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4-576

4-576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/20(水) 19:41:53 ID:cs5zVeudO

574
じゃあお菓子の描いてくるお

4-577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/20(水) 19:52:03 ID:tH4PS9sn0

576
ザジ「・・・!」
ちう「んぁー?
   おー、絵描くのか。がんばれよー」
ザジ「・・・」
ちう「なに?ザジも描きたいのか?
   うー、あまり勧めはしないぞ。」
ザジ「・・・♪」

十数分後

ザジ「・・・♪」
ちう「なんだ・・・このじごくえz・・・ッ!」
ザジ「(´・ω・`)?」
ちう「か、カワイクカケテルジャナイカ。ウマイゾー、ザジー」
ザジ「(*´∀`*)」

ちう「>>576、ザジの分もがんばってくれ!」

という保守。そして期待

4-578

4-578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/20(水) 19:57:33 ID:Pygp3Tr10

ちう「お昼ごはんホットケーキでいいかな?」
ザジ「(こくこく)」
ちう「よし、じゃぁ一緒につくろっか」
ザジ「(こくこく)」
ちう「えーと…素と牛乳と…あれ、玉子がないや
   ごめん急いで買ってくるからかき混ぜといてくれる?」
ザジ「(こくこく)」
ちう「それじゃいってくるー」
ザジ「…」
ザァァ…トポトポ…ガシャガシャガシャ…ペロ…
――-ガチャ
ちう「ただいまーはい玉子…なんか量少なくない?」
ザジ「(ふるふる)」
ちう「まぁいっか、よしそれじゃ作ろ」


ギュルルルゥ?
ザジ「……」
ちう「あんたどんだけ舐めたの…」

4-585

4-585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>580 1000000回保存した] 投稿日:2005/07/20(水) 20:49:21 ID:Pygp3Tr10

カタカタカタカタ…
ちう「そんなことないよ?♪…っと」
ザジ「…」
。oO(忍→抱→驚)
ザジ「…」ソ?…
ちう「そろそろお疲れ様だぴょーん☆…ふぅ、ん?っ!」ノビー
ガンッ
ザジ「っ!」
ちう「あ…ザ、ザジ大丈夫か!?」

4-618

4-618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/20(水) 23:43:45 ID:Pygp3Tr10

ザジ「これをこの帽子に入れて3つ数えると…」
ポンッ
ちう「おぉ?スゲー」
ザジ「…」ペコ
ちう「なぁザジ、私にもなんか手品教えてくれよ」
ザジ「…」
ちう「なんでもいいからさ、お願い!」
ザジ「…(こくこく)」
ちう「ありがとー。で、どんなの教えてくれるの」
ザジ「…」
ちう「縄抜け?なんか難しくないかそれ…」
ザジ「(ふるふる)」
ちう「そうか…じゃぁ早速教えてもらおうかな」
ザジ「…」キュッキュ
ちう「うおぉ、まじで動けないぞ。で、これどうすればいいの…」
ザジ「…」ニギニギ
ちう「へ?何その手つき…ちょ!やめろ!!こらザジ!?」
ザジ「?&hearts」
ちう「ダメだ…ってぇ…っ!」
朝倉「おやおやこんな昼間にSMプレイですか」カシャッカシャッ
ちう「お前はどっからわいて出てきたんだよ!!?」

4-628

4-628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 03:41:14 ID:4aqJYv4O0

カキカキ
ザジ「?♪」
ちう「なぁに書いてんだ」
ザジ「!?…(ふるふるふる)」
ちう「いや別に見やしないよ…」

―――ムク…
ちう「ふぁ…(トイレ…)」
ザジ「スゥー…」
ちう「(おこさないようにっと…)」

―――バタンッ
ちう「ふぅ…(まだ3時すぎか、眠ぅ?…あれ?)」
4-629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[投下した俺が恥ずかしいので寝る] 投稿日:2005/07/21(木) 03:42:27 ID:4aqJYv4O0

ちう「(これって…ザジがなんか書いてたノートじゃん
   見られたくないならこんなとこ置いとくなよなぁ…)」
…キョロキョロ
ちう「(ちょ、ちょっとだけ…)」
パラパラ
ちう「(プ…中3にもなって絵日記かよ。相変わらず絵へたくそだなぁ…なになに)」
  『今日も失敗してちうにおこられちゃった。(ノ_<。)
  でもすぐにゆるしてくれて、ギュウってしてくれて頭ナデナデしてくれた♪(/ω\*)
  おこるとちょっとこわいけど、ちうはとてもやさしいです。
  そんなちうがだいすきです(*≧∇≦*)』
ちう「(…文章も小学生並みだな…しかし読んでるこっちが恥ずかしいわ)」
パタンッ

ちう「(よっ…と)」
モソモソ…
ザジ「スゥー…スゥー…」
ちう「…」
ザジ「スゥー…」
――ギュッ
ちう「…私も大好きだよ」

4-648

4-648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 12:13:59 ID:LLmY/uc50

ザジ「…ただいま」
千雨「………」(ガクブル)
サジ「…?どうしたの、布団被って」
千雨「あああ、あれ…!」
   指差す方向にはパソコン、画面にはグロ動画。
ザジ「…えっと?」
千雨「人が、人がグチャーって!」
ザジ「…ちう、あーいうの見たことないの?」
千雨「……!」(コクコク)
ザジ「…間違えて見た?」
千雨「……!」(コクコク)
   カチカチ
ザジ「…消したから、もう大丈夫」
千雨「うぅぅ、ザジ…」
ザジ「…泣かないで。今日は一緒に寝よう」
千雨「あ、ありがと…」
ザジ(…あ、泣き顔も可愛い)
千雨「ザジ、もっとくっついて…」
ザジ「…大丈夫、私はここに居るから…」

4-650

4-650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 12:40:10 ID:4aqJYv4O0

――ザジさん、ザジさん!
ザジ「…誰?」
――ぼくですよ、いつもお世話になってる鳥です
ザジ「鳥さん…なにか用?」
――今日はザジさんの夢を実現しに来たんですよ
ザジ「…夢?」
――いつも大空を散歩したいって考えてたじゃないですか。それでですね…
ボンッ!
ザジ「わっ!?…大きく…なった」
――へへへ、ぼくの背中に乗ってください。一緒に散歩しましょう!
ザジ「…うん!」
――いきますよ?しっかりつかまっててくださいね!
バサァ…―――

ドサッガンッ!
ちう「ふぇっ!?な、なに今の音…あれ、ザジどこぉ?」
ザジ「…」ピヨピヨピヨ…
ちう「うわぁああ!?ザジ大丈夫か?おいぃっ!?」

4-657

4-657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 15:58:54 ID:GaEBJ+Jh0

ガッ・・・ザジがヒザを折る隙も与えぬ抱擁。
他人のためにこんな狂おしい気持ちになるとは。
自分がこんなに激しい感情を抱いているとは。
そんな自分への驚きより早く、ちうの口からは激情が吐露される。

ちう「バカヤロォー!好きだよおっ!ザジー!」
ザジ「ちう・・・」
ちう「お前がいたから・・・お前がいるから・・・私はここまでやって、これからも・・・」
ザジ「ちう・・・ちう・・・ごめんね。ちう・・・大好き。」

雨は強くなる。
それに負けないようにちうもザジも抱く手を強めた。
体が濡れて冷たくなろうと気にはならなかった。
二人がつながっている部分の熱をより強く感じることができるから。

4-678

4-678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 21:42:27 ID:yOiij2zf0

朝倉・さよ・千鶴・夏美「こんにちわ?っ(^^)」

千雨「なっ、何だよいきなりっ!!」
ザジ (*≧∀≦*)♪
千雨「・・・お前が呼んだのか・・・」


朝倉「さぁさぁ、ちゃっちゃと行くよっ♪」
夏美「は?いっ、メイクと衣装は任せてっ♪」
さよ「特殊効果って事で宜しいのでしょうか?」
千鶴「色っぽく、コーディネートしてあげますね♪」
千雨「待てよ、お前等っ!!」
ザジ (´・ω・`)・・・・・・・・・・・
千雨「わ・・解った、そんな顔するな・・・・」
4-679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 21:44:05 ID:yOiij2zf0

夏美「さぁ出来た♪どう二人共? &hearts」
ザジ(*≧∀≦*)&hearts&hearts&hearts
朝倉「は?い二人共、コッチ来てコレに座って♪」
さよ「どうですか?宙に浮かんで幻想的になってますでしょ♪」
千鶴「もっと腰を捻って・・・胸も突き出す様に・・・色っぽいですよ千雨さん♪」

カシャ・カシャ・カシャ

朝倉「いいよ?、キレイだよ?・・・はぁ?い、ポーズ換えようかなぁ?」
千鶴「ザジさんもっと寄り添って、そうね、手は千雨さんの腰に」
夏美「メイク直しまぁ?す♪・・・・はいOKでぇ?す♪」
さよ「照明調整しますぅ?・・・・・はい終わりましたぁ&hearts」

カシャ・カシャ・カシャ
4-680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 21:45:06 ID:yOiij2zf0

朝倉「いいねぇ?・・・じゃどんどん行くよぉ?っ♪」
夏美「衣装直しまぁ?す・・・・うん、こんなカンジかな?」
千鶴「もっと見つめ合って・・・そう、千雨さんの腕はザジさんの胸に&hearts」
さよ「は?いっ、髪うかせますよ、千雨さん♪」

カシャ・カシャ・カシャ

朝倉「いいよいいよぉ?っ!!もっと脱いでいこう?っ♪」
夏美「はぁ?い、脱いだの回収しまぁ?す♪」
千鶴「二人共、お互いの下着に手を掛けて、そう目はそのまま見詰め合って&hearts」
さよ「照明調整しまぁ?す、・・・赤みこれくらいでいいでしょうか?」

カシャ・カシャ・カシャ



千雨「・・・・・・何で?・・・・何で?・・・でもシャッターの音が、ザジの熱い瞳が・・・」
ザジ&hearts&hearts&hearts&hearts&hearts&hearts&hearts&hearts&hearts

4-695

4-695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/21(木) 23:58:04 ID:Cwrf8tO+0

ちう「ザジー、ちょっとー」
ザジ「…?」
ちう「ピザ作ってんだけど具を用意するから生地練ってくれない?」
ザジ「(こくこく)」
ちう「それじゃよろしくー」
コネコネコネコネ
ザジ「…」
ちう「どれぐらいって…大体耳たぶぐらいの軟らかさになればいいよ」
ザジ「…」
ハムッ
ちう「うひゃぁっ!?な、なに!?」
ザジ「…」
ちう「手塞がってるからって口で確かめるな!」

4-722

4-722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 05:32:45 ID:lk9lTm8AO


部屋を暗くして
二人だけの空間
眼鏡を外し
テレビを見ながらポテトチップスをつまむ
目線を動かさず袋に手を伸ばす 次の一枚
隣からも手が伸びてきて
掴んだのはポテトチップスより暖かくて柔らかい
彼女の手
でも私はそのままそれを口に運んだ
どんなお菓子より甘い手を持つ彼女は
くすぐったそうに笑った

4-762

4-762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 13:31:29 ID:s0UAJdHv0

明日菜「あっ、次体育じゃん。今日はなんだろ、バレーかな」
このか「アスナはほんま体育が好きやなぁ?」
 体育。私の唯一嫌いな教科。
朝倉「じゃあさよちゃん、行ってくるね?」
さよ「はい、頑張ってくださいね」
 笑顔で朝倉さんを見送った後も、私は暫く鬱々とした気持ちでいた。
 私の心とは裏腹に夏の太陽は爽やかな日差しを運んでくる。
 みんなと一緒に、体育が出来たらなぁ…
 今までずっと幽霊でいたけれど、こんなに体育がしたいと思ったのは初めてだった。
 …それは多分朝倉さんのせい。
 私を友達だと言ってくれた、私に変わらず接してくれた、私の大好きな朝倉さんと一緒の事をしたい。
 ……肉体が、欲しい。
さよ「ふぅ…」
 私は溜め息をついて、教室を出た。一人の教室は寂しくてもっと嫌いだった。

 行く当てもなくぶらぶらと中庭を歩いていると、エヴァさんと茶々丸さんがこちらに歩いてきた。
 …確か、この人は私が見えるはず。
さよ 「おはようございます」
エヴァ「ああ、おはよう…ん?確かお前は出席番号一番の…」
さよ 「相坂さよ、です」
エヴァ「そうだったな、相坂。こんなところでなにしてるんだ?」
さよ 「…エヴァさんこそ」
エヴァ「え?あ、ああ、私は夏は苦手でな…涼んでいたんだ」
さよ 「そうですか…私はその、今体育なので…」
エヴァ「ああ…そうだったな…」
 ひと時の間。少し気まずい時間。
さよ 「あの…」
4-763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 13:33:33 ID:s0UAJdHv0

エヴァ「ん?なんだ?」
さよ 「本当に突然なんですけど、お願いがあって…私の体を作ってくれませんか?」
 私は何を言っているんだろう。いくら気まずいからって…
 エヴァさんは私の方を見て少し眉をしかめて言った。
エヴァ「体…?」
さよ 「私、こんなからだだから…みんなと体育も出来なくって…好きな人と手も繋げなくって…
   あ、す、すいません、いきなりこんな…」
 どうしよう。自分でもわけがわからなくなってる。落ち着かないと。落ち着かないと。
エヴァ「いや、いい…体、か。悪いが私にはお前の体を作ってやる事は出来ない」
さよ 「そ、そうですよね…すいません、忘れてください」
 急いで私はどこか別の所へ行こうと回れ右した。初めて話した相手になんて変な事を言ってしまった
 んだろう。いくらエヴァさんが他の人とは違うとはいえ…
エヴァ「あ、ちょっと待て。『私には』出来ないと言ったが体を作る方法はないことはないぞ」
 後ろからエヴァさんの声が聞こえた。私はもう一度回れ右をする。
さよ 「ほ、本当ですか…?」
エヴァ「ああ。ハカセと超に頼めば、お前そっくりの人形くらいすぐに作れるだろう。
   それにお前が乗り移ればいいんだ」
さよ 「人形…ですか」
 何故か私には人形、という言葉がひっかかった。
エヴァ「人形といってもちゃんと人工筋肉で出来ていて笑う事も出来るくらい人間に近いものだ。
   どうだ、作るか…?」
さよ 「…すいません、少し考えさせてください…」
エヴァ「わかった。それじゃあここは太陽がうるさいから私は行くぞ…
    茶々丸、オーバーヒートは大丈夫か?」
茶々丸「…問題ありません」
 体が手に入るかもしれない。でも、この胸のしこりはなんだろう…?
 二人が去った後も私は蝉の声が響く中庭に立ち尽くしていた。
4-802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 21:45:03 ID:s0UAJdHv0

朝倉「あ、さよちゃん、どうしたの?今日あれから教室いなかったよね?」
 結局あれから寮の部屋に戻ってずっと考え事をしていた私に、帰ってきた朝倉さんが声をかけた。
さよ「すいません、ちょっと気分が悪くなって…」
朝倉「そう?こんなに暑いとやっぱり影響あるのかなぁ?」
 私の嘘を頭から信じている様子の朝倉さんは、今日撮ったのであろう写真の整理を始めた。
朝倉「う?ん、これはダメねぇ…これも…う?ん…これはいいかな…」
 ふと『ダメ』な方の写真を見てみる。とても綺麗に撮れていた。
さよ「これ、凄い綺麗に写ってるじゃないですか」
朝倉「ん?、そうねぇ、自分で言うのもなんだけど、良く撮れてはいるんだけどね」
さよ「? でもダメなんですか?」
 朝倉さんは顔を上げて、照れながら言った。
朝倉「そうね、やっぱ写真は心だから」
さよ「心…?」
朝倉「そそ、いくら綺麗に撮れててもさ、写真から伝わってくる楽しさとか、悲しさとか…
  響いてくるものがないとさ。意味ないと思うから…なんちゃて」
 冗談めかして言っていたけど、きっとそれは本心なんだと思う。
 その証拠に、朝倉さんの顔は少し赤かった。
さよ「そう…ですね。私もそう思います」
朝倉「でしょでしょ」
 その日の夜、浅倉さんが寝た後に私はエヴァさんの家へ向かった。

茶々丸「マスター、相坂さんが御用があると…」
エヴァ「ん…そうか、いれてやれ」
茶々丸「はい」
さよ 「こんばんは、エヴァさん」
4-803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 21:47:33 ID:s0UAJdHv0

エヴァ「ああ、良く来た…座ってくれ」
茶々丸「どうぞ、座布団です」
さよ 「あっ、はい、ありがとうございます」
エヴァ「で、用っていうのは、体のことか?」
さよ「はい」
 私は座布団に座り、エヴァさんを真っ直ぐ見て言う。
さよ 「すみません、あの話はなかったことにしてください」
エヴァ「…ほう?体が欲しいのではなかったのか?」
さよ 「体は、欲しいです。とても…でも」
 一瞬目をそらしてしまった。けれどもう一回目線を合わせる。
さよ 「…写真は心ですから」
エヴァ「?」
さよ 「どんなに私に似ていても、私が乗り移ったとしてもきっと…それは私じゃないと思うんです。
  ごめんなさい…上手く言えなくて…」
エヴァ「…」
 エヴァさんは黙ったまま何の反応も示さなかった。…怒っている?
さよ 「あ、ごめんなさい、せっかくの好意を…」
エヴァ「ふふ…いいんだ。相坂…だが本当にそれでいいのか?他に肉体を手に入れるすべはないんだぞ?」
さよ 「…はい!」
エヴァ「そうか…そんなに強い意志があるならば、一つ方法がある」
さよ 「え?…でも今、ないって…」
エヴァ「ふふ、『肉体を手に入れる』方法は確かにない。
    だが、『肉体を実体化させる』方法なら、ある」
さよ 「ほ、本当ですか!?」
エヴァ「だがそれは本当に意思の強い、忍耐強い者にしか出来ないことだ…やれるか?」
 考えるまでもなかった。
さよ 「やります!」
4-853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/23(土) 05:49:43 ID:JlAku2ko0

エヴァ「そう、意識を指先に集中させるんだ…
    今までの価値観は捨てろ、自分に出来ない事は無いと思うんだ」
 あれから一時間が一日になる別荘の中で、私はエヴァさんの指導の元、実体化の訓練をしていた。
 茶々丸さんが私の体をセンサーで感知したら
 知らせてくれるらしいけれど、まだ一度も茶々丸さんは反応しなかった。
 実体化の訓練は、何も難しい事はしない。だから本当に難しい。
エヴァ「集中するんだ…もっと強く、もっと鋭く」
 『私の体は存在している』そう念じる事によって体が実体化するのだとエヴァさんは言う。
 自分は病気だと思っている人が本当に病気になってしまうようなものだと。
さよ 「はぁっ…はぁっ…」
エヴァ「…頑張れ」
さよ 「はぁっ…はぁっ…はい…!」
 けれど、結局私はその日、爪の先すらも実体化させることはできなかった。

朝倉 「はぁ…さよちゃん何処行ったのかな…あれから帰ってこないし…
    今日の授業にも出てこないしホントどうしたんだろ…」
茶々丸「失礼します、朝倉さん」
朝倉 「茶々丸さん?どうぞどうぞ、座ってー」
茶々丸「いえ、お構いなく…相坂さんから伝言を頼まれただけですので」
朝倉 「さ、さよちゃんから!?さよちゃんはどこにいるの!?」
茶々丸「それは…すみません、本人から口止めされているので…」
朝倉 「そ、そう…」
茶々丸「ではお伝えします。
   『朝倉さん、ご心配かけてすみません。当分の間留守にします』…とのことです」
朝倉 「当分…?」
茶々丸「それでは私はこれで…」
朝倉 「あ、うん…」
4-854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/23(土) 05:53:06 ID:JlAku2ko0

 エヴァさんと茶々丸さんはあまり授業をさぼるわけにもいかないので、
 二人がいない時には私はずっと精神力をつけるトレーニングをしていた。
 そして二人が帰って来たら再び実体化の訓練を始めた。そんな生活が始まってどれくらいになるだろう…
さよ 「はぁ…はぁ…なんで…できないの…」
 学校にも行かず、ずっと訓練しているのに全然出来そうな雰囲気もない…泣きたくなる…
エヴァ「…疲れただろう、ここの時間で20日ほどぶっ通しでやってるんだ…少し休め」
さよ 「ふぅ…はぁ…でも…」
エヴァ「そんなフラフラではろくに集中も出来ないだろ?いいから休め」
さよ 「はぁ…はぁ…は、はい…」
 床に倒れこんだ瞬間、意識が暗転した。
エヴァ「寝たか…無理もないな…」

 それから日が過ぎても、全く進展はなかった。エヴァさんも茶々丸さんも初日と全く変わらない
 様子で訓練してくれているのが唯一の救いだった。
さよ 「はぁっ…ううっ…」
エヴァ「ふむ…アプローチの仕方を変えてみるか…相坂、実体を持ったらまず何をしたい?」
さよ 「はぁっ…そ、そうですね…その…朝倉さんと……」
エヴァ「ああいや、言わなくてもいいぞ。その事を強く念じながらやってみろ」
さよ 「…はいっ!」
 朝倉さん…朝倉さん…私は朝倉さんと…手を繋ぎたい…!
        …ピ…
エヴァ「!! 茶々丸っ!今のは!?」
4-913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/23(土) 19:51:49 ID:JlAku2ko0

茶々丸「一瞬、ほんの一瞬ですが、1ミリほどの物質を感知しました。…人間の、爪と思われます」
さよ 「え…?」
エヴァ「ははっ…やったな相坂!ここからは今までと違ってラクなものだ。今日はもう休め」
さよ 「えっ…あっ…やった…んですね…」
 私は最近恒例となっている意識の暗転を感じた。
エヴァ「まったく…朝倉の事を考えた途端にこれとは…なんだか嫉妬してしまうな」
茶々丸「マスター、やはりここまで相坂さんになさるのは…」
エヴァ「ばっ、バカ言うな!クラスメイトに親切にしたまでだ!
    それにあいつも永遠に死ぬことはない…良い囲碁相手になりそうだしな…それだけのことだ」
茶々丸「マスターは本当にお優しいのですね…」
エヴァ「なっ、なんでそうなる!」

 長い長い訓練を終えて、私は懐かしい朝倉さんの部屋へと帰った。
 もう深夜になってしまっていて、朝倉さんは眠っていた。
さよ「朝倉さん…朝倉さん…」
朝倉「待ってぇ…もうフィルムがないよぉ…へっ!?さ、さよちゃん!?」
さよ「心配かけてすみません。やっと用事が済んだので帰ってきました。…寝てる時にすいません、
   どうしても朝倉さんに見てもらいたいものがあって…」
朝倉「えっ、うん、ど、どうしたの…?」
さよ「少し、目を閉じてもらえませんか…?」
朝倉「うん…」
 ちゅ…
朝倉「えっ!?あっ!?」
さよ「今は、これくらいの大きさが精一杯なんです…」
朝倉「さよちゃん、今…口…触れた…?本当の、キス…?」
さよ「はい…あ、す、すいません!私…勝手に…」
朝倉「い、いいのいいの!…そう、練習してたんだね…ねぇ、もう一回して…?」
さよ「…は、はい!」
4-914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/23(土) 19:52:59 ID:JlAku2ko0

 朝だというのに、強い夏の日差しが照りつける。
 私と朝倉さんは手を繋ぎながら教室へと歩いていた。
 といっても、私はまだ口や指一本を実体化させるのが限度だったけれど、エヴァさん曰く
 『これから放課後毎日別荘に通えばお前ならすぐに全身を現せるだろう』とのことだった。
朝倉 「あー、こういう特に暑い日に限ってプールの授業がないのよねぇ…」
さよ 「ふふ…そうですね…」
朝倉 「あ、エヴァちゃん!茶々丸さん!おはよう!」
さよ 「おはようございます」
 横からエヴァさんと茶々丸さんが歩いてきた。相変わらずエヴァさんはこの暑さが苦手なようだった。
エヴァ「あ、ああ…おはよう…あぐいな…いや暑いな…」
茶々丸「おはようございます、朝倉さん、相坂さん」
朝倉 「一緒に教室行こうよ、しっかし暑いよねー」
エヴァ「ああ…(全くこいつらは朝からいちゃいちゃと…見てるほうが熱い…)」
茶々丸「マスター、ヤキモチ、というものですか?」
エヴァ「ななななな、何言ってる茶々丸!お前最近…」
朝倉 「ん?ん?何の話?」
エヴァ「なんでもない!なんでも!早く行くぞ!」
朝倉 「なーんか変ねぇ…」
 一人ぷいっとそっぽを向くエヴァさん、笑う朝倉さん、
 楽しそうな茶々丸さん、思わず笑ってしまった私。
 エヴァさんがどんどん足を速めていく。それを茶々丸さんが追いかけていく。
 私と朝倉さんも笑いながら二人を追いかけた。
 小指と小指をしっかりと繋ぎながら…

4-764

4-764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 13:46:27 ID:w/oWxO8u0

ちう「…よし、勝負だザジ」
ザジ「(こくこく)」
ちう「くっくっく…フルハウスだ!私の勝ちだ」
ザジ「…」ピラ…(ストレートフラッシュ)
ちう「な…?…ま、負けた…えーと結果は」
  第一回 チキチキ!トランプゲーム五番勝負
  ババ抜き 七並べ 神経衰弱 ブラックジャック ポーカー
   ザジ    ちう    ちう      ザジ      ザジ
ザジ「?♪」
ちう「…さてご飯の準備でも」
ガシッ
ザジ「…」
ちう「…わかってるよ、罰ゲームだろ?なにすりゃいいの」
ザジ「…」
ちう「一日ザジの言う事を聞くぅ…?はいはいわかりましたよぉーっと」
ザジ「…!」
ちう「…は?」

ちう「ザジ、着替えたよ」
ザジ「…!」
ちう「あ…着替え終わりました、ご主人様」
ザジ「(こくこく)」
ちう「(…普通にメイド服持ってる自分が憎いっ!)」
ザジ「…」グゥ?
ちう「あ、申し訳ありません!すぐに昼食を用意致します」
4-766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/22(金) 13:48:29 ID:w/oWxO8u0

ちう「ご主人様、昼食の用意ができました」
ザジ「(こくこく)…」
ちう「食べさせて欲しいって…そ、それでは失礼させてもらいます」
ザジ「(ふるふる)」
ちう「え、違うって…でわ…あ、あ?ん」
ザジ「♪」

ちう「膝枕ですか?はい、させて頂きます」
ザジ「?♪…スゥー」

ちう「お背中流させてさしあげます」
ザジ「(こくこく)」
ちう「はい、終わりましたよ。え?いえそんなご主人様、私はいいですからぁっ!」
ザジ「?&hearts」

ちう「一緒に寝てですか…わかりました。それではお休みなさいませご主人様」
ザジ「(こくこく)」
ちう「…なぁザジ、じゃないやご主人様」
ザジ「?」
ちう「いつもとたいして変わってないと思うんだけど…」
ザジ「…(こくこく)」
ちう「…意味ないじゃん」

4-778

4-778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[あなざぁすとぉりぃ] 投稿日:2005/07/22(金) 18:23:58 ID:w/oWxO8u0

朝倉「お邪魔しまぁ?す♪」
ちう「げっ…な、なんで勝手に入ってきてんだよ!?」
朝倉「私はこのお屋敷の主様に呼ばれたのよ」
ちう「主って…」
ザジ「(こくこく)」
朝倉「はいはいそれじゃぁ早速ご注文のツーッショット写真撮りましょうね」
ちう「はぁ!?」
朝倉「ご主人様のお願いだろ」
ちう「ぅぐっ…」
ザジ「…」ピース
朝倉「さすが主様素敵なポーズですよ」カシャッ
ちう「…」
朝倉「ほらそこのメイドさん、もっと笑顔笑顔。いいですよぉ
   はいもっと寄り添って、ご主人様を優しく包み込むように」カシャカシャカシャ
ちう「…もういいだろ」
朝倉「それじゃ最後にぃ、ご主人様に叶わぬ恋心を抱きつつ自ら身体を慰めるメイド
   それを偶然目撃してしまうご主人というシチュで&hearts」
ちう「朝倉…」
朝倉「…はい?」
ちう「いっぺん死んでこい」ドゴォッ!!
朝倉「グホッ…」
ザジ「…チッ」
ちう「何だ今の”チッ”は!?」
4-783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage 別名、ほうき少女マジカルおさよさん] 投稿日:2005/07/22(金) 19:06:26 ID:1AvO+pxT0

778
朝倉「イタタ…もう、ちうちゃんも照れなくてもいいのに?」

??「…ン……ソコォ…………サマァ…」

朝倉「ん…私の部屋から? 何の音だろ?(カチャリ)ただいまぁ―――ア?」
さよ「あ…お、お帰りなさいませ…旦那様ぁん……ハァ…ハァ…」
朝倉「さ、さよちゃんっ!!Σ(゚Д゚;;」



割烹着のあk…もとい幽霊(w

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最終更新:2007年08月10日 03:25