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12-724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/03(月) 19:35:13 ID:y+AVxQdMO
スレに投下された作品の数々をインスパイアさせていただきます。(`・ω・´)
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ネギ先生とのキスがきっかけで手に入れたアーティファクト…それは他人の心を覗く本。
のどかは自然と次のターゲットを探すようになっていた。
そして、今やそれは無差別になった。
教室を出て、周りに誰もいないことを確認する。そして、自分のカードを片手に、小さな声で魔法の言葉を唱える。
「アデアット!」
もう悩んですらいない。手も震えない。アーティファクトの重みも感じない。
そして、彼女の好奇心も止まらない…

のどか「朝倉さん〜朝倉さん〜」

朝倉の表層意識が、絵日記調のページに視覚化される。

朝倉「今度はさよちゃんに何着させようかな〜でへへ」

のどか「…じゃあ、次は相坂さよさん…」

アーティファクトはのどかの要求に忠実に答えた。さよの表層意識が、絵日記調のページに視覚化される。

さよ「今度は何着させられるんだろう…朝倉さんもう完全にただの親父ですよ…ぷんぷん」

のどか「…一方的にラブラブですぅ…」
その時、

12-725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/03(月) 19:37:49 ID:y+AVxQdMO
のどか「…一方的にラブラブですぅ…」
その時、目の前を龍宮が通り過ぎた。落ち込んでいるようだ。あの気丈な龍宮が落ち込んでいる。それだけで、のどかの関心を引くには十分だった。

のどか「龍宮さん〜龍宮さん〜」

龍宮「ピエロのあいつも、茶々丸もあんなに(アベルとカインに)愛されているのに…なんで私だけ…」

のどか「…愛憎劇…嫉妬?」

のどかの心のブレーキは全く働かない。とりあえず、のどかは茶々丸を目で確認する。あれは無理だ。きっと意味不明な電算記号がページに展開されるだけだろう……じゃあ、ピエロ…ザジは?
のどか「ザジさん〜ザジさん〜」

ザジ「帰ったら、ちうのおっぱい…帰ったら、ちうのおっぱい…」

のどか「和泉さんに続いて、また胸…」

のどかは夢中になりすぎた。彼女は絵日記の世界に没頭し、周囲に注意を向けるのを忘れていた。だから、自分の名前を呼ばれても、すぐには気付かなかった。
『宮崎!おい、聞いてるのか?宮崎!』
のどか「…"宮崎"?えっ…わたし!?」
のどかが気付いた時には既に手遅れだった。鬼の新田が疑いの目で自分を見ている。
新田「こんな所でコソコソと…ん?…なんだ、その本は…?」
のどかは新田の視線の先にあるアーティファクトに目を向ける。そして、ハッとする。自分の犯したミスに気付く。自分で自分を呼んでしまった!
新田がのどかから奪い取った本には、瞬間的にのどかが思い付いた新田への悪態で埋め尽されていた。
新田「けしからん!この本は没収する!」
のどか「ぇえ〜!」

12-742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/03(月) 23:45:46 ID:y+AVxQdMO

ネギ先生とのキスがきっかけで手に入れたアーティファクト…それは他人の心を覗く本。まさに、コミュニケーションが苦手なのどかにとっては魔法の手段。
のどかは自ら抱いた好奇心に身を委ねた。そして結果がこれだ。ネギ先生との関係の形であるアーティファクトを失い、この事態を何ひとつ一人では解決できない。
安易だった。彼女は自分を恨んだ。かつて経験したことのない深さの自己嫌悪。
相談できる人はいるだろうか…そして真っ先に彼女の脳裏には親友の姿が思い浮かんだ、…夕映。
心臓がじわじわと高鳴る。それは単純なドキドキではなくて、心臓しか機能していないかと思わせるような脱力感だった。のどかは親友に声を掛ける。
のどか「ゆえ〜」
夕映「のどか、何です?…ぅん?…どうかしましたか?顔色が悪いですよ?」
のどか「ゆえ…それが、その…ちょっと、いい?」
そして、のどかは夕映を連れて、同じ階にある空き教室に行った。
のどかがドアを閉めると、廊下から響く声が小さくなり、まるで耳が急に遠くなったかのように思えた。
自分の鼓動と、あごが震える音が聞こえる。すっかり冷えきった手を摩りながら、のどかは親友に全てを打ち明けた。

12-743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/03(月) 23:54:11 ID:y+AVxQdMO
のどかは夕映に全てを打ち明けた。
話を聞く夕映は常に無表情で、頷くだけで返事をしなかった。どういう反応をすればいいのか困っていたのかもしれない。
のどかが話し終えると、夕映は一息ついてから口を開いた。
夕映「つまり、この数日、のどかはネギ先生からもらった道具の本を使って、先程のクラスメイト数人の心を覗き見ていたのですね?
ところが、その現場を新田先生に見付かり、本に書かれていた内容が原因で本を没収された。今は新田先生がその本を持っている。そういうことでいいですか?」
のどか「…ぅん」
夕映「覗き見ていた相手のクラスメイトには、このことは黙っていた方がいいでしょう。」
のどか「…ぅん、わかった。そうするよ、夕映」
夕映「まず、新田先生から本を取り戻さなければならないですよ、のどか…のどか?泣いてるですか?」
のどか「…ぅぐ…ひぐっ…だって、わたし…こんなことしちゃって…最低だよね、わたし…」
夕映「のどか…」
のどか「…それに、わたし、ネギ先生を裏切っちゃったんだよね…こういう使い方するものじゃないのに…ぅぐ…ふぇえ〜ん」
夕映「泣いてる場合ではありませんよ、のどか。もし、新田先生が本の正体に気付いたら、それこそ取り返しがつきません」
のどか「…え?夕映、それどういうこと?」
夕映「魔法の存在がバレる…ネギ先生が魔法使いであるという事実が知られてしまうかもしれないということです」
のどか「…!!そっか…わたし、そんな大変なことしちゃったんだ…」
夕映「だから急ぐですよ、のどか。まだ新田先生は本の不思議に気付いていないかもしれません!行くですよ、のどか!」
のどか「…(涙を拭って)…うん!」

その頃、新田は…>
新田「教師の悪口を書き列ねるとは、まったくけしからん!…ん?あっ、こら!長谷川!何をやっとるか!」
ちう「はひゃい!え!先生、私なんにも…」
新田「ん…!?悪口が消えて…別の文字と絵が…!?これは…まさか…」
そう、時は既に遅し。新田は気付いてしまった。それが普通の本ではないということを…
新田「これは…

…デスノート!!」
違います。

12-814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/05(水) 11:22:30 ID:MkOgTVABO

新田は驚きを隠せなかった。まさか、自分がデスノート所持者(デスノートじゃないんだけど…)になるとは思ってもいなかったからだ。
新田「ちょwwwうはwwキタコレwwwww」
ちう(それvipperじゃねぇ〜かぁあああ〜!)
新田「ん?vipper?なんで、お前が知ってるんだ?」
ちう(え!?いや、私、声に出してないよな?ないよな?)
新田「ん!ぉ、おおっ!そうか、そういうことか!」
新田は全てを悟った、このデスノートは相手の心を読むノートなのだと。
ちう(げげっ…なんだよ。気持悪ぃーなぁ…)
新田「教師に向かって、気持悪いとは何事かっ!」
ちう「ぇえええええ!!」
新田「後で生徒指導室に来なさい!(フッフッフ…これがあれば向かう所、敵なしだ!)」
こうして新田は最強の生徒指導教員となったのであった。

その頃、のどか&夕映は…>
二人は壁に隠れながら新田を見つめていた。
夕映「事態は最悪の方向に進んでいるです」
のどか「どうしよう…わたし達が近付いても心を読まれちゃったら取り返せないよ…」
夕映「私に考えがあります…のどかは新田先生から目をはなさないでいてください」
そう言って、夕映は廊下を走って行った。

12-915 名前:以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します[] 投稿日:2005/10/06(木) 20:54:07 ID:9iUhU2/qO

のどかが見張ってる間、新田はアーティファクトを使いまくりだった。目が合った生徒の心を読み、そこに現れた愚痴について叱るといった具合だ。
新田が生徒全員の名前を覚えていることに、のどかは驚いた。それとは別に、クラスメイトの長谷川千雨と新田の遭遇率にも驚いた。三、四回に一回は長谷川が叱られているのだ。
最後の方になると、新田は長谷川に向かって"コスプレ"だとか"ネット"だとか"ちうたん"とか言って叱っていたように聞こえた。新田に秘密が暴かれる度に長谷川は、死ぬほど顔を赤くしていた。
恐らく、今件の一番の被害者は長谷川さんだろう。と、のどかは心の中で長谷川に詫びた。

12-916 名前:以下、名無しにかわりましてモナーを取り返します[] 投稿日:2005/10/06(木) 20:57:23 ID:9iUhU2/qO

その頃、夕映は…>
夕映は自分の教室に着くと、クラスメイトの茶々丸を探した。A.I.である彼女なら、アーティファクトが効かないと考えたのだ。
夕映「茶々丸さん、少しいいですか?」
茶々丸「綾瀬さん…、なんでしょうか?」
夕映「折り入って頼みがあるです」
夕映がそう茶々丸に話かけた時、何処からか笑い声が聞こえた。高貴だがしかし、邪な感情を抑えようともしない笑い方…。
エヴァ「ついに取り返しのつかない事態になったかw」
茶々丸「マスター…何のことでしょうか?」
夕映「エヴァンジェリンさん、あなたは知っていたのですか?」
エヴァ「勿論、知っていたさw あの宮崎のどかが隠れながら、他人の心を覗き続けてたことくらい、注意を払わずともわかるわw」
夕映「では、知っていて、あなたの心も覗かさせたのですか?」
エヴァ「ん?そんな馬鹿なことがあるか。宮崎のどかがそう言ったのか?あの小娘の本なんぞに、真祖である私の心を覗くほどの力はない」
夕映「そうですか…(新世紀エヴァンジェリオンは何だったのですか?)…では、のどかが他人の秘密を暴いているのを知っていながら、止めなかったというのですね?」
エヴァ「ふん。止める理由が何処にある?あのアーティファクトは元々、そういう使い方をするものだ」
夕映「では、力を貸してほしいのです」
エヴァ「断わる…魔法が公に知れたところで、私は何も困らないからな」
夕映「そうですか…では、茶々丸さん、お願いできますか?」
茶々丸「だいたい事情はわかりました。私は何をすればよろしいのでしょう?」
夕映「今、のどかのアーティファクトは新田先生が持っています。新田先生はアーティファクトの力に気付いているようです。茶々丸さんに、新田先生からアーティファクトを取り返していただきたいのです」
茶々丸「わかりました。では、マスター…行ってきます」
エヴァ「ふん、勝手にしろ。ところで、アーティファクトを取り返すなら、再アデアッうわなにをするやめr

13-26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/07(金) 22:30:51 ID:blUG4GmuO
のどかには新田を目で追うことしかできなかった。自分のアーティファクトを使って次々と生徒に注意する新田は無敵だった。あ…また、長谷川が注意を受けている。もう20回目だろうか?
新田「中学生という身分で、そのような自分の写真を公開するなど、けしからん!放課後は是非、ネコミミメガネで生徒指導室に来るように!」
ちう「…はぁ…」
長谷川にはもう言い返す気力さえなかった。
その一部始終を見終ると同時に、誰かがのどかの肩を叩いた。
夕映「のどか…助っ人を呼んできたです」
のどか「あ…夕映!それに…茶々丸さん!」
茶々丸「事情はわかりました。では、私が本を取り返してきます。お二人はこのままで」
夕映「お願いするです」
のどか「ありがとう、茶々丸さん…」
茶々丸「では…」
そう言って、茶々丸は堂々と新田に向かって行った。

13-27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/07(金) 22:39:26 ID:blUG4GmuO
そう言って、茶々丸は堂々と新田に向かって行った。長谷川は茶々丸を見ると、何かホッとしたような素振りを見せた。
茶々丸「新田先生…」
新田「おっ!茶々丸君…(ちっ!やはりロボの心は読めないか…)どうしたんだね?何か用かね?」
茶々丸「その本のことなのですが」
新田「えっ!?これ?」
新田は明らかな動揺を見せたが、茶々丸は淡々と話を進める。
茶々丸「その本はハカセと超さんが作った実験途中のものなのですが、宮崎さんに実験に協力していただいていたところ、
手違いで新田先生が宮崎さんから没収なさったと聞きました」
新田「あぁ…確かに没収したが…(確かに、あの二人なら作りかねないな…ん?ということは、私が心を読める状況にあると知って…?)」
茶々丸「実験は済んだようなので、その本を返していただきたいのですが」
新田「(やはり、そういうことか…)わかった」
すると、新田は潔く本を茶々丸に差し出した。新田も悪人ではない。
新田「しかし、このようなプライバシーを侵害する発明品はあまり感心できないね」
茶々丸「あくまで、開発途中のものなので…新田先生はこの本をお使いになられたのですか?」
新田「ん!?あ…あぁ、確かに少し使ってはみたが…最初は何の本だかわからなかったからね」
茶々丸「そうですか。では、この本については他言なされないようお願いします。それでは、失礼します」
茶々丸は一礼すると、夕映とのどかの元に戻た。新田は少し残念そうな表情を見せたが、
別に本のことを惜しいとは思わなかったようだった。一時的な無敵状態を楽しんでいただけなのだろう。
夕映「茶々丸さん、ありがとうです」
のどか「茶々丸さん、迷惑かけてごめんなさい…」
茶々丸「いえいえ、そんな」
こうして、一件落着したかに見えた。しかし、この話には続きがあった。

放課後の生徒指導室…>
新田「よし!そのまま万歳のポーズだお^ ^」
ちう:(////)
新田「おっぱいうp!おっぱいうp!」
こうして、新田による『ちうタン、たった1日の限定撮影会だぴょん☆』は始まった…
<おしまい>

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最終更新:2007年07月29日 02:32