2018年2月23日の20:27、事件は発生した。

「いつもご応援ありがとうございます!残念ながら、今日サービス終了させていただきます!」

 概要
2018年2月23日 妖怪惑星クラリスは公式Twitterアカウントでの告知をもって即日サービスを終了。
ゲーム制作に関わっていたライターやクラウドファンディング関係者にも寝耳に水の終了告知であった。
多くのユーザーが衝撃を受ける最中、給料未払いの発覚や夜逃げ疑惑なども浮上し事態は混迷を極めた。
事件詳細


突然のサービス終了


妖怪惑星クラリスが終了した。妖怪惑星クラリスがサービスを終了した。

2018年2月23日。妖怪惑星クラリスは通常通り稼働していた。事件の前触れと呼べるものは殆ど無かった。

しかし20:27にTwitterアカウントで突然サービス終了が告知される。その後5分もしない内にゲームへのアクセスは遮断公式ホームページは消滅。サービス終了告知以外の運営からのアナウンスは一切無し

あまりにも突然の出来事にユーザーは言葉を失い、Twitterを中心にインターネットには衝撃が走った。


給料未払い発覚


混乱の中でとりわけ注目を集めたのは当ゲームのシナリオライターとして活躍していた星野一人氏及びヌッポポポ氏への給料未払い発覚であった。

2人にもサービス終了の件は全く伝わっておらず、すぐに運営に給料の件を問いただすが反応は無し

後述のクラウドファンディングの件も相まって、運営の夜逃げ疑惑・詐欺グループ疑惑が一気に浮上した。


クラウドファンディング関係者激怒。返金対応へ。


サービス終了当時、妖怪惑星クラリスはCAMPFIRE(以下CF)というサイトで新機能開発の為のクラウドファンディングを実施していた。集まった金額は10万円を超えていた

案の定、CF側にもサービス終了は伝えられていなかったようで事態は更に混乱。

当時は持ち逃げを疑われてもおかしくない状況であり、クラウドファンディングそのものへの信頼を損ないかねない事態に当然CF関係者は激怒。急遽返金対応にあたることとなった。


ユーザーへの被害


楽しんでいたゲームを突然失ったユーザーへの被害も深刻だった。

ダイヤコインなどの有料アイテムの払い戻し対応も一切無し。

現在も運営のアナウンスはない。

突然のサービス終了だったため保存・スクショ等を最後に楽しむ機会も与えられなかった。


突然の再開投票?

2月25日深夜1:31、突然以下のようなアンケートツイートが投稿された。

 そこまで愛されていると思っていなかった。。。ありがとう!
  現実的な問題で以下は保証できない:
  ●クエスト、ミッションなどの毎日更新
  ●メールやチャットでの返事
  ●新規キャラと召喚獣の投入スピード
  ↑↑それでもサービスを継続して欲しいですか?
  (アンケート)
   サービスを継続して欲しい
   そのまま終了したほうがいい

絶望の淵に立たされていた妖怪惑星の難民たちはこの復活の兆しに歓喜した。(ちなみに、該当ツイートのアンケートの中間結果だが、36,622票の時点で「サービスを継続して欲しい」が55%、「そのまま終了したほうがいい」が45%と復活を望む声が多かった。)


終了確定へ。運営の発言。


しかし、同日午後1時半頃に突然ツイートは削除されてしまう。運営を非難するツイートが多かったのが強制終了の原因だろうか、などと推測がされているが、削除理由までは言及されていない。

その後アカウント名が「妖怪惑星クラリス公式(終了)」に変更。プロフィールの自己紹介も「【サービス終了】今までありがとうございました!」となり残念ながら復活はほぼ完全になくなった。


参考画像。

更に17:11、妖怪惑星クラリスの公式アカウントからサービス終了の理由が告知された。

●核となるメンバーが離れてしまい、運営を続けるのが困難となり、止むを得ず終了することとなりました。
●CAMPFIREの指示により、プロジェクトページを閉鎖致します。ご返金手続きのご案内は、CAMPFIREから追ってご連絡がありますので、今しばらくお待ちくださいませ。重ねてお詫び申し上げます。



その後


2月25日にはシナリオライターへの未払い給料の支払いが確認され、1週間ほどでクラウドファンディングの払い戻しも実施され事件は一応の鎮静化を迎えた。

3/11にはAppStore及びGoogleplaystoreの当ゲームのページの削除が確認された。

各メディアサイトの反応
突然のサービス終了にTwitterでは「妖怪惑星クラリス」が一時4位にトレンド入りした。

突然の終了がニュースサイトなどで取り上げられることもあったが殆どはゲームとしてでなくネタとしての扱いに留まった。

妖怪惑星クラリスが多くの人間にとって「ゲーム」ではなく「ネタ」でしかなかったことがサービス終了を通じて一気に顕在化したとも言える。熱心なユーザーには悔しい結果だったかもしれない。

そんな中でゲームキャスト氏はゲームの中身にも触れた真面目な追悼記事を投稿した。流石である。

その後は、7/29に「妖怪惑星クラリス」に関連するデジタルコンテンツと公式アカウントの所属権を全てKBK Labo. に譲渡されたことが発表された。
今後どのように運用されるかはKBK Labo. 次第となると思われた。

しかし、2019/1/10に譲渡取り消しが発表。また、新規ゲーム事業の為に出資者の募集が始められたが返答はテンプレであった。

同月24日、アカウント消滅。現在同IDは別人によって個人アカウントとして運用されているので注意。

時系列・ツイートまとめ

日付 時間 出来事 リンク
2018年
2/23 20:27 妖怪惑星クラリス公式Twitterアカウントが突如サービス終了を宣言。 ツイート
数分後 ゲームにアクセスが出来なくなる。
2/24 17:11 サービス終了理由とCFの返金が告知される。 ツイート
2/25 1:31 突如サービス再開?の投票が開始 ツイート削除済
2:51 運営が未払給料を支払いを約束。 ツイート
13:30頃 投票ツイートが削除。アカウント名にも(終了)が付きサービス終了が決定的となる。
3/11 AppStoreとGooglePlayStoreのページの削除が確認される。
7/29 謎の企業KBK Labo.への権利譲渡を発表。
2019年
1/10 11:40頃 新規ゲーム開発の為の支援者募集が発表。
15:50頃 KBK Labo.への権利譲渡が取り消しとなったことが発表される。
1/24 ツイッターアカウントが削除。

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最終更新:2020年05月15日 17:36