中国語学習方法考察

学習ストラテジー

1、中国語の能力とは

 ・聞く力(听力

 ・読む力(阅读

 ・書く力(写作

 ・話す力(口语

 ・文法力(语法

 ・語彙量 

 ・総合力(综合

  「読み書き」とは言いますが、日本では言語能力を2つとしか数えない傾向があります。
  まずは、学習の視点を変えましょう。単語ばかり学習しがちですが、中国語は語順で意味が決まるので文法が非常に大事な言語です
  また、中国語学習で大事なのは言葉の品詞を覚えることです。言葉の品詞を覚えると文法の間違いがなくなります
  あとは語彙と習慣語(決まり文句)を増やすことによって、言語能力を高めることができるのです。
  
  特に日本人は中国と同じ漢字を共有していることから、他の外国よりも語彙力は始めから備わっていると思います。これを利用して学習すれば上達は早いです。その証拠にテストをすると「語彙力」「文章問題」で日本人が高い得点をとるという特徴があります。それは、学習しなくても持っている力で得点が稼げると言うことにもなります。

2、教科書を決める

HSK考試・中国語検定・友人作り・仕事・留学・・・・目的に合わせて教科書を選びましょう。目標や目的をはっきりさせることによって、せっかく学習したものを忘れないようにするためです。

  理由は必要のない語彙は覚えてもすぐ忘れます。人間の脳は精密ですから自分は大丈夫と思っても、脳が判断すれば忘れるのです。

また、教科書選びを間違えると言うことは、学習の道のりを長くすることにもなります。

教科書選びのポイント

①見やすい

②わかりやすい

③教科書の設定を見る。

 ・旅行、留学、生活などの場面がはっきりしているもの。場面の数は多いかどうか。また、具体的に「銀行で」「ショッピングで」「美容室で」などあるかどうか。

 ・文法が主体になって作ってあるか。文の成分について書いてあり、動詞や名詞を入れ替えて文を作るような学習できる部分があるかどうか。

 ・「お願いするとき」「謝るとき」「お礼をいうとき」「悲しいとき」「嬉しいとき」など表現は豊富かどうか。

実際、上記にあるようなすべての要素を含んだ教科書はありません。組み合わせて使いましょう。

 

3、学習方法

・自分で学習する

  教科書を読む

  CDを聞く(会話文が望ましい)

  DVDでドラマ・映画を見る(実際使われているものを知る)

  よい辞書に出会う(辞書にも良し悪しがあります!あまり大きな声では言えませんが本気で高いレベルまで到達するには全く役に立たないです。初級程度なら問題ありませんが。)

  友人を作る(文明の利器・・・Skype・MSNなどインターネットをフル活用)

  好きな芸能人を見つける(音楽・映画の教材としてモチベーションアップ)

中国人の先生を探す

 これは最高の近道です。よい先生に出会えば1年で中国語のHSK7級レベルまで到達します。よい先生が見つからない場合は、よい学習者となり身の回りの中国人を大いに活用してください。そしてこのHPも絶対お役に立てるように編集してまいります。(未完成でごめんなさい)

失敗しない学習の為に

巷には教材があふれています。実際、教材を買ったけど学習が進まなかった経験は英語学習で思う存分経験しました。もう、そんな間違いはしないでください。時間を有効に使いましょう。

  しかし、教材を本屋で手にとって見たとしても、ついているCDは聞けません。また、4月から始まるような教材は始めてみないとわからないものです。注意点は、「販売目的」ということを忘れないでください。御客さんがずっと繋がってくれないとやっていけないと言うことを考えてください。つまり、1年ぐらいで中国語を習得されないような内容になっています。(残念ながら・・・)

 その点、中国では実績を重視しますので教科書が「儲け」ではなく、「言語習得」ということに力を入れています。教科書を見れば一目瞭然。日本の教科書は子供だましだと言うことがわかるでしょう。できれば、中国に来て実際に自分で選んでいただきたいぐらいです。日本語で説明書きがしてあるのもあります。1000円もしないのでCDも付いてるし大きいし分厚いし、本気なら北京大学出版か北京外語大学の教科書を入手してください。

 

最終更新:2010年05月13日 14:21
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