27-428
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27-428
名前:真名ちゃんもっこり日記13[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 21:00:27 ID:???
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真名ちゃんもっこり日記13
FF12はビックカメラで予約しておいたのでそれをゲットして遊ぶ。
ぷるるるるるる がちゃ
「私だ」
「おおっ、私私、朝倉よ。 龍宮さんよ、今FFやってるんでしょ?いいことを教えてあげるね。
例のラバナスタ王宮のイベントだけどね…」ぶち
ったく。俺が今日始めたばかりだと知っててわざとバラしに来るとは。
だが奴は所詮LAOX秋葉店に朝から並ぶような小物。
労せずしてゲットできた私の相手ではない。
ぷるるるるるる がちゃ
「私だ」
「長谷川だ、今FFやってるんだろ?いいことを教えてやるよ。
FF12のやり込みプレイの鉄則だが、まずギーザ草原で…」ぶち
こいつは…まったく油断も隙も無いな。
ぷるるるるるる がちゃ
「私だ」
「私、私、明日菜。FF12やってるんだけどPAR貸して…」ぶち
新品ゲームでいきなりPARを使うなど邪道の何者でもない。
ぷるるるるるるる がちゃ
「わ(ry」
「龍宮ですか。私だ、エヴァンジェリンだ。
どうしても解けないところがあって教えて欲しい。あのミリアム遺跡のダンジョン…」ぶち
頼む…私をゲームに集中させてくれ… 。
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27-429
名前:真名ちゃんもっこり日記13[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 21:01:05 ID:???
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まったく疲れた。今日はこの辺にしておくか。
電源を切るときは必ずリセットボタンを押しながら…っと
…ん?アキラからTELか。
「これから食事に行くんだけど、真名はどう?」
「イク&hearts」
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27-430
名前:真名ちゃんもっこり日記13[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 21:04:08 ID:???
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ぶちん
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
私の3時間ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ザジ「龍宮さんにあれ教えたの千雨でしょ」
千雨「あぁ、PS2の電源を切る方法だろ、龍宮ってあのへんに疎いからすぐひっかかるぜ…ぷぷぷ」
27-431
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27-431
名前:がんばれ美空[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 21:16:36 ID:???
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私は春日美空。クラスでは一、二を争う地味さで地味に有名だ。
しかしこの地味というレッテルを剥がすため日々努力している。
さて、今日は何をしようかな?
おっ!あれは運動部四人組。そうだ!あたしもあの仲間に入れば知名度UP!
てかあたしも陸上部なのに…。本来なら運動部五人組なってもおかしくないはず。
まあいいや。よ〜し、まずは、
私の自慢の足を見せ付ける→「何今の!?美空さんて実は凄いのね!」→運動部特有の苦労話や相談に乗り仲良し
→運動部五人組完成!
ふふふ…、完璧だ!そうと決まればいざ行かん!風のように走り抜けろ!
バビュー!
まき絵「何今の突風!?」
裕名「春一番だにゃ」
亜子「もう春やね〜」
orz
27-434
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27-434
名前:真名 ねこ[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 22:21:49 ID:???
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真名 ねこ
夕食・・私、アキラ、那波、そしてせつなでテーブルを囲んでいた
だが、なんとなくせつなの表情が暗い。そのことはせつなを除く全員が感じている
千鶴 「どうしたのせつなちゃん、美味しくなかったかしら?」
せつなは答えずにただ首を横に振った
アキラ 「じゃあ、お腹でも痛い?」
この問いかけにも同じくただ首を横に振った
真名 「・・・」
原因がわからないまま、夕食は進んでゆく
せつな 「あ・・」
せつなの箸から一つの唐揚げが床に転げ落ちた。唐揚げは床を転がり、食器棚の前まで転げ落ちた
すると、それに気がついた私の愛する子犬たちが唐揚げの奪い合いを始める
せつな 「う・・」
なぜだかわからないが、その光景を見たせつなの瞳に涙が浮かび始めた
アキラ 「唐揚げはいっぱいあるよ・・泣くことなんて・・」
そのときであった。ぽつりとせつながつぶやく
せつな 「ねこさん・・・」
そうだったのか・・せつなはねこ(裕奈)に逢いたかったのか。仔犬たちの姿がねこ(裕奈)とかぶったのだな
そう言えばここ最近、明石はこの部屋に姿を見せない。記憶がなくなることを警戒しているらしい
その言葉を聞いた那波が、ハンカチで目元と口元を拭く
千鶴 「ふふ、ご飯が終わったらねこさんが来てくれるわ。だから泣かないでね」
せつな 「ほんと!!」
この笑顔だ。私たちはこの笑顔を見るためにここにいるといってもいい
明石・・せつなの笑顔は宝石なんだ。すまないが我慢してくれ、せつなが寝た後に・・私が可愛いがってやるから
完
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27-443
名前:真名 ねこ、続き[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 23:22:44 ID:???
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真名 ねこ、続き
深夜の部屋の中は、月明かりだけが浮き世を映し出す
結構大きなベッドの上、そこに3人が横たわっている
遊び疲れたんだろう、せつながアキラの胸を枕にして甘えるように眠っていた
そしてそのせつなの背中、すり寄るように身体をくの字にしてせつなと一緒に寝ているこの少女
いや、このねこさんが今回の私の獲物だ
しゅるりと私はねこさんにかけられている毛布を取ってゆく
裕奈 「・・・にゅ」
ここであせってはいけない、はやる心を抑えてじっくりと行くのだ
むむう・・明石、お前は結構肉付きがいいな。食べ応えがありそうだ
寝間着のボタンを外し、ゆっくりを服を・・脱いでゆく私
そして裸のままねこさんを抱き上げ、秘密の小部屋まで連れて行く
まあ、その前に・・
私の百合棒、いや、そんな生ぬるいものではないな。ある言い方で言えばマグナムといったところか
闇夜の中、私のマグナムはゆっくりと首をもたげてゆく。まあ、儀式だな
鉄のように堅く、血のように熱い。そして単三電池のように太く、先が二つに分かれて・・先が二つに?
なんでしょうかこれ?長ネギ?長ネギ・・・
さて、私は寝る前に服を脱ぐ習性がある。ただそれだけなんだ。寝る前に服を脱いだだけなんだ
決してやましいことは考えていない。考えていないんだ
ああ、そんなにたくさんのネギ、高かったろう?全部使わなくても・・ねぎだく?特盛り?
ハルナ 「なんだろうこの臭い。ラブ臭にも近いけど・・・もっとこう・・死が迫っているような・・」
完
27-445
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27-445
名前:がんばれ美空2[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 23:28:31 ID:???
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私は春日美空。クラスでは一、二を争う地味さで地味に有名だ。
しかしこの地味というレッテルを剥がすため日々努力している。
は〜、数学やだな〜。眠くなるし、全然意味わからん。
「よし、この問題を…そこの、えーと、髪の短い奴解いてみろ」
春日美空だっつーの!なになに?
−24×−5=……か。
待てよ?−と−をかけると+になる。
地味な子×私=目立つ子
よし、私以外で地味な子と言えば「村上夏美」奴と組めば…。
翌日
「あれは?春日さんと村上さんは?」
地味+地味=更に地味
orz
27-450
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27-450
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 23:55:33 ID:???
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ザジ「ちうー!(≧▽≦)」
千雨「な、なんだよ?何?シャンパンかけたい?いや、シャンパンないし…」
ザジ「大丈夫、これがある」
千雨「なんだソレ?って、うわっ!何これ!?ぬるぬるする!おまえけれローSy…」
ヌリヌリ
千雨「うひゃっ!や、あ…やめ…」
ザジ「ちうかわいいよ」
27-452
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27-452
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:11:29 ID:???
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Dr.アコー診療所2nd・5
1/3
麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。
今日はあいにくの雨模様です。その為か、保健室のベッドにはある人物が気持ち良さそうに眠っていました。
「おーおー、いい顔で寝てるよ……」
「ホンマ気持ち良さそーやね」
裕奈と亜子先生はエヴァさんの寝顔に見入っていました。
「で、エヴァちゃんはなんでここで寝てんの?」
「んー、なんや花粉症がキツいゆーてぶっ倒れたんや。今日は雨やっちゅーに、ホンマにヘタレやから……」
そう答えたのは亜子先生ではなく、茶々丸さんでした。
「おお……。これがウワサの関西弁プログラムか〜」
「上手いこと出来とるなあ……。ほな茶々丸さん、暗黒時代の阪神の思い出ってある?」
亜子先生の問いに、茶々丸さんは感慨深そうに語りました。
「せやな……。ハエが止まるよーなおっそい球で抑える御子柴の職人芸も捨てがたいんやけど、ウチとしては
遠山・葛西・遠山であんのバカ巨人のクリーンナップをキリキリ舞いにしとったのがええ思い出やね」
「か、完璧や……」
亜子先生は感動のあまり涙を流しました。超さんと葉加瀬さんのこだわりに頭が下がるばかりです。
「真弓・立花・そして八木、と続く代打の神様も堪らんわ〜」
「そらそーよ。みんな男・川藤から受け継がれとる、阪神の誇りや!」
「今年は桧山が代打の神様になったらええんちゃう?」
「片岡は所詮ヨソ者やから頼りないもんなあ……」
そのまま亜子先生と茶々丸さんは阪神トークを始めてしまいました。例によって裕奈は全く話題についていけず、
苦笑するばかりです。
「うーん……。片岡を愚弄するな……」
ベッドの上ではエヴァさんがむにゃむにゃと寝言を呟いています。
「何でみんなそんなに野球に詳しいのよ……」
裕奈の呟きが虚しく響いていました―――
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27-453
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:12:15 ID:???
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2/3
「まあ、ワタシもハカセも完璧主義者だからネ」
いつの間にか超さんは裕奈の隣で茶を飲んでくつろいでいました。
「茶々丸のデータは新喜劇のギャグからたこ焼きの焼き方までバッチリヨ!」
「アンタ馬鹿だよ……」
裕奈は頭を抱えるばかりです。と、そこでようやくエヴァさんが目を覚ましました。
「うー。起き抜けは辛いな……。茶々丸、ネピアをよこせ!」
「亜子先生、ここってネピア置いてあるん?」
茶々丸の問いに、亜子先生はありったけのティッシュを並べてみました。
「エルモアにスコッティにホクシー……。ネピアはあらへんな〜」
「ワタシはネピアがいいんだ! ネーピーアー!!」
エヴァさんはどこぞの金髪幼女教師のようにわめく一方です。
「取り合えず薬飲んでおとなしくして下さい」
と、茶々丸さんは主に飲み薬を渡します。この時彼女のプログラムが変化していた事に誰も気付きませんでした。
「ふん……。貴様はさっさとネピアを調達して来い」
エヴァさんがそうやって余裕をぶっこいていられるのもここまででした。
どくんっ!
「な、なに……!」
薬を口にした瞬間、エヴァさんの身体に異変が起きました。エヴァさんの胸は瞬く間にきょぬーに
なってしまいます。慌てて超さんが問い質しました。
「茶々丸! どっちを飲ませたネ!」
「旧型の方です。彼女には自分の立場というものを理解していただきます」
茶々●さんは不敵な笑みを浮かべながら言い放ちました。そして、目の前のきょぬーをこの人が放っておく筈は
ありません。
「たゆんたゆんやあぁぁ〜っ!!」
亜子先生はあっという間にエヴァさんのバックを取り、存分にそのきょぬーを揺らし始めました。
「たゆんたゆんたゆんたゆん……」
「あ、亜子先生! 『たゆたゆゆーなちゃん』の方は危険ネ! 感染したら大変よ!」
超さんは己の中のたゆん衝動を抑えながら忠告しました。しかし、亜子先生は本能で身の安全を悟っていました。
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27-454
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:12:49 ID:???
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3/3
「き、貴様やめっ、はうっ!? そ、そんなに揺らすな…ひぃん! ああっ、くはっ……! ふああっ!」
当のエヴァさんは普通に悶えるばかりです。裕奈と超さんはしばしその光景を観察していました。
「大丈夫、みたいだね……」
「どうやらエヴァの特異な体質には副作用は発症しなかたみたいネ……」
「チッ……」
なにやら茶々●さんは悔しがっていますが、どうやら安全という事で裕奈と超さんは胸を撫で下ろしました。
「なら、ワタシも参加するネ!」
そして、超さんまでもがたゆんたゆんに加わります。二人の奏でるハーモニーに、エヴァさんはすっかり
ぼろぼろになってしまいました。
「エヴァちゃんも大変だね……」
止める機会を失った裕奈はそ知らぬ顔で呟くばかりです。
「そう思うのなら助けろ! ひぎぃ! そ、そんなに強く…あっ、はあっ、いやああっ!? ふああっ!」
「まだまだ反省の色がありませんね」
茶々●さんはそう呟くと別の薬を取り出しました。その薬を亜子先生と超さん、そして裕奈の口に放り込みます。
ぴたり、とたゆリスト達の手が止まりました。そして……
ぷしゅうぅぅぅ……、と薬を飲んだ三人は口から煙を吐き出します。効果が発動したのを確認した茶々●さんは、
そっと保健室を出て行きました。しっかりと鍵を閉めて。
「ではマスター、ご武運を……」
クスクスと笑う茶々●さんの手には、MT−18号、愛称『もっこり真名さん』と書かれた瓶がありました。
ケダモノの檻に閉じ込められたエヴァさんは今にもちびりそうなくらい、ガクガクブルブルと震えるばかりです。
そして、薬に意識を奪われた三人は同時に宣言しました。猛り狂う室伏君を掲げたままで。
『かぁくごは出来ているのだろうなぁ……!』(CV:若本規夫)
「ひぃっ! や、やめろ…寄るな……、やあっ、いやああああああっ―――!!」
こうして保健室にはエヴァさんの悲鳴がずっと響いていたそうです―――
(カラフルハッピーアーナーゴー!なカンジでつづく)
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名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:13:34 ID:???
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WBC優勝記念おまけ(どこが?)
明日菜「ああ、高畑先生……」
裕奈「ホント、アスナはオヤジ趣味だよね〜」
亜子先生「おっさんなあ……」
しばし考え込む亜子先生。色々と迷っているようですね。
亜子先生「ウチ、湯舟(元阪神)やったら抱かれてもええかも……」
裕奈「ええっ!?」
エヴァ「私なら園川(元ロッテ)だな」
裕奈・亜子先生「えええええ〜〜〜っっ!!?」
実は優勝したことより里崎のベストナインが嬉しかったりする俺はロッテ好きw
何気に思ったのだが、亜子が物心ついた時には阪神って暗黒時代だったんだよね・・・
アコー本編のネタ的には新庄の敬遠球をサヨナラタイムリーの方が良かったかな?
ではまた
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名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:55:39 ID:???
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船越「いよいよ決勝戦です!」
亜子「日テレかいな、サンテレビでやらんのか」
─試合経過は作者がバイトで見れなくてわからないのでカット…
俺の小笠原が3打点あげたくらいしか知らん
亜子「とにかく勝ったでー!」
「キューバ…九番…空気…舐めんな…!(゚∀゚)」
どう見ても>>393さんのインスパイヤです本当に(ry
亜子「・・・・・お!空気発見!」
身空「舐めんな!ってちょっと亜子いきなりなに…きゃ!」
亜子「日本の相手→キューバ→(ry や」
身空「なんだそれは・・・・」
亜子「古ちゃんが最近ずっと中国語呟いてて怖いから仕方なくや」
身空「そんな理由で…私にはシャークが…ちょっと強すぎ…」
亜子「シスター同士で恋愛なんて神様が怒るで?神様に代わって制裁やな」
身空「いや!…お願いだからやめ…」
亜子「そういえば結局久保田投げてないやん!なんで収集したんや!」
身空「そんな怒りにまかせて揉むな…ちぎれる…」
亜子「さて祝賀会や。裕奈とドンタコス祭りしよ」
身空「シャーク…私たちはやはり愛し合ってはいけないのですか…」
「それより…漢字…」
27-459
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27-459
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 00:58:21 ID:???
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史伽 「楓姉〜」
楓 「うん?どうしたでござるか?」
史伽 「この人は何をしてるですか〜?」
楓 「史伽…このマンガを貸してくれたのは……」
史伽 「ハルナさんです」
楓 「拙者用事ができたでござるよ」
ハルナ「カエデサーン ソレヒトニムケタラアブナイデース」
楓 「そうでござるなぁ…使い方によっては命に関わるでござる」
ハルナ「オォケーイ、ハナセバワカリマース」
楓 「問答無用でござる」
パルが史伽に貸したそのマンガのタイトルは…
『ラブやん』
*具体的には第1話3ページ目
風香 「わかんないことはネギ先生に聞いてみたら?(ニヤニヤ)」←耳年増
27-463
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27-463
名前:禁断の果実 背徳上等[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 10:10:27 ID:???
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休み時間、騒がしいクラスの中で珍しく一人の円が居た
休みの日に見かけた美空とシャークティ
あの時の二人の雰囲気と静かな圧力
背徳の愛に生きる者とはこうも変わる物なのか、円はため息をつく
「なにため息ついてんの」
声に振り向くと美空がいた、クラスでは前と変わらない。だがその裏側を知っている
「どうも、何か用?」
「つれないなぁ、秘密を知ってるからって」
「ちょっと、私は・・・」
その先を美空はさえぎる、そして耳打ちする
「わかってるって、あの時は言い過ぎたよ」
「え・・・」
美空は円の顔を見詰めて
「よく見ると円ってかわいいね、シャークティが言った通りだね」
「な、何を・・・」
いきなりの言葉に紅潮する円、また美空は耳打ちする
「今夜、シャークティが食事に招待したいって。私も歓迎するよ」
「あ、あんたたち・・・」
美空はいたずらっ子のような顔をして
「ふふっ、背徳上等。何があっても乗り切るっ。待ってるよ」
その時休み時間終了のベルが鳴った
円は戸惑った、明らかに危ない誘いだ。でも・・・
その夜
「来るかな・・・」
「どうでしょうね?、ふふふ」
食卓からドアを見詰める二人、その時ノックする音が聞こえた
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27-540
名前:禁断の果実 ストロベリーパイ[sage] 投稿日:2006/03/23(木) 11:04:30 ID:???
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ノックに二人が答えると現れたのは円、一応よそ行きの服装である
ボーイッシュな服装は美空以上に決まっている、しかし表情は硬い
「いらっしゃい、待ってたよ」
「さあ、料理が冷めてしまいますよ」
二人は円のそんな表情も見なかったかのように席を勧める
円はココネが居ない事に気づく
「あの、ココネちゃんは?」
「ああ、今日は東京の本部におつかい。あっちで泊まり」
円の予想は的中した、ココネが居るから安心とは言えないと考えていたからだ
そもそもこの教会は最近神父がバチカンに長期出向になり、シャークティ以下しか居ない状態だった
故に美空とシャークティの秘め事もかんなり行っていた
まさに『背徳の館』だった
帰ろうにも二人は帰す気は無いようだ、逃げては余計にややこしくなる
仕方なく席に着く円、祈りの言葉を捧げ食事が始まる
「どうしたの、何も入ってないよ」
食べるのを躊躇する円に美空はウインクする
恐る恐る食べ始める、味も悪くなく何も起こらない
「私と美空の手作りなんですよ、ふふふ」
「はぁ・・・」
そして食後の紅茶の時間
「デザートの時間だね」
「そうですね、美空」
円はいいよと断るが二人は
「あ、もう出てたか」
「ええ、真っ赤なストロベリーパイが」
「えっ、どこに・・・」
二人は円の目の前でキスをする、そして
「病み付きになるほど甘い真っ赤なストロベリーパイだよ」
二人は円に近付いてくる、慌てて逃げようとするが足がもつれる
もちろん食事にも紅茶にも何も入ってはいない、円の動揺だった
円は後悔したがもう遅かった
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27-623
名前:禁断の果実 背徳の味[sage] 投稿日:2006/03/24(金) 13:10:07 ID:???
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円は倒れそうになった所を二人に抱きかかえられた
「離して・・・」
珍しく震えていて声も細い、ここまで動揺するとは円には予想外だった
美空はやさしく抱き締めてささやく
「これはおもてなしなんだから何も心配いらないよ」
これがもてなしなのか、円は呆然となる
「さあ、場所を変えましょう」
シャークティの言葉と共に円は屋根裏部屋に連れて行かれた
円を椅子に座らせると二人はいきなりキスを始め、お互いの服を脱がしていく
円はその様になぜか釘付けになる、やがて裸になった二人が近付いてくる
シャークティがいきなりキスをする、ぼーっとしていた円はようやく我に返る
「うむうううっ」
慌ててシャークティを離すと美空が
「駄目だよ、シャークティ。おもてなしなのに」
「ごめんなさい、ついかわいくて」
そんなやり取りに円も声を荒げる
「いい加減にして!、あんたたち!!」
-
27-624
名前:禁断の果実 背徳の味[sage] 投稿日:2006/03/24(金) 13:11:24 ID:???
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だが
「じゃあなぜ逃げなかったのかな?。ドアには鍵はかかってないし、じっと見てた」
円は返せない
なぜなら椅子に座らされた時逃げられる状況なのはわかっていた
拘束もなく鍵をかけてもいない、いきなり二人がキスから始めた逢瀬の間にそう出来た
「そ、それは・・・」
「受け入れなさい、自分の気持ちを。背徳の味を感じたかったのでしょう」
「違う、そんなんじゃ」
そう言ったものの円の心には二人への疑念があった、なぜ危険な愛を続けるのか、愛し合えるのか
「図星か、じゃあ教えてあげる」
二人同時に円にキスをする、二つの唇に蹂躙される円の唇
(甘い・・・?、何だろう・・・)
円は甘い感覚を覚え、何かが湧き上がるのを感じた、気がつけば服も脱がされてベッドに横たわっていた
「円、キスだけでもうこんなに・・・」
「美空・・・あたし・・・」
無言で頷く美空、シャークティも交えて三人はお互いを貪った
そして円はただこうしたかっただけだと気づき、考えるのをやめた
円は甘い背徳の味に酔いしれ、飲み込まれて行った
27-782
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27-482
名前:明日菜 唇 20[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 20:19:01 ID:???
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明日菜 唇 20
愛する二人、別れる二人。この二人には愛する二人でいて欲しいな
そう思ったからこそ、私は悩んだ。二人にキスしていいものかと・・
しかしそんな悩める私に希望の光が差し込んだのは先日のことでした
古 「嫌アル!!!何でワタシがそんなことをしなくちゃいけないアル!!」
彼女は私の頼みを快く引き受けてくれた。私と・・そしてあの二人のために
夏美 「明・・日菜?」
夏美ちゃんの目の前で私はキスの講習をする
キスの相手はくーふぇに貸して貰った人形、菲部長さん人形だ。動けないように縛ってあるのは仕様だ
唇に優しく触れるようにキスした後、上唇を優しくはむはむする
下唇は少し強めに吸い、最後に強く押しつける。舌は入れない
暫くして唇を離す。私は自分の唇を舌で舐める仕草を夏美ちゃんに見せた
明日菜 「愛する人の味を覚えると・・すごいわよ?」
古 「う、うっ・・」
菲部長さん人形が泣いている。こんなに細かい芸が出来きるなんて・・さては超さん製?
夏美ちゃんがつばを飲みこんだのがわかった。うん、興味を持ってくれたようね
明日菜 「好きならキス、これ最強。まずは実践かな」
夏美 「が、頑張ってみるね・・」
何だか覇気がないような。まだ、気が乗らないのかな・・でも、頑張れ。私は応援してるよ
古 「アスナは・・菲部長に・・酷いことしたアル。キスされて、縛られて・・誰か・・」
完
27-495
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27-495
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 22:59:29 ID:???
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1/5
こんにちは、大河内アキラです。
今日は寒いですね。もう春だというのに外は雪です。
まだコタツをしまってなくてよかった……。
今日は土曜日、裕奈が部活の遠征でいないので、私は部屋に一人です。
なので、たまには部屋でのんびりすることにしました。
昼過ぎころ、私がコタツに入ってテレビを見ていると、ドアを叩く音が聞こえます。
誰だろう? そう思いながら扉を開けました。すると、
「こんにちはー! 遊びに来たよ〜!」
桜子でした。突然だったので驚きながらも、とりあえず中に入ってもらいます。
「あれ? ゆーなは?」
部屋の中を見渡して桜子が聞いてきます。
「今日は部活の遠征だって」
「ふーん、そうなんだ」
聞くと、美砂と円もそれぞれの用事で出かけてしまったそうです。
それで、暇になったので遊びに来た、と。
そんなことを言いながら、二人でコタツに入ります。
「あ、ちょっと待ってて。お茶でも出すから」
「えー、そんなに気を使わなくてもいいよ〜」
桜子はそう言いましたが、私はお茶を注いでみかんを出して、コタツの上に置きました。
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27-496
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 23:00:21 ID:???
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2/5
「…………でね、…………なんだって〜」
「ふふ、そうなんだ」
二人だけの会話は続きます。私は主に聞き手に回り、
専ら話すのは桜子ですが、彼女の口からはいろんな話が飛び出します。
チアのこと、クラスメイトのこと、クッキとビッケのことなど、
彼女の話は楽しくて、そして彼女自身が楽しそうで、時間が過ぎるのも忘れていました。
クッキが黒いアレを咥えて円に飛びついた話になったとき、ふと外を見ると、
外はもう真っ暗でした。時計を見ると、ちょうど六時をまわったところです。
「もうこんな時間…」
「あ、ホントだ。じゃあ私そろそろ帰るね」
そう言って彼女は立ち上がろうとしました。ですが私はそれを呼び止めます。
「夕飯食べていかない?」
「え、いいの?」
「うん、どうせ裕奈もいないし、一人で食べるのも寂しいから…」
「う〜ん、それじゃお言葉に甘えよっかな」
その言葉を聞いて、私は立ち上がりました。
「じゃあ何か作るね、簡単なものだけど」
「うん。あ、手伝うよ」
「そう? じゃあ一緒に作ろうか」
そうして私たちは二人で何か作って食べることにしました。
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27-497
名前:桜子×アキラ3[sageタイトル入れ忘れた] 投稿日:2006/03/22(水) 23:01:24 ID:???
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3/5
結局、作ったのはチャーハンと卵のスープ(インスタント)。それをコタツに運んで食べます。
今度は食べる方に集中したからでしょうか、さっきまでよりも少し静かな夕飯となりました。
桜子の顔を見ながら、やっぱり誰かと一緒に食べるご飯はいいなあ…と、私はそう思いました。
「アキラちゃん? どうかした?」
どうやら固まっていたようです。桜子が私を見ています。
「ん、何でもないよ」
そう言って私は空中で止まっていたスプーンを口に運びました。
まさか、桜子があんまり幸せそうな、嬉しそうな顔だったから
つい見とれてた…なんて言えません。
そうして夕飯が終わりました。
「ごちそうさま…」
「ごちそうさまでした〜」
「じゃあ片付けてくるね」
「あ、私が洗うよ?」
「いいよ、少ないからすぐに終わるし。テレビでも見て待ってて」
そういい残して私はお皿を持って流しに行き、洗い始めました。
十分ほどでお皿を洗って片付け、流しをきれいにして、私は部屋へ戻りました。
すると…
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27-498
名前:桜子×アキラ3[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 23:02:19 ID:???
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4/5
「桜子…?」
桜子はコタツに入って丸くなり、目を閉じています。
微かに寝息が聞こえてきました。
「こんなところで寝ると風邪引くよ…」
私は桜子の肩を軽く揺すりました。しかしまったく起きる気配はありません。
「もう食べられないよ……むにゃむにゃ」
そんなベタな寝言まで言っています。しょうがないな……。
もしこのまま起きなければ今日はここに泊めることになるかもしれません。
今日は裕奈がいないから寂しくなくていいかもしれないけど…。
美砂と円にも言っておかないといけないし。
とりあえず私はしまっていた毛布を出してきて、寝ている桜子にかけました。
ですが、私が立ち上がろうとしたとき、
ぎゅっ
と彼女が私の手を掴みました。
突然のことに私は驚いて固まってしまいました。
「桜子……起きてるの?」
私は声をかけてみました。しかしやはり彼女は寝ているようです。
「むにゃ…それロン…ハネ満……食券50枚…」
どんな夢だろう……。
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27-499
名前:桜子×アキラ3[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 23:03:00 ID:???
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5/5
私はどうしようかと考えました。手はしっかりと掴まれています。
無理に引き剥がすのもなんだか悪い気がします。
私はまた桜子の顔を見ました。
随分と幸せそうな寝顔です。
かわいい……。
思わず私の顔からも笑みがこぼれました。
しばらくその寝顔を見つめていると、私も眠くなってきました。
しょうがない…。
私は桜子の隣に入りました。狭いけど、なんとか…。
「ふふ…。お休み、桜子…」
そう言って目を瞑ると、私の意識も段々と遠くなっていきました。
「…………」
最後に桜子の寝言のようなものが聞こえましたが、
私にはもう何を言ったのかわかりませんでした。
私は眠りにおちていきながら考えました。
明日も今日のように平和な日になりますように……。
「むにゃ…アキラちゃん…大好き……」
了
最終更新:2007年10月17日 14:47