【クラス】
セイバー
【真名】
トバルカイン@旧約聖書、創世記
【属性】
中立・悪
【ステータス】
筋力:A 耐久:B 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:E~A
【クラススキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
騎乗の才能。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
殺戮技巧(道具):A+
使用する道具の対人ダメージ値のプラス補正をかける。
武器を用いて命を奪う、ということを研究し尽くした故のランク。
専門は刃物だが、別に銃でも鈍器でもなんでも使える。
「自分で鍛えたもん自分で使えなかったら三流でしょ。一緒にしないでいただきたい」
刀剣審美:A
「芸術審美」に似て非なるスキル。武装に対する理解を表す。
武器を一目見ただけで、どのように戦うべきかを把握する事が出来る。
Aランク以上の場合、刀剣以外の武装についても把握可能となる。
味方に対しては的確な助言として働き、敵(特にセイバー・ランサークラス)に対しては弱点を見抜く事になる。
「はいナマクラ。カス。二度と逆らうなよ雑魚が」
錬鉄の職業病:B
武器を鍛えたらとりあえず試し切りがしてみたい。それが鍛冶師の性である。少なくとも彼女はそうだった。
初めて握る武器で戦闘を行う際、全ステータスに上昇補正を受ける。
昔のやんちゃしてた頃であれば更に上昇値が高かったが、今は割と丸くなってしまった。
「あれは若気の至りっていうか、そのぅ……あんまり言うなよぅ」
狂化:E
理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。本来ならばバーサーカーのクラススキルである。
全盛期のセイバーはまごうことなき武器狂いの怪物だったが、いろいろ悟って萎えたのでランクダウンしている。
効果はほぼ皆無。ときどき人でなしの側面が顔を出す程度。
【宝具】
『罪の継嗣たる生き竈(トバルカイン)』
ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
鍛冶の始祖たるトバルカイン、人類史上最初に刃物を鍛えた錬鉄者の存在そのもの。いわば、彼女自身が宝具。
素材を選ばず、武器を鍛える。彼女の鍛えた武器は神秘を帯びた宝具となり、他人に貸与することもできる。
もちろん道具は鉄や銅が最適だが、どうしてもという状況なら紙や草でも作れるらしい。ただし性能は著しく落ちる。
鍛えてみるまで彼女自身武器のランクは分からず、振れ幅は大きい。言うなれば魔力と時間を使ってガチャを引く宝具である。
その気になれば銘を与えることもできるのだが、腐っても鍛冶師としてのこだわりがあるため、彼女は自分の理想に到達した一振りを鍛え上げるまでそれを与える気は一切ない。令呪を用いての命令だろうと拒絶する。
『死河山嶺(リミテッド・ブレイドアーカイブ)』
ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1
有限の剣製。トバルカインが生涯に渡り製作した武器のすべてを周囲に展開する、いわば武器庫をひっくり返す宝具。
その大半に名はない。もしかしたら彼女が雑に捨てたのを拾った誰かが横流しして、後に名を残した武器も混じってるかもしれないが、大半は無銘のまま死蔵されたものばかりである。
しかしトバルカインの理想が高すぎるだけで、その中には平然とAランク級の神秘を持つ兵装が混ざっている。
真名解放こそ不可能だが、効率よく武器を運用することにかけては人類随一である彼女が振るえば、ともすれば真名解放以上の効力を発揮。
撒き散らした刀剣をとっかえひっかえしながら踊るように敵を惨殺する、まさに死の河を築く奈落の山嶺。
どこぞの英雄王よろしく剣やら槍やらを釣瓶撃ちすることも可能で、面倒な時はそれで片付けるのがベター。
魔力消費がそれなりにあるのと、本人的には過去に満足いかなかった失敗作をわんさか見ることになるため、あまり使いたがらない。
(現代風に言うなら)黒歴史ノートを引っ張り出されて、それを芸術だなんだと絶賛されるようなものである、とのこと。
【weapon】
武器ならなんでも。
専門は刃物。
【人物背景】
人類史上最初に刃物を鍛えた、創世記に登場する鍛冶師。
人類最初の殺人者、神に呪われた者、アダムとイヴの長男たるカインの子。生き竈のトバルカイン。
歴史上は男性として伝わっているが、これは彼女が「鍛冶師が女だと変な味噌が付きかねない」と断固男性を名乗り続けたため。
元は生粋のワーカーホリックで、一意専心に仕事へ打ち込み続ける偏執的な職人だった。
武器ができると戦場に繰り出していき、試し切りと称して屍の山を築いて帰る狂戦士。
トバルカインは剛力の持ち主で、かつ武術にも非常に秀でていたとされる。
そんな彼女の悲願はひとつ、〈究極の一振り〉を作り出すこと。
そのためだけに生涯を費やし、あまたの命を殺し尽くしてきた。
だが――、ある時ぷつんと糸が切れるように夢破れてしまう。
自分の才能の限界。目指す極点には、ヒトの百年ではどうやっても到れない。悟りのように、それに気付いてしまった。
以降、トバルカインは人が変わったように自堕落で無気力なダウナーガールとなって余生を過ごした。
今回の聖杯戦争では挫折後、鍛冶を引退してからの召喚と相成っている。
ただし引退したとはいえこだわりやプライドは捨てておらず、自虐するのはいいが他人に言われると普通にキレる面倒臭い奴。
聖杯戦争のために超絶久々に武器を鍛えることになり、死ぬほど渋々仕事をしているが、それでもやっぱり心のどこかで〈究極の一振り〉を探究してしまっている節がある。
煽り合いや軽口程度ならプロレス的に応じてくれるが、彼女の信念を曲げさせようとすれば返答代わりに首を飛ばしにくる。
いつの世も職人というやつは、どこかしら拗れていないと務まらないのである。
【外見・性格】
赤銅色の短髪で華奢、小柄。ぼろぼろの衣服を着用しており、基本いつでもなんかみすぼらしい。目元には消えない隈がある。
やさぐれダウナー系、マイペース。ときどき口調が男勝り。昔の尖りぶりはすっかり鳴りを潜めている。
属性こそ悪だが感性は結構一般的。武器を使うとなると人が変わるだけなので、そこを踏まえてさえいれば結構付き合いやすい奴。
【身長・体重】
145cm・34kg
【聖杯への願い】
生涯をかけても到れなかった〈究極の武器〉へ達すること。
「でもなぁ~~~っ、そういう手段で叶えても仕方なくねぇ? って気持ちもあるんだよな~~~! あ~~~~~!!!!」
……やっぱりモチベーションは微妙なようである。
【マスターへの態度】
変にやる気満々なやつじゃなくてよかったな~と思っている。
守るし、それなりに意向には添うつもり。
まあ、のんびりやりましょうや。
最終更新:2024年08月07日 01:23