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オレンジ白書 - (2008/09/15 (月) 16:08:02) の編集履歴(バックアップ)


オレンジ白書

いけるカクテルについて考える

カクテルと称される混酒はたくさんある。
皆さんご存知の通り、ベースとなる酒はウィスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラといったスピリッツ(蒸留酒)を用いることが多い。
また、カンパリやカルーアなどのリキュールを用いるほか、ビール、ワイン、
焼酎ベースの物もあり、さらに日本酒ベースでは卵酒までカクテルに分類されている。

しかーし。
ここですべてのカクテルで共通の成分であるエタノールを純粋にベースとしたものを考えた。


1、エタノールの種類

まず、純度の高いエタノールの入手を試みた。
市販されている種類としては

  ・飲料(酒類)・医薬品 22%
  ・工業用 10%
  ・燃料用 68%

と燃料用としての需要が一番多い。
この中で、今回ターゲットとなっている飲料については酒税法の関係で濃度・不純物で厳しく分類されている。また、エタノールは水と共沸(混合液が沸騰するとき、気相と液相が同じ組成になる現象)するため蒸留によって96%以上にならない。

そこで、簡単に手に入る高純度の工業用アルコールを検討。
特級 純度99.5%以上 ええではないかー



しかし、ここでちょっと待ったコール!
飲料用のエタノールは不純物のほとんどが水であり、その他も摂取可能な成分だが、工業用アルコールの不純物はもしかして。。。

やっぱりメタノールやった。
目が散るアルコール、失明してしまうところだった。
皆さん(特に理工学部系の方)。
興味本位での(工業用アルコールの)飲酒はやめましょう。


2、飲料用アルコールで最も純度の高いもの
さて、「飲める」エタノールで最も純度の高いものは、先ほどにもあった共沸の関係で96%(96度)のものであると考えられる。
こんなお酒あるのか?
あるんです。
その名は スピリタス
ポーランドのお酒(ウォッカ)で70回も蒸留を繰り返すんだとか。
まさにspirits of spirits。
材料は主にジャガイモ。





3、所見
このお酒。
一口飲むと吹き出しそうなぐらいイケてます。
飲み込むように胃に流し込むと喉と食道が焼ける感覚を体験できる。
オレンジジュースで薄めると飲みやすいがその辺のカクテルより簡単に
いってしまう!
こんなもの簡単に手に入っていいのか?(500mL 1本1300円ぐらいです。)

○その他
あまりに高濃度であるためタバコを含めて火気厳禁。
(火をつけました。青白い炎が出ます。明るいと見えにくいです。)
むやみにストレートで飲むと命にかかわるのでやめましょう。
一気飲みは殺人です。絶対にやめましょう。


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