■CLIMAX PHASE
◆Climax 01 術者の正体
GM:ではクライマックス入りますよ~。
ナミキ:はーい。
ドラドル:お前だったのか…!!
GM:シェンファン!!
シェンファン:受付のお姉さん!!……え?(笑)
陽が沈み、夜闇が周囲を包み始める。街の者はみな帰路につき、閑散とした雰囲気が神殿の周辺には漂っていた。
一行が閉鎖された神殿内へと立ち入ると、大聖堂の奥の奥、神殿によって許された者だけが立ち入ることのできる大広間にひとつの人影が映っていた。
東方世界の陰陽師の装束を身にまとったその男は、シェンファンが見知った人物だった――。
ドラドル:もしかして…!
リーフ:(爆笑)
シェンファン:多分知ってるんだけど…ここでは初登場だよね?(笑)
ナミキ:あの人ですか?!(笑)
シェンファン:……ちなみに誰ですか?
GM:ん?タダユキ。
一同:わーーーっ!!
リーフ:キャラシートよこせってそういうことだったかー!
ドラドル:裏切り者めー!(笑)
リーフ:…というかお前、アーシアンのくせにまだ帰れてなかったのか…難儀なやつめ(笑)
シェンファン:あなたでしたか……タダユキ。こんなところで会いたくはなかった…
GM(タダユキ):そうだな。俺もこんな形で出会いたくはなかったよ。
シェンファン:その様子だと、すっかりこちらの世界の生活が気に入ったようですね。
GM(タダユキ):…まぁそうだな。皇帝にも良くしてもらってるしな。
シェンファン:あなたと私の仲です。ここはこの呪術を解いてもらって、何もなかったで終わりにはできませんか?
GM(タダユキ):どの口がそんな言葉を吐いている?皇帝を裏切ったお前が…!
シェンファン:裏切った?何をそんな…
GM(タダユキ):自分の胸に手を当てて良く考えてみることだな。……それにしても、俺のかけた呪術は確かに機能しているはずなのに、お前自身はそんなにピンピンしているんだな。
シェンファン:あなたの術の精度がその程度だった、ということでしょう?
GM(タダユキ):フッ、言われたものだ。………ああ、そういうことか。確か『あの人だけは殺さないように』と皇帝からは言われてたな。お前に言われたことに従うのも癪だが、そういうことなら…。
そう言ったタダユキが印を結ぶと、周囲の空気がゆらいだような感覚があった。
ナミキ:おや…?
GM(タダユキ):さて、と…。お前にかけるはずだった術は解いた。これで死ぬようなことはないだろう。
シェンファン:案外聞き分けがいいんですね。何を企んでいるんです?
GM(タダユキ):お前らが匿っているエイテルという人間を、国に連れて帰ることが俺の使命だからな。
シェンファン:……なるほど。
リーフ:おい、シェンファン!こいつ一体何者だ?
一同:お前だよ。(一同爆笑)
シェンファン:彼はカモノ・タダユキ。私がかつて仕えていた国の、宮廷魔術師といったところでしょうか。
ナミキ:ほう…
リーフ:そんなやつが何でエイテルを?
一行が戸惑いの表情を浮かべていると、ジャラララララ……と、鎖の音が鳴り響く。
タダユキは袖口から伸びる鎖の束をシェンファンめがけて飛ばしてきた!
シェンファン:そいつをヒュッとかわして、「おや…?見逃してくれるんじゃなかったんですか?」
GM(タダユキ):俺が受けた命令は、エイテルという者を国に連れ帰ることと、もう一つ……シェンファン、お前を殺すことだ。
シェンファン:それは……陛下の指示ですか?
GM(タダユキ):お前は信じられないかもしれないが、俺は陛下からそういう命令を受けている。
シェンファン:そう…ですか…。
GM(タダユキ):…そろそろくだらない話はいいだろう。『出でよ“白虎”!彼の者をその力をもって討ち倒せ!!』
タダユキは素早く印を結び、叫んだ。するとタダユキと一行の間に、雪のように白く神々しい、巨大な虎がまばゆい光と共に姿を現した。
一行をその視界に捉えると、白虎は咆哮をあげて襲いかかってきた!
●第1ラウンド
エンゲージ1:リーフ、シェンファン、ナミキ、
ドラドル
エンゲージ2:タダユキ
エンゲージ3:白虎
リーフ:陰陽師だか猛獣使いだか知らねーが、エイテルを連れてかせるわけにはいかねェな!
シェンファン:結局、何が“裏切り”で、何が“忠誠”だったんだろうなぁ…分かんないなぁこのシナリオ…(遠い目)
リーフ:こっち見て言え。……というか、この流れだといつフフちゃん出てくるか、僕ビクビクしてるんですけど(一同爆笑)
シェンファン:こっちのシナリオで出てくる前に、もう一方のシナリオでフフちゃんを始末しなければならない…!少なくとも手が届かないような状態にしておかないと、私たち間違いなく死ぬ(笑)
殺戮モンゴリアン少女フフ――。COMING SOON!!(適当)
ナミキ:それより、タダユキさんってどんなことしてくる人だっけ?
ドラドル:鴨長明との関係は如何に!?
リーフ:陰陽師の末裔ってカンジよ。
ドラドル:徒然草とか書いていらっしゃらない?
リーフ:それ別の人(笑)
シェンファン:そうじゃなくて、スキル的な話よ!(笑)
リーフ:≪縛鎖≫よ、≪縛鎖≫。セットアップ奪ってくるね。
シェンファン:≪縛鎖≫か…
GM:ではセットアップから行きましょうか。まず白虎から。白虎は≪超重力場≫を使います!
シェンファン:なんだよそれ!
GM:えっと…シーン内の場面(選択)を対象とし、【行動値】に-20する。この効果はラウンド終了時まで持続する。
シェンファン:なん…だってぇ?
ナミキ:もー。(ため息)
リーフ:やってらんねぇぜ…。
シェンファン:とりあえず≪陣形≫使おっか…
【陣形後のエンゲージ】
エンゲージ1:リーフ
エンゲージ2:シェンファン、ナミキ
エンゲージ3:タダユキ
エンゲージ4:白虎、ドラドル
GM:では行きますよー。白虎はメジャーアクション≪連続攻撃≫!
シェンファン:まーた≪連続攻撃≫かよ~!
ドラドル:≪連続攻撃≫すればいいと思ってるでしょ!
GM:…(ころころ)はい、クリティカル~☆
シェンファン:てか命中高ぇな!!
ドラドル:一足先にさようなら。
リーフ:だから諦めるの早いっての(笑)
GM:ダメージは…(ころころ)147点<地>属性魔法ダメージ!
シェンファン:キッツ…。まぁ3回じゃないし、≪プロテクション≫もあるからね…
ナミキ:≪プロテクション≫!48点止め!
ドラドル:残り68点…
GM:はい、次いきまーす。
リーフ:おい、これ結構やばいんじゃねーの?
ドラドル:さっきクリティカルだったし。
GM:44といって命中!
リーフ:ぐっ…さすがに撃ち落とせねーな…!
ドラドル:大丈夫。さっきのクリティカルより3D減るから。
GM:135点!
ドラドル:変わんねェじゃん。
ナミキ:≪プロテクション≫?
ドラドル:いやー……死ぬねこれ。≪パーフェクトボディ≫?
シェンファン:まぁ…どうしようもないわな…。
ドラドル:はい、≪パーフェクトボディ≫で生き返りまーす。
リーフ:次は≪カリキュレイト≫使って俺が先に動く!……しかし、どーすっかな…とりあえず≪インパクトショット≫かな。入ればナミキさん先に動けるもんね。
ナミキ:まぁ≪BS無効≫とかなければね(笑)
シェンファン:さすがに持っていないと思うが…
ドラドル:もうエネミーになってるかもよ…。あまりに陰陽道を極めすぎて自分も式神になったタダユキ……
リーフ:考えても仕方ない!ムーブで≪インパクトショット≫、マイナー≪マジックバレット≫、メジャーは≪ダブルショット≫だな。…(ころころ)すさまじい出目だが、クリティカルはない…。42点でタダユキに命中!
GM:はーい。…(ころころ)当たりました。
リーフ:≪ワンコインショット≫+≪バレットマーク≫追加!…(ころころ)さっきから出目は良いな。72点魔法ダメージ!
GM:はい、ではオリジナルエネミースキルを発動します。≪四神の加護≫!場面に“四神”が出ている限り、タダユキは一切ダメージを受けない。
リーフ:死ねばいいのに…ッ!
シェンファン:そうきたか…
ドラドル:これ、あと3体も出てくるとかない?
リーフ:てか≪ダブルショット≫、標的変えられないからおしまいなんだけど!?
ドラドル:ほんと使えないんだけどぉ~~!
リーフ:くっそーーーー!!
シェンファン:いや、これが分かっただけでもデカい。知らずに大技撃つよかマシだ!
まさかの防御壁により、攻撃が無効化された一行。タダユキに攻撃するために、まず白虎を倒さなくてはいけない!
続くタダユキの攻撃はシェンファンが華麗に避け、その間にナミキがドラドルを回復させて攻撃の態勢を整える…。
シェンファン:ごめん!いいタイミングで≪祝福≫つかって!(笑)
リーフ:「いいタイミング」って…まぁ君のMPが無くなった時だよね。
シェンファン:このパーティで唯一MP切れするからね(笑)
ドラドル:貧弱なMPしやがってよぉ~
シェンファン:前は余ってたんだよ!≪ブーストフォージ≫取ってから足りなくなったの!…≪ファストドロウ≫+≪エキスパート≫+≪ダブルキャスト≫!≪レインボーカラー≫と≪ウォータースピア≫だ!≪リゼントメント≫も乗っけるぜ。
ナミキ:いったれ!
シェンファン:ちなみにタダユキの防御壁は魔法?≪ディスペル≫で消し飛ばしたいんだけど!!(一同爆笑)
GM:魔法ではないんじゃないかな(笑)
シェンファン:ええい!忌々しい!…とりあえず≪レインボーカラー≫じゃ!33で命中!
GM:では行きますよ…(ころころ)白虎は37で回避!
シェンファン:ちょっと回避高くないか!?
GM:タダユキさんは当たりました。
シェンファン:でしょうな!!(笑)…しかし問題は白虎よ。当たるかな…いや!≪リゼントメント≫!!
GM:おお?
シェンファン:フェイトを1点だけ…
ナミキ:あ、≪結束≫は?
リーフ:ああ!パッシブだから使えるよ!
シェンファン:そしたらあと2点ほど融通していただけないか…?
ナミキ:どうぞ~!
シェンファン:かたじけない…(ころころ)これでクリティカルしないのか!46といって命中。
GM:…(ころころ)36といって失敗。
シェンファン:≪マジックフォーーージ≫!!そしてここでほしいな!≪祝福≫がよォ!
リーフ:OK!≪祝福≫だ!!
シェンファン:MP回復だ!…(ころころ)えっと、307点!
初発の術式を白虎が避けた瞬間、渾身の魔力を込めて放った水の槍が白虎を貫く!大きく吹き飛ばされる白虎だったが、すぐに体勢を立て直す…。
ドラドル:では次、ドラ男でーす。
ナミキ:がんばれドラ男…!
ドラドル:えっと、≪バーサーク≫と≪スキップジャック≫使います。始めるよ☆…(ころころ)やったぜ、クリティカル!
GM:まじかー(笑)
シェンファン:うん、殺しちゃおう!
ドラドル:えっと……130点水属性ダメージ!
GM:≪プロテクション≫!
シェンファン:持ってんのかい!そういやアコライトだもんな。何でさっき使わなかった??
GM:忘れたんだよ(笑)えっと魔法ダメージだね…。はい!ダメージ入りました。次どうぞ。
ドラドル:2発目に≪ボルテクス≫入れるよ~。…(ころころ)うーん、≪バトルコンプリート≫使おうかな…(ころころ)やったねクリティカル☆
GM:当たったよ!
ドラドル:285点<水>属性魔法ダメージかな。
GM:ではそれに対し、タダユキが≪信仰の盾≫を使いまーす。
リーフ:わー!持ってたー!(笑)
ドラドルの渾身の攻撃が白虎に振り下ろされようとした時、タダユキが素早く印を結ぶと、巨大な光の盾がドラドルの斧を受け止める!ドラドルは後方へ弾き飛ばされ、光の盾は光の粒となって消えていった。
シェンファン:カキーンだっけ?
GM:カキーンですね。
シェンファン:まぁしかし、使わせたから良しとしよう…。しかしこれだけパワーとか持ってんだから、これ以上召喚してこないよね、頼むよホント!(震)
リーフ:そんじゃ、クリンナップかな。
GM:はい、白虎の≪2回行動≫入りまーす。
シェンファン:お前、そんなん持ってんの!??(裏声)
リーフ:待て待て…!≪アデンダム≫で一か八か落としにいくか?
シェンファン:いや、さっきのドラドルのが入ってたらまだしも、リーフの攻撃だけじゃ落ちないだろ。落ちたとしても≪アフェクション≫切ってくるよ。
リーフ:むぅ…とりあえずやらせるしかないか…。
GM:では≪連続攻撃≫をドラドルさんに行きますよ~。
ドラドル:死んだんじゃないかにゃ…?
GM:命中に何かマイナスかかってたっけ?
シェンファン:かかってるよ![放心]あるでしょ!
GM:あ、そうか(笑)
リーフ:これで少し撃ち落としが楽になる…!
GM:…えっと、命中が36かな。
シェンファン:高ぇよ!
再び白虎の爪がドラドルに襲いかかるが、一撃目はリーフが見事撃ち落としに成功する!2撃目もナミキの≪プロテクション≫で凌ぎ切るが、こちらのリソースはあとわずか…。リーフの≪カウンターショット≫と、ナミキの≪アフェクション≫に望みをつなぐ!
●第2ラウンド
エンゲージ1:リーフ
エンゲージ2:シェンファン、ナミキ
エンゲージ3:タダユキ
エンゲージ4:白虎、ドラドル
GM:では白虎は≪超重力場≫を使いますよ。
リーフ:≪限界突破≫使います!
シェンファン:最初に使っとけばよかったんや…!
リーフ:忘れてたの!(笑)
GM:では白虎の≪連続攻撃≫~。ドラドルさんに41といって命中。
ドラドル:うわ~!
シェンファン:ちょい低め?リーフいけるか?
リーフ:低くねーわ!(笑)でもフェイトつぎ込んでなんとかする!外しても≪ハードラック≫で無理やり当てるし。
ナミキ:いけー!!
リーフ:…(ころころ)出た!成功!!
白虎の爪をリーフの銃弾が防ぎ、続く攻撃もナミキの≪プロテクション≫をフェイトで強化し、ギリギリのところでドラドルが踏みとどまる!
ナミキ:残りHP5で生きてるよー(笑)
ドラドル:さすがですわ!
ナミキ:あれ、天の声が(笑)
GM:じゃあ、タダユキはメジャーアクション≪ホーリーライト≫をドラドルに放とうかな。
ドラドル:どうして「ドラドル絶対殺すマン」なの!
シェンファン:回避組殴り辛いだろうし、単純に一番火力あるしなー。
GM:…(ころころ)クリティカル~♪
ドラドル:無理だよ!!
GM:ダメージは55点だよ~。
ナミキ:え、頑張れば止まりそう…?
リーフ:HP5だよ、ドラドル(笑)確実に行くなら≪アフェクション≫では…
シェンファン:微妙な値だから困るな(笑)
リーフ:でも白虎の攻撃はもう落とせないからな!どうせこのラウンドで倒さないといけないんだよ!そのためにはドラドルに生きててもらわないと!(笑)
シェンファン:そうだね。万が一事故ってもアカン。
ナミキ:では……≪アフェクション≫!!
陰陽師から放たれた光の矢と、ナミキの光の盾が衝突し、稲光のような光が弾け飛んだ―!
リーフ:次は俺だな。もう白虎を全力で撃ち抜くだけよォ!!
シェンファン:待った!先にシェンファンが[放心]入れてからみんなが攻撃した方が良くないか?
ナミキ:それは助かるね。
シェンファン:まぁ四神が全部出てきたら詰むけどなっ!
リーフ:いやいや、≪四神の加護≫の効果のぼかしてる部分は、次回以降に他の四神を出してくるってことだよきっと。
ドラドル:ラスボス手前とかでね。で、ラスボスは黄龍に乗ったフフちゃんでしょ?(一同爆笑)
シェンファン:やめてくれそんなの!(悲鳴)
リーフ:それじゃとりあえず待機で。
シェンファン:わーい!攻撃出来るよ楽しいナ☆ ムーブ≪ワンプレート≫、マイナーで団子3つ食って…。団子これから毎回持ってこう。超強い!(笑)これで63点回復して、メジャーで≪ウォータースピア≫!みんな、フェイトどんだけある?
ドラドル:ワイ、フェイト4点あるから使っていいよ。
シェンファン:ありがとう~!ドラドル2点貸してくれ~!!…(ころころ)うおぉ…マジか……1点使って振り直しましょう(笑)…(ころころ)よしっ!
ナミキ:クリティカル!!
GM:さあ、どうなるでしょうか…(ころころ)当たりました(笑)
一同:よっし!
リーフ:いけ!!
シェンファン:≪マジックフォーーージ≫!!60点っ!!…(ころころ)よし、期待値ジャスト!180点水魔法ダメージ、かな。
GM:180点ね。では≪プロテクション≫!
シェンファン:あ、≪プロテクション≫なんだ。優しい。
ドラドル:≪アフェクション≫じゃなかったね。
GM:はい、ダメージ通りました。
シェンファン:じゃあ[放心]あげよう!!
GM:じゃあ[放心]もらおう(笑)
ナミキ:次私か。これドラドルに≪ヒール≫とかいる?
リーフ:いらんよ!フルマークになっても次の攻撃耐えられない!
ドラドル:しかも白虎落としたら、次のタダユキは先手取れるんじゃない?
ナミキ:仕方ないにゃあ…でも当たるかな(笑)
シェンファン:こっちも上がってるし、向こう[放心]入ってるから大丈夫!
ナミキ:はい!では行きます!マイナーで≪デボディション≫、メジャー≪ホーリーライト≫ですね。更に判定直前にMP消費で達成値上げます。…(ころころ)クリティカルはしないが、32といって命中。
ドラドル:-1Dでどうかなー。
シェンファン:そうね…期待値では、当たる…!
白虎がシェンファンの攻撃を食らった直後を狙ったナミキの光の矢だったが、素早く体勢を立て直した白虎に紙一重でかわされてしまう…。傷を負ってはいるものの、その眼はまだまっすぐ一行を見据えている―!
ナミキ:ダメだったかー!
ドラドル:私、当ってま~す!
リーフ:そうだね!君が当てないとほんと困る!(笑)
ドラドル:一発目から≪ボルテクス≫?
シェンファン:そうね。避けられたらそれまでだし。
ドラドル:では…まずは肉ッ!!≪イートザミート≫+≪スキップジャック≫!フェイトもつぎ込むか。1点使って…(ころころ)クリティカルでない~。39。
GM:…分かりました。ここは私の腕の見せ所ですね…!回避能力のすべてを使って…(ころころ)いけなかった~。
リーフ:あの人、ホントに出しそうで怖いよ…
GM:GMってどれだけ信憑性持たせるかって大事だよね。
リーフ:アンタの場合、実績があるから怖いんだよ!(笑)
ドラドル:では攻撃だ~…(ころころ)うわ低っ!(笑)242点魔法ダメージ!
GM:≪アフェクション≫切るけど…
リーフ:≪インタラプト≫!
ナミキの攻撃を回避した白虎の前にドラドルが先回りしていた!渾身の一撃が白虎へ迫るのを見たタダユキはとっさに印を結び始めるが、発動しかけた術式がリーフの銃弾で破壊される。
一瞬の攻防の中、ドラドルの一撃は止まることなく白虎を捉え、白い巨体は宙を舞った――。
GM:てなわけで、180点のダメージを受けて、45点オーバーで落ちました。
一同:よーーし!!
シェンファン:いやちょっと待て!ダメージが180点?魔法防御60点もあるの?だから≪レインボーカラー≫入れときたかったんだよ…
GM:そして戦闘終了でーす。
シェンファン:へっ!?
リーフ:ほら、イベントキャラだったよタダユキ。
シェンファン:待って待って!≪アデンダム≫!!あいつを生かしておくと今後のシェンファンが危ない!!(一同爆笑)
GM:しゅ~~りょ~~!
■ENDING PHASE
◆Ending 01 メッセージ
戦いが終わると、傷つき倒れた白虎の姿が光となって散り散りになって消えていく。術者であるタダユキの姿もまた、心なしか薄くなっていくように見える。
ドラドル:“式神”…?
GM(タダユキ):「いくら龍脈を利用したとはいえ、さすがに四神の遠隔召喚は無理があったか…」
シェンファン:なるほど…。それで術のキレがイマイチだったわけですね。
GM(タダユキ):「まぁ、想像以上にお前たちは楽しめた。また機会があれば、その時は覚悟しておくんだな」
シェンファン:会いたくない。もういい。(一同爆笑)
リーフ:PCの心の声。(笑)
そう言い残したタダユキの姿は煙と共に消え、その場には人型の紙切れが残っていた。そして、シェンファンの手元には一通の書簡が握りしめられていた。
シェンファン:開けて読んでいいの?それとも秘密チャット?
GM:ああ、これの内容は次回に持ち越そうかなと。
ナミキ:そういう感じか!
ドラドル:たぶん、「次は私が殺しにいくですよ!」って書いてあるから(一同爆笑)
◆Ending 02 便り
その後、一行は宿に戻り、エイテルの容体が回復していることを確認すると、それぞれの部屋で休むことになった。
皆が目静まったころ、教会で握りしめていた書簡とはまた別の手紙をシェンファンは読んでいた。
「なるほど、邪神を倒しましたか…。さすがですね、リン。…しかしこうなると、どう動くべきか…」
手の中にある手紙から視線を外し窓の外を見つめるその目は、はるか遠い場所に思いを馳せるようであった―。
EYE'S Anoter ep10 「忠誠と裏切り」 ~END~
最終更新:2017年10月07日 19:25