28-92
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28-92
名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:02:00 ID:???
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ゆえ「ゆえと」
ハルナ「ハルナの」
『ザジちうスレ・傾向分析〜!』
ゆえ 「中編です」
ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、四回目になるです」
ハルナ「ん? 前半、中盤、後半じゃなかったの?」
ゆえ「なんとなく『前半』だと対になるのは『後半』のような気がするので、
今回から前、中、後と分けてみることにしたです」
<この番組は 『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と
『爆破処理ならお手のもの』釘宮ブレイク工業の提供でお送りします>
ハルナ「『ドゴォ』と申したか」
ゆえ「何度も爆破されてる経験者の証言は貴重ですね」
ハルナ「他人をさも人間じゃないかのように扱うのはどうかと思うよゆえ吉くん」
ゆえ「はいはい、それではさっさと分析に映るです。
前スレ>>976-977のランキングも参考にしてくださいです」
ハルナ「のどか、ゆえがツッコんでくれない…おねーさん悲しいよ」
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28-93
名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:04:19 ID:???
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〜11番:釘宮円〜
レギュラー:爆破、三姉妹、禁断の果実
ゆえ「例のAAが『雷の暴風』に代わってすっかり定着した円さん。
なんと前回の2倍以上(前回は10回)の登場回数を記録してるです」
ハルナ「AAの登場回数もそうだけど『三姉妹』『禁断の果実』と一気にダブルレギュラー獲得。
そのほかにもあっちこっちにゲスト出演してるわね」
ゆえ「あのAAはカウント外にした方がいいですかね?
ご意見などありましたら放送後にお願いするです」
〜12番:古菲〜
レギュラー:WBC、クー×ネギ
ゆえ「前回より5回ほど登場回数が増えてるですね。WBC終了時辺りで一気に登場回数も増えたです」
ハルナ「ちなみにクーフェイマンはカウントされてないよ。
絵師さんがクーフェイマン抱えたくーちゃん描いてくれたからね」
ゆえ「果たしてネギ先生への告白はどう決着するか楽しみなところですね」
ハルナ「いいの? 恋敵でしょ?」
ゆえ「本編はどうあれこっちではもうどうなろうと知ったことではないですしね」
ハルナ「のどか…ゆえ黒いよゆえ」
〜13番:近衛木乃香〜
レギュラー: このか×アキラ
ゆえ「前回より4回増ですね。空気圏内を脱出して安定した感じといったところでしょうか」
ハルナ「浮気のお陰かな。アレってもう完結してるのかな?」
ゆえ「職人さん次第でしょうね。まぁ、浮気が全てではないですから」
-
28-94
名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:05:58 ID:???
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〜14番:早乙女ハルナ〜
レギュラー:パル同人、超の妄想マシン、クー×ネギ、ジュース探検隊
ゆえ「…パル同人、レギュラーですか?」
ハルナ「まぁ、私がいないと話がオチないもんね〜。一応wikiではシリーズ扱いだし」
ゆえ「しかもよく見たら前回から8回も登場回数増やしてるですね」
ハルナ「いやぁ、人気者は辛いわねぇ。んふふふふ」
〜15番:桜咲刹那〜
レギュラー:那波一家、妄想小説
ゆえ「前回より7回増、シリーズというよりは単発の方で回数を増やしてるですね」
ハルナ「原稿執筆中に『妄想症説』なんて変換されたのは秘密よ」
ゆえ「…PCがハルナに侵食されてるです。今度千雨さんにでも看てもらうです…」
〜16番:佐々木 まき絵〜
レギュラー:なし(前スレ時点の集計)
ゆえ「なんと前回から9回も登場回数が激減してるです」
ハルナ「ブービーね…でも本スレの方でシリーズ化の兆しが見えてるから持ち直すかもよ?」
ゆえ「超さん、いいんちょともどもぜひとも頑張っていただきたいところですね」
-
28-95
名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:08:02 ID:???
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〜17番:椎名 桜子〜
レギュラー:桜子×アキラ
ハルナ「今回あちこちに顔を出してたのが桜子。アキラとのフラグも立ったかな?」
ゆえ「回数的には5回減ですが…今回アミダやリレーなどで回ってくるものが結構集中してたです」
ハルナ「ポジション的には前回ともに丁度中間。回数云々よりコンスタントに登場することが重要なのかな」
〜18番:龍宮 真名〜
レギュラー:真名ちゃんもっこり日記、那波一家
ゆえ「今回見事40回突破、分析隊開始以来最多登場数を誇るです」
ハルナ「クロニクル初期のザジちうならこれを越えられるかもしれないけど…ちょっと数えてみようかな」
ゆえ「そうやってまた自分の首を絞めるようなことを…」
ハルナ「んふふ、DJ私じゃないも〜ん。壁(ハードル)は高くなればなるほど萌えるのよ!」
ゆえ「何か間違ってる気もしないではないんですがね」
〜19番:超 鈴音〜
レギュラー:超妄想マシン、クー×ネギ、Dr.アコー診療所
ゆえ「前回より4回減…とはいえ、相対ポジションはほぼ同じです」
ハルナ「純粋な登場回数より登場時のネタのインパクトが強いのよね。
前にチラッとゆえが言ってた『存在感』ってやつかな」
ゆえ「それにしても『妄想マシン』と勝手にシリーズ名をつけてしまいましたが、
なんというか別の何かを連想してしまいそうですね…」
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28-96
名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:10:13 ID:???
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〜20番:長瀬 楓〜
レギュラー:守人
ゆえ「回数的には5回減、ただしポジションは悪くないです」
ハルナ「最近単なる迷惑忍者と化してきたんじゃないか、なんて意見も出てるけどね〜」
ゆえ「このシリーズも結構回数をこなしてきてるですね。本当にすごいです」
ハルナ「ネタ切れがちょっと心配だったりしてね」
ゆえ「他人のことを言えた義理ではないですよ」
〜21番:那波 千鶴〜
レギュラー:那波一家、クー×ネギ(?)
ゆえ「回数は4回減、ポジションはほぼ同じです」
ハルナ「抱擁催眠術がすっかり定着してるなぁ」
ゆえ「…ハルナ、一度抱かれてみてはどうです? 純愛モノが書けるかもですよ」
ハルナ「そんなの私じゃないもん!」
ゆえ「…といったところで今回も時間が来てしまったです」
ハルナ「めずらしく放送事故なしで行ったねぇ。終わってみるまでどうなるか分からないけど」
ゆえ「さて、明日で最後です。主役のお二人の登場ですね」
『それでは次回、後編をお楽しみに!』
<この番組は 『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と
『爆破処理ならお手のもの』釘宮ブレイク工業の提供でお送りしました>
28-99
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28-99
名前:夏美 動物園[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:51:18 ID:???
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夏美 動物園
1/3
晴れ渡った空、ちょっとだけ浮いてる雲。空気を深く吸い込めば爽やかな世界が身体の中に広がっていく・・・
とてもいい天気です
きっと神様は私たちのことを祝福してくれているんだと思います
今日は葉加瀬と動物園に出かける日です。葉加瀬、研究で忙しいのに・・ありがとう
葉加瀬 「あ〜、ペンギンさんです」
夏美 「ほんとだ・・・でも何だかむすっとしてるね」
手すりに身体を乗せ、私たちは模造された岩場にたたずむペンギンたちを私たちは見つめました
寝転がっているもの、泳いでいるもの、隣のペンギンをつついているもの、様々なペンギン模様が広がっています
葉加瀬 「あ、あっちにはお猿さんがいるそうです。行ってみましょう」
意外と葉加瀬って行動的なんだなと私は思った
研究以外には興味がないのかなと思っていたけど・・そうでもないのかな
葉加瀬 「あれ?」
不思議そうな葉加瀬の声が聞こえてきます
猿の檻を見てみればどういう訳か猿が一カ所に固まっていました。特にそこに餌があるわけではないんだけど・・
さる 「うきー!!!」
猿たちは檻の上の方を見て威嚇しています。一体何が?
?? 「ふにゃあっっっっっっっっっ!!!!!」
それは不思議な光景でした。猿より大きな何が檻の上から猿たちを威嚇しているのです
体操着にブルマ、そしてねこひげにねこ耳にしっぽ。あの姿、どこかで見たような・・・
-
28-100
名前:夏美 動物園[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:51:55 ID:???
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2/3
裕奈 「ふにゃあっっっっっっっっっ!!!!!」
それは大きく一声威嚇すると、檻の上からどこかに去っていきました
そのしなやかな動きは、まるで本物のねこのようでした
いえ、あれはねこなんだと思う・・
夏美 「春だからねぇ・・・」
葉加瀬 「春だからですかねぇ・・・」
動物園の一角、まるで公園の芝生のようなところで私たちはお昼を取ることにしました
葉加瀬 「今日は会心のできです。いっぱい食べてください」
超マークのお重、何だか不安はあるけれど、そこは葉加瀬が作ったお弁当。大丈夫なはず
ぱか・・・
ふたを取って驚きました。まるでそこから春が溢れてくるようでした
さけの混ぜ込みごはんの上にまぶされた薄い黄色の錦糸卵、そしてさらにそこに散らばる薄いピンクのいくらの醤油漬け
二段目のお重には里芋、こんにゃく、大根、春たけのこの煮物、なんきんの茶巾揚げにだし巻き卵
三段目のお重にはシャケのきのこ巻き大根おろし添え、サラダにプチトマトに・・いちご?
夏美 「うわあ・・・美味しそうだね!!!」
いつもは超包子を手伝っている葉加瀬、料理の腕はちづ姉にも負けないかも
葉加瀬 「さあ、お手ふきとお箸です。いっぱい召し上がってください」
-
28-101
名前:夏美 動物園[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 01:53:02 ID:???
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3/3
夏美 「お腹・・いっぱい・・」
勢いよく詰め込みすぎたでしょうか?何だかウエストが3cmアップです
葉加瀬 「はい、食後のお茶です」
そう言って葉加瀬は湯気の上がる湯飲みを私に渡してくれました
ずずず・・・
し・あ・わ・せ、ですね
食事の後、私たちは大きな木の下に移動して食後の休憩をしました
夏美 「・・・でね、ちづ姉ったらさ・・・」
葉加瀬 「・・ですね」
夏美 「ハルナ、また変なことしたらしくてさ・・」
葉加瀬 「・・・です・・ね」
何だか葉加瀬からの返事が少なくなってきます。気になったので葉加瀬の方を見てみたら、葉加瀬は木にもたれるように眠っていました
夏美 「・・・」
そう言えば葉加瀬、忙しいのにお弁当作ってきてくれたんだ。きっと寝不足なんだ
ごめんね、私のために・・
私はそっと葉加瀬の横に移動すると、葉加瀬にくっついてみました
すると葉加瀬の頭が、私の肩にもたれかかってきます。耳を澄ませば葉加瀬の小さな寝息が聞こえてきました
何だか私も眠くなってきました
春の公園、お腹がいっぱいになって優しい恋人が隣にいればこんな贅沢って無いよね
誰も邪魔しないでね・・・
完
28-108
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28-108
名前:へべれけさん・10[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 02:13:02 ID:???
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へべれけさん・10
1/2
麻帆良学園中等部女子寮。そこには夜な夜な徘徊する酔っ払い女が棲むという……。
「う〜い。今日も美味しいお酒で〜す」
すっかり千鳥足の柿崎さん。今夜は誰の部屋に押し掛けるのでしょうか。
「おーいエヴァちゃん! アンタもかなり飲めるって聞いたんだけど〜?」
どんどんどん!
柿崎さんがノックすると、中から呆れ果てた表情の朝倉さんが出て来ました。
「どーやったら郊外に住んでるエヴァちゃんトコと私の部屋を間違えるのよ……」
「おー、これはこれは朝倉さん。取り合えず一杯飲らない?」
「……ったく、しょうがないなあ」
朝倉さんはまんざらでもない様子で柿崎さんを招き入れました。
「うおっ!? 謎の美少女はっけーん! なになに、朝倉ってばこんなにカワイイ子と付き合ってたの?」
開口一番、部屋に上がり込んだ柿崎さんはそんな事を言い出します。
「わ、私が視えるんですか……?」
部屋でちょこんと座っていた相坂さんは驚いた表情をしました。
「これも酒の力、ってヤツなのかな? 実はね柿崎……」
朝倉さんは苦笑しながら相坂さんが幽霊であることを説明しました。
「おおう、よく見たらアンタ足がないわね〜。てえコトはユーレイさんですか! 私はへべれけさんでーす!」
「随分と陽気な方ですね……」
全く動じない柿崎さんに、相坂さんは一安心したようです。こうして酒宴が始まりました。
「くう〜っ! この一杯が堪らないのよね〜」
「さっすが朝倉! いい飲みっぷりだね〜。ささ、もう一杯」
柿崎さんと朝倉さんはかなりのハイペースで飲み続けます。そんな中、相坂さんがぽつりと呟きました。
「あのう……、お酒ってそんなに美味しいんですか……?」
それを聞いた柿崎さん、ぎらりと目を輝かせました。
「おーし、さよちゃん! いっちょ私の身体に入っちゃえ! そしてお酒の素晴らしさを味わうのよ!」
-
28-109
名前:へべれけさん・10[sageわお。を拝借スマソ] 投稿日:2006/03/31(金) 02:14:56 ID:???
-
2/2
「ええっ!? そ、そんな……。悪いですよ……」
「いいじゃんいいじゃん、本人がいいって言ってるんだしさ」
恐縮する相坂さんでしたが、朝倉さんにも勧められる始末です。
「で、では失礼します……!」
相坂さんはそろーりと柿崎さんに憑依しました。そして、感覚を確かめるように身体を動かします。
「おーけーおーけー。ちゃんと入れたみたいね。じゃあ早速……!」
朝倉さんはすかさず甘めのリキュールを差し出します。ちゃんと飲み易いお酒をチョイスするあたりが、
朝倉さんらしい気配りですね。けれど、その好意が裏目に出るなんて思わなかったのでしょう。
「わあ……! 甘くて美味しいです! もう一杯いいですか?」
「おー、じゃんじゃん飲め〜っ!」
朝倉さんが呑気な事を言っていられるのも、ここまでてした。
「ああ……、身体がぽかぽかして気持ちいいです……」
すっかり酔ってしまった相坂さんは、普段は発揮されない能力を発動させてしまいます。
ガシャーン!
突然、テーブルが宙を浮き、グラスが割れました。
「ちょっ……! これってあの時のポルターガイスト?」
朝倉さんの頬に冷や汗が流れます。けれど、もう手遅れでした。
「あはは! みーんなぐるぐる回っちゃいます〜♪」
パリンパリン! ガシャン! バキィ! ドカドカ……!
「いやあああっ!? 私の部屋が、カメラが…へぶぅっ!?」
悲鳴を上げる朝倉さんにテレビが直撃しました。そのまま朝倉さんは夢の世界の住人になってしまいます。
「うふふふ〜、お酒って気持ちいいものですね〜♪」
こうして相坂さんが酔い潰れるまで、破壊の宴は続きました―――
「―――わお」
翌朝、心地よい眠りから目覚めた柿崎さんは、そ知らぬ顔で朝倉さんの部屋から逃げ出したそうです―――
(おしまい)
28-115
-
28-115
名前:真名 お説教[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 02:36:44 ID:???
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真名 お説教
1/2
見ているだけで幸せになれるもの。私にはそれが二つあった
一つは大盛りのあんみつ、そしてもう一つが仔犬だ
だが今は違う、もう一つ増えたのだ。それが・・・せつな、お前だ
せつな 「ねこさ〜ん」
せつなが明石を仰向けにひっくり返して、お腹のあたりを撫でている
明石は明石で気持ちよさそうにゴロゴロ鳴いている。撫でられるのが気持ちいいのだろう
平和で心地の良い時間がここにはある。久しくなかったな、こんな時間
だがしかし、次のせつなの一言が私の平穏を粉々に打ち砕いた
せつな 「きみ、なんだかぐっとくるね。おねえさんがたべてあげよっか?」
私は思わずソファーからずり落ちた。せつな君。な、何を言っているのかな?
せつな 「だいじょうぶ、おねえさんはしょたじゃないから。すんどめだよ、すんどめ」
寸止めとかそう言うことでなくてな・・・
せつな 「もしかしてはじめて?やさしくしてあげるから・・」
裕奈 「うにゃ?」
ゆっくりと明石の覆い被さっていくせつな
止めに入らなくてはという気持ちと、このまま続きを見てみたいという気持ちが私の中で葛藤する
しかしながら、那波から放たれる殺意の波動が私の次の行動を決定づけた
-
28-116
名前:真名 お説教[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 02:38:38 ID:???
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2/2
真名 「せ、せつ・・」
だが止めにはいる必要はなくなった。せつなは次に何をすればいいのわからず固まってしまったのだ
せつな 「えーと・・つぎはなんだっけ?」
明石の覆い被さったまま動こうとはしない。良かったような悪かったような・・
しばらくして私は出かけることとなる
銃に弾丸と殺意を込め引き金を引く準備をする。殺すだけならこれで十分だ
千鶴 「念入りにお願いね〜」
そんな声がリビングから聞こえてきた。わかっている、今の私に容赦という言葉は私の中にはない
那波、せつなへのお説教はお前に頼んだ。私は真の馬鹿を説教してくる
待っていろ・・・早乙女・・・
一方、同時刻の寮のロビーにて
円 「また飲んでるの、美砂。しょうがないわね・・・」
美砂 「ん〜?なぁにまどか、あんたも可愛い男の子の落としかた教えて欲しいの?」
円 「何を訳のわからないことを・・さあ、こんなところにいないで部屋に戻るよ。新田に見つかったら大変だからね」
美砂 「は〜い。せつなちゃんちゃんとできたかな?」
ハルナ 「な、なに!?今日は同人誌書いてないよ!!!ちゃおりんとも遊んでないし!!」
真名 「いいから死ね、とにかく死ね、わかったら死ね」
ハルナ 「なんでぇえええええええ!!!!!!!!!!」
完
28-122
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28-122
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 12:34:33 ID:???
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昨日茶々丸にポケスタで惨敗しておいしく頂かれたエヴァは必死にポケモンを育てていた
エヴァ「卑怯かもしれんが昨日の茶々丸の戦法を使って今度こそ…」
その時ログハウスのドアを叩く者がいた
エヴァ「誰だ?私は忙しいというのに」
桜子「やっほー!エヴァちゃん遊びにきたよ!」
エヴァ「椎名桜子!?なんで来る!帰れ!」
桜子「だってくぎみんは牛丼屋巡りに行って柿崎は彼氏とデートだから暇なんだもん」
エヴァ「知るか!私は忙しいんだ!」
桜子「ゲームしてるだけじゃんさ。しかもポケモンなんて懐かしいね」
エヴァ「育てるから邪魔するなさっさと帰れ」
桜子「え〜いいじゃん一緒にやろうよ」
エヴァ「なに?まあ育てるのにも疲れてきたし付き合ってやるか」
(ぼこぼこにされるだろうが気を落とすなよ…)
エヴァ「影分身影分身影分身影分身」
桜子「地割れだー!」
エヴァ「そんなのが当たるわけ…」
「一撃必殺!」
エヴァ「わお。運のいいやつめ」
桜子「もう一回地割れだー!」
「一撃必殺!」
エヴァ「・・・・・・・まあ偶然が続くのもこれまでだ」
「一撃必殺!」
エヴァ「( ゚д゚ )」
桜子「やったー!勝った!さあ敗者にはそれなりの罰があるよ!」
エヴァ「そんなこと聞いてないぞ!やめろなにをするくぁwセdrftgyふじこlp;@:「」」
桜子「ご馳走様でした!」
最近ずっとポケスタやってるんで2日連続ポケモンネタ。解らない人はごぬんね
28-135
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28-135
名前:契約達成 神楽坂 明日菜[sageネピアの人インスパスマソ] 投稿日:2006/03/31(金) 19:06:44 ID:???
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明日菜「エヴァちゃん、新聞の契約してくれない?今月成績厳しいのよー」
エヴァ「・・・なんでお前のバイトの成績の手伝いせにゃならんのだ」
明日菜「んー。サービスで保湿ティッシュ10箱つけてあげるから!この時季必要じゃん?」
エヴァ「なっ・・・。わ・・・わかった。この場で契約してやろう!」
明日菜「わーい!さっすがエヴァちゃん。じゃあ夕方届けるわね!サンキュー」
=夕方エヴァ宅=
明日菜「毎朝新聞でーす」
茶々丸「あ、アスナさん。ご苦労様です。・・・おや?」
明日菜「ごめんねーティッシュ品切れだったのー。でも代わりに洗剤持ってきたわよ!やっぱり、こっちのが必要よね!」
エヴァ「なっ・・・なんだと!?」
茶々丸「ええ。助かります。最近洗剤が値上がりして困っていたんです。」
明日菜「そうよねー!洗剤って意外と高いのよね。」
エヴァ「オイ!契約破棄だ!解約しろ!クーリングオフだ!」
明日菜「あれ?エヴァちゃん契約書読んでないの?朝夕刊2年契約。中途解約できないのよー」
エヴァ「な・・・くそっ!消費者センターに行って来る!!」
茶々丸「確かあそこには杉林があったと思いますが。」
エヴァ「ぐぅ・・・お前ら謀ったな!?」
明日菜「毎月洗剤持ってきてあげるね」
茶々丸「助かります、アスナさん」
明日菜「毎度ありがとうございましたー」
28-144
-
28-144
名前:美化委員(フミカ)様がみてる 1[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 21:01:43 ID:???
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きょう一日美しく暮らせますように――――
ここは麻帆良学園中等部3年A組
私――鳴滝 史伽はこのクラスの美化委員
今日もお仕事がんばるです。
史伽ちゃんは両手にお花を持って、廊下をパタパタと走ってきました。
コラコラ、廊下を走ってはいけませんよ。
史伽「お花を摘んできましたー。教室に飾ったらキレイですー」
ステキな心がけですね。教室も華やぐことでしょう。
委員長「はぁ・・・残念ですわ」
まき絵「どうしたの?あやか」
委員長「華道部の花壇が今朝荒らされていたんです。」
まき絵「えぇぇぇっ!?」
エヴァ「へーーっくしょい!こんちくしょー!」
茶々丸「マスター、どうなさいましたか?」
エヴァ「くっそー誰だ!こんな所に花を飾ったのは!」
クラスのみなさんの声は聞こえていない様子の史伽ちゃん。
美化委員のお仕事に満足のようです。
史伽「えへへー、今日もがんばったです。」
28-149
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28-149
名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 21:45:28 ID:???
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美砂 彼氏
学校は春休み。
美砂と桜子、円の三人は109でショッピングしていた。
円「このピアスいけてない??」
桜子「え〜、それよりもこっちの・・・」
なんてことのない日常だった。
美砂「・・・ッ!」
桜子「どうしたの?」
美砂「あいつ・・・今日は家で寝てるって・・・なんで・・・」
円「別に問題ないんじゃない?自分の彼氏なんだから」
美砂「そーわいかないのよぉッ!」
美砂たちは物陰に隠れ(美砂が桜子たちを押さえつけている)、彼氏をやり過ごそうとしていた。
彼氏「・・・?」
隠れていたのだが先ほどのやり取りで気づかれてしまったようだ。
彼氏「おいおい、なんで隠れるんだ・・・?」
美砂「・・・」
美砂は下を向いてうつむいたまま、黙っている。
彼氏「なした?」
なるべく柔らかく、聞いてみる。
美砂「驚かせようと思ったけど・・・コレ、誕生日プレゼント・・・」
ende
28-153
-
28-153
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:03:15 ID:???
-
「……また来たのか」
「刹那は下戸だからな。あなたぐらい強くないと相手にならない」
こうしてこの人の下を訪れるのはもう何度目になるのだろう。
取っておきの酒を持って行くのが楽しみになったのはいつからか。
どちらももう記憶に残ってすらいない。
「お前も物好きだな龍宮真名。あの忍者でも良かろうに。何故私の所へわざわざ来る?」
「さあ? どうしてだろうな。私も分からない」
わからない。なにもかも、わからない。
ただ一つだけ分かる事は、私はこの人の隣に居たいという事だけだ。
「………まあいい。好きにしろ」
茶々丸に先導されてログハウスの奥へと入り込む。
案内されたのはベランダ。
ベランダには小さなテーブルが一つと、二人がけの長椅子が一つ。テーブルの上にはワイングラスとウィスキーグラス、普通のコップがそれぞれ二つずつ。それと水入れ、年代ものと思しきワインが置いてある。
「………ク」
「…何がおかしい」
「いや、なんだかんだ言う割りには随分と準備がいいんだな、と思ってね」
「……やかましい」
憮然とした表情を浮かべながらも、頬を赤らめるエヴァ。
この人のこういう所はまだ子供らしい。それを言うと本気でへそを曲げるので口には出さないが。
「ま、いいさ。細かい事は気にしないのが性分なんでね。深くは追求しない」
「……よく言うわ。狸め」
憎まれ口を叩きながらも、自身は椅子に腰掛けてもう既に自分のグラスにワインを注ぎ始めている。
-
28-154
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:04:26 ID:???
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「さっさと座れ。何を持ってきたんだ?」
「AUCHENTOSHANのVINTAGE1966」
「ほう……守銭奴の貴様にしては随分と頑張ったじゃないか」
「いつもの礼だ」
「……フン」
奮発した甲斐があった。この人のこういう表情は滅多に見られる物じゃない。
先ほどよりもさらに顔を赤くしてワインを一気にあおっている。この人なりの照れ隠しなのだろう。
「さてと………それでは私も飲むとしようかな。氷を頼む」
「………μγθ」
現代人の私には理解できない言語で短い詠唱をするエヴァ。詠唱が終わると同時に、私のグラスの中に丁度良いサイズの氷が現れる。
「便利なものだな。魔法というのは」
「……真祖の吸血鬼たる私に、酒を飲むための氷を作らせる者など後にも先にもお前ぐらいだ」
「…褒め言葉として受け取っておこう」
「……チッ。そういえばお前相手には皮肉は無意味だったな」
言って、再び酒をあおる。少し前までの表情は既に消えており、普段の怜悧さを取り戻している。
その顔を横目で眺めながら、私はグラスにウィスキーを注いだ。
酒を飲み始めてから二時間ばかり経った頃、おもむろにエヴァが口を開いた。
「満月…………か」
「………あぁ、そうだな」
顔を上げてみれば、欠ける所無い月が辺りを照らしていた。
ほの白い光が、視界をほんの少しばかり明るくする。
街頭一つない森の中では、それだけが唯一の灯りだった。
「…らしくないな。感傷に浸るなんて」
「あぁ、自分でもそう思う」
いつの間にやらグラスをワインからウィスキーに持ち替えていたエヴァは、また一気にあおる。
普通の人間ならばとっくにアルコール中毒であの世行きの勢いだ。
-
28-155
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:05:26 ID:???
-
「……ペースが速いな。今日は本当にどうした?」
「………何でもないさ」
「…嘘は良くない」
「……………………………………ったくどうしてあのぼーやの生徒はこうおせっかいなのが多いんだか…」
顔をしかめながら、空になったグラスにウィスキーを注ぐエヴァ。
「……ネギ先生の事か?」
「………いや、アレの父親のことだ」
「それはまた……どうして?」
「……最近のぼーやを見ているとな、どうしてもあのバカの顔が浮かぶんだ」
そう憎憎しげに呟いて、月を見上げる。
その蒼い瞳が何を写しているのかは分からない。ただ、言いようの無い感情が渦巻いているのだけは見て取れた。
「別にそれだけならば構わない。………ただな、あのぼーやはナギの姿と被りすぎる。いつ消えるやも知れない危うさも、な」
瞳に憂いの色が浮かぶ。
それは恐らくこの人が始めて人前で見せるであろう表情。
ありえぬほど儚く、寂しげな顔。
かつて万人を恐怖の底に叩き落とした者にはおよそ似つかわしくない、少女の顔。
ナギ。
彼女と酒宴に興じる度に出てくる名前。
それが彼女の想い人であった事はすぐに分かった。同時に、彼女の心に深い深い傷を残したという事も。
「………どうやら少し飲みすぎたようだな……喋り過ぎた。今の事は忘れろ」
「……あぁ」
カラン、と。グラスの中で氷が音を立てた。
後に続く音は何も無く、ただその場にあるのは沈黙だけだった。
-
28-157
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:06:01 ID:???
-
それからまたしばらく時が経った。
とうの昔に日付は変わり、世界は既に眠りの中にある。
恐らく起きているのは夜の住人達だけであろう。
ふと、肩に重みを感じた。
「………エヴァンジェリン?」
返事が無い。
目をやると、写るのは少女の寝顔。
そこには邪気などという物は欠片も無く、ただあるのは安らぎだけ。
その顔を近くで見たくて、起こさないようにその頭を膝の上に横たえる。
「すー……すー…………」
………皮肉なものだ。
『血に塗れたこの身は絶対悪の権化だ』
いつかそんな事を自嘲めいた口調で呟いていたのは他でも無いこの人だと言うのに。
どこが。
どこが、悪人だと言うのだろう。
こうして私に見せる無防備な寝姿は、間違いなく十代の少女のそれだ。
なんの穢れも無い、純粋な寝顔。
心根まで腐った悪人にこんな寝顔ができようか。
できるはずが無い。
だというのに、この人は譲らない。
そこに、どんな理由があるというのだろう。
ふと、思いを巡らす事にした。
空に浮かぶ月は真円にして深淵。
闇に包まれて光り輝くその存在が、どうしようもなく孤独に思えて妙に虚しくなった。
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28-158
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:06:59 ID:???
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この人が吸血鬼として生きた時代は動乱の時代だった。
まだ魔法という概念が一般にも信じられており、それに与するものは異端として恐れられた。
その恐れぶりたるや一つの宗教がその教義を歪曲させられ、魔女狩りなる愚行を行った程だ。
そして、その時代最も恐れられ、迫害された存在が吸血鬼。
その半不死性と、ヒトをヒトならざるものへ帰る能力、元が人であるというコト。極めつけに人の血を主食とするという生物としての在り方。
人は、ヒトであるが故にそれを畏怖した。自分達の神が創ったはずの世界に、ヒト以上の、ヒトに敵対する存在が現れたからだ。
自分達が最上にして最高の存在だと信じていたのに、またそのように教えられてきたのに、その自分達を紙屑のように壊し、あまつさえ食べ物としてしまう存在の登場。
時代が、それを許すはずが無かった。
ヒトを襲う意思の有る無しに関わらず、吸血鬼はそこに在るだけで襲われた。
ある時は凡百の賎民によって。
ある時は神聖騎士によって。
ある時は教会の神罰代行者によって。
またある時は賞金稼ぎによって。
元が人だというのにどうしてそこまでできるのか、と思うほど徹底的に駆逐された。
だから、殺し返した。
吸血鬼としての自分の存在をヒトの世界が許さないと言うのなら、自分は究極レベルの悪人になればいい。それならば、人として生きていける。
悪として、人を殺すだけの存在。それが、人として生きる事を望んだエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルに許された唯一の在り方。
だとしたら、それは
「……………………は」
そこまで考えて、思考を打ち切った。
考えるだけ無駄な話だ。これ以上考えるのは、
―――――それは、たどり着く結論にあまりにも救いが無さ過ぎるからか
だからこれ以上は
―――――それとも、自分と重なるからか
もう――
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28-159
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:07:42 ID:???
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「ん…………………」
頭が一気に冷やされる。再び動き始めていた思考が、止まった。
「ナギ…………………」
エヴァの目元から、一筋の涙が流れた。
その刹那。
見も知らぬ男―――ナギ・スプリングフィールドに、殺意を覚えた。
憎い。どうしようもないほど憎い。
それは、何故。
決まっている。この人を置いて行ったからだ。中途半端に助けて、置き去りにしたから。
逃げる事も死ぬ事も許されない悲劇の生の中で、この人がようやく掴み取った光だというのに。
自分といる事を拒み、監獄に縛りつけた。それが助けられた人間にとって一番残酷な仕打ちであると知らずに。
結果、この人はまた自分を偽らざるを得なくなった。ようやく見つけた居場所を追われ、光の無い生を再び送る事を余儀無くされた。
悪人だから、私は幸せな生活を送ってはいけない。
そう自分に何度も何度も言い聞かせて、十数年監獄の中で耐え続けた。
本当は分かっていた。私が導き出そうとした結論が、正解に近いものだという事は。
この人は、悪人ではない。ただ、そういう風に装っているだけ。
心は硝子の様に脆く、純粋。一点の曇りも無い。
だからこそ耐え切れなかった。生きる為に人を殺すという事を正当化できなかった。
それ故に自身を悪人とした。そう思わねば、やり切れなかった。
残酷な自分を作り上げ、近寄るものは全て傷つけ、自分から遠ざけた。そうする事が最も良い策だったから。
だというのに、そうまでして彼女が必死で作り上げた『自分』という物を平気で無視して、その裏側に潜む本当の彼女を引きずり出そうとした。
だから、憎い。自ら始めた『救う』という行為を、途中で放棄したその男が、憎い。
生きているやも知れない、と一度だけ彼女が嬉しそうに語った事があった。
だから、ますます憎い。生きていながら迎えに来ないその男が、殺したい程憎い。
待たされる身がどれだけ辛いか。置いていかれる事がどれだけ哀しいか。その身に叩き込んでやりたい程に。
「…………ち」
我ながら馬鹿げていると思う。
けれど、どうしても他人事とは思えなかった。
自分勝手にひとの事を救っておいて、消えてしまった誰かの影が、この人の後ろの誰かの影にとても良く似ていて、無視できなかった。
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28-160
名前:月華流麗[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 23:09:15 ID:???
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同情などではない。憐憫などでもない。
そんな感情、抱く事自体がこの人に対して失礼だ。後ろに背負った数百年の孤独の重みとその苦しみは私などでは想像も付かない。
私がこの人に覚えた感情―――――それは多分、親愛の情にも近いものだろう。
例えるのなら、夫が妻に抱くそれ。
例えるのなら、母が子に抱くそれ。
例えるのなら、姉が妹に抱くそれ。
明確なカタチなど無く、しかし確固として存在している思い。そういうもの。
「んン……………………」
再び身じろぐエヴァ。
絹のような金糸がさらさらとこぼれる。
月光に照らされたその髪はきらきらと輝き、彫像のような寝顔を彩る。
それは、ある種芸術作品のような美を湛えていた。
ふと、思った。護りたい、と。この寝顔をだれにも穢されないように。
しかし、この人の心を本当の意味で救えるのは、私ではない。
ならば、せめて。
「傍で………………か」
彼女がこれ以上傷つくことの無いように。
いつか必要とされなくなるだろうけれど。せめて、その時までは。
愛ではなく、恋でもなく、ただ、護りたいから。
全てが終わるその時まで。
この人の、隣に。
黒い夜に浮かぶ月は、ただ独り、哀しく蒼く全てを照らしていた。
終
最終更新:2007年11月09日 01:29