オムニトリックスの秘密

ベン「さぁー、見ってらっしゃい見てらっしゃい!第二回『オムニトリックスの秘密』全国放送で始まるよー!」

シィーン………

マーク「…ふざけた事抜かしてんじゃねーぞ、俺の弟だろうと容赦はしねぇからな」

ベン「最後まで見てくれた方には、チリフライ一年分をプレゼントするよー!どっしどし応募してねー!」
マーク「ぶちのめすぞ

ベン「あぁ…まぁまぁ怒りを宥めてよ、君だってそんな怒るタチじゃないだろ?」

マーク「顔を晒すか?赤の他人に、何処の馬の骨か分からん奴等によぉ!?」

ベン「大丈夫だよ、誰だろうと僕らには手も足も出ないよ…取り敢えず、今日のテーマは
マーク「この世界が混沌で満ち溢れていて狂気の野郎が大勢いるって分かってて言ってんのか!?


ベン「おぉーっとぉ、ここでコマンドコードの入力だぁ!
マーク(5分番組だからって話題逸らすなよ…)

ファンクションを書き換える、コード:10

――――書き換え完了――――

マーク「お、おい…何やってるんだ?音声コマンドは俺の声しか認識しない筈じゃ――――」
ベン「オムニトリックス、1分後に自爆せよ、コマンドコード:0.0.0.Destruct.0

――――自爆シークエンスを開始します、爆発まであと1分――――

マーク「――――――――!?…こいつ…バカ野郎!!オムニトリックスに詰まった情報をエネルギーに変換したら星一つの破壊なんて容易い事だぞ!?」

ベン「数日分チャージすればそうなるね… 兎に角、今は解除コードを入力してあげるよ

自爆を中止せよ、コマンドコード:0.0.0.DestructAbort.0

――――自爆シークエンスを中止します――――

マーク「ほっ、とした気分は今日が初めてだ…って訳だ、今日はオムニトリックスのコードについて紹介したぜ…」

ベン「それじゃーまた次回を…お楽しみにー!



ベン「さーて、早速第二回目の放送を――――――――」

マーク「待て待て待て待て!! ネタが見つからないからって一ヶ月以上のブランクが空くのはおかしいんじゃないのか!?」

ベン「…そうだね、やっぱりネタが見つからないのは不安で困るよ。 それじゃあ、今回から小ネタを紹介していくラジオっていうタイトルから大きくズレた内容で放送していこうか」

マーク「ちょっと待――――――――あぁ、確かにオムニトリックスだけで何週間も続けられないからな…お前にしては得策だな」

ベン「ああ、それじゃあ早速第二回目のテーマは――――――――

マークの物質吸収能力について

に決定だ!」

マーク「早速俺の話題か、俺も気分が良くなってくるぜ… さて、俺の物質吸収能力ってのは元々はグルヴァニクス…とか言う種族のDNAの能力なんだ。だから何処の誰も成し得られる能力じゃない。ただ一人を除いて、だが…」

ベン「その物質吸収はどこまでできるんだい?」

マーク「まず吸収する物質は"固形"でないとならない。水とかの物を吸収するのは不可能だ 次に全身に物質を巡らすには"十分な大きさの物体"を吸収しなければならない。ピンポン球サイズだと腕一本にしか巡らないぞ そして吸収した物質は"力ずくで剥がせる"。だけどこれは俺が痛むから遠慮してほしいところだ」

ベン「じゃあ固形だったら、鉄でも未知の物質でも大丈夫って訳なんだね」

マーク「ああ…だが生粋のグルヴァニクスだと"エネルギー"というエネルギーを吸収して放出できるらしい、そしてそれを極めると―――――オムニトリックスのDNAをも吸収できる、だとよ」

ベン「そうか、マークはチョイとだけグルヴァニクスのDNAが入ってるからその能力なのか…勉強になったところで、今回の放送はおしまいだ!また次回に!」



ベン「よし、続いて第三回目の
マーク「やめろ

ベン「え、何が可笑し――――――ああ、前もこんな感じのパターンがあったね。それじゃ今回は

…何これ、誰だ…? まぁカンペ通りにすりゃいいか… アクシルの爪について

だ!」
マーク「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ
ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア そいつ誰だァ?見たことの無い野郎の顔を見せられて語れって言われてもよ…」
アクシル「初対面にしては失礼すぎないか

ベン「まあ顔合わせが初の相手にそんな本性語れないしね…」
マーク「ああ、俺も前一度それでドジを踏ん――――」

「「あ、居たの!?」」

アクシル「ああ、どういう原理かは知らないが連れて来られた!何かとてつもない『引力』とでも言うべきか…そういう概念的なもので引き寄せられたッ! これは何だ、舞台のセットか何かか?」

マーク「ああ、ある一種の番組でな…それじゃあ自己紹介を頼む」

アクシル「自己紹介?…アクシル・ガイアウォーカー、ガイアウォーカー家は曾祖父の代から男に生まれりゃ馬乗りと闘士の、纏めれば騎士となる家系になった、僕も政府で馬乗りの准尉として活躍している 年齢は19歳、母さんは既に向こうへ行って父さんと兄さんが今の家族さ 誇りに思うは勿論というべきか、曾祖父のアレックス・ガイアウォーカーさ。馬1頭にして10馬力と桁外れの馬力を持つ『怪馬』ゼロスルーと共に数々の戦績を残した馬乗りとしての家系を築き上げた大英雄だからね そんなガイアウォーカー家が逆にライバルとしているのがウィンザー家だ。あいつらは土地を丸ごと買えてしまう位の貴族の上に遥か昔から馬乗りの家系だった…末裔のデウス・ウィンザーは我より2つも下なのにが曾祖父『アレックスの転生体』と言われる程の才能の頭角を表しているそうじゃないか、何だか何故だか分からないが腹の虫が収まらない、あいつをレースで打ち負かしてやりたい!…まぁ、これが僕の自己紹介寒さ」
ベン「なっがいなぁ、誰も君のひい祖父さんやライバルの事なんか聞いちゃいないし、そもそも今回のテーマは爪についてなんだけどな…
アクシル「あと僕は地獄耳なんだ、どこまで小さな声だろうとすかさずキャッチしてしまうのさ」
マーク「何を口走ったんだこの馬鹿野郎ッ!



――――しばらくお待ち下さい――――



ベン「…さて、ここに3つの素材を置いた。それぞれ木材・岩・金属で、木材から撃ち抜いてもらおうか」
アクシル「お安いご用、お茶の子さいさい!どれも撃ち抜いて見せようッ!」
マーク「(まーたそうやって死亡フラグを立てる…) いい意気込みだな、せいぜい頑張れよ」

First Target
爪 vs. 木材






































アクシル「…ん?もう撃っても良いのか?」

ベン「――――さーてこの勝負の結末や如何に!?続きは来週!おっ楽しみにィー!!
「「ふざけるなァァァァァァァ!!」」


シルバー「NONONO! なんでオレがゲストに――――――ああ、次回もよろしく」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年04月11日 01:26