恒常性(ホメオスタシス)
1.生物の内部環境を一定の状態に保とうとする性質。(
生物学)
2.常に定まっていて変わらない様子。
3.同じものを見るとき、見る環境によって見え方が変化するが、対象を同じものと認識できること。(
心理学)
語源は古典ギリシア語のὅμοιοστάσις(同一の状態)。英語での記述はhomeostasis。
概説:生物学
内的・外的要因に関わらず、生物の状態を一定に保とうとする機能。生体恒常性ともいう。
恒常性の例として、以下のようなものが挙げられる。
- 暑い日などで体温が上がったときに、汗をかくことで体温を下げ一定の体温に保とうとする。
- ウィルスなどが入ってきたとき、そのウィルスを排除しようとする(免疫)。
- 擦り傷を負った後、その部分に瘡蓋が出来て傷が治った。
概説:心理学
同じ対象物を見るとき、光の加減や距離などが違ってもその対象を同じものだと認識できる傾向のこと。知覚の恒常性ともいう。
最終更新:2021年07月20日 12:03