌を長く伸ばす。長い舌は一直線ではなく、荒波をかき分けるように曲線を描きながら蛇行し、ジオウのもとへと届く。それは、ルビーとトゥーンを繋ぐ、絆の糸のようだった―――)」

仮面ライダージオウ「――――!(目の前に現れたグーイの舌を発見し、その先を見やった)……(ルビー、グーイ…僕にとって君たちはこの世界で初めて出会った"希望"だ。僕たちの「キズナ」は、絶対に―――)(グーイの舌を掴む)」

ルビー「グーイ…!?(グーイの舌の先を見つめ、そこにジオウを見出す)…そうだよね…たとえ、どんなに遠く離れてたって… 私たちの「キズナ」は、絶対に―――)(ジオウがグーイの舌を掴んだのを確認し、彼を一気に手繰り寄せる)」





ルビー&仮面ライダージオウ『――――― 離れるもんか!!!! ―――――』





―――― ガ シ ッ ! ! ! ――――(引き離された二人の手が強く結ばれた時、荒波の中で激しい光がはじけ飛んだ)


―――― ザ ッ パ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (激しい光に、津波は蒸発するかのごとく刹那のうちに消し飛んだ)


ラムダ「ゲェハハハ!これで終いだ――――― んなァ…ッ…!!?(勝機を確信したその時、決して止まることを知らなかった荒波が一瞬でその視界から消し飛んだ光景に酷く仰天する) どっひゃああぁぁ!!(その衝撃に空気の膜が破裂し、弾け飛んだ波と共に砂浜へ吹き飛ばされる)」

仮面ライダージオウ「……ありがとう。ルビー、グーイ。(弾けて空へと打ち上げられた大波が雨となって降り注ぐ中、仮面の中で不敵な笑みを浮かべながら、隣のルビーに振り替えることなく拳を突き出す)」

ルビー「…だって私たち「仲間」だもんね…!(雨水が滴る前髪を、首を振って水切りし、ジオウと拳を重ね満面の笑みを浮かべる)」

ラムダ「んぎぎぎッ…んのれぇ…ッ…(水浸しの全身でよろよろと立ち上がる)やってくれたな、クソガキどもォ…!!(怒りの形相を露わに、メガゲンガーに指示を下す)」

メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッゲッゲェ!!(ドドドドッ ! ! !)(口内から闇と水の波動弾をいくつも発射する)」

仮面ライダージオウ「行くよ!ルビー、グーイ! ス … ! (「オーズライドウォッチ」を取り出す) ジ リ リ … カ チ ッ ! \OOO(オーズ)!/ ガ チ ャ ン ッ ! (ライドウォッチをドライバーの左側に装填) カチカチカチ…――― カ シ ャ ン ッ ! グルン ―――― カ ッ コ ー ン ッ ! ! (ドライバーロック解除後、ジクウサーキュラーを反回転)」

仮面ライダージオウ(オーズアーマー)「――― \ARMOR TIME!/ \ タカ ! トラ ! バッタ ! / \オーズ!/(出現したタカ、トラ、バッタのカンドロイドを模した3つのパーツと自身が合体し、「ジオウ・オーズアーマー」に変身する)――はぁッ!!(右手首の鉤爪「トラクローZ」を展開し、縦横無尽に振り切って波動弾の嵐を相殺する)」

ルビー「うんっ、トゥーン!!シ ュ ン ッ ――― ブ ワ ァ ッ … ! ! (ジオウが攻撃を相殺したタイミングを見計らい、その隙をつくかのようにセンブランスの高速移動を発動し、バラの花弁をまき散らしながら空間を瞬く間に突き抜ける)―――てりゃっ!!(瞬間的に懐へもぐりこみ、下から振り上げた大鎌でメガゲンガーを上空へ斬り上げる)」

グーイ「ぐ~~いっ!(斬り上げられたメガゲンガーの右腕に突き出した長い舌で巻き付き、そのまま垂直に地面へ叩きつけた)」

ルビー&仮面ライダージオウ(オーズアーマー)『――― やあっ!! / とりゃあぁっ!! ―――(地面へ叩きつけられたメガゲンガーの先に、すでに次の攻撃態勢に入った状態で同時に斬撃を繰り出した)』

メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッ―――ガッ――― ゲグッ…!?(二人と一匹の見事なコンビネーションに圧倒されていく)」

仮面ライダージオウ(オーズアーマー)「これで決める!!\FINISH TIME!/ \オーズ!/ とぁッ!(大跳躍後、吹き飛ばされたメガゲンガーに足を突き出すとその方向に「タカ」「トラ」「バッタ」と書かれた3枚のメダル状のエネルギーが出現し…)――――\ スキャニングタイムブレイク ! ! / せいやああぁぁーーーッ!!!(エネルギーを潜り抜けながら急降下し、強烈なライダーキックを炸裂させた)」

メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲギャアアアァァァッ!!!(トドメのライダーキックがクリーンヒット。水平に強く蹴り飛ばされ、ラムダへと激突する)」

ラムダ「げッ……!!!?お、おい…こっちくるなあああああああああああああぁぁぁぁぁ~~~!!!!(蹴り飛ばされたメガゲンガーと激突し、木々を貫きながら遥か遠くへと吹き飛ばされていった)」

ルビー「やったぁ~!!やったよ♪トゥーン!グーイ!私たちの大勝利ー!イェイ☆(満面の笑顔でVサイン)」

グーイ「ぐ~いっ♪」

仮面ライダージオウ→MDトゥーン「(戦いを終え変身解除する) ああ、僕たちの勝ちだ…!(彼女の笑顔に思わず表情が綻びだす)」

ルビー「ねえ、トゥーン…!私、信じてるよ♪トゥーンが、いつか「最高最善の魔王」になって、みんなを守っていく王様になるって♪えいっ。(そう言って、彼の頬をぷにっと突いた)」

MDトゥーン「……!…ありがとう。僕もそのために、君たちとこれからも共に歩むよ。助けて、助けられて、そうやって一緒に、同じ世界に生きるためにね…わっ……!?(急に突かれて驚いたように目を丸くする)」

ルビー「ふふっ…♪トゥーンって、かっこいいけど、かわいいところもあるんだね♪(両腕を後ろに、悪戯っぽくはにかんだ笑顔を見せる)」

MDトゥーン「は、はははっ…なんだよそれ。(複雑そうに苦笑しながらも、彼女の笑顔につられて噴き出した)」



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最終更新:2019年08月04日 20:32