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35-18

35-18 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/05(水) 00:30:22 ID:???
明日菜いいんちょ劇場

7月5日。それは雪広あやかの誕生日だ。
「お誕生日おめでとー」
教室に入るやクラッカーが鳴り、クラスメイトのみんなから祝福の声が上がる。
「みなさん、ありがとうございますわ」
笑って礼を言うあやか。
横では一緒に登校してきた明日菜が面食らった顔で驚いていた。
まさか教室に入っていきなりとは思わなかったようだ。

「ひゅーひゅー。朝から手繋いでお熱いねー」
朝倉が茶化し始めた。明日菜は顔を赤くすると繋いでいた手を払う。
喧嘩っ早い明日菜も流石にクラスメイト全員の前ではいつもの振る舞いは出来なかったようだ。

そして一日の授業が終わり放課後になると、本格的にあやかの誕生日会が始まった。
誰が持ってきたかは知らないがバースディケーキを用意していた。
クラスみんなのバースディソングのあと、ふぅっと息を吹きかけてロウソクの火を消す。
それだけでクラスは拍手喝采だ。
ケーキはイチゴショートで取り合いにならないように二つ多めに置いてあった。
それでも、双子姉妹がケーキの大きさにケチをつけてきたり、楓はプリンがいいと言ったりと騒がしいのは相変わらずだ。
一方明日菜は、囲まれたあやかとは一番遠い位置にいた。
「はーい、クラスみんなからのプレゼント」
小包に包まれた大きなプレゼント。それをあやかは受け取る。
「みなさん、本当にありがとうございます」
普段から委員長として親しまれている。これだけ人望があるのだ。
そんな彼女を独り占めしている自分が何だか心の奥が痛い。

「あれ、明日菜は何かプレゼントないの?」
「えっ、私!?」
35-19 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/05(水) 00:30:54 ID:???
うっかりしていた。不意に朝倉からそんな言葉をかけられてうろたえる。
「まさか用意してないの〜」
「う゛…」
明日菜は周りを見ると一か八か思い切った行動に出た。まず自分の分のケーキの上に乗っかっているイチゴを取る。
それを口に含んであやかにキスしながら口移しに出たのだ。

「おおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!」

クラスの誰もがこの行動に驚きと歓声を上げる。
真っ赤になる二人のなか、ネギは木乃香に目をふさがれてたりする。
「木乃香さーん。何があったんですか!?」
「まだネギ君には早いことやで」

そんな時間もあっという間に過ぎさりみんな下校することに。
「あなた、あそこまで大胆なのですわね」
「…うるさいわね」
並んで歩く明日菜とあやか。当然手は繋いで。毎日毎日、当たり前のように過ぎていく幸せな時間。
「ふふ、あなたにあそこまでされるなんて。今日は最高の誕生日でしたわ」
「…バカ」
いつもの返事をする明日菜だがその手を強く握ると、ようやく祝うべきことばを言った。
「おめでと」
願わくば、この幸せがいつまでもつづくように…


35-32

35-32 名前:コトワザ[sage] 投稿日:2006/07/05(水) 20:12:28 ID:???
ネギ「ボク昨日、日本のことわざについて勉強したんです。問題出すので答えてください!」
  「OK〜」
  「ねぎくんマメだねー」
  「コトワザかぁー」
ネギ「ではいきまねー」
  『へそで〜』
柿崎「酒を飲む」
ネギ『かわいい子には〜』
龍宮「コスプレさせよ」
ネギ『口は〜』
アスナ「キスする場所」
ネギ『猫に〜』
亜子「たゆん」
ネギ『ロンより〜』
桜子「ツモ」
ネギ『糠に〜』
新田「くぎみん」
くぎみー「ドゴォ」

ネギ「さすがバカレンジャー率いるクラスだけあるかも・・・」

35-53

35-53 名前:雨宿り[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 07:41:06 ID:???
雨宿り

1/3

「あーあ、びしょ濡れや……」
 容赦無く降り注ぐ俄雨を恨めしそうに眺めつつ、亜子はとある店の軒下に避難していた。
濡れたブラウスが肌に張り付く感触が気持ち悪い。溜息混じりにスポーツバッグからタオルを取り出し、
ぽたり、ぽたり、と水の滴る髪を拭く。
 ざあざあと強い雨音が響く中、ぱしゃぱしゃと誰かの足音が聞こえてきた。見れば、鞄を大事そうに抱えた
クラスメイトがこちらに走ってくる。そして亜子が雨宿りしている軒下に、千雨は息を弾ませながら駆け込んだ。
「はあっ、はあっ……。 畜生、アテにならねえ予報だ」
 不機嫌極まりない様子で、千雨はゆっくり息を整えている。やや躊躇いがちに、亜子は声を掛けた。
「は、長谷川さん……?」
「邪魔すっぞ。ノートPC抱えたままじゃ、これ以上身動き取れねえ」
 千雨は素っ気無く答え、鞄が濡れていないか確認している。
 普段はあまり接点の無いクラスメイト。そんな千雨に対し、亜子はどことなく緊張してしまう。
だが、すっかりずぶ濡れになっていた千雨を見過ごす事は出来ない。
「あ、あの……!」
 ちょっぴり勇気を出して、亜子はもう一度口を開いた。そして、
「こ、このタオル使こてえな……!」
 先程まで自分が使っていた物とは別のスポーツタオルを取り出し、千雨に差し出したのだ。
「……助かる」
 一瞬、千雨は表情を強張らせたものの、すぐさまタオルを受け取った。
(よかった……。受け取ってもろて……)
 それは些細な事であったが、気弱な亜子にとっては冒険であった。何せ、相手はあの千雨である。
クラスの輪の中に入るのを嫌う彼女。そんな千雨に話し掛けるのは勇気が必要であった。
取り合えずは拒絶されなかった事で、亜子の緊張も幾分ほぐれてきた。
 他に人影の無い通学路。おのずと亜子の視線は千雨に向けられる。
(長谷川さんて、改めて見るとキレイやなあ……)
 眼鏡を外し、髪を拭う千雨の姿に、亜子はちょっぴり見蕩れてしまった。
35-54 名前:雨宿り[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 07:41:44 ID:???
2/3

 だが―――
「―――さんきゅ」
 千雨はタオルを返すと、わざとらしく亜子に背を向けてしまう。
「あ……」
 千雨の一歩引いた態度に、亜子はちくりと胸を痛めた。
(あ、あはは……。ウチ、嫌われとるんやろか……)
 それ以上話す言葉が見つからず、亜子はぎこちない仕草でタオルを仕舞う。そして小さく息を吐いて
俯いてしまった。
 しばし無言の状態が続いた。
 雨足は強まる一方で、一向に止む気配が無い。
 ちらりちらり、と亜子は時折千雨の様子を伺うものの、千雨の方はあさっての方向を向いたまま。
なんともいえない空気が二人の間に漂っていた。この状態に耐え切れず、亜子はもう一度話し掛けようとする。
「あ、あの……!」
「なあ―――」
 ほぼ同時に、千雨も口を開いた。
「あ、あの……、長谷川さんから……」
「いや、対したコトじゃねーよ」
 二人して譲り合うような台詞を告げる。思わず亜子はちょっぴり頬を染め、恥ずかしそうに顔を伏せた。
千雨はこりこりと頭を掻きながら、改めて話を切り出す。
「しばらく帰れそうにねえな……」
「う、うん……」
 独り言とも取れるような、何気無い言葉。亜子は反射的に相槌を打つと、再び千雨に目線を送った。
「ったく、いきなり降ってきやがって……」
「せやね……」
「今日はさっさと帰りてえのに……」
「うん……」
 ぎこちない会話が続く。千雨は背を向けたままなので表情までは窺えない。しかし千雨の次の一言は、
亜子にとって予期せぬものであった。
35-55 名前:雨宿り[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 07:42:22 ID:???
3/3
「まあ、和泉に逢えたのが不幸中の幸いだったな。わざわざタオルを何枚も持ち歩いてるヤツなんて
そうそういねえし……」
「えっ―――?」
 思わず亜子は声を上げてしまう。すると、
「さっきは助かったぜ。敏腕マネージャーさん」
 くるりと千雨は振り返り、改めて亜子にお礼の言葉を投げ掛けたのだ。気恥ずかしそうに頬を染めたまま。
「―――う、うんっ!」
 ぱあっ、と亜子の表情から笑顔が弾けた。思わず千雨がどきりとする程の、眩しい笑顔が。
「な、なんだよ、別に喜ぶトコじゃねーだろ」
「あ、あはは……。ウチ、嫌われとるんや思うとったから……」
 千雨の指摘に、亜子は照れくさそうに答えた。
「まあ、その、なんだ……。ぎゃあぎゃあ五月蝿いクラスの馬鹿共は嫌いだが、別にテメーみたいな
ある程度弁えてるヤツは嫌いじゃねーよ」
 千雨はぷいっ、とそっぽを向いたまま説明する。
「せやかて長谷川さん、さっきまでウチを避けとったみたいやし……」
「わ、私だってあんま接点の無かったヤツに自分から話を振るのは苦手なんだよっ!」
 顔を真っ赤にしながらまくし立てる千雨に、亜子はくすりと微笑んだ。
「なんや、ウチと一緒やん。ウチかてさっきはびくびくしとったんよー?」
「ああ。思いっきりびびってたな」
「うう……」
 千雨がにやりとしながら指摘すると、亜子はばつの悪そうな表情をする。けれど、すぐさまえへへ、と笑った。
「けっ……」
 軽く悪態を吐きながら、千雨もまた笑っていた。
 雲間から光が差し込む。そして、雨足は急激に弱まってきた。
「そろそろ止みそうだな……」
 空模様を眺めながら、千雨が呟く。そして、亜子は照れくさそうに尋ねた。
「あ、あの……、このまま一緒に帰らへん?」
 にこりとはみかむ亜子に対し、千雨はぷいっ、とそっぽを向いて答えるのであった。
「ああ。構わないぜ―――」                           (おしまい)

35-63

35-63 名前:共犯者[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 13:26:22 ID:???
アタシ、長谷川千雨にはネットアイドルであること以外にクラスの連中に言っていない秘密がある。
それは昼休み、人気のない場所を探してそこで煙草を吸うことだ。
「ここでいいな。」
最近は教会の裏が煙草スポットになっている。
アタシが煙草に火をつけようとした時、
「よ、不良ちゃん。」
今日も来やがったか、朝倉和美。コイツは最近、アタシと一緒に煙草を吸っている。いわば共犯者だ。
「不良はお前も一緒だろうが。」
「まぁね。」
朝倉が悪戯小僧ぽく微笑んでいる。全く、何考えてるんだコイツは。
「わたしらが煙草吸ってるって知ったらネギくん悲しむだろうね。」
「だったら吸うな、ってアタシが言えたたちじゃねーな。」
この朝倉という女は、人の秘密を他人にバラすのが好きで、奴に知られた秘密は一瞬にして学園中に広まる。
アタシが煙草を吸ってるのがバレた時には、もうダメかと思ったぐらいだ。
かと思ったらネギの正体や煙草のことはバラさないし、全く律儀なのかそうじゃないのか。
「一本もらうよ。」
「ダメだ。自分が持ってるやつを吸えよ。」
「ケチ。」
そう言うと、朝倉は自分のポケットから煙草を取り出した。
「今度春日とか宮崎とか誘って一緒に吸おうか。あいつら吸ってそうだし。」
「やめとけ。バレて停学にでもなったりしたら、あいつらまで巻き添えくうんだよ。
それに、あいつらが吸ってるとは限らねーし。」
「それもそうか。」
秘密を共用できる仲間が欲しいのはアタシも同じだ。
だが、ネギのためにもそれはダメだ。悩みを紛らすための煙草が悩みの種になってしまうとは、なんとも皮肉な話だ。
アタシは、それでもやめられなくなった煙草を吹かし、物思いにふけた。

35-67

35-67 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:10:58 ID:???
―――――――それは、ある晴れた日の事だった。


「オイ、ゴシュジン」
「………なんだ」
ぼーやの修行は今日は休み。といっても、かねてからそう決めていたのではなく、突発的にそうせざるを得なくなったが故の、臨時休み。
神楽坂明日菜の話によれば、ぼーやは雪広あやかに拉致されたらしい。そんなもの逃げ出せば良いというのに、あのお人よしは律儀に付き合ってやっているようだ。
そんなヒマでヒマでしかたがない、日曜日の午後。唐突に、私の下僕の腐れ人形が話しかけてきた。
「ヒマダナ」
「………ああ、暇だ」
「ソコデコンナモンヲヨウイシタンダガ、ヨムカ?」
ゴソゴソと何かを取り出しているチャチャゼロ。
いつの間にお前は動けるようになったんだとか突っ込みたかったが、そこは気にしない。
きっと昨日ぼーやの血を少し大目に貰ったからだろう。ついでに近衛木乃香の血も授業料としてほんの少し、100ccほど貰ったのはきっと関係ない筈だ。
「アッタゾ。コレダ」
チャチャゼロがこちらに投げてよこしたのは一冊のノート。
表紙には、なんだか見ていると脱力するような絵と、『ふくしゅう』の文字。……何を復習するのだろうか。
35-68 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:12:31 ID:???
「………なんだ、これは?」
「ケケ、ツイニボケタカ。ドッカラドウミテモタダノノートダロガ」
一瞬分解してやろうかと思ったが、そこはおさえる。真祖の吸血鬼たる私が、人形風情の言葉に一々付き合ってやる義理は無い。
「そうじゃなくて、このノートが何だというんだ」
「アァ? ………アァ、ソウイヤゴシュジンハシラネンダッタナ」
「もったいぶらんでさっさと教えろボケ人形。解体するぞ?」
「ケケケ。ソイツハイモウトノニッキダ。コノアイダミツケテナ。オレモマダミテネーンダヨ」
「………ほほう」
きっと今私は酷く残酷な顔をしているだろう。私が全盛期にしていた『あく』の顔。
それほどこれは興味深い代物だった。
暇つぶしの道具としては一級品。脳内にメモリを取っておくだけでいいはずの茶々丸が書いたという日記。そこに一体どんな赤裸々な事実が綴られているのか。
プライバシー? そんなモン知るか。従者の物は私の物。私の物は私の物だ。ジャイアニズム万歳。
「チャチャゼロ、良くやった。後で久々にメンテしてやろう」
「ケケ。イイッテコトヨ。オタガイヒマダッタンダシナ」
「さすがは私の従者だ………では、見るとしようか」




――――今思うと、それは本当に愚かな行動だった―――


35-69 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:13:49 ID:???
〇月〇日 曇り ●
今日の出来事
マスタ―がネギ先生の血を少し大目に吸った。
これで三日連続だ。段々量が増えている。
ネギ先生は貧血で一日中辛そうだった。少し、控えるように言っておこう。



〇月〇日 晴れ ●
今日の出来事
猫のエサをやりに行く途中でマスターに呼び止められた。
ネピアを買いに行くからついてこい、との事だ。
結局その後も色々連れまわされてエサをやりに行けなかった。猫達は大丈夫だろうか。



〇月〇日 晴れ ●
今日の出来事
今日もFFのレベル上げ。
敵を機械的に倒すのは確かに私の仕事だが、これは何か違う気がする。



「ツマンネエナ。グチバッカリカ」
「茶々丸め………何も言わん癖に腹の中ではこんな事を考えていたのか……」
「モウオワリカ???」
「いや、まだ続きがある………」


35-70 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:14:45 ID:???
〇月〇日 ●
今日の出来事
マスターと姉さんが、せっかく買ってきたツナ缶を全部使ってしまった。
主な用途は、酒のつまみ。
猫達は今日もエサ抜きだ。どうしたらいいのだろうか。



〇月〇日 ●●
今日の出来事
ネギ先生が倒れた。過労と貧血によるものらしい。
マスターに吸血を控えるようにもう一度進言したが、
「しらん。私の修行についてこれんぼーやが悪い」
どうしたら控えてくれるのだろう。わからない。



〇月〇日 ●
今日の出来事
姉さんが別荘でカモさんと宴会をしている。
酒を飲むのはいいが、動けるのだから後片付けを手伝ってくれてもいいと思う。


〇月〇日 ●●●
今日の出来事
マスターが葉加瀬と超に、変な追加機能を頼んでいた。
変形して戦闘機型になるようなものらしい。
命令ならば従うが、できるだけやめてほしい。ネギ先生に見られたらどうしよう。
35-71 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:15:42 ID:???


「…ナンカオカンガスルンダガ」
「……知らん。ここまで読んでおいて今更辞められるか」
本当は辞めたくて仕方が無い。が、ページをめくる手が止まってくれない。
本能はとうの昔に警鐘を鳴らしニゲロニゲロと叫んでいるが、目がノートから離せない。
この先を見たら引き返せない――それを知りながら、私はその次のページに進んでしまった。



〇月〇日 ●●●●
進言の甲斐あって、ようやく少し吸血を控えてくれるようになった。
今日の出来事
訓練の時に、蹴り飛ばされて盾に使われた。
授業中に抜け出す。最近少なくなっていたが、また始まったようだ。


〇月〇日 ●●●●●●
今日の出来事
三日もしないうちに、吸う血の量が元通りだ。
ネギ先生は本当に辛そうだ。いい加減気づいて欲しい。
………歳で頭に来てしまっているのかもしれない。思考パターンを切り替えようかと思う。
35-72 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:16:29 ID:???

〇月〇日 ●●●●●
今日の姉さん
PSのメモリーカードを壊した。
せっかくレベル挙げしたFFのデータが台無しだ。私の一週間を返して欲しい。

〇月〇日 ●●●●●●●●
今日のマスター
猫のエサ代を盗む。
生活費を計算しているのは誰だと思っているのか。

〇月〇日 ●●●●●●●
今日のマスター
授業中にまた抜け出す。毎回毎回付いていかされる私の身にもなって欲しい。

〇月〇日 ●●●●●●●●
今日のマスター
また猫のエサやりを邪魔する。
いいかげん鬱陶しくなってきた。ひょっとしたら狙ってやっているのではないだろうか。

35-73 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:17:07 ID:???
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日のマスター
茶道部をサボる。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日の姉さん
また酒をぶちまける。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日のマスター
ネギ先生の顔を踏む。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日の姉さん
ネギ先生に抱かれる。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日のマスター
授業中に寝る。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日の姉
花瓶を割る。許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●
今日の婆
食事に文句をつける。許せない。
35-74 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:18:16 ID:???
●月●日 ●●●●●●●●●●●●●●●●
姉 許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●●●●●●●
婆 許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●●●●●●●
姉 許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●●●●●●●
婆 許せない。
●月●日 ●●●●●●●●●●●●●●●●
姉 許せない。











とにかく、許せない。

35-75 名前:日記。[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 19:19:25 ID:???
許せない。
許せない。
許せない。
許せない。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない―――――――――――――――――――――


「…………ナァ、ゴシュジン」
私の頭の上でガクガクと震えながらチャチャゼロが語りかけてくる。
理由は決まっている。世界を蝕む誰かの悪意。それに当てられたのだろう。
「ソロソロウシロノヲドウニカシネエトヤベエトオモウンダガ」
「奇遇だな、ゼロ。私もちょっと前からから後ろの殺気が気になっていた」
「そうですか。では早く悩みの種を排除しなければなりませんね」
後ろから声がした。
―――――――――――――――――――――――ミルナ
声をかけられたのならば反応しなければならない。
―――――――――――――――――――――――ヤメロ
ぎぎぎ、と後ろを向く。
―――――――――――――――――――――――ニゲロ―――――――――――――――――――――――
「………茶々ま「クスクスクス…………ご安心を、マスター。それに姉さん。死んでしまえば何もかも忘れられます」
「まあ落ち着け茶々丸。いろいろと言いたい事があると思うんだがとりあえずそのチェーンソーをしまえというかなんでお前は光学兵器を装備して」
「問答無用」


―――――真昼なのに、星が見えた。

                               完

35-84

35-84 名前:『One More Sweet』 ご奉仕[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 21:53:21 ID:???
『One More Sweet』 ご奉仕

1/4

 あたしの恋人はお世話好きだ。
 炊事に洗濯、と亜子はかいがいしく世話を焼いてくれる。いつもいつも悪いなあ、と思うから
何度も遠慮してるんだけど、本人曰く、
「ウチが好きでやっとるコトやし。ゆーなはのんびりしててや〜♪」
と、いつも太平楽な返事が返ってくるんだ。すっごくカワイイ笑顔で。
 だからあたしは亜子に甘えてばかり。そして今も……。

「うにゃああ……、すっごく気持ちいいよお……」
 この、少しくすぐったいような感触に、あたしは思わず目を細める。
「あんま動いたらアカンよー?」
 何やら亜子は真剣な口調で注意してくる。はいはい、おとなしくしてますって!
「ん……、もーちょい……」
 あっ、そこ……。何か当たってる……。
「よっ……、と。おおー、ぎょーさん取れたで♪」
 亜子はご満悦といった表情で、耳あかをティッシュに丸めた。そして、仕上げとばかりに
梵天をあたしの耳にそーっと挿入し、くるくる回す。んんっ、これがまた気持ちいいんだよね……。
「はい、おしまい」
 亜子の合図を、あたしは敢えて無視する。だって、亜子の膝の上ってすっごく落ち付くんだもの。
「ゆーな、このまま寝てもーたらイタズラするで?」
「ううー、もーちょっとだけ……」
 あたしはくるりと向きを変え、亜子の顔を下から覗き込む。ふふっ、いい眺めだにゃ♪
「しっかし亜子は耳掃除の達人だねっ♪ 自分でやるのとは大違いだよっ!」
「な、なんや褒められとるのにあんま嬉しゅうないんやけど……」
 あはは、と苦笑する亜子。間近で見るその笑顔は、いつもあたしの心を虜にしてしまう。
「じゃあさ、今度はあたしがやってあげよっか?」
 やる気充分で身体を起こしたものの、亜子はぱたぱたと手を振っている。
35-85 名前:『One More Sweet』 ご奉仕[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 21:54:45 ID:???
2/4

「アカンアカン、昨日やったばっかやもん。耳掃除はあんまやりすぎると外耳炎になってまうんよ」
「ちぇー、あたしも何かお返ししたいんだけどなあ……」
 と、そこであたしの視線は亜子の足を捉えた。ほほう、ちょっと伸びてますねえ……!
「じゃあさ、爪切りしてあげるねっ!」
「―――へっ?」
 亜子の目が点になる。けれどあたしはおかまいなしに机の中から爪切りを取り出した。
「ゆ、ゆーな……? ウチ、別に爪伸びてへんよ?」
 亜子はきょとんとした様子で自分の手をまじまじと見つめている。いやいや、そっちじゃなくて……!
「あたしが欲しいのはこっち♪」
「ひゃああっ!?」
 あたしはおもむろに亜子の引き締まった足首をひょいと掴み寄せた。そしてすかさずチラシをセットする。
「そ、そんな、足の爪やったら自分で……!」
「まあまあ、ここはあたしに任せなさいって」
「こんなんめっちゃ恥ずいってえええっ!!!」
 亜子ってば顔から火が出そうなくらい真っ赤になってる。けどね、そのリアクションもあたしの狙いなんだよねっ!
きっちりお返しも出来て、一石二鳥とはまさにこのコトだよね〜♪
「いいからいいから。んじゃ、大人しくしててね」
 ぱちんぱちん、とあたしは爪切りを始めた。どうやら亜子も観念してくれたみたい。恥ずかしそうにしつつも、
ちゃんと目線を外さないでいる。でわ、いつものよーに冗談でも……!
「ゆーな、えらんコトいわんでええよ……」
 うっ、先に釘を刺されてしまった。さすが亜子、あたしの考えはバレバレみたい。
「あはは……」
 あたしは笑ってごまかしながら、丁寧にやすりを掛ける。すると、
「んっ……!」
 一瞬、亜子はびくりと反応した。ほほう、ひょっとして……!
 あたしはちらりと亜子の顔に目線を送る。すると亜子は真っ赤になったまま、愛想笑いを浮べたんだ。
「じゃあ、もう片方の足を……!」
 あたしはにやにやしながら爪切りを再開する。ふっふっふ……、お楽しみはこの後かにゃー?
35-86 名前:『One More Sweet』 ご奉仕[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 21:55:47 ID:???
3/4

 ぱちん……。ぱちん……。
 取り合えずあたしは迅速かつ丁寧に爪切りを続けた。あたしが何も喋らないせいで、
亜子はちょっぴりびくびくしてるみたい。お陰でなんともいえない緊張感が漂ってきた。
 そして仕上げ。あたしはわざとゆっくりやすりを掛けていく。
「はあっ、んんっ……、ゆ、ゆーなぁ……!」
「んー? どうして亜子ちゃんはヘンな声を出すのかにゃー?」
「やぁん、そ、そないなコト……!」
 意地悪な質問をぶつけると、亜子はすっかり潤んだ目であたしを見つめてくる。
うーわー、あたしもなんだかぞくぞくしてきた……!
「も、もうええからっ……!」
 亜子は素早く足を引っ込めようとした。けれどあたしの反応の方が早かったみたい。

 がしっ。

「さーて、ここからが本番だよ……!」
 しっかりと亜子の足を固定し、あたしはおもむろに足の裏を愛撫した。
「ひゃあっ! や、やめっ、くすぐったいって!」
「あれえ? その割には笑ってないじゃん♪」
 あたしの指摘通り、亜子ってばすっかり感じちゃってるよ。ホント、敏感なんだから♪
 あたしがくすぐる度に、亜子は甘い吐息を漏らす。こうなるとあたしは次第にヒートアップしていく。
「じゃあ、これはどう?」
 あたしはおもむろに亜子の足の指をぱくりと咥えた。
「ふあっ!?」
 一段と亜子の声が高くなる。その声を合図に、あたしは亜子の足の指を丹念に舐め回した。
「ア、アカンて……! そないなトコ…舐めんといてえ……!」
 次第に亜子は息も絶え絶えになっていく。すっかりソノ気になったあたしは止まらない。
このまま一気にイカせてあげる……!
35-87 名前:『One More Sweet』 ご奉仕[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 21:56:53 ID:???
4/4

 と、その時だった。

 ばきいっ!!!

 亜子のもう片方の足が、鮮やかにあたしの側頭部にクリーンヒットしたのだ。
「ご、ごめんゆーなっ!!!」
 慌てて亜子はあたしの様子を窺う。
「あはは……。見事な弾丸ボレーだったにゃー……」
 ゆっくりとあたしは崩れ落ちた。すっかり忘れてたよ……、ドッジボールの時にも見せた、
亜子の男子顔負けのキック力を……。
「ごめん、めっちゃ恥ずかしかったもんやから、つい……」
 薄れゆく意識の中、亜子の弁明が聞こえてくる。うん、今度からは気をつけよう……。

 そのままあたしは眠りの淵に沈んでいった。亜子、ちゃんと手当てしてね―――

(おしまい)

35-93

35-93 名前:ネギ 絶望の中で[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 22:44:19 ID:???
ネギ 絶望の中で


1/3
世界が大きくなりました

自分に何が起きたか、それは自分が一番よくわかっています

僕はオコジョになりました

どこかの一室に監禁されて、世界がどうなったのかよくわかりません

クラスのみんな、どうなったんだろう

魔法使いの人たちはどうなったんだろう

タカミチ・・・マスター・・・明日菜さん・・・

みんな、どこ?


遠くで音がしました。それは扉の開く音
?? 「面会だ」
巨人が僕にそうささやきました。面会、この僕に面会だなんて・・・誰だろう?

しばらくして僕の視界に飛び込んできたのは一匹のオコジョでした
僕と同じようにオコジョにされた誰かでしょうか?
35-94 名前:ネギ 絶望の中で[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 22:44:58 ID:???
2/3
カモ 「あ、アニキ〜」
懐かしい、そんなに離れてはいないはずなのに、その声はとても懐かしく感じました
ネギ 「か、カモ君なの?」
カモ 「アニキ・・・生きてたんだな・・・」
ネギ 「カモく〜ん!!!」
僕は思わずカモ君に走り寄りました

ネギ 「あ、あれ?」
僕は目を疑いました。カモ君に近づくと、僕よりも一回りは大きいのです
カモ 「あ、ああ。一応、俺っちは人間に換算するとアニキより年上だかんな。オコジョならアニキの方が小さいってわけさ」
ネギ 「なるほど・・・」
カモ君はとてもたくましく、そして頼りがいがあるように見えます
ネギ 「みんなは?クラスのみんなは?」
カモ 「だいたいは無事だ。行方がわからない超と、暴れまくって封印されたエヴァの姉御以外は普通に暮らしてる」
ネギ 「そ、そう・・良かった・・・」

ネギ 「魔法使いの人たちは?」
カモ 「学園にいた魔法使いたちはほとんどがアニキと同じだよ」
ネギ 「タカミチも・・・高音さんも?」
カモ 「ああ、オコジョにされてどこかにいるらしい」
ネギ 「僕のせいで・・・」
カモ 「アニキのせいじゃねえって!!全部超が仕組んだことだろ!!」
ネギ 「でも、僕は超さんを止められなかった。それに・・・超さんは僕の生徒です」
カモ 「アニキ・・・」
35-95 名前:ネギ 絶望の中で[sage] 投稿日:2006/07/06(木) 22:46:14 ID:???
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ネギ 「カモ君、僕・・・どうなっちゃうのかな?」
カモ 「心配するなって、俺っちが何とかしてやるからさ」
ネギ 「本当!?でもどうやって?」
カモ 「まずは・・・ここから逃げよう」
ネギ 「でも・・・逃げるだなんて・・・」
カモ 「ここから出なきゃ何もできないって!!な?」
ネギ 「・・・うん」

こうして僕たちの逃避行は始まりました
魔法本国には僕たちの手配書が張り出され、あらゆるところで僕たちは狙われました

小さな街の片隅で・・・僕らは震えながら隠れていました
ネギ 「カモ君・・・寒いよ・・・」
カモ 「アニキ・・・はら、へったな」
誰にも見つからないように
カモ 「アニキ・・・こっち来なよ。俺っちの体、暖かいから・・・」
ネギ 「ああ・・かもくん・・・あったかいね」
カモ 「アニキ・・・こんなにか細かったんだな」
ネギ 「かもくん。ぼく、ねむいよ・・・」
カモ 「ねなよ。おれっちが・・・まもって・・・やっから・・・よ」
ネギ 「う・・ん・・・」

魔法国の小さな街の片隅で、僕は、消えてしまう・・・よう・・・で・・・す

オコジョEND3・・・小さな街の片隅で


ハルナ 「これがオコジョENDよね。もっとオコジョでホモっぽくした方がいいかな?」
夕映 「また落ちネタですか?いい加減にしてくださいです」

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最終更新:2007年08月24日 17:12