桜場コハル作品エロパロスレ・新保管庫

吉野警報発令中

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coharu

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昨日の事だった。
私は内田とチアキ達で、シュウイチ君の家に遊びに行っていた。
本当は一緒に宿題をやるのが目的なんだけど、こうして大勢集まると遊ぶことが多い。
宿題をさっさと片付けて、ゲームをしたりして楽しんだ。
その帰りの時の事だった。

帰りはチアキと一緒だった。
内田は用があると言ってさっさと帰っちゃったけど、一体何があったのかな。
「────結局、おかしなことは起こらなかった。
 起こっていたとしても、何が『おかしなこと』か、分からなかった」
そっか、分からなかったんだ。ふぅん───。
「私が知っている範囲だったら、教えてあげよっか?」
「おう、知ってるなら教えてくれ。
 カナのバカが妙な事を言いやがったせいで気になって仕方がないんだ」
ダメだよ、カナちゃん。チアキに変な事教えたら。
私の楽しみが減っちゃうよ。
「チアキ、ちょっと耳貸して」
チアキが私の方へ耳を向けると、私はそこに手を当てて、簡単に説明してあげた。
チアキの顔色がどんどん変わっていく。ちょっと面白い。
「─────そ、それはカナが言っている『おかしなこと』とは違う様な気がする」
ほぅ。カナちゃん、ダメだよ。中途半端に話したら。
「そだね。どちらかと言えば『きもちいいこと』かな?」
「てか、お前、そんな事するのか」
「うん、ここだけの話だけどね」
「いつ頃からだ? その、『きもちいいこと』とやらを始めたのは」
「うーん、そーだな。お風呂入ってる時にちょっと指を入れたら気持ちよくなっちゃって……」
「!!」
そんなに驚かなくたっていいじゃない。チアキちゃんも試してみたら? でも、誰もいない所でやろうね。
「そうするよ。聞いてて恥ずかしくなった」

「あ、私はここで。じゃあ、また明日ね」
「おう、じゃなー」

明日、楽しみに待ってるからね。ふふふふふ……。



一週間後────。
私は内田の家へ遊びに行っていた。
美味しいお菓子を食べて、本を読んだり、学校の事を話したりして楽しんでいた。
「───でさ、私も気になったんだけど、『おかしなこと』って、何?」
内田が訊きたがっているのは、先週、チアキが突然言ったあの一言。
あの現場に居合わせていて想像付かなかったってコトは、内田も結構『純』なんだね。
「『おかしなこと』は私も分からないけれど、『きもちいいこと』なら教えられるよ?」
『おかしなこと』については、どんなコトをするのかは知ってたりするけれど、
具体的にどうするかは流石に知らない。小学生で知ってるのもどうかと思うけどね。
「きもちいいこと?」
「そう、『きもちいいこと』。知りたい?」
そこで「はい」と答えるのが、スジってものだよね?
「う、うん……知りたい」
はい、良くできました。じゃあ、教えてあげるね。

「じゃあ、そこのベッドの上に座ろうか」
私は彼女の部屋の一角を占める、壁にぴったりくっついたベッドの方を指さした。
ふかふかのあったかそうなベッド。枕元のぬいぐるみが可愛いね。
私はベッドの上で内田と隣り合わせに座って、壁にもたれかかる。
自分はたまにやっているくせに、人に教えるのって何だか恥ずかしい。

そして───。

「んんっ───!!!!!」
「ぁあっ───!!!!!」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。
おしっことは違うトロトロとした液体が、私と内田の大事なところから溢れ出る。
ベッドの上は大惨事。予め切り開いたゴミ袋を下に敷いていたのは正解だった。

「───気持ちよかった?」
「な……なんか、変な感じ」
「ふーん、じゃあ、今度は私が内田を気持ちよくさせてあげるよ☆」
「へっ?」
「大丈夫。優しくしてあげるから」
「ちょ、ちょっと待って、え? ゎわっ、ひ、ひぃぃいいい!!」

私が内田の大事な所に指を入れる。そう言えば他の人のに入れるのは初めてだね。
内田をいじるのは面白い。彼女はあっという間に気持ちよくなってしまった。

「あまり大きな声は出さないほうがいいよ? ふふっ」
「ぁあ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、も、もうダメ、で、で、出ちゃう!!」
「じゃあ出しちゃえば?」
「ち、違うの!! さ、さっきのとは、ち、ちっ、違うの!!」
「?」
「さっきのと、いっ、一緒に……、お、おしっこも、で、出そうなの!!」
私はこの時、内田の言っている意味が分からなかった。
気持ちよくなる時に出てくるのは……アレであって、おしっこではない。
「へぇ~」
むしろ気になるのでもっともっと刺激を与えてあげた。いっちゃえ~!!
「だ、だから、もう、と、止めて、あ、あん、あんっ、もう、ダメ、ダメ! で、出ちゃう!!」
最後に私が見たのは、クジラの潮吹きの様に噴き出す、内田のアレだった。
ちょっと色が付いているのって………まさか、ね。
私も人にされると、ああなっちゃうのかなぁ。

「じゃあ、またね」
「う、うん。明日……学校でね……」
夕方、私は電池切れの内田と別れて家路に就いた。



少し時間を戻すね。
チアキに「きもちいいこと」を教えてあげた次の日のことだった。

「おはよ~、チアキ」
「おう、お早う」
「どうしたの? 朝から疲れてるみたいだけど」
「どうもこうも、お前のせいだバカ野郎!!」
チアキが私に「バカ野郎」と言う程怒るのは珍しい。私、チアキに何かしたっけ?
「あぁ、やったんだ。きもちいいこと」
「う、うるさいよっ! あの後、カナが乱入して大変だったんだぞ」
へぇ、それは私も見たかったな。
「カナちゃんも一緒にしたの?」
「ち、違う。風呂場でやってたらあのバカがいきなり入ってきたんだよ」
それって、私はちっとも悪くないじゃん。
てか、何でチアキは顔を真っ赤にしてるんだろう。まぁいっか。
「それで? それで?」
「結局夜中までいじくり倒された。だからあまり寝てなくて眠……ふぁ~あ」
ハルカちゃん、チアキ達がこんなことやってたのに気が付かなかったのかな。

「ねぇ、今日、チアキの家に行ってもいい?」
「いいけどお前、カナに殺されるぞ」
カナちゃんはそんな酷いことする人じゃないよ? 私じゃないんだから。
「ん? 今何か言ったか?」
「ううん、別に。ねぇ、行ってもいい?」
「う、うん。いいよ」
何か『嫌な予感がする』って顔してるね。大丈夫だよ。悪いことはしないから。
私はチアキやカナちゃんと一緒に『きもちよく』なりたいだけなんだから。


放課後。
私は内田達と別れた後、チアキと一緒にチアキの家へ向かった。
チアキの家は私とは正反対。住宅街の中でひときわ目立つマンションに住んでいる。
向かっている途中で急に雨が降ってきた。しかも大降りだ。
予報では夜から降るとは行ってたけど、今は3時前。雨雲さん、ちょっとせっかちじゃない?
そうだ! 今日は折り畳み傘持って行くの忘れたんだった。チアキも持っていなかったみたいだ。
「急げ!!」
と、チアキは私と一緒に走るものの、私の方が足が速い。
結局私がチアキの腕を引っ張る形で、チアキの家へと向かった。

ザァァアアアアアアアア!!!!!!!

「ただいまー」「お邪魔しまーす」
川の様になった道をひたすら走り、国道と御殿場線を渡ってやっと家に到着した。
雨の止む気配は全くない。それよりも、私もチアキもびっしょりと濡れていた。
下着が透けていてちょっと恥ずかしい。チアキは何も着てなかったみたいでもっと大変な事になっている。
「誰も居ないね」
「何だ。カナは居ないのか」
へっくち。
「このままでは風邪を引く。吉野、先にシャワーを浴びれ」
「え、そしたらチアキ、風邪引いちゃうよ」
「いいから先入れ。客人に風邪引かせる訳にはいかん」
「じゃあさ、一緒に浴びようよ」
「おう、そうか。その手があったか。そうしよう」

私は、今日ばかりは雨雲さんに感謝した。
お陰でチアキちゃんと一緒に『たのしく』お風呂に入れたのだから。
私もきもちよくなれて良かったよ。本当に。



別の日。内田の家の前のヨーカドーで。
私がおつかいのついでで衣料品売り場へ行くと、そこにはマコちゃんが居た。
何故か内田もそこに居て、明らかに小学生にはまだ早いモノを見て何か話しているようだ。
そう言えばマコちゃん、中学生なのにペッタンコだ。私のもちゃんと育つか心配になってきた。

売り場をぐるりと廻ってから元の場所へ戻ると、ちょうどマコちゃんと内田が別れる所だった。
その後、1人になったマコちゃんはトイレの方へと向かう。
「…………えっ?」
マコちゃん、そっちは男子トイレだよ? 一応個室はあるけれど………。
(男子トイレへは学校のトイレ掃除の時に入ったことがあるので、中の様子は知っている)
私は出口で待ち伏せしてマコちゃんを捕まえることにした。

「マーコちゃん☆」
「ひゃぁあ!!!」
「驚いたのはこっちだよ。マコちゃん、そっちは男子トイレだよ」
「えっ?! う、うそ………あ、ほ、ほほほホントだ。嫌だなぁ、オレってば間違えちゃった。
 あは、あは、あはははははははは………」
嘘付いてるの、バレバレだよ。前から色々と引っ掛かってたんだよね。
単刀直入に『彼女』へ訊いてみた。
「ねぇ、あなた、マコトくんでしょう?」
「へっ?」
声が裏返った。可愛い。
「な、何を言ってるのかな? オ……オレはマコちゃんで、マコトじゃないよ?」
普通、自分の名前に「ちゃん」は付けないよね?
「………ふーん。ちょっと私に付き合って」
そう言って、『彼』が答える前に、私は『彼』の腕を引っ張って、目の前の車椅子用トイレに入る。

「ねぇ、マコちゃんが女の子だってトコ、見せてくれる?」
私はマコちゃんを睨んで、その後でにっこりと笑ってあげる。
彼の挙動はどうみてもチアキにからかわれた時のマコトくんだ。汗、凄いよ。
「ど、どうしよう………。このままだとバレる」
声に出しちゃダメじゃん。
私は彼の腕をとって、自分の胸に押し当てた。
「うわっ!! よ、よ、よよよよよよよよよ吉…野??」
もしマコちゃんが本当に『女の子』だったら、ここまで慌てる事はない。
「どうしても白状しないんなら、そのスカート、中まで下ろしてあげる」
マコトくんは遂に観念したのか、その場に泣き崩れた。大丈夫。私、酷いことはしないから。
「ふふっ、マコトくん、可愛い」
これは本当のこと。だって、マコトくん、可愛いんだもん。女の子が嫉妬しちゃうくらいに。
「い………何時から気付いた?」
マコトくんは顔を上げると、私を見てこう言った。
「うーん、ついさっき」「うそだ!!」「うん、うそ」「何時から?」「この前」
マコトくんは私を見て怯えている。多分彼には、私やチアキを女の子だと偽った罪悪感と、
この後、私がクラスじゅうに彼の事を話すんじゃないかという恐怖感でいっぱいなのだろう。
「大丈夫。この事は言わないから」
「えっ、ほ、本当に?」
「うん。本当。約束するよ」
私は本人が知られたくないような事を言いふらしたりなどは絶対にしない。
私も色々人に言えない事があるからね。特に家の事がバレると、私自身も色々とマズいからね。
でも、マコちゃんの正体を暴いて、手ぶらで帰る私ではない。
「ほ、本当だな。有り難う!!」
「うん。でも、条件があるの。聞いてくれる?」
「う、うん。何でも言うこと聞く」
あ、そう。ふふふ。

「じゃあ、今日だけ女の子になって」
「へっ?」
この後、私はトイレの中でマコちゃんを『きもちよく』させてあげた。
男の子のアレって初めてみたけど、面白いね。



衣替えも終えて、梅雨に入ったある日。
「チアキ、明日、チアキの家に遊びに行ってもいい?」
「丁度良かった。カナがお前に会いたがってたぞ?」
「カナちゃんが?」
「ああ。それと、すまんが明日、私はハルカ姉さまとサントムーンに行く予定だからお前とは遊べない」
サントムーンとは、隣の清水町にあるショッピングモールのことだ。
チアキとは遊べないのは残念。でもカナちゃんが会いたがってるのか。
「分かった。カナちゃんに明日行くって伝えてくれる?」
「はいよ。お前、絶対に変なことするなよ? 最近、内田よりもお前の方が心配だ」
変なことはしないよ。『きもちいいこと』はするけど。
あ、でも相手は中学生のカナちゃんだから、私が逆にされちゃうかも………。

翌日、私はチアキの家へと向かった。
「形勢逆転」という言葉を覚えたのは、この日のことだった。


吉野警報解除へつづく→

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