【クラス】
ライダー
【真名】
ジョージ・アームストロング・カスター@アメリカ西部開拓時代
【属性】
秩序・中庸
【パラメーター】
筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:E 幸運:C+ 宝具:D+
【クラススキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:C
騎兵隊の軍人であり、卓越した乗馬の技能を持つ。
その他にもスキルの恩恵により、現代の乗り物なら一通り乗りこなすことが出来る。
【保有スキル】
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断っても暫くは自立できる能力。
Bランクならばマスターを失っても2日程度は現界可能。
開拓地への遠征は騎兵隊には付きものである。
猛進の騎兵隊:C+
勇猛果敢なる騎兵としての逸話に基づく複合スキル。
同ランクの「勇猛」「戦闘続行」と同等の効果を持つ。
また馬への騎乗時には自身と使い魔である騎兵の突進力が大幅に向上し、敵の攻撃や防御を打ち破りやすくなる。
多数の騎兵達と共に突撃を行うことで、低ランクの攻撃宝具にも匹敵する貫通力を発揮する。
ラストスタンド:B+
勇敢で向こう見ず、そして悪運が強い。
戦闘時に強力な幸運値バフが発生し、あらゆる攻撃の被弾率が大幅に低下する。
また致命傷となるダメージを高確率で回避・無効化する。
「はっはっは!!南北戦争の頃を思い出すなぁ!!」
誉れ高き勇士:C-
米国において死後偶像化され、長らく英雄として讃えられてきたカリスマ的魅力。
集団戦闘の際に味方全体の士気を高め、軍団の能力を向上させる。
自らが召喚した騎兵隊にもスキルの恩恵は発揮される。
ただし敵側から自身が標的として狙われやすくなる他、権威から虐げられた逸話を持つ者には効果を発揮しない。
【宝具】
『駆けよ、壮烈なる騎兵隊(グロリアス・ギャリーオーウェン)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
自らが生前に率いた“第7騎兵連隊”を使い魔として召喚する宝具。
隊員達はいずれも低ランクの「単独行動」「騎乗」スキルを備え、銃やサーベル、そして騎馬によって武装している。
偵察や隠密行動に長けたインディアン斥候や、演奏によって連隊のステータスにプラス補正を与える軍楽隊など、状況や用途に応じて専門的な兵士達も呼び寄せられる。
また宝具として連隊そのものが概念化しているため兵士達に数の限りはなく、魔力の続く限り召喚し続けることが出来る。
『朽ちよ、赤き蛮族の大地に(インテンス・ソルジャーブルー)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300
ワシタ川での強襲虐殺作戦の具現。インディアンの殲滅者としての伝説に基づく宝具。
宝具の発動と共にレンジ内の空間が“領域”と化し、範囲内にいる敵の四方八方の“虚空”からまるで戦場の如く次々に“銃撃”が襲い掛かる。
“銃撃”は弾幕を張るように断続的に放たれ続け、レンジ内にいる全ての敵を執拗に追撃していく。
“異民族・異教徒に対する殲滅行動”が概念化した宝具であり、それ故に“アメリカ合衆国民”以外の存在に対して「防御・耐久系の能力や宝具の貫通」「常時クリティカルヒット発動」の効果が発動する。
【Weapon】
六連装拳銃、ライフル。
派手に装飾したサーベルも腰に下げている。
【人物背景】
通称“カスター将軍”。生没年1839-1876、アメリカ合衆国の軍人。
南北戦争で北軍の若き騎兵として活躍し、その勇猛さによって数々の軍功を重ねたことから“少年将官”と評された。
内戦終結後は第7騎兵隊の連隊長に任命され、西部開拓時代の“インディアン戦争”へと身を投じていくことになる。
それ以来開拓地のアメリカ先住民族に対する弾圧政策の一翼を担い、“ワシタ川の虐殺”などに関与。
最期は“リトルビッグホーンの戦い”での無謀な突撃作戦によって命を落とす。
所業について当時から批判はあったものの、その死をきっかけに伝聞や創作の中で美化・神話化されていく。
それによりカスター将軍は“インディアンとの戦いに殉じた伝説的英雄”として長らく語り継がれた。
しかし時を経た1960年代、アメリカ国内で数々のリベラルな政治運動が活発化。
それを契機に西部開拓期のインディアンに対する民族浄化は批判的に語られるようになる。
そうした世論はカスター将軍の評価にも影響を与え、以後の彼は“インディアン虐殺の象徴的存在”として槍玉に挙げられるようになった。
2003年のハリウッド映画『ラスト・サムライ』ではトム・クルーズ演じる元騎兵隊の軍人が、かつて仕えていたカスター将軍を指して「自分の名声に取り憑かれた、尊大で愚かな人殺し」と語る一幕がある。
カスター将軍はその歴史的な立ち位置により、アメリカの世相と共に評価が揺れ動く存在となったのである。
【容姿・性格】
「はっはっは!!御機嫌よう、紳士淑女諸君!!古今東西の英傑達と覇を競い合えるとは!!軍人としてこれほどの誉れは無いだろうッ!!」
「飾り、装い、堂々と佇む!!男にとってこれ以上の“武器”があろうか!!人々は“偶像”を崇拝し、“英雄”を讃えるのだ!!――故にッ、私もそう振る舞うのだよ!!」
カールの掛かった髪、整えられた髭が特徴的。がっしりした体格の白人の伊達男。
刺繍や装飾の付いた青い騎兵服と鍔広のハットを纏い、首には真っ赤なスカーフを巻いている。
この聖杯戦争におけるカスター将軍は概ね肖像に近い容姿である。
性格は大仰で派手好き、見栄っ張りで行動的な自信家。
大きな声と身振りで堂々と振る舞い、常に不敵な笑みを浮かべている。
その一方、身内に対しては気さくで紳士的。態度は厚かましいが、良くも悪くも前向きで明るい。
彼は“飾って振る舞うこと”で自分や周囲を鼓舞しており、“尊大に胸を張ること”で自他が求める英雄の姿を体現しようとしている。
生前に軍紀違反や向こう見ずな行為を繰り返したのも、そうした態度に起因するものである。
近しい部下や上官からはその活力によって好かれ、人々からはその勇ましさによって持て囃され、そして一部の者達からはその虚勢や傲慢さによって嫌われる。
【身長・体重】
180cm・78kg
【聖杯への願い】
決して穢れることのない武勲、名声、栄誉―――真の英雄としての称号。
聖杯戦争の頂点に立つことで、それを掴み取る。
それは“カスター将軍”の誉れ高い肖像を最期まで守り抜いてくれた妻に対する、彼なりの餞である。
「はっはっは!!無論、私自身の野望でもあるがね!!」
【マスターへの態度】
「“誰かに望まれた姿”に己の野心を見出し、そのために何かを蹂躙する者」。即ち、己の同胞である。
敬意に値する淑女と見做している。黄色人種であることが惜しまれる。
最終更新:2024年08月07日 01:30