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3-903
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ゼロ×ネギ導入部] 投稿日:2005/07/16(土) 01:02:01 ID:kWgHmF7WO
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「チッ、ドイツモコイツモ浮カレヤガッテ」
祭とかいうのに御主人に連れてこられた、人の負の感情も少なく何も楽しくなどない
年甲斐もなく御主人ははしゃいでいた、その笑顔だけは俺の心に残った
「‥‥残ッタノハイインダガ、普通忘レテイクカ?」
俺は肉まん屋に置いていかれた、しかも店員のデブと眼鏡は気づきやしねぇ。探しに行くか?
しかし魔力が満ちていて自由に動けるとはいえ、人形が動いていたら騒ぎが起こるだろうし‥‥。知らね、悪いのは御主人だ
「魔力有ルトコロニ御主人有リダ」
とりあえず、魔力の反応がする方へ向かってみることにした
この時の俺は、自分の身に降りかかった不幸が続いていることに気付いていなかった
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3-937
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/16(土) 02:26:27 ID:kWgHmF7WO
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「ナンダ?コノデカイ樹ハ」
魔力を辿って来てみれば、でかい樹しかなかった。無駄足だ
疲れた、寝る。でかい樹の幹に背を預け座り込んだ
しかしここはどんどん人が倒れていきやがるな、その様は爽快と呼ぶべきだが。血を流して死なねぇかな
「シカシ人間ッテノハ何ガ楽シクテ騒イデルンダカ、俺モ人間ニナッタラワカルノカモナ」
ケケケ‥‥と、いつも通りに笑おうと
笑おうとしたはずだったんだ
何かの光に包まれるまでは
「オ‥‥オイ、ナンダヨコノ魔力ハ?俺ガ俺で無くナるよウナ」
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
体が焼けてしまいそうだ、誰かの攻撃なのか?
攻撃だとしたら、気付けなかったとしたら。御主人だけじゃなくて俺まで丸くなっていたの‥‥か?
「アアアアああアあああああああ」
俺は気を失った
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3-940
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[今日中に人間に出来たか‥‥] 投稿日:2005/07/16(土) 02:52:21 ID:kWgHmF7WO
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「大丈夫ですか?」
起こすな‥‥、俺はまだ眠いんだ‥‥
「起きてください」
あれ‥‥?何で俺は寝てるんだったっけ、そういえば敵にやられて‥‥!?
「誰だっ!」
「はいっ、すいません」
隠し持っていたナイフを抜き、近くにいた人間に突き付ける
「あれ‥‥、お前はあのガキじゃないか」
「その呼び方はチャチャゼロさん?でも体が‥‥‥」
確かに体が重い気がする、さっきのでやられたか?
体に異変がないか見渡してみる、異常は無し
‥‥‥異常は、いやおかしいだろ、何でガキの顔が下にある?ちゃんと足は地面についてるぞ
ふと腕をみれば人形特有の関節が、無い
「おい」
「なんですか?」
「俺、人間になってるのか?」
「‥‥多分」
なんだよその曖昧な答え、腹を切り裂いて‥‥御主人が怖いし止めとくか。とりあえずナイフをしまわないと切りたくなりそうだ
スカートの内側にナイフを隠す
御主人を探さないといけないな、原因を調べないと‥‥
とりあえずまずやることは
「ケケケ、御主人よりは有るな」
自分の胸を覗き込んでみた
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4-41
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[お前らをゼロ好きに洗脳だwwww] 投稿日:2005/07/16(土) 14:35:18 ID:kWgHmF7WO
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御主人よりあるのは良いな、からかう為の材料になる
「ところでお前、御主人を知らないか?」
「エヴァンジェリンさんですか?見てないですけど」
「そうか、全く何処をふらついてるんだか‥‥。ありがとな、先生」
早く見付けてからか‥‥、もとい直す方法を見付けて貰わないと
「待ってください」
違う魔力の感じる方へ歩き出した瞬間、ガキに呼び止められた
「なんだヨ、俺は早く御主人を探したいんだが」
「一緒に探しませんか?」
何を言ってるんだ?お前の利益には何もならないぞ
しかし人手が増えるのは有り難い、素直に俺は
「そうだな、頼むよ」
申し出を受けいれる事にした
「クラスの出し物の方に行ってるかもしれませんね」
との言葉を信用し、ガキに連れて来られた所は
「お化け屋敷?」
悲鳴の心地良い、楽しそうな場所だった
御主人はいそうにないが、ここはいいな‥‥
「中に入ってみますか」
「ん‥‥ああ、そうだな」
ガキに連れられて中に入る、金髪の奴と小さい奴の視線が殺気に満ちていた
視線が痛いというのは始めてだ、中々やる奴らなのかもしれない‥‥
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4-68
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ゼロ保守] 投稿日:2005/07/16(土) 21:32:26 ID:kWgHmF7WO
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「おい、なぜ俺の手にしがみついているんだ?」
お化け屋敷というところに入ってから、ガキはなぜか俺の右手を離そうとしない
中はといえばうす暗い迷路に、子供騙しのトラップ。普通の人間には怖いかもしれないな
「チャチャゼロさんは怖くないんですか?」
「俺に怖いものなんて無いよ。いや、マスターの雷は少し怖いな」
動きにくい、ガキめ腕を切り落としてやろうか
だが歩きにくいのも不思議と悪い気はしなかった、手を掴まれていることも‥‥
人間ってのは暖かいものなんだな
「もういいだろ、それともまだ怖いのか?」
お化け屋敷を出て、また御主人を探し歩く
出てから数分経つというのに、ガキはまだ手を離さない
「えっ?あ‥‥ああ、ごめんなさい」
パッと手を離そうとする、が俺は手を離さなかった
人の温もりを‥‥離したくなかった
「え‥‥えっ!?どうしたんですか?」
「人形の時には感じられないものを今の内に感じておかないとな」
「チャチャゼロさん‥‥」
「さあ、次は何処だ?俺の機嫌が悪くなる前に行かないとヤッチマウぞ?」
「はっ、はい!次は‥‥」
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4-77
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/16(土) 22:02:52 ID:kWgHmF7WO
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歩き回ること約三時間、夕方になるというのに御主人は見付からなかった。そしてついた場所はまたでかい樹の下
「疲れた、歩くってのはきついもんだな」
「でも楽しかったですね」
‥‥このガキ見付ける気はあったのか?
まあ、俺が楽しかったのも事実だ。その点には感謝しないとな
「‥‥人間ってのはよ」
「えっ?」
「馬鹿笑いしたり、うるさくわめき散らしたり、泣き叫んだり、本当に駄目な連中だと思ってたんだ」
「はぁ‥‥」
「今は少しだけ人間がうらやましいよ、全てがわかったなんて大きな事は言わないけどな」
うらやましいんだ
すぐ死ぬ癖にこんなにも楽しそうで
妬ましいんだ
そんな人間たちが‥‥
「変なこと言って悪かったな」
「チャチャゼロさん」
「なんだ?」
「今度学校に来てみませんか?」
はあ?こいつやっぱり馬鹿だったのか
「俺は人形だぞ?」
「だからマスターに連いて来ればいいんですよ、家で一人でいるよりきっと楽しいですよ」
やっぱりこいつ馬鹿だ、すんごい馬鹿だ
「俺は独りでいた方がいいよ、学校にはもう一人の私がいるだろう?」
「茶々丸さんですか?」
「そうだよ、だから御主人を守る護衛はいる。でも、ありがとなそういうこと言ってくれて」
頭で考えるより、体が先に動いた
俺はガキの額に
口付けをしていた
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4-82
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/16(土) 22:18:22 ID:kWgHmF7WO
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「えっ!?い、今のは?」
「お礼だよ、今日は一日楽しかったからな」
体が熱い‥‥、なんだこれは
なんで俺は口付けなんてしたんだ?
言葉ではああ言ったものの、そんなつもりは‥‥‥
「チャチャゼロさん、体が!」
「ああ?」
ガキの言葉に体を見ると青く光ってやがる
なんだよ、これ時間制かよ。歩き回った苦労をどうしてくれる
もう少し人間でいたか‥‥、いや夢なんて長く見るもんじゃないな溺れちまう
「じゃアな、小さな先生。機会ガあレば、また遊ボウぜ」
「チャチャゼロさん!」
「ケケケ‥‥‥」
「ヨウ、泣イテンノカガキ」
青い光が消えた先に地面に膝を付いて泣いているガキがいた
「チャチャゼロ‥‥さん?」
「ケケケ、誰ガ消エルッテ言ッタ?元ニ戻ルダケダヨ」
「良かった!」
「グエッ!ク‥、苦シイ、離セ!」
何を考えてるのか抱きついてきやがった、元に戻ってるんだから加減しろよ!
もう温もりの感じないはずの体にも
確かな暖かさと
涙の冷たさが
有ったような気がした‥‥
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4-88
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/16(土) 22:29:29 ID:kWgHmF7WO
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>>82のおまけ
あれからガキに家に連れて行ってもらった
御主人は疲れてあの後すぐ帰っていたらしい、なら探しに来いよという話しだが
「姉さん」
「ナ、ナンダヨ。近イゾ」
迫ってくる茶々丸、なんか機嫌が悪そうだな
「これはどういうことでしょう?」
「ゲッ」
そこにはでかい樹の下での出来事が写されていた、恐らく記憶回路からプリントアウトしたのだろう
「見テタノカ?」
「途中からですが‥‥」
やばい、怒ってやがる。どうしたものか
「私も大人気ないことはしたくありませんので、これをマスターに見せるのと人間になった時の会話を聴かせるのとどちらがいいですか?」
そっちもか!?というかだな、充分大人気ねえよ!
「‥‥アー、ドッチモヤメテクレ」
「マスター、姉さんが」
「悪カッタッテ、他ノコトデ償ウカラ勘弁シテクレ!」
おしまい
最終更新:2007年07月29日 02:31