ロボット工学三原則



アイザック・アシモフの小説「われはロボット」に登場する、ロボットが従うべきとされた原則。ロボット三原則ともいう。


概説

原則の内容は以下のようなものとなっている。

第一法則

ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二法則

ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が第一条に反する場合は、この限りでない。

第三法則

ロボットは、前掲の第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

また、アイザック・アシモフは後に第零法則を追加し、それに伴い第一法則を改めた。以下がその内容である。

第零法則

ロボットは人類に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第一法則(改正後)

ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって,人間に危害を及ぼしてはならない。ただし,第零法則に反する場合はこの限りではない。

また、この原則は自ら判断能力を有するロボットに適用されるもので、乗り物や道具としてのロボットや人間が操縦しているものなどには適用されない。

補足

現実には、この原則を守ることは不可能とされている(行為の結果の完全な予測が出来ないため)。

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最終更新:2021年08月01日 11:20