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第25話 抑制!巡査長

基本情報

項目 詳細
掲載号 週刊少年ジャンプ 2024年36・37号
単行本 3巻に収録
前回 第24話 お花屋巡査長
次回 第26話 暇した巡査長

登場人物

  • 超条 巡
  • 一本木 直
  • ローボくん
  • 尖里 リリ
  • ホッさん
  • 伴 平助

あらすじ

超能力を悪用して怠ける超巡が目に余るローボくんは、超能力を抑制する装置を超巡に装着します。

読心術を失った超巡は心が読めないことから他人への不信感を口にして、愛想をつかされてしまいます。そのことに超巡はショックを受けて気弱になります。

巡回中も弱気になったままで、その姿を見た一本木は「もし先輩に超能力がなかったら出会うこともなかった」と考えてしまい、胸が痛みます。
それを見た超巡は「何か悲しいことでもあった?」と聞き、一本木は超巡が相手を思いやる気持ちは忘れていないことを知ります。

マンションの屋上から飛び降りする現場に出くわした超巡は、一本木に超能力抑制装置を外すように命令し、念動力で自殺を防ぎます。
誰にも理解されず感情的になっていた自殺者に対して超巡は「俺にはわかる」と説得します。

超能力を取り戻した超巡は心を入れ替えて、気持ち悪いほどの気遣い屋になってしまいました。

メモ

  • ローボくんが、しれっと超能力を抑制する「超兵器」を開発しています
  • 基本的にオラついている超巡が無力化して大人しくなってしまう展開は「二次創作の同人誌でよく見る」と言われており、この回は「公式による二次創作」と評価されています
  • 超巡の「俺のこともエロい目で見てんじゃあねえのか…?」というセリフは、そういった目で超巡を見ていた一部の読者に刺さったそうです
  • 能力を封じられ、読心術で心が読めないことから他人の機嫌を伺って気弱になったり、巡回中にビクビクする超巡に魅力を感じる感想を多く見かけました
  • 一本木が「もし先輩に超能力がなかったら、先輩と出会うこともなかった」と考えて もの悲しくなっていたときに、超巡が「何か悲しいことでもあった?」と問いかけたことに高い評価が集まりました
    • これがもし「何か悲しいことでもあったのかな?」という婉曲的な表現だった場合、2人の距離の遠さを感じます
    • ですが「〜あった?」という直接的な表現を選ぶことで相手の気持ちに踏み込む誠実さや信頼関係、相手への関心の高さを表現できています
  • 飛び降り自殺を超能力で止めた後「俺の気持ちがわかるか」と反発された超巡が「わかる。俺にはわかるんだ」と説得した意図について、超巡も過去に自殺を考えたという伏線の可能性があります


巻末コメント

信じがたい面白さの密度にただただ圧倒される十年間でした。お疲れ様でした!

(※堀越耕平先生『僕のヒーローアカデミア』の完結を迎えてのコメント)
最終更新:2024年11月04日 00:32