【名前】
神寂 縁/Kamusabi Enishi
【性別】
男性
【年齢】
58
【属性】
混沌・悪
【外見・性格】
実年齢から十歳以上は若く見える活力漲った容姿。微笑みは柔和で物腰も柔らかく、およそ怪しさや危険さとは無縁の人物。
大柄だが威圧感を感じさせず、老若男女の誰にも信用を置かれる人種。
その真実は狡猾で強欲な殺人鬼。他人を支配すること、そして自分だけが支配されないことに究極の快楽を覚える破綻者。
【身長・体重】
195cm・88kg
【魔術回路・特性】
質:B 量:EX
特性および起源:『支配』
【魔術・異能】
起源覚醒者である。
起源に覚醒すると人はその起源に囚われる。
見てくれは人でも、既に内側は人間のそれではない。
殺めた者の魂を喰らって体内に貯蔵する構造を有しており、死徒とも似て非なる地上唯一の生命体として確立されている。
這い寄って絞め殺し飲み込んで胃袋の中で飼い慣らす支配の蛇(ナーハーシュ)。
貯蔵した魂の総てが神寂縁の所有物となり、支配する量を増やせば増やしただけ際限なく強化される現代の怪物。
既に神寂縁の戦闘能力及び存在規模は常軌を逸した領域に突入している。
【備考・設定】
高浜総合病院院長『高浜公示』 藤堂工業会長『藤堂明宏』
しらすエンターテイメント代表取締役社長『綿貫齋木』 静寂美容整形外科院長『静寂暁美』
花房水産代表取締役社長『花房充』 一城アニメーション代表取締役社長『一城正成』
広域指定暴力団烈帛會理事長『山本帝一』 直木賞作家『呉呉朝子』
警視庁公安部捜査一課長『根室清』 児童養護施設あさぎりの園院長『森山過鉾』
広域指名手配被疑者『巳城慶弔』 黒山コンサルタント所属『女城顕貴』
白鷺教会神父『アンドレイ・ダヴィドフ』 宗教法人聖法蓮華の会会長『松永創象』
……などなど、様々な顔と名前を持つフィクサー。此処に羅列した名前と肩書さえほんの一部でしかない。
食らった子ども達の魂を体内で仮想成長させ、あり得たはずの未来の姿を象って他人を装う。
当然『神寂縁』は一度に一箇所にしか存在できないが、縁はそれを彼自身の卓越した偽装工作と頭脳で賄っている。
少なくとも現状、神寂縁の正体へ迫ることのできた人間は存在しない。
その正体は日本全土を股にかけ、時に事故死、時に失踪、時に病死、そして時には包み隠さず殺人として――
"最初の殺人"から数えて四桁以上の子どもを殺害している児童連続殺人犯。
彼が愛するのは少女のみだが、支配する上では都合がいいので少年もほどよく殺す。
少女は趣味。少年は仕事。必要なら大人も殺すが、興味がないので基本的には食わずに捨ててしまう。
最初の殺人は十三歳。遊びの帰りに見かけた同級生の女子を、ふと思い立って殺害。
以後、立て続けに六度の殺人を六日間連日で犯す。日本犯罪史に残る凶悪事件、通称『東京都児童連続殺人事件』である。
彼自身にも説明のできない不合理な行動だったが、結果的に彼は裁かれることはおろか、容疑者として疑われることもなかった。
最終的に全く見ず知らずの"誰か"が逮捕され、その瞬間に縁は過去に覚えたことのない快楽を感じる。
罪の報いを受けない快楽。この法治国家において、自分だけが理に縛られていない自由感。
自分は何物にも支配されず、死と暗躍でもって他人を支配する存在。狡猾なる蛇なのだと気付き、縁は自分の起源を自覚する。
かくして支配の蛇(ナーハーシュ)は産声をあげた。世界など望まず、ただ殺人を続けて私腹を肥やす、社会の影そのものである。
【聖杯への願い】
聖杯という赤子を支配し、糧にする。
願望器の断末魔が聞きたい。
【サーヴァントへの態度】
非常に関心を寄せている。
当分の間は素直に戦力として運用。
最終更新:2024年08月07日 01:25