沼津市民化に続いて、今度はみなみけを茅ケ崎市民にしてみた。
「カナ、ちょっと『たまや』までお使い行ってきて」
「よーし、行くぞチアキ」
「おう、行くぞ、バカ野郎」
「ハルカー、チアキが人参スティック食べたいって」
「いいから早く行ってらっしゃい」
「はーい」
「よーし、行くぞチアキ」
「おう、行くぞ、バカ野郎」
「ハルカー、チアキが人参スティック食べたいって」
「いいから早く行ってらっしゃい」
「はーい」
マンションを飛び出した二人は、自転車で地元のスーパー『たまや』へと向かう。
茅ケ崎という町は道が狭いので、多くの人は自転車を使う。
朝の通勤・通学風景は、まるで社会科の資料集に載っている『北京の通勤風景』そのものだ。
「しっかし狭い道だよな。平塚や藤沢が羨ましいよ」
「贅沢言うなよ。バスが通れるだけマシだろ」
茅ケ崎にとって、バスが通ればそこは『広い道』である。
たとえ、そこがすれ違い不可能な隘路だとしても。
勿論、幹線道路はちゃんとあるし、国道もある。
ほどなくして二人はたまやに到着した。
色違いのアメリカ製ビーチクルーザが駐輪場に肩を並べる。
茅ケ崎という町は道が狭いので、多くの人は自転車を使う。
朝の通勤・通学風景は、まるで社会科の資料集に載っている『北京の通勤風景』そのものだ。
「しっかし狭い道だよな。平塚や藤沢が羨ましいよ」
「贅沢言うなよ。バスが通れるだけマシだろ」
茅ケ崎にとって、バスが通ればそこは『広い道』である。
たとえ、そこがすれ違い不可能な隘路だとしても。
勿論、幹線道路はちゃんとあるし、国道もある。
ほどなくして二人はたまやに到着した。
色違いのアメリカ製ビーチクルーザが駐輪場に肩を並べる。
「えっと、これと、これと、これと………これだな」
「おい、買ってにお菓子も追加するな、バカ野郎」
「えー、そろそろストックも尽きることだし、ついでに買っちまおうぜ」
「だからやめとけって」
「くそ……、また今度にするか」
「後は……『アレ』だな」
「うん、『アレ』だね」
「今日はあるかな?」
「今日はあるといいね」
「おい、買ってにお菓子も追加するな、バカ野郎」
「えー、そろそろストックも尽きることだし、ついでに買っちまおうぜ」
「だからやめとけって」
「くそ……、また今度にするか」
「後は……『アレ』だな」
「うん、『アレ』だね」
「今日はあるかな?」
「今日はあるといいね」
「お、あるじゃないか。運が良いな」
「よし、一番良いやつを選ぶんだ。早くしないと他の人に取られるぞ」
「よーし、じゃあ、これ」
「バカ、こっちの方が良いだろ」
「じゃあ、こっちだ」
「いや、こっちだ」
「なら両方入れちまえ」
「交渉成立だな。ほら、さっさと籠に入れろ」
「よし、一番良いやつを選ぶんだ。早くしないと他の人に取られるぞ」
「よーし、じゃあ、これ」
「バカ、こっちの方が良いだろ」
「じゃあ、こっちだ」
「いや、こっちだ」
「なら両方入れちまえ」
「交渉成立だな。ほら、さっさと籠に入れろ」
「ただいま~」
「おかえり、『アレ』、売ってた」
「おう、売ってたぞ。今朝はちゃんと獲れたみたいだな」
「良かった。準備出来てるから早く用意しましょ」
「おかえり、『アレ』、売ってた」
「おう、売ってたぞ。今朝はちゃんと獲れたみたいだな」
「良かった。準備出来てるから早く用意しましょ」
いつもよりちょっと多めにご飯を盛り、その上に好みの野菜とうずらの卵、
そして主役の『アレ』を入れる。
「それじゃあ、頂きましょうか」
「おう」
「いただきます」「「いっただっきまーす!!」
そして主役の『アレ』を入れる。
「それじゃあ、頂きましょうか」
「おう」
「いただきます」「「いっただっきまーす!!」
茅ケ崎と言えば生シラス丼。生シラス自体が湘南以外では食べられないので、
お越しの際は一度ご賞味あれ。
お越しの際は一度ご賞味あれ。
自分の住んでる街だとローカルネタが多くなりそうだな……。
いっそのこと「ご当地みなみけ」でもやらかすか。
いっそのこと「ご当地みなみけ」でもやらかすか。