【クラス】
バーサーカー
【真名】
ロミオ@『ロミオとジュリエット』
【属性】
中立・恋
【ステータス】
筋力D 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具E
【クラススキル】
狂化:E
バーサーカーは狂化の影響をほとんど受けていない。
ただ、いささか“惚れっぽく”なっているのみである。
【保有スキル】
精神汚染(恋):B
焦がれるような恋によって正常な判断力を失っている。
そのため外部からの精神干渉をレジストできるが、色恋が絡むと暴走状態に陥る。
同ランクの精神汚染スキルを持つか、同じく恋に焦がれるものとしかまともな意思疎通ができない。
気配遮断:C-
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
愛する人のためなら、どんなところにでも入り込む。
ただしこのスキルはあくまで「忍び込む」ためのものであり、とても奇襲などに使えるものではない。
単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。
【宝具】
『恋は盲目(ブラインド・アローレイン)』
ランク:E 種別:対恋宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
愛する者のために戦う時、バーサーカーは強くなる。
言ってしまえばただそれだけ。ごく当たり前のことが宝具にまで昇華されたもの。
この条件を満たしている間、バーサーカーの狂化のランクは加速度的に上昇し、際限なくステータスが向上する。
強化効率は愛の深さと熱量に比例する。それが恋愛であれ、友愛であれ。
……問題はバーサーカーが生来の性格として惚れっぽく、思い込みが激しく、そしてそれが狂化によって悪化していることである。
【weapon】
『無銘・レイピア』
さしたる変哲もない、優雅な装飾の細剣。
特に謂れのある名剣というわけではないが、見た目の割に頑丈。
【人物背景】
最も有名な悲恋演劇のひとつ、『ロミオとジュリエット』の主役。
イタリアはヴェローナの貴族モンダギュー家の子息であり、敵対するキュピレット家の令嬢ジュリエットと恋に落ちた。
その壮絶な運命の出会いはしかし、両家の確執によって阻まれる。
「おお、ロミオ。貴方はどうしてロミオなの?」――――生まれを呪うこのセリフは、あまりにも有名であろう。
そのあらすじは誰もが知るところであるが、今回の現界にあたって一点を特筆する。
……それは、ロミオは極めて惚れっぽい人間だということである。
登場時点で恋に悩んでいるロミオだが、その恋の相手はロザラインという別の女性。
片思いに苦しんでいるところを親友に誘われ、気晴らしに忍び込んだキュピレット家のパーティでジュリエットに出会うのである。
この時点でロミオの心は完全にジュリエットに移り、それ以降ロザラインへの愛はすっかり失われて「そんな名前はもう忘れました」とすらのたまう。
確かにロミオとジュリエットの出会いは運命のそれであったが、その心変わりはいささか勢いが良すぎると言わざるをえまい。
――――ロミオという人物はあまりに、恋に狂える青年なのである。
【外見・性格】
まつ毛の長い金髪の美青年。
幼さの残るチャーミングな顔立ちに、しかしどこか憂いを宿す。
上品な仕立てのシャツの上にバラの刺繍をあしらったコートを羽織り、その腰にはレイピアを佩いている。
ナイーブに思い悩んだかと思えば、炎のように勢いよく怒り出す、精神的に不安定な人物。
本来の性格は気さくで温厚な好青年であり、平時であれば――――つまり色恋が絡まない場面であれば、そのように振舞う。
もちろん狂化状態にあるバーサーカーはほとんど常に恋に悩んでおり、正気である時間は極めて短いのだが。
狂化の影響もあって極めて惚れっぽく、美しい女性を見かけると高確率で「ジュリエットの生まれ変わりに違いない」と思い込んでアプローチを仕掛けるだろう。
そしてその傍にいる者のことを、恋の障害だと認識して襲い掛かるだろう。
恋の矢は盲目のままに放たれ、手当たり次第に彼を狂わせるのである。
【身長・体重】
183cm/74kg
【聖杯への願い】
ジュリエットと再会し、添い遂げる。
ただしロミオが“ジュリエット”と認識する相手は聖杯戦争中に目まぐるしく移り変わる可能性が高く、最終的にどう着地するかは誰にもわからない。
もしかすると英霊の座に刻まれたジュリエットを呼び出して共に受肉しようとするのかもしれないし、そうでないかもしれない。
【マスターへの態度】
自分と同じく、恋という呪いに焦がれ狂う同志。
同じ苦しみを持つ者としてマスターの恋を応援している……が、所詮はバーサーカーなので自分の都合優先。
自分が彼の恋を応援するのと同じように彼も自分の恋を応援してくれるものと思っており、平気でマスターを振り回す。
最終更新:2024年08月07日 01:37