プリプレイ 東北の地にて
2016年12月某日。東北の地を訪れた4人の冒険者たちは、日が暮れ始めたところで本格的に活動を始めていた。この地に足を踏み入れて早々に目の前に立ち塞がった、わんこ蕎麦の女性店員の快活な掛け声が冒険者たちの脳裏を過ぎる。彼等は悪夢を振り払うかのようにただひたすらにセッションへと向き合うのであった―――。
よしの:それでは旅行中第3弾のキャンペーンを始めようと思います。
PL2:はい。ふぅ~♪
よしの:皆さん心の準備はよろしいですか?
PL2:準備は~♪
かい:マイクに入ってないと思うよ(苦笑)
よしの:意外と入ってると思うけど?
PL2:ちょっと遠いっていうのはあると思うけど。
よしの:ではいきますよ~。
一同:はーい。
今回予告
アロケン率いる妖魔の大軍勢から、突如襲撃を受ける国境都市ラクレール。
エイテルを連れ、街からの脱出を試みたドラ猫な~ん(仮)一行であったが、その一行の前に上位魔族フィリーネが立ちはだかった。
戦いの末フィリーネを退けた一行は、砂漠の街コンディートを目指し、一路東へと向かう。
しかし、その行く手には昼を知らない深い森が待ち受けているのだった。
せいろん:また森か…!
PL2:もりもり。今日はもりもりだよ。
kuro:まるまるもりもり。
かい:うん、ダンジョン大変だったね。お疲れ様(他人事)
よしの:よろしいかな?
アリアンロッド2E EYES ―another story― 第八話「両翼、合間見える」
キミたちはもう1つの歴史を体験する。
PL2:ボスが…だから、あの、出るんだと!
かい:なるほど、なるほどなるほど…!
よしの(以下GM):それではじゃあ皆さんの成長報告から聞きましょう。
せいろん:両翼、愛まみれる(笑)
PL2:両翼、愛にまみれる(笑)
kuro:まみれないまみれない(笑)
PL2:両翼、まみる(笑)
kuro:羽だらけにはならないよ(笑)
せいろん:愛欲まみれる(笑)
kuro:まみらないの(笑)
GM:じゃあPC①ドラドルさん、成長報告お願いします。
せいろん(以下ドラドル):成長報告、ドラドルは(流暢な滑舌で)イレブンになりました。メインクラスはウォーロード、サポートはバイキング。種族はドラゴネット。えーと、HP?MP?
GM:そこまで細かく言ってくれる?うん、どうぞ。
ドラドル:HP124、MP87。【行動値】は…変わってないと思うんだよなー。【行動値】10から減って8です。スキルは≪オーバードライブ≫取りました。≪ファストセット≫取りました。≪ビルドアップフォース≫取りました。
かい:火力がアップだよーん。
kuro:瞬間火力がだいぶ出るね。
ドラドル:以上です。
GM:はーい、ありがとうございますー。では続いてPC②チェン=シェンファンさん、お願いします。
PL2(以下シェンファン):何か知らんけど、シェンファンがPC②なんですよね?
ドラドル:あれ?ヒロインだったっけ?(笑)
シェンファン:ヒロ、ヒロイン…なのかなー?(笑)
kuro:陰のヒロイン。陰のあるヒロインだ(笑)
シェンファン:シェンファンは11レベルになりましたー。えー上げたのはいつもの通り、【敏捷】【知力】【感知】。取ったスキル、≪ダブルキャスト≫1、≪ニゲイト≫1、≪ブーストフォース≫を2レベルに上げましたー。
kuro:≪ブーストフォース≫ね。
かい:強い(確信)
シェンファン:そのぐらいか?特に何も変わってないよ。
GM:では【行動値】は?
シェンファン:【行動値】…こんなに低かったっけ?13しかないんだけど。
GM:では続いてPC③。ナミキさん、お願いします。
かい(以下ナミキ):はーい。えーと、レベル11になりましてー。特段何も変わってませんけれども、取ったスキルが≪ハイプロテクション≫2、≪ライトバースト≫2、≪ディバインフォース≫だよ?装備も特段変わっていません。【行動値】が8でーす。以上。
ドラドル:そうね、いつもどっちから動くって話をしてるもんね。
ナミキ:うん、そうね。仲良く一緒だから。
GM:では…どうしよう?定番のやつをやっとく?では早速オープニングに入ろうと思います。
シェンファン:でしょうね(笑)
kuro:おいおいっ♪
一同:おいおいっ♪(笑)
kuro:ここまでね(笑)
GM:じゃあ仕方ないからPC④、リーフさんどうぞ。
ナミキ:多分これ原稿に書いてあると思う(笑)
kuro(以下リーフ):えーと、レベル11になりました。スカウトです。
ナミキ:スカウトなんだね。
シェンファン:いや、なっちゃダメでしょう。エクスプローラー以外には未来がねぇぞ。
GM:間違いなく(笑)
リーフ:(スルーして)えっとねー新しく取ったのは、あ、≪マジックバレット≫取った。やっぱねー魔法ないとねーしんどい時がある(笑)
ドラドル:うん。何かこう、斬新感がない(笑)
リーフ:と、あとは射撃攻撃のダメージアップのために≪マークスマン≫1個取ってー。
ナミキ:これは見たことある。
シェンファン:私ね、思うの。≪マジックバレット≫取るんだったらね、理力符買った方がいいんじゃないか説。
リーフ:えー…まあ。
ドラドル:毎回買うの大変だって。
シェンファン:だってマイナーアクション空くんだよ。それ買っとけば。今マイナー何しとるか知らんけど。
リーフ:マイナー何もやることない。
シェンファン:じゃあいいか。じゃあ問題ねえわ。
リーフ:そう、調べたらマイナー何もしとらんのよ。
ドラドル:マイナー意外と空くんだよね。まあ私は回復しまくってるけど。
ナミキ:意外とムーブの方が忙しかったりするよね(笑)
リーフ:あとね、ハードラック。
シェンファン:えーと、何でも出目を6にするやつだよね?
リーフ:そう、何でも6にできる。あ、命中判定ね。で、これ。今んとこシナリオに1回しかできないけど、増やせばシナリオ3回まで。
シェンファン:やりますね。
リーフ:今度から段々ね、【幸運】判定乗せたりとかしていきたい。
ドラドル:興奮判定?(笑)
ナミキ:ね、興奮って聞こえたよね(笑)
シェンファン:今ね。興奮判定って何だろ?セクシーなのかな?って思った(笑)
リーフ:ハァハァするのに判定も何もないだろーが!(笑)
ドラドル:ハァハァ…!これはクリティカルだ!(笑)
ナミキ:ここからさ、このレベル11からセクシー担当になっていくわけ?(笑)
ドラドル:クリティカルゥ!ってなる(笑)
GM:やだぁ~頭抱えるぅ~!(笑)
ナミキ:GMが頭抱えたよ(笑)
シェンファン:悲しいなー…(笑)
リーフ:…はい、以上でーす。
一同:はーい。
GM:えーと、私の中で今リーフが興奮判定をしてるキャラクターっていうことでまとまったけどいいかな?(笑)
シェンファン:間違ってないでーす。
リーフ:やめろよっ!青少年だぞ、リーフは!(笑)
ナミキ:“せい”の字が違うよ(笑)
リーフ:違うよ~…(笑)
ナミキ:今のは脇が甘すぎでしょう(笑)
シェンファン:殴って下さいと言わんばかりだね(笑)
ドラドル:知恵を振り絞ったよね(笑)
ナミキ:さあ、いきましょう。
GM:うん、じゃあいく。オープニング入りまーす。
オープニング1 シェンファンだったらおかしくない
キミたちが陰の森を目指し歩を進めていると、小さな村へと辿り着く。
地図にも載らないその村では、農耕牧畜による自給自足の生活が営まわれており、キミたちは束の間の平穏に身を委ねていた。
シェンファン:ほのぼのしてるぜ。
ドラドル:のほほ~ん。
シェンファン:じゃあ今日もドラドルが、ドラドルが?ドラドルじゃねえな。誰かが取ってきた羊とか、野菜とか、あれとかを上手いことシェンファンが料理してて、美味しそうな匂いが村中に広がるみたいなところから。
ドラドル:ふぁんふぁんふぁんふぁ~ん♪(匂いのBGM)
GM:じゃあ、そんなところに。「おやおや、この村に外から人が来るなど珍しい…」
シェンファン:あぁ。あれ?え?うちらのことじゃなくて?また別?
GM:キミらのことだよ?
シェンファン:うちら、暫しほのぼのとした時を過ごしとったんじゃないの?何か、もう何日か滞在してる体じゃないんだ?
GM:何日も滞在してない。これから束の間の平穏に身を委ねようとしているところ。
シェンファン:あぁ、そういうことね。じゃあ、そんな飯を作っとっちゃアカンな(苦笑)じゃあ何とか命からがらこんなところに来たってことか。
GM:まあいいんじゃない?来て早々料理を作り始めたってことで(笑)
シェンファン:何て野郎だ(笑)
GM:シェンファンだからね(笑)
シェンファン:うん、シェンファンだからあり得るね。シェンファンだから、料理は国境を越えるから。
GM:そうそう、趣味みたいなもんだよ(笑)
シェンファン:「おや、これは失礼致しました」と言って、「私、只今料理の修行で諸国を回っているチェン=シェンファンと申します。」
GM:「おやおや、ご丁寧に。儂はこの村の村長をやっておりますじゃ…。まあ何もない村ですが、ゆっくりしていって下され。この先は陰の森と云われるエネミーの巣窟。おちおち休むこともままならないでしょう…まあしかし先日神殿に依頼をして傭兵さん方に厄介なエネミーを倒してもらったばかりですので、その点少しは安心かもしれませぬ…」
ドラドル:フラグー(笑)
リーフ:「まあ、ここ最近ちょっとハードだったしな…」
ナミキ:「ここらで休憩していくのもいいかもしれませんね」
ドラドル:「腹減ったー…」
GM:「皆さんは今日泊まる宿を既に決めているのですかな?」
シェンファン:「いえ、それこそ村のどこか何か空地のようなところで野宿」するの?どうなんだ?
リーフ:いや、これから探そうと思ってたでいいんじゃない?
GM:「ほう。もし良ければ儂の家に泊まっていくといい」
シェンファン:「いいんですか?こんな来たばかりのような我々を」
GM:「まあ、人の出会いは一期一会と言いますからの~。皆さん非常に疲れた顔をしておる。それに…」言葉を濁した村長の視線の先に目を向けると、エイテルが真っ青な表情をし俯いていた。
ドラドル:何で?
シェンファン:だ、誰か反応しないのか?しないなら行くぞ。い、いいのか?
ドラドル:「どうしたエイテル。背中乗るか?」
GM:「あ、いえ。大丈夫です。お気遣いありがとうございます。ドラドルさん」
シェンファン:「確かにここまでの強行軍が応えたのかもしれませんね。では村長さん。すみませんが、お世話になってもよろしいでしょうか?」
GM:「おう、ぜひぜひ」といった感じで、このシーンを切ってもよろしいかな?
一同:はい。
オープニング2 リーフの受難
村長の家を訪れたキミたちは、束の間の休息を堪能すべく各自が別行動を取ることにした。
リーフは一人村長の家に残ると、自らの身体に刻まれた紋章を見つめ、新たな力に思いを馳せていた。
GM:ってことで、リーフだけ登場のシーンです。
ドラドル:くっ、この背中が疼く(笑)
リーフ:ちょっと待って?紋章のくだりを…。
シェンファン:紋章ってあったっけ?(笑)
GM:えーと、あれですよ、はい。
シェンファン:紋章のくだりを全然覚えてないんだけど。
GM:えーと、あれですよ。エイテルと出会って、何かの祝福を受けているじゃないですか。
ナミキ:森の女神の祝福?
GM:あ、そうそう。森の女神の祝福を受けたあなたたちの身体には紋章が刻まれており、それが前回ぽうって光って危機を知らせてくれたっていうくだりが前回ありました。
シェンファン:それは覚えてねぇわ~(笑)
ドラドル:そもそも前回のシナリオは全く覚えてない。
GM:おい!(一同爆笑)
ナミキ:フィリーネって誰?(笑)
ドラドル:誰?(笑)
GM:それはっ!あなたを狙ってきた上級魔族っ!
ナミキ:そうね、私だった。それは覚えてるよ(笑)
シェンファン:さすがにね、名前までは覚えてなかった。女の子の上級魔族だったのは何となく覚えてた(笑)
リーフ:まあいいや。「この紋…」
ドラドル:この紋…(お菓子を見て)タケノコだと?誰がタケノコだよ?派は。
ナミキ:私、キノコ。
リーフ:俺、キノコ派だけど。
GM:脱線するなや!(笑)
シェンファン:えと、ていうことはここの人は全員、相見えないってことだな(笑)
ドラドル&シェンファン:タケノコだもんね(笑)
リーフ:タケノコの話かよ!今のストーリーの話じゃないのかよ!?
シェンファン:今のキノコ・タケノコの話だろ?(笑)
リーフ:相見えなくていいんだよ!キノコとタケノコはもう!(笑)
GM:早くして下さい(笑)
リーフ:紋章はどこに浮かび上がってんだっけ?
GM:それは各自で決めていいことになってます。
シェンファン:瞳の裏(一同笑)
ナミキ:見えないし(笑)
リーフ:何となくここの隙間からぽうっと光る感じ(笑)
ナミキ:ダサい(笑)
リーフ:裏に何仕込んでるんだよっ(笑)
ナミキ:ダサい、客観的に見て(笑)
リーフ:だからあの、銃を扱うから、両手に出てることにしよう。両手の甲で。
シェンファン:銃使うから、足の裏(笑)
ドラドル:匂いを圧縮している(笑)
リーフ:(スルーして)じゃあ何となくこう、意識を集中すると淡くぽうっと光る感じでいいのかな?
GM:まあそんな感じでもいいか。
リーフ:じゃあ「森の女神の祝福の証か…。バタバタとここまで来ちゃったけど、何だかもう色んなことがあって頭がごちゃごちゃしてきたな」って思いながらこう。
GM:…ちょっと待ってね。これだから私は手書きが嫌なんだよー(笑)
ナミキ:メモしてる(笑)
ドラドル:携帯のメモじゃダメなの?
GM:どこで何の台詞を言ったのかわかんなくなる。
ナミキ:確かに(笑)
GM:はい。じゃあリーフがそんなことを考えると、一瞬身体に鈍い痛みが走り、紋章が黒く濁ったように感じられる。
リーフ:「うっ!ぐっ…な、何か紋章が!」
GM:しかし、リーフがもう一度見返した時には、既にいつもの様子に戻っていた。
リーフ:「あれ?いつも通りだ…痛みもない」
シェンファン:また紋章が警告を発しているのか?
GM:誰だ(笑)
ナミキ:天の声ね(笑)
GM:じゃあそんなリーフの様子を見た村長が「少年や、どうした?何やら難しい顔をしておるようじゃが」
リーフ:じゃあさっと手をふっと隠して。「あぁ、いや。ちょっと疲れたからさ。ぼーっとしてただけだよ」
シェンファン:今、何を懐に入れた?
リーフ:懐には入れてない。
ドラドル:いやらしいアイテムかの(笑)
GM:「そうか。まあこの村でゆっくり休んでいくといい」
リーフ:「うん、助かるよ」
GM:「それにしても、さっきまで何やら凄く思い詰めた顔をしておったのぅ」
リーフ:「ん?ああ、まあ旅してると色々あってね」
GM:「まあそうじゃろうのぅ。しかしお主の顔を見ておると、昔会った男を思い出すわい。
シェンファン:お?
ドラドル:あ、リーフ回か?
ナミキ:誰?
ドラドル:パパじゃないの?
シェンファン:いや違うよ、アイツ。銀のアイツ。
リーフ:「え、どんな奴?」
GM:「ん~そうじゃのう。腕の立つ男ではあったが、まるで荒れ狂う獣のようじゃった…そやつも今のお主と同じように強い憎しみを秘めた瞳をしておってのぅ。欲望のままに力を振るう…あれは力に呑まれてしまっておったよ」
リーフ:「ん、はあ、へぇ~」
ドラドル:はえ~
シェンファン:ほえ~
リーフ:「憎しみっていうか、まあそりゃ腹立つことは沢山あるけどさ」
GM:「まあそうじゃのぅ。今のお主にはよくわからん話かもしれんが、そういった強い憎しみを持った者は必ず身を滅ぼすものじゃ。お主もよ~く覚えておくんじゃのぅ…」
リーフ:「うん」。まあ聞きながら頭の中にあの、マテウスのことが。
シェンファン:マテウスの名前がいつも忘れるんだよね。誰だっけ?
リーフ:親の仇の奴だよ。ゼルギアのお兄さん。
シェンファン:ゼルギアも大概忘れるんだよね。
ドラドル:邪帝マテウス(笑)
リーフ:「憎しみ、か…」
GM:じゃあそんな感じでこのシーンを切ろうと思うのですが、何かやりたいことありますか?
ドラドル:物色。
リーフ:ド○クエじゃないんだからさ(笑)
ナミキ:あの、扉カチャ。パリンッ
ドラドル:バリンッ(笑)ちょっとちょっとちょっと何で割れるの。ヨシヒ○が掴まる(笑)
リーフ:ヨ○ヒコが(笑)硫黄だったね、確かあれ。
GM:どうします?大丈夫ですか?
リーフ:いや、大丈夫。
GM:はーい。じゃあ次のシーンがエイテルのシーンなんだけどね。登場したい人?
シェンファン:時と場合によりけりだけど、状況を見て…。
リーフ:待てよ!今の順番からするとリーフは出てこれないじゃないかっ!?
GM:イエス、その通りです(笑)
ナミキ:残り3人?
GM:残り3人の中から出てこれる人がやる。
リーフ:あぁ~…俺のコネクションはニャルフォンスしかいない~!(一同笑)
ナミキ:じゃあ私が行きますか?(笑)
ドラドル:私も出ましょうか?
GM:複数も出てもいいよ。
シェンファン:じゃあ出ないことにしとこうかな。
GM:はーい。
ドラドル:どうせ裏でキュウキュウやってるんでしょ。
シェンファン:は?
ドラドル:キュウキュウやってるんでしょ。
リーフ:チュウチュウね(笑)
シェンファン:まあいつものパターンでしょうね。だってシェンファンだもん(笑)
ナミキ:聞き耳立ててるかもしれんしね。
シェンファン:そろそろキミらも手に掛けないといかん気がしてきたな~(笑)
ドラドル:殺されんの?
シェンファン:そう。
ドラドル:…!(声にならない声)こんにちはですよ!ブスッ!(一同笑)
シェンファン:いや、そう。シェンファンが手を下すんじゃない。フフちゃんが手を下すから安心して(笑)
ナミキ:フフちゃんには勝てんな~さすがに。
ドラドル:闇に紛れて(笑)
リーフ:気が付いたら85m向こうにいるんでしょ?
ナミキ:さ、始めて下さい。
オープニング3 イケメンドラドルとナミキの激励
キミたちはエイテルと共に街の広場に来ていた。
広場では遊びに夢中になっている子どもたちの声と出店から聞こえる売り子の声が飛び交っていた。
ざわざわ、ざわざわ。
ドラドル:「エイテル、あっちに美味そうなもの売ってるぞ」
GM:「あ…本当ですね」と言葉を返すエイテルはどこか元気がなさそうだ。
ドラドル:「腹減ったのか?」
GM:「あ、いえ。先程シェンファンさんにお料理をいただきましたし」
ナミキ:「どこかお身体のお具合でも?」と言って聞きますよ。
ドラドル:貴様、紋様が(一同笑)
GM:「いや、そういうわけでは。ただ…不思議ですね。ラクレールではあれだけのことが起こったのに、この村はこんなに平穏だなんて…」
ナミキ:「ふうむ、確かに。決して裕福とは言えない村かもしれませんが、子どもたちも元気で人も温かい。素敵な村だと思いますよ」
シェンファン:あったかいなり~(一同笑)
ドラドル:村人の中、あったかいなり~(笑)
GM:「そうですね。ラクレールもきっと、私が記憶を取り戻そうとしなければ、ずっとあの森の中にさえいれば争いに巻き込まれることなんてなかったのかもしれません…」
ドラドル:「そうかもしれないが、俺はお前と出会えて良かったと思うぞ」
GM:「ありがとうございます。私も皆さんに会えてとても良かったです」
シェンファン:お?
リーフ:なんなんだよ、この竜はよ~!イケメンじゃねぇか~!
シェンファン:こんなイケメンな竜のことをシドができればな(笑)
ナミキ:グサグサッ。グサグサグサッ!
シェンファン:リーフじゃないよ。シドができればな(笑)
ナミキ:グサグサグサッ!
シェンファン:リーフは少年だからいいんだ。
ナミキ:もう、血みどろですよ。この人今日(笑)
ドラドル:「ナミキもそう思うだろ?」
ナミキ:「そうですね。まあ、たまたまあの時、あの場所にエイテルさんがいたという事実はありましたけれど、それだけでラクレールがそうなったというわけでもありませんし」
GM:「そう、ですね…」
ナミキ:「それに過ぎたことを悔やんでも仕方ありませんよ。きっとどこかで今の自分たちにできる挽回ができるはずです」
GM:「私に挽回できるでしょうか…?」
シェンファン&ドラドル:卍解ッ!(笑)
GM:「星の祭壇で見たあの光景も、私があの場にいたから森は焼かれてしまった…。私さえいなければ、多くの人や動物が傷付き、あの竜が命を落とすこともなかったのに…」
シェンファン:ドラドルの記憶みたいなやつだっけ?星の祭壇で見たのって。
GM:ドラドルの記憶?
シェンファン:ドラドルと関係ないの?
ナミキ:あの年老いた…竜。
シェンファン:あぁ、年老いた竜だったっけ?
ドラドル:そうだよ。
ナミキ:あれ、そっちだっけ?
ドラドル:ううん。
ナミキ:違うよね?
ドラドル:あれは何か映像が。あれ、エイテルの記憶でしょ?
シェンファン:エイテルの記憶か?
GM:フラッシュバック。過去のエイテルが、騎士に攫われる。燃え盛る森の中、ドラゴンがその場にいて、騎士の仲間にドラゴンが殺される。
シェンファン:ドラドルと関係ありそうだなって何となく思ったのが、勝手にドラドルの話になって頭で書き換えられてたぞ(一同笑)
ナミキ:「まあ、あまりそう自分自身のことを責めてはいけませんよ」と言って声を掛けますよ?
GM:「ですが私のせいで、周りの皆さんにとても迷惑を…」
ナミキ:「本当にあなたのせいかどうかを確かめるまでは、そうやって自分自身をあまり深く傷付けても良いことはないと思いますけど」
GM:「そう、なんですかね…」
ナミキ:「難しいですよね。私自身も自分の持ってる力を要らないと思うこともありますけど、でも今の自分の力があるからここまできたような気もしますし。逃げるだけじゃいけないのかなーと、この間の戦いで思ったところですよ」と言って一応、励ましときますよ。
GM:「ありがとうございます。お二人のおかげでちょっとだけ元気が出てきました。…でも、どうかこれだけは約束して下さい。皆さんは私のために命を投げ出すようなことはしないで。命に優劣なんてない。一つ一つの命が等しく価値のあるものなのですから」
ドラドル:あら、ひより×と同じような考え方をしている(一同笑)共感できそう。
シェンファン:本当かな~?ちょっと違うよな~?
ナミキ:「でしたらあなたも、それを私たちと同じ約束をしていただけますよね?」と言って聞き返しとこう。「私たちと同じように命に優劣はないのだから。私たちを守るために、あなたが命を投げ出すようなことがあってはいけませんよ?」と言っておきましょうね。
GM:「はい、私もまだまだ皆さんと一緒にいたいので。私ができる限り頑張りたいと思います」といった感じで話がまとまり始めたところで…。
ナミキ:良かったのかな?
GM:「ありがとうございましたー!」ふと林檎売りの少年の声がキミたちの耳に届く。
ドラドル:あれ?
シェンファン:あぁそういや何か言っとったね、そんな話。林檎売りの話。さらっとね。
ドラドル:リクくんだ!
シェンファン:そう!
説明しよう。リクとはkuroがGMをしたワンオフ作品の中でよしのが演じたソーサラーの少年である。作品の中でリクは、ギルド“エルダの伝説”に所属し、陰の森に生息していた百合の花のエネミーを仲間たちと共に倒している。
GM:どうやら少年は傍らに高々と積み上げられた林檎箱の中身を売り終えたところらしく、まだ日も暮れぬうちに早々と店じまいを始めている。その時、偶然にも少年の視線がキミたちの方へ向けられた。「あれ、もしかして外から来たお客さんですか?」
シェンファン:ごめんなさい、今日は林檎売り切れてしまったんです。
GM:言ってねぇ(笑)
シェンファン:傍らに林檎が積まれてんのに(笑)
ナミキ:「随分沢山の林檎を売っているんですね」と言って声を掛けますよ。
GM:「はい。わざわざ他の街から仕入れてきた林檎をこの村で売ってるんです。とっても美味しいんですよ!」
シェンファン:ボロ儲けです(笑)
GM:「あ、よかったらこの林檎をどうぞ!あとこの辺りでしか取れないこの村特産の百合の花も…!」
ナミキ:「百合の花?」
ドラドル:きましたわ~。でも、後で金取られそうだよね。
ナミキ:うん。うん、まあお金は…とりあえずまあありがたく受け取っておこう。
GM:「はい。美味しい林檎とキレイな花で元気を出してねっ!」そう言うと少年はガシャガシャと金属音を立てながら立ち去っていった。
ドラドル:あれ?無料(ただ)なの?
GM:うん、無料(ただ)なの。
ドラドル:えーどうしたの?(一同笑)
GM:何、金の亡者みたいな扱いされてんの?(笑)
シェンファン:報酬は出るんですか?(笑)
ナミキ:「何か随分明るい少年でしたね」
ドラドル:「この林檎、結構美味いぞ」がぶがぶがぶ。
一同:もう食ってる(笑)
GM:「ドラドルさん、百合の花は食べちゃダメですよ?」
シェンファン:そっちか(笑)
ドラドル:「百合の、花はあんまし美味くない。甘いのもあるけど、これは不味い」
シェンファン:食べたことあるんだ(笑)
ナミキ:「百合の…確かに言われてみれば珍しい花ですね」
GM:「そうですね、変わった色をしてます。でもとても綺麗です」と言って、エイテルはちょっと元気を取り戻している様子だ。
ドラドル:じゃあ「お前が付けてればいいと思う」ってドラドルは髪の毛に差してあげましょう。
ナミキ:「とってもよくお似合いですよ」と言って援護しよう。
ドラドル:「ナミキ、俺不器用だからお前が結んでやってくれ」
GM:結ぶ?(笑)
シェンファン:ちゃんと綺麗に差してあげるんだよ。
ナミキ:「わかりました、ドラドル」と言って、じゃあやってあげましょう。
GM:「本当に似合ってますか?」
ナミキ:「ええ勿論。とってもよくお似合いですよ?ねえ、ドラドル?」
ドラドル:「うーん、花は多分嬉しいって言ってると思う」
シェンファン:あぁ、何か良いな。そういうの。
GM:「ありがとうございます。この百合の花、大事にしますね」と言って、このシーンをじゃあ締めようかと思いますが。
ナミキ:はい。
リーフ:良い雰囲気じゃねぇか~ちくしょう~(一同笑)
シェンファン:これぐらい良い感じの空気を一対一シーンで作ってくれるといいんだけどな。
リーフ:ズシュッ!
ナミキ:グサッ!…もうさっきからもう、大丈夫?
シェンファン:大丈夫だよ。誰のこととは言ってねぇし(笑)
ナミキ:もう心労に突き刺さりまくりよ(笑)
GM:何か良い感じのシーンになったので、好感度を+1ずつにしましょう。
ナミキ:おぉ~やった~!
シェンファン:親愛度上がった?
ナミキ:好感度+1ずつだって。
シェンファン:いいな~。
リーフ:何でだよ~!俺、ニャルフォンスしか上がってねぇぞ~!+1しかないぞ~!(一同笑)最近アイツも出てこないし…。
ナミキ:それがお前の運命だってことなのかな(笑)
GM:まあシーフの運命だよね(笑)
リーフ:俺のコネクション欄はずーっとニャルフォンスしかないんだぞ。
ナミキ:シーフは皆、猫と仲が良いんだよ。基本的には。
GM:じゃあ続いて、オープニング4からやりたいシーンがあれば適当に演出してもらうシーンを挟みますが、何かやりたいことある人?
シェンファン:別にね~やりたいわけじゃないんだよ(笑)何かもう、どうしていいのかわからない感じある。今回のシナリオ(笑)
ナミキ:何かさっき、もしさっきのシーンがなかったら、あの~よく考えたらこの人、ドクターからハーブの調合習ってたなって思って、元気なかったらお茶でもどうぞって挟もうかと思ったけど、さっきのシーンがあったからいい。
シェンファン:どうしようかな~?前回の話、さらに前々回の話も踏まえてちょっと、あの~クリーンなイメージを植え付けていこうキャンペーンっていうのをやっててね(一同笑)
GM:自分で言っちゃったよ(笑)
ドラドル:闇キャラ撲滅キャンペーン(笑)
シェンファン:ちゃうねん(笑)知らんけど、何か黒幕にされつつあるからさ。よくねぇな~と思って(笑)
ドラドル:黒幕でしょ?
シェンファン:違ぇわ(笑)
ナミキ:黒幕でしょ。
シェンファン:違ぇよ!(笑)
リーフ:何とかキミの回復量を上回れるよう頑張るよ。
シェンファン:ん?ん?(笑)おかしいな~…いや、フフちゃんと組めばキミらなんか瞬殺(しゅんころ)だよ(笑)
ナミキ:瞬殺(しゅんころ)(笑)
シェンファン:主にフフちゃんのおかげで(一同笑)
ドラドル:こんにちはですよ!
シェンファン:こんにちは死ねですよ!
ドラドル:知りすぎたですよ!(笑)
GM:えーと、じゃあそのまま次いっていいですか?
ナミキ:いいんですか?
リーフ:はい、僕はいいで~す。
ドラドル:どうするもう?
シェンファン:ないかな~?だってやってることなんて定時連絡と、あの女を見付けました殺しますって、殺しますって言ってないな。あの~捕まえますとしか言ってないような気がするぞ?
GM:じゃあよろしい?
一同:うん。
GM:はーい、じゃあここはなし。はい、ミドルフェイズ入りまーす。
シェンファン:今回シェンファン目立たないよね。目立たないようにするとそれはそれで問題か。難しいな~(笑)
ドラドル:クリーンなキャンペーンするんじゃないの?
ナミキ:クリーン…目立たないと逆にこう何か掻き立てられる?(笑)
ドラドル:掻き立てられる。不信感が高まっていく(笑)
シェンファン:いつもやってんのにアイツ急にやらなくなったぞ?おかしいな(一同笑)バカじゃないか(笑)
リーフ:過去編もやったから何かちょっと違うぞ、何かつって。
GM:はい、いくよ?じゃあミドル1はシェンファンの単独シーンです。
ドラドル:あれ?(笑)
ナミキ:早速出番来たよ(笑)
シェンファン:やらずともよかったんだー(棒)
最終更新:2017年01月09日 14:01