【クラス】
 アーチャー

【真名】
 天津甕星@日本神話

【属性】
 混沌・悪

【ステータス】
 筋力:C 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:A 幸運:E 宝具:A+

【クラススキル】
 対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても傷つけるのは難しい。

 単独行動:-
 マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。
 支配の蛇を主としたことで機能を失ってしまっている。

【保有スキル】
 まつろわぬ者:B++
 服従させるべき者。そして、それを拒み続けた者。
 カリスマ系のスキルを無効化し、敵対者が王・支配者・神の属性を持てばステータスに補正を受ける。
 彼女は単独ではない。その体内には、信仰と矜持に身を投げた者たちの死魂が血肉のように張り巡らされている。これは彼らの意思である。

 神の敵対者:EX
 国譲りへ弓を引いた、悪なりしと定められた存在。
 神性を有する存在に対し、天津甕星の矢は常ならぬ冴えと輝きを見せる。
 沸々と燃え上がる、闇色の……夜空の如き矢を放つ。

 慟哭の金星:A
 星神の権能。
 もとい、それがサーヴァント化に当たってスキルに堕ちたもの。
 魔力放出による超高速移動。短距離はもちろん、長距離移動にも転用可能。

【宝具】
『神威大星・星神一過(アメノカガセオ)』
 ランク:A+ 種別:対軍/対城宝具 レンジ:1~1000 最大捕捉:100人
 星の矢。自身の霊基の一部を矢に練り込み放つ、極光の狙撃宝具。
 極めて長距離の射程範囲と、あまたの魂を宿すゆえの破壊力を併せ持つ"撃つ"ことの究極。
 自分自身を素材に込める性質から乱発は生命力の枯渇に繋がるが、その分威力と価値は極めて高い。 
 込めた霊基質量に応じて威力は変化し、最大では対城級・戦略兵器級の被害を生み出すことができる。

【weapon】
 弓と矢。
 矢は尽きることがない。

【人物背景】
 悪なる星神。葦原中国平定に際し、単独で国譲りに反抗し続けた〈まつろわぬ神〉。
 きわめて高い戦闘能力と、大いなるものに膝を突かない反骨心を併せ持った女。
 経津主神、武甕槌命さえ打ち破り、そして建葉槌命の派遣でようやく退いた。
 曰く、災害のような女。最悪の神の一体であり、まさしく凶星。

 その真実は、神々による平定を頑なに受け入れなかったとある信心深い部族に起因する。
 件の部族は平定を拒み、天津神に対抗するべく一計を案じた。
 星神を信仰する部族に伝わっていた大儀式。すべての命をひとりの巫女に束ね、夜空で見守る星神を地上に下ろす憑神――神下ろしの儀。
 傲慢な神々に誅を下すべく、そして部族の尊厳を守るべく、彼らは星神の威光に想いを束ねて喜んで身を投げた。
 いまだ未熟だった巫女は儀式に難色を示したが些末なことだ。
 かくして儀式は完遂される。しかしながらそうして誕生したのは、決して天に坐す星の神なぞではなかった。

 擬神招来。天の星神の神威を下ろし、それを部族全員の死霊と融合させた巫女の肉体に憑依させた、まがいものの星神である。

 ……建葉槌命に討伐されるまで、天津甕星は狂おしく戦った。
 その振る舞い、その神威。まさに悪神。
 されど彼女の言動、そして表情は決して由緒ある神には見えず。
 ――まるで、歳相応の少女のように見えたという。

【外見・性格】
 夜空の黒を抜き出したような黒髪を肩口まで伸ばした、高校生ほどに見える少女。
 民族衣装風の装束に無数の札を貼り付けており、腰には弓を携えている。
 ぶっきらぼうでやさぐれている。敵には容赦がないし、味方にも態度が悪い。
 彼女は結局、星神になんてなりたくなかったのだ。国なんて、さっさと譲ってしまいたかったのだ。

【身長・体重】
 154cm・45kg

【聖杯への願い】
 この身体から解き放たれ、普通の人間として死にたい。

【マスターへの態度】
 外道畜生。見るもおぞましい怪物、魑魅魍魎のたぐい。
 聖杯に用がなければ一生関わりたくなかった人種。

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最終更新:2024年10月15日 00:50