桜場コハル作品エロパロスレ・新保管庫

今日のみなみけ〜9月13日

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千秋 「今日はハルカ姉さまの帰りが遅い」
夏奈 「ほいじゃー私が作ってあげようじゃないか!」
「待て。私がやる」
「なんでだよー。たまには姉を信用しろよ」
「お前に作らせるとこっちの命が危ないんだよ。このバカ野郎」
「いーからお前は宿題でもやってろ!! 今からここ(台所)はこの私が占拠したっ他社の介入は認めん」
「だが断る。それと、字が違う」
「いちいち五月蝿い奴だなぁ。いーから任せておけって」
「……………」

数分後……

「おい、バカ野郎」
「誰が救いようの無い哀れなバカ野郎だ」
「そこまで言ってない。これは何だこれは?!」
「これって……誰がどう見てもアレだろ? アレ」
「お前が『野菜スープの様なもの』を作っていたらしいって事はわかった。 で、どこをどうすればこうなるんだ。油ギトギトじゃないか!!」
「いやさぁ、冷蔵庫開けたときにビミョーに残ってたマーガリンを見つけたからさ…… 取り敢えず全部入れて炒めてみたんだよ」
「全部って、どう考えても入れ過ぎだ。どうしてくれるんだ、このバカ野郎!!」
「まぁまぁ、きっと旨いら? ほれチアキ、あーん」
「まずお前が毒味しろ」
「ちぇ……あーん……うっ……………胃がもたれそう…………ぐへぇ」
「(やっぱり…………)こうなった以上、この大量の毒物はお前が責任を持って処分しろ」
「うぅ、そこまで言わなくてもいいじゃないか………ぐすん。 お、そうだ!! いい事考えた!!」
「やめろ!! これ以上悪化させるつもりか!!」
「カレー粉入れれば何とかなるら? そりゃっ!!」
「うわぁぁあああああ………」



春香 「今日のカレー、本当にカナが作ったの? すごく美味しいわね」
「はい、信じがたい事に、これはカナが全部作りました」
「野菜はマーガリンで炒めて、カレーはルーじゃなくて粉を使ったのね。で、カナはどうしてさっきから機嫌悪いのかしら?」
「つまらん!! 実につまらん!! チアキはともかく、ハルカに『美味しい』と褒められたのが実につまらん!!」
「素直に喜べよ。珍しくお前の料理が評価されたんだから」
「いやいや。ここはセオリー通り、一口食べて気絶してもらわねば面白くないだろ?」
「どんなセオリーだ、それ。こっちは危うく人柱にされるところだったんだぞ?」
「ふん。どんなに私を褒めちぎっても、何もやんねーからな!」
「あらあら、カナったら照れてるの?」
「なっ…………………………!!! べ、べ、べべべべべべべ別に照れてなんかいねーよ!! ハルカやチアキや藤岡に褒められたって別に嬉しくなんかねーよ。文句あるなら食うな」
「別に文句は無いわよ。美味しいわよ。ところで、どうして藤岡くんの名前が出たの?」

「……………!!!!」

「ハルカ姉さま。カナの顔が茹で蛸の様に真っ赤です」
「あらあら、カナったら。ふふふ」
「?」
「う、うるせーよ/////////// ハルカのくせにからかうなよ//////////」
「カレーまだ残ってるから、明日藤岡くんに食べてもらったら? きっと喜ぶわよ」
「だから……アイツには食わせねーよ!! もっと上手く作れるまではな!!」



「やれやれ。どうして素直に喜べないんだ。このバカは」

そのころ……
藤岡 「へっくしゅん! 誰かが噂してるのかなぁ」



【カナの料理メモ】
ハルカがどうやって作ったか教えろとうるさいので、特別に教えてやろう。

本当は野菜スープを作るつもりだったんだ。
野菜は……えーっと、冷蔵庫にあった玉葱と人参、キャベツにブナシメジ、
それに確かジャガイモを入れたような気がする。
あと、挽肉も冷凍してあったから、それも入れてみる事にした。
で、油で炒めるよりはマーガリン使った方が良いかなって思って、
ちょうど上手い具合に残ってたマーガリンを見つけたから、
それをぜーんぶブチこんで炒めた。油がはねて大変だったよ。
適当に炒めたら水を入れてぐつぐつ煮込むんだ。
マーガリンで炒めたから、すぐに沸騰するよ。
沸騰したら弱火にして、漫画でも読みながら気長に煮込めとチアキが言うので、その通りにする。
(千秋: 『漫画でも読みながら』とは言っていない)

あ、ダシは市販の「だしの素」と、余っていた「うどんスープのもと」を入れた。
今日は和風だよ。和風。
あまり煮込みすぎると良くないとチアキが言うから、テキトーにかき混ぜて、

実を言うと、本当はパイナップルとりんごジュースとえびせんべーとかも入れたかったんだけど、
今日に限って家には無かったのであきらめた。
普通過ぎてつまらないけれども、まぁたまにはシンプルなやつも悪くない。


後は隠し味に醤油を入れれば出来上がりなんだが………………。
……………いかん。油ギッシュで口に入れた途端気持ち悪くなった。
何か良いものは無いか? お、そうだ。良い事考えた!
私はひらめいた。我ながら自分の才能に惚れ惚れするよ。
カレー粉を入れれば何とかなるんじゃない?
そう思った私は戸棚にあったカレー粉をざっざっとぶっかけた。
するとどうだ。取り敢えず……まぁ、見た目だけはカレーぽくなってきたじゃないか。
素晴らしい。実に素晴らしい。

で、ハルカのやつ、珍しく私の事をからかってきた。
このカレーもとい野菜スープを藤岡に食べさせるのはもったいない。
藤岡にはカレー粉で誤摩化したやつじゃなくて、
パイナップルとりんごジュースとチーズとチョコビの入った"正規版"を出さなきゃな。
何せ、あいつは番長だ。中途半端なものを差し出したら、さすがの私も蹴られるだろうからな!!

ああ、もうそろそろ観たいテレビがあるから、私はこれで失礼するよ。じゃあな!!


  • 「夏奈の3分クッキング?」 -- 名無し (2009-05-17 02:52:59)
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