確率論


概要

 デッキ構築の際に手札誘発や展開札、ドローソースの配分を定めるのは難しい。その時に一つの指標となるのが確率論である。
 このページでは、そのような初手における確率などを考察していく。


初手に特定のカードを引く確率

 x枚デッキにおいてy枚積みが初手に来る確率は、基本的に余事象を考えて「1 - (x-y)C5 / xC5」で求めることができる。
 以下では例として40枚デッキにおいてn枚のカードが初手に来る確率を記す。

  • 1枚積みの時
 1 - 39C5 / 40C5 ≒ 12.5%

  • 2枚積みの時
 2枚積みが1枚初手に来るのは
  (2 × 38C4) / 40C5 ≒ 22.4%
 2枚積みが2枚初手に来るのは
  38C3 / 40C5 ≒ 1.2%
 合計で23.6%

  • 3枚積みの時
 3枚積みが1枚初手に来るのは
  (3 × 37C4) / 40C5 ≒ 30.1%
 3枚積みが2枚初手に来るのは
  (3C2 × 37C3) / 40C5 ≒ 3.5%
 3枚積みが3枚初手に来るのは
  37C2 / 40C5 ≒ 0.1%
 合計で33.7%

 これを見ると、《グローアップ・バルブ》《機械複製術》等は三枚積みをしていても約3ゲームに一回しか初手に来ないことがわかる。

+ 4枚以降の確率
  • 4枚積み
 (《ドッペル・ウォリアー》×3+《増援》)
 1 - 36C5 / 40C5 ≒ 42.7%
  • 5枚積み
 1 - 35C5 / 40C5 ≒ 50.7%
  • 6枚積み
 (《ジェット・シンクロン》×3+《調律》×3)
 1 - 34C5 / 40C5 ≒ 57.7%
  • 7枚積み
 1 - 33C5 / 40C5 ≒ 63.9%
  • 8枚積み
 (手札誘発の推奨枚数)
 1 - 32C5 / 40C5 ≒ 69.4%
  • 9枚積み
 1 - 31C5 / 40C5 ≒ 74.1%
  • 10枚積み
 1 - 31C5 / 40C5 ≒ 78.3%

  • 補足1:八束法
 40枚デッキの場合、デッキをランダムに8つの束に分けることで事故・非事故の確率が大体分かる。
 また初手に手札誘発を握れる割合も分かるため、構築の際はこの方法を利用しながらデッキを作成することを推奨する。

  • 補足2:表計算ソフト(Excel)の利用
 関数電卓がなくても、ExcelでA1に
=1-COMBIN(B1-C1,5)/COMBIN(B1,5)
 と入力し、B1にデッキ枚数、C1に積んだカード枚数を入力すればA1に初手に来る確率が計算される。
 数学が苦手な方や、デッキ枚数を色々いじってみたい人におススメの試行方法である。

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最終更新:2018年04月22日 22:31