【クラス】
 キャスター

【真名】
 ウートガルザ・ロキ@北欧神話

【性別】
 男性

【属性】
 混沌・悪

【ステータス】
 筋力C++ 耐久D 敏捷D 魔力A+ 幸運B 宝具EX

【クラススキル】
陣地作成:C++
 陣地の形成力自体は並だが、神さえ騙す幻術で規格外の迷宮を作り上げる。

道具作成:C++
 道具の形成力自体は並だが、神さえ騙す幻術であらゆる武装を創造する。

【保有スキル】
トリックスター:EX
 EXランク。純粋な強弱では測れない、万象を"たぶらかす"愉快犯。
 悪童の王をすら嵌めた奇術師、ウートガルズの王。
 精神干渉の影響を常に受けず、令呪を含めたあらゆる強制力に対し無類の抵抗力を得る。令呪にさえ行動を縛られない。
 またその性質上、王や神を始めとした"支配者"の特性を持つサーヴァントに対しては相性がいい。

巨人外殻:A
 巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
 きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
 吸収限界を上回る攻撃(一定ランク以上の通常攻撃や宝具攻撃など)については魔力変換できず、そのままダメージを受けることになる。

幻術:A+
 人を惑わす幻術。世界そのものを誑かすことに限りなく特化している。
 後述の宝具と一体化したスキルであり、彼の幻術は気付きを得たところでそれだけで突破することはできない。

怪力:-(A相当)
 一時的に筋力を上昇させる。
 使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。
 ウートガルザ・ロキは奇術師であり、よって基本的にこのスキルに頼ることはないため自己封印している。

【宝具】
『踊れ躍れ万物万象、虚仮生す巨人の掌で(ウートガルザ・ロキ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:限度なし
 雷神(トール)を踊らせ、悪童王(ロキ)を笑い者にし、デンマークの王を憤死させた最高幻術。
 世界そのものをたぶらかし、物理的干渉力を伴った幻という矛盾を実現させる。
 騙しているのは個人ではなく世界そのものであるため、幻術だと気付いたところで突破口となり得ない。
 神殺しや生命特攻などの本来幻が持ち得るはずのない性質も、世界に対しそう認識させることで限りなく現実に近い事象と化し再現される。
 トールはおろか、同じトリックスター族であるロキをも騙した逸話から、こと北欧神話に由来するサーヴァントは彼から聞くか、他の誰かから伝聞で正体を聞くかしない限り絶対に彼を『ウートガルザ・ロキ』であると判断することができない。
 魔術師フランソワ・プレラーティの宝具に類似するが、あくまで奇術師であるウートガルザ・ロキは直接的な精神干渉を好まず、不得手とする。
擬似的な全能にも等しい権能であるがこれでも制約が存在し、それは大きく分けて二つ。

 ひとつ、『幻術による攻撃で受ける被ダメージは物理耐久ではなく、精神の耐久度で計算される』。
 ウートガルザ・ロキの幻術は知っていたところで騙されるが、幻として受けるのとそれを知らずに受けるのとではダメージの大きさが異なる。
 知らなければ神でも完敗するが、知っていれば精神(こころ)の強さ次第では人間でさえミョルニルの一撃を持ち堪え得る。
 要するにマジックショーをそれが手品と知った上で見るか、知らずに見るかという話。とはいえウートガルザ・ロキは奇術師の王、誑かしの極み。
 その幻術を正面切って看破することは、仮に相手が全能の大神であろうと極めて困難である。

 そしてふたつ、『要石であるマスターが正常であればあるほど、ウートガルザ・ロキの幻術は大幅に弱体化する』。
 マスターとウートガルザ・ロキは同じ現実を共有する。だからこそ、マスターが目の前の現実を信じられない正常な人間であった場合、彼の幻もそれに引きずられて破壊力が減衰してしまう。
 神代が終わり、神秘の薄れた現代を生きる人間は誰もが皆大なり小なり冷めており、そのためサーヴァントとして召喚されたウートガルザ・ロキはこの制約に大きく引っ張られて何もせずとも弱体化する。

 ……だが、今回のマスターは現代屈指の超弩級社会不適合者にしてダメ人間。
 都合のいい幻に耽溺することなら超一流のにーとちゃんは、ウートガルザ・ロキという素敵な大親友を常に全肯定している。
 北欧のろくでなしと現代のろくでなしが起こした奇跡の共鳴。今回の聖杯戦争における彼は、考えられる限り最大のパフォーマンスを発揮可能。
 魔力面でも普通のマスターであれば彼の要求量に耐えられず枯れ果てている。

【設定・備考】
 北欧神話に登場する巨人の王。ヨトゥンヘイムはウートガルズの城に棲まう、北欧最悪の幻術使い。
 生まれたその瞬間から天才だった彼は、もしルーンを真っ当に極めたならばアースガルドの神族達の中でさえ群を抜くだろう才能を有していた。
 しかしウートガルザ・ロキは天才であると同時に、生まれながらの性悪でもあった。
 人を騙すこと、誑かすこと、そして騙されている相手の間抜け面を見る快感に取り憑かれ、すべての才能をかなぐり捨てて幻術の研鑽に邁進。
 最終的にウートガルズの王となったウートガルザ・ロキはトールを騙し、ロキを笑い者にし、完膚なきまでにおちょくって悠々彼らの前から立ち去り勝ち逃げを果たした。

 種族としては巨人であるが、『必死こいてる感出すぎ。性に合わない』という理由で基本は人間大のサイズを取る。
 とはいえ所詮ただのこだわりでしかないので、その気になれば巨人としての姿になることも可能。封印している怪力もいつでも解放できる。
 だが、巨人の力を開帳することは彼にとって敗北宣言に等しい。
 ウートガルザ・ロキはあくまで奇術師。術をかなぐり捨てて殴りかかるなど無粋も無粋。彼が王として持つ、唯一のプライドである。

【外見・性格】
 金髪に黒いスーツを着た、ホスト風の優男。傍目には現代人にしか見えない。
 性格は悪童の名に恥じぬろくでなし。挑発的で軽薄、そして自分勝手。
 にーとちゃんにはとっても優しい。

【身長・体重】
 175cm・65kg

【聖杯への願い】
 面白ければ何でもよし。使い道は考え中。
 イェーイにーとちゃん最高~~! プリン食べる? \食べる~!/

【マスターへの態度】
 相性最高、生前から今まで見たことのない超弩級社会不適合者。
 どうせ夢のないヤツに使役されるんだろうなぁ、と内心萎えてたロキくん(嘘は言ってない)もこれには満面の笑み。
 聖杯戦争のモチベーションも爆上がりしている。運命の人っているんだなあ。

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最終更新:2024年08月07日 01:33