【クラス】
 アーチャー

【真名】
 スカディ

【属性】
 中立・悪

【ステータス】
 筋力A+ 耐久B 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具C

【クラススキル】
 対魔力:A
  A以下の魔術は全てキャンセル。
  事実上、現代の魔術師ではスカディに傷をつけられない。

 単独行動:A
  マスター不在でも行動できる。
  ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


【保有スキル】
 怪力:B+
  一時的に筋力を増幅させる。巨人の肉体が誇る規格外の暴力。
  使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間はランクによる。


 巨人外殻:B+
  巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
  きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
  吸収限界を上回る攻撃(一定ランク以上の通常攻撃や宝具攻撃など)については魔力変換できず、そのままダメージを受けることになる。
  此度は女神としての一面を少し備えた顕現であるため、通常時はランクAに及ばない。

 雪靴の女神:C
  神性、女神の神核を包括するスキル。
  精神干渉をほとんど緩和し、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
  加えて雪原フィールド上では敏捷ステータスにプラス補正が掛かる。
  此度は巨人としての一面を強く備えた顕現であるためランクはC止まりとなる。


 千里眼(狩猟):A+
  視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
  本来備わった狩猟の千里眼に、後述する宝具の副次効果が加わってランクアップを遂げている。
  動物の心理状態を把握する超感覚と先読み、そして天の眼はあらゆる敵対者を見逃さない。

 蛇の毒:C
  アースガルズの神、ロキを苦しませた大蛇の毒を所持している。
  父の仇とでもさらっと関係をもつ彼女の奔放さと、関係を持った相手でも容赦なく毒を垂らす冷酷さを現した逸話。
  刃物や矢に塗ったりと応用方法は多々あり。北欧の神性に対して若干の特攻効果がある。


【宝具】
『夜天輝く巨人の瞳(スリング・スィアチ)』
 ランク:D~B 種別:対人宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:1
 かつてスカディが神々から奪い返し、天に奉じさせた亡き父の両眼。
 それは今も夜空に2つの星として輝き、上空から地上の女神を庇護する死線と化している。
 広範囲の索敵機構であると同時に、敵対者の急所を見抜く射撃統制装置。昼でも使えるが星である特性上、夜の方が効力は強まる。

 真名開放時は、アースガルズの神々を恐れさせたスカディの猛烈な怒りと進撃を再現する伝承再現宝具に変貌する。
 索敵範囲が一時的に縮小される代わりに敏捷と筋力のステータスが1ランク上昇。
 発見した対敵の霊核に向け、巨人としての本領を発揮した剛力の射撃を叩き込む。


『狼吼轟く女神の館(ヨトゥン・トリルヘイム)』
 ランク:B+ 種別:対陣宝具 レンジ:99 最大捕捉:99
 巨人の地、厳しい冬の世界。
 その山合いにある彼女の館、スリュムヘイムとその環境を再現する。
 常に猛烈な吹雪が止まず打ち付け、大狼の遠吠えが木霊する轟きの山館。

 世界の上に環境を建築する、固有結界とは似て非なる大魔法。
 発現中はスカディの全ステータスランク上昇に加え、効果範囲内のフィード判定は常に雪原、スキルによる敏捷補正が得られる。
 この空間でのみ、彼女は女神と巨人、両方の権能をフルに発揮することが可能。つまりいくらでもデカくなれる。
 ただし固有結界やどこかの黄金劇場とは違い、空間的にも物理的にも敵の退路を断つ意図は希薄と言える。
 よって逃げ出すことは不可能ではない。本気を出した巨人の手から逃れられるものならば。
 ちなみに館の生活環境が悪すぎて前夫とは破局しているが、「ヤツの家の環境も大概最悪」とはスカディの談。

【weapon】
 イチイの弓。
 スキー板。

 スキー走行による高速移動を得意とする。
 また巨人の体躯から放たれる射撃は、一発一発が大地を吹き飛ばす程の凄まじい破壊力を誇る。
 イチイの弓は後夫に作って貰ったらしい。


【人物背景】
 北欧神話に登場する巨人であり女神。巨人の地ヨトュンヘイムの山合いある館、スリュムヘイムに住む麗しき花嫁。
 スキーの女神、狩猟の女神としても知られている。
 アースガルズの神々の計略によって父スィアチを殺害された彼女は仇を討つべく怒れるままに神の地へ単身で進撃。
 その殺気は神をしても恐れを禁じ得ず、和解を提案された結果、紆余曲折の末、彼女は神と婚姻し自身も神族の一員となった。
 スカディの容姿は書物や場面によって大きく形容に開きがあり、ある時は獰猛で冷酷な巨人族の女戦士、ある時は美しき女神として描かれる。
 此度の現界では、逞しき巨人としての側面が少し強めに現れているようだ。

 狩猟とスキーの神としての逸話からアーチャーの他にランサーとライダーの適正を持つが、そもそも女神・巨人スカディは通常の聖杯戦争では単一霊基で召喚可能な英霊ではない。
 これは異質な環境と偶発的な要因が重なったエラーのような現界である。

【外見・性格】
 身長2メートルを超える筋骨逞しい巨体でありながら、どこか優雅な所作で気品を感じさせる女性。
 クセの強い黒髪ロングをオールバックにした姉御なヘアスタイル。服装は狼毛皮のコートにデニムパンツ、金のアクセを多数身につけている。
 4月の街では少し暑苦しく見えるが本人に気にした様子はない。

 性格は基本的に非常に大雑把でサバサバ気質。
 人間の悪も愚昧もまた良しと受け入れるが、一方で酷薄な面もあり、死ぬなら死ぬでそれまでの存在なのだろうと突き放す。
 かと思えば一度怒ると手が付けられない暴走状態に突入する激情家の側面もあり、正に巨人の獰猛と女神の品格を両立させた存在として君臨している。


【身長・体重】
 221cm・95kg
 第2宝具発動時に可変。


【聖杯への願い】
 ああ、そういや考えてなかったね。いい男でもいりゃ紹介してちょうだいな。


【マスターへの態度】
 愚かな悪党としてそれなりに気に入っている。
 見ていて退屈しない馬鹿は結構好み。せいぜい笑わせてほしいと期待している。

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最終更新:2024年08月07日 01:24