EYE'S ep1 CP~ED

クライマックス 膨大な影の使い手


GM:君たちが墓につく頃には既に日が暮れかかっていた。薄暗がりのせいではっきりとは見えないが、子供たちのような影と、それとは明らかに様子の異なる背の高い影が見えます。
リン:「どうやら大正解だったみたいね」
GM(子供):「ねぇおじちゃん、いわれたとおりにすいしょうをもってきたよ!これでおとうさんやおかあさんにあえるんだよね?」といって背の高い影に水晶を差し出します。それに対し背の高い影は「あぁ、もちろんだとも。ただし会えるのは…あの世でだがなぁ!」と纏っていたローブを脱ぎ去り異形を晒します。
シャオレイ:なんてお約束な(笑)
シド:それを見て駆けだします。「逃げろお前ら!」
GM(子供):「シドおにいちゃん!」
シド:「子供たちに手を出しやがって、許さねぇ!お前ら、行くぞ!」と後ろの二人にも声を掛けます。
リン:「あらぁ?私たちも戦うことになってるみたいだけど?」
シャオレイ:「やるしかないみたいですね…」
GM(ファラリン):「邪魔が入ったか、まあいい。まとめて始末して…」とシャオレイのほうを見て「ちっ、アストレートの子飼か。まさかもう嗅ぎつけていたとはな…」と忌々しげに呟き、魔族の脇から影が二つ飛び出てきた…というところで戦闘開始です!



Round1

エンゲージ1:シド、[[シャオレイ]]、リン
エンゲージ2:ファラリン
エンゲージ3:影A、子供
エンゲージ4:影B、子供

シド:子供がコマで存在してるのはなんかありそう…これってやっぱり影を切ると子供たちにダメージが行ったりするのかな?
GM:まぁそういうことがあるかも知れませんね(ゲス顔)あと今更ですがファラリンは人間の背中から蜘蛛の手足が生えたような見た目をしています。影も蜘蛛の形をしてるね。
リン:うえぇ、気持ち悪い…
シド:なんにせよ倒さないことにはどうしようもないからな…シドは影に向かうとしてリンとシャオレイはどうするの?
シャオレイ:リンさんにファラリンと接敵していただいて時間を稼いでもらうのがいいかと。
リン:ヒロだったらそれでいいけど、私そんなに回避高くないよ!?まぁ行動値一番高いしそうしますかねぇ。
GM:方針は決まりました?まずはセットアップ、そちらが動かないならファラリンが《集団統率》を使って影A・Bの行動値を5上げるよ。
シド:じゃあ俺は《ディバインコール》使ってフラガラッハを呼び出しますよ。

「子供たちを返してもらおうか!」シドがそう叫ぶと地面に光りが走り魔法陣が描かれる。そこから現出した柄を掴んで引き抜くとそこには見目麗しい両手剣が輝いていた。

シャオレイ:「わぁ…きれいですねぇ…」と言っておきましょう(笑)
リン:みんな終わったのならターンいただくわね。まずムーブでファラリンに接敵します。
GM:ファラリンとリンの夢の共演だね(笑)
リン:あらほんと(笑)様子見で《ビースティング》だけ使って殴りましょう。「キャラかぶりは致命的だと思うのよね」

背中から蜘蛛の手足が生えているらしい女、リン

リン:多分弾かれるかと思うけど…19で命中。
GM:回避は高くないですよ…7と言って食らいます。ではダメージロール前にオリジナルスキル《影の掌握》を使いますよ。影Aが《カバーリング》《カバームーブ》をメインプロセス終了時まで使用可能になります。
リン:フォーキャスターの《キャスリング》みたいなスキルね、とりあえずダメージ出しますよ…15点!

ファラリンの喉元に向けて放たれた刃は彼の眷属である影によって阻まれてしまう。それと同時に「きゃあ!」という悲鳴とともに子供が蹲るのが目に入った。どうやら影に与えた衝撃がそのまま子供に伝わっているようだ。

GM:ここで明言しておこう。子供のHPは50、防御力は物理魔法ともに0だ。
リン:うわっ!ってことは残り35?ダメージ控えめでよかった…
シド:ってことは先に影倒さないとってこと?
シャオレイ:でも影殴るとダメージが子供に行っちゃうんじゃ?
GM:あぁそれは《影の掌握》の追加効果ですね。これの効果で《カバーリング》をした場合に子供にダメージが飛びまする。
シド:ならやっぱり影狙いだな!
リン:「それにしても子供を盾に使うんだなんて、つくづく卑怯なやつね」
GM(ファラリン):「何とでもいうがいい。どうせ子供のせいで私に攻撃はできんのだからなあ!」
リン:「あらそれはどうかしら?残念だけどこちらは善人だけじゃないのよ」
シド:俺は善人だから!(一同笑)
GM:観光客に祭りの準備を手伝わせるやつは善人なのか…?それはともかく影の手番ですな。まずは影Aがムーブでシドとシャオレイのエンゲージに入り、メジャーで噛みついてきます。
シャオレイ:気持ち悪い…
GM:対象はランダムに1dで…シャオレイに攻撃しますよ…17と言って命中!
シャオレイ:それはクリティカル以外…当たりました。
シド:それじゃ《カバーリング》します。
GM:だからこのエンゲージあまり攻撃したくなかったんだよな…29点の物理ダメージ!
シド:普通に痛いじゃねえか!11点通るかな。

影は地面を滑るようにシャオレイのもとに迫ってくる。その牙が彼女を貫くかに思えた刹那、輝く剣を持った戦士によりその攻撃は防がれた。

シャオレイ:パっと見それほどでもなさそうだけど、今回まともな回復手段ないから地味にきつい…
リン:それで、影Bは私たちのエンゲージに来るのかしら?
GM:とも考えたけどここは移動はせずに糸を吐いて攻撃しよう。…うぇ、11ぃ!?
リン:11?(嘲笑)《ドッジムーブ》を使うまでもないわね…平目で避けました。

影から放たれた闇を纏う糸がリンに襲い掛かる。しかし不可視であるはずのその一撃に目もくれることなく、軽く体を捻っただけで危なげなく躱してみせた。

リン:「主人に似て趣味の悪い攻撃ね」とぼそりと。
GM(ファラリン):「いつまでその減らず口をたたいていられるかな?」って攻撃しようと思ったけどその前にシャオレイの番でした(一同笑)
シャオレイ:私どこを攻撃したほうがいいかな?
シド:さっさと影Aを落とすべきでは?
シャオレイ:普通に考えたらそうか、では影Aに《エアリアルスラッシュ》で。「シドさんの仇!」と言って攻撃します(一同笑)
シド:まだ死んでないから!(笑)
シャオレイ:…19と言って命中です!
GM:《集団統率》で回避も上がればなあ…10で回避失敗!
シャオレイ:ダメージは…33かな。

「いくよ、シルフィー」シャオレイがそう語りかけると、風精は呼びかけに応じてその身を風の刃と変え、魔の眷属を容赦なく切り刻む。

リン:もしかして消し炭?(笑)
GM:まだ生きてはいるけど…ボロ雑巾ですね。では満を持してファラリンが「よそ見している余裕はあるのかな!」と背中の蜘蛛でリンに襲い掛かるよ…22で命中!
リン:22!?それならフェイト1点使ったうえ《ドッジムーブ》!…危ない、ぴったり回避!

八方向から迫りくる攻撃を辛うじて躱しきるリン。しかしファラリンは「ふふふ、しかしそれもいつまで続けていられるかな」とその様子を楽しんでいるようであった。

リン:我ながらナイス判断、アコライトいないから事故が怖いのよね~…
GM僕も怖いです(一同爆笑)さて続いてはシドかな。
シド:ようやく俺の番か、じゃあ目の前の影Aに対して「さっさと子供を解放してもらおうか!」と《バッシュ》で…20で命中!
GM:それは流石に…9だよ、全然足りねぇ!(笑)
シド:よっしゃ!ではダメージが6d+21で…43!
GM:死ぬわそんなもん!(一同笑)

「子供を放せ!」そう言って放たれた光の斬撃に耐えかね「グ…ギャアア!」と断末魔を上げながら影が霧散していく。

GM(子供):「うわああん、こわかったよおお!」と子供が泣きついてきます。
シド:「よしよし、よく頑張ったな。あとはお兄ちゃんたちが何とかしてやるから、後ろに下がってろ!」
GM(ファラリン):「くっ、小癪な…」と悪態をついたところでクリンナップですが…
シド:《フックダウン》でハイHPポーション飲んでおこうかな、花火の爆発の後遺症がだいぶ苦しいので…うーん11か、さっきのダメージ帳消しした感じかな。
リン:まぁ攻撃一回分寿命が延びたと考えればそう悪くはないわよ。

Round2

エンゲージ1:シド、シャオレイ
エンゲージ2:リン、ファラリン
エンゲージ3:影B、子供

GM:それでは2ターン目のセットアップです。
シャオレイ:《ガーデン:溶岩》を自分たちのエンゲージに打とうかと。
シド:でも俺移動するから効果ないよ?
シャオレイ:2d乗ったシャオレイの攻撃なら1発で影を落とせる気がするのよね(笑)…発動は成功。では私の作った幻術空間が私と子供を隠したということとで。
GM:おっ、いいねぇ。

影から子供が解放されたのを見て、再度子供を支配下に置こうとするファラリンであったが、「そうはさせませんよ」とシャオレイの作り出した幻術により阻まれその目論見は脆くも崩れ去った。

リン:めっちゃおいしい役じゃないの(笑)
シド:「やるな、シャオレイ!」
GM:では次はファラリンが「失った影はまた生み出せばよい」と《召喚》を使います。
一同うげぇ!
GM:というわけで新たに影Cがリンとファラリンのエンゲージに生み出されましたよ。
リン:まぁ影だし簡単に増えるわよねぇ…子供と一緒じゃないってのは救いかしら。
シド:んで俺はやることないからリンの番だな。
シャオレイ:ここは影Bに行かなきゃまずいんじゃない?
リン:そうね。じゃあムーブで離脱して、「悪いけど貴方は後回しよ!」マイナーが使えないのでメジャーで《ビースティング》のみ!…げっ、14。
GM:回避は低いから…9と言って回避失敗、今日は目が振るわんなぁ。
シャオレイ:私以外誰も振るってないから安心して(笑)
リン:《ピアシングストライク》重いのよね、どうせ貫通しないしここはケチるわ…24点の物理ダメージ!

ファラリンの目前から一瞬で子供を拘束している影のもとに到達したリンは、そのままの勢いで影を薙ぎ払う。しかし影は一瞬バラバラになったかに見えたものの、すぐに元通りに復元してしまった。

リン:「あら残念」
シャオレイ:まあ私がとどめを刺すので。影Bに《エアリアルスラッシュ》!…18で命中。
GM:…こっちは12、出目はいいけど避けれないなぁ。
シャオレイ:…39の風属性魔法ダメージですが。
GM:39!?それは流石に死ぬ!
シャオレイ:やっぱり(笑)ではそのまま風が子供たちを守るように包み込んで私の幻術空間まで誘導します。
GM(子供):「なんだろうこのかぜ、あったかい…」
シド:「これでもう遠慮はいらねえな!覚悟しろファラリン!」
GM(ファラリン):「ちっ、使えんガキどもめ!」
リン:「使えないのは子供じゃなくて、貴方の眷属の影なんじゃなくって?」
シド:やだわー、この人(笑)
GM(ファラリン):「どうやらアストレートの子飼が一番の邪魔者のようだな…」
シャオレイ:誰のことでしょう?(すっとぼけ)
GM:というわけでそのエンゲージに範囲魔法で攻撃するぞ!蜘蛛の巣のような形をした闇の波動が君たちを襲う!…16と言って命中
シャオレイ:クリティカルじゃないと無理…失敗!
シド:俺も望み薄…失敗したけど構わずシャオレイを《カバーリング》!
GM:食らうがいい!…ダメージは26点の闇属性魔法ダメージ!
シャオレイ:《シールドガーデン》張ります…20点止め!

ファラリンの放った闇の波動が二人を襲う。しかしその攻撃は変幻自在の風によって敢え無く消散していった。

シド:魔法防御と合わせてぴったりノーダメージ!
GMうっそぉ!?なんでそんなに固いの!?
シャオレイ:私壁に一番力入れてるので。
GM:マジか…HP半分くらい持っていけると思ったのに…
シド:「どうした、こんなもんか?」
GM(ファラリン):「小癪な!影よ、その邪魔な女を食い殺せ!」と影Cが移動してシャオレイを攻撃します…よし、クリティカル!
シャオレイ:《カバーリング》よろしく~。って私もクリティカル出せばいいのか…出た(一同爆笑)

影の攻撃は確実にシャオレイを捉えたかに見えた。「残念でしたね、それは偽物ですよ」その声にファラリンが驚愕の表情を浮かべる。影が切り裂いたのはシャオレイの幻術に過ぎなかった。

GMつらぁぁ↓いよぉぉぉ~↑(全泣)
リン:今回は彼女の独壇場ね…(笑)
シド:じゃあそこに「オラオラ、よそ見してんじゃねえぞ!」とムーブでファラリンのエンゲージに突入して影Cに攻撃!マイナーで《ホーリースマイト》、メジャーで《バッシュ》!…17!
GM:そいつは…8!無理!
シド:《ガーデン:溶岩》も乗るから8d+29か…52の物理ダメージだぜ!

シドの持つ聖剣がその輝きを強めていく。「俺はこれでも…神の代行者なんでな!」光の斬撃は瘴気に満ちた影を易々と切り裂き、そのまま影は霧散していった。

GM:死ぬよねー、普通に考えて死ぬよねー(脱力)
シド:そのまま剣をファラリンに突き付けて「あとはお前一人だな!」
GM:では剣を突き付けられたファラリンは一瞬ひるんだような表情を見せますが「くっくっく…はーっはっはっは!」と狂ったように笑い始めます。
シド:「なんだぁ?負けを認めておかしくなったか?」
シャオレイ…マスターが(一同爆笑)
GM:違うわい!(笑)「この程度で勝った気になっているとは…ここから真の絶望を見せてやろう!」

Round3

エンゲージ1:シャオレイ
エンゲージ2:シド、ファラリン
エンゲージ3:リン

シャオレイ:セットアップに移って自分のエンゲージに《ガーデン:溶岩》します。…錬金術判定は成功。
GM:ではファラリンはオリジナルスキル《影の暴走》を使うよ!

ファラリンの背中から膨大な量の瘴気があふれ出す。それは先ほど対峙していた影よりもさらに大きな蜘蛛の姿を形どっていく。

GM:1d振って出た目の分のエネミーを召喚するぞ…って2かよ(一同爆笑)
リン:膨大(笑)
GM:くそぉくそぉ…(エネミー設置中…)
シド:なになに…「膨大な影」ってなんだよ(一同爆笑)
シャオレイ:さっきよりちょっとパワーアップしてるのかな?(笑)
GM:まぁそんなところだと思ってください(全泣)「どうだ、この膨大な影は!」
シド:「大層なこと言っておきながら、やってることはさっきと変わらねぇじゃねぇか」
GM(ファラリン):「ほう、この膨大な影を見て物怖じしないとは…よほど肝が据わっているか、それともただの大馬鹿者か?」
リン:「どっちなのかしら?」とシドを見ますよ(笑)
シド:「こちとら邪神の眷属と戦ってきたんだ、こんな見掛け倒しにビビってたら務まらねえよ!」
GM:そういえばこの発言にルイネーターなリンさんは思うところがあったりしないの?
リン:「ふ~ん…」とだけ言っておきますよ。あくまで完全に闇落ちしたわけではないですし。というわけでそのままメインもらってムーブでファラリンのエンゲージに。マイナーで《ピアシングミアズマ》、メジャーで《ワイドアタック》!
シャオレイ:よかった、範囲攻撃あったんだ。このままじゃ埒が明かないと思ってたんだよね。
リン:そこはシーフですから。その代わり《ビースティング》と違って命中が心もとないのでフェイト使いますよ…うーん当たるかな、14!
GM:振りなおさなくてよかったの?まず膨大な影Aが…ジャスト14で回避!Bも…回避!
リン:えぇ~!ここにきて目が走るのはひどくない!?
GM:そんな甘えた目で妥協するからだ!ファラリンは…さすがに避けれんか。膨大な影Aに《影の掌握》で《カバーリング》させますよ。
リン:なら…19点素通しで。

リンの攻撃は膨大な影を切り裂くものの、影は先ほどよりも数段速いスピードで再生していく。「その程度の攻撃、何度しようが効かぬわ!」

シャオレイ:それなら私が本体に《エアリアルスラッシュ》で…21で命中。
GM:クリティカル以外は当たるが…出た!「そう何度も同じ攻撃が通用するか!」
シャオレイ:じゃあ驚いたような表情を浮かべます。
GM(ファラリン):「貴様の攻撃見切ったわ!」…といいつつ次は当たる気がするけど(一同爆笑)さて、このまま範囲攻撃したいが《シールドガーデン》硬いもんなぁ…しかしここはクリティカルに期待して範囲で行こう…残念、出なかった!15で命中!
シド&シャオレイ:…失敗です。
シャオレイ:今度こそ《カバーリング》よろしく(笑)
GM:どうせ止められるがMP消費させたと思えば…しかも低い!21点ですよ。
シャオレイ:それは…《シールドガーデン》だけで21点止めました(一同笑)
リン:マスター、辛そうね(笑)
GM:つらぁい(全泣)
シャオレイ:じゃあこちらもお返しに…「貴方の攻撃は見切りました」(一同爆笑)
シド:「なんだなんだ、庇う必要なかったんじゃないか?」
GM(ファラリン):「くそぉ…ならば行け!膨大な影よ!」(一同爆笑)
リン:それにしてもネーミングがやばい(笑)
シャオレイ:そもそも何が膨大なんだよ(笑)
GM:うーん…体積とか?
シド:呼ぶときは「影」でいいんじゃないかな?(笑)
GM:おかしいな、完全にギャグキャラになってしまったぞ…?気を取り直して影Aはリンに攻撃!…18で命中。
リン:《ドッジムーブ》使って、ていっ!…25なので余裕で回避!
GM:ぐぬぬ…じゃあBの方はMP枯渇を狙ってシャオレイに糸を飛ばそうかな。…出目がいいぞ、22!
シャオレイ:別にクリティカル出せばいいだけだし…惜しいなぁ、出目はいいけど(笑)《カバーリング》よろしく。
GM:通ってくれよ…うーん、30点闇属性魔法ダメージ!
シャオレイ:さすがに24点通るのはかわいそうだし《シールドガーデン》使いますね…21点止まります。
シド:それなら3点しか通らないな、ありがてえ。
GM:では1点でもHPダメージが通ったということで威圧を受けてください。
シド:メジャー使えない奴だっけ?結構面倒だな…マイナーで威圧を解除してメジャーでファラリンに《バッシュ》!…ってこれはひでえなぁ、《ボルテクスアタック》を確実に当てるために温存したかったけど、ここはフェイトで振りなおします。
GM:さらに出目が悪くなるまでテンプレだね(笑)
シド:それはさっきのお仕事だろ!…って本当に大して変わらなかった!(一同爆笑)14!
GM:影だったら避けれたかもだけど…ファラリンじゃ無理!再度《影の掌握》で影Aに庇ってもらいます。
シド:バフがかかってないからさっきよりダメージは出ないが…42の物理だな。

シドの斬撃が確実に影を捉える。影も何とか再生を試みようとするが、先ほどと比べて格段にそのスピードが落ちていた。

GM:何とか生きてはいるがボロボロですな…
シド:「さっきの奴らよりは丈夫みてえだな」
GM(ファラリン):「侮るなよ、膨大な影だぞ!」(一同爆笑)
リン:「キャラがぶれてるわよ…」むしろ最初からこういうキャラだったのかもね(笑)

Round4

エンゲージ1:シャオレイ
エンゲージ2:シド、リン、ファラリン、膨大な影A、膨大な影B

シャオレイ:《ガーデン:溶岩》をシドたちのエンゲージに…成功。
GM:ならばファラリンは《集団統率》で影の行動値を上げるぞ。
リン:うーん、なんとか動かれる前に倒したい…マイナーで《ピアシングミアズマ》、メジャーで《ワイドアタック》。さすがにフェイト使っておこう…ぶっ(一同笑)
シド:俺もリンも出目がひどすぎる(笑)
シャオレイ:さっきから君たちの出目何なの(笑)
リン:回避はあきらめて最後のフェイトで振りなおします…それでもイマイチ、15です。
GM:15か~、影は行けそうだが…Aは失敗、Bは…ジャスト回避!ファラリンは…失敗!そしてもう落ちそうな影Aに《影の掌握》、「我が盾となるがよい!」
リン:せめてBに当てたかった…一応《ピアシングストライク》も使って…34点貫通かな。

瘴気をまとった短剣の乱舞がファラリンたちを襲う。すんでのところで影に守られたファラリンであったが、「まさかこれは…同質の力!?」と驚きの色を隠せない様子であった。

リン:ニッコリ笑顔。
シャオレイ:…あんなゲテモノと同じなのか(一同爆笑)
GM:ちょっとネタに走っただけダルルォ!?こちとられっきとした上位魔族だから!とりあえず影Aはやられましたよ。
リン:これでフェイトもEPも使い切りました~。
GM:では影Bがリンを…と見せかけてシャオレイ狙うかな。「庭園の加護を受けていない今が勝機!」…18で命中!
シャオレイ:むっ、《カバームーブ》よろしく~…回避できませんでした。
シド:了解、《カバームーブ》!
GM:ダメージは…振るわないなぁ、28点闇属性!
シャオレイ:さっきと同じだから止まるかな?《シールドガーデン》で…22点止め。
シド:じゃあまたノーダメだな。
GM:くぅ~!通らねえ!次はシャオレイかな。
シャオレイ:やーばい、MPがない!マイナーでMPポーション飲んで…あまりよくないなぁ、残り20点です。あと1ターン分くらいしか動けない!
GM:ふっふっふ、MP攻撃が効いてきたと見える。
シャオレイ:それでも攻撃しなきゃなんでファラリンに《エアリアルスラッシュ》…18です。
GM:まぁクリティカル以外で…ほぼファンブルじゃねえか(笑)
シャオレイ:…うーん、微妙。25点の風属性魔法ダメージ。
GM:あっ、《カバーリング》忘れた。仕方ない、甘んじて受けよう。

シャオレイはリンが作り出した隙を見逃さなかった。ファラリンが体勢を立て直す前に荒れ狂う風精の刃を解き放つ。

シャオレイ:では放心も受けておいてください。
GM:なんで《ウォータースピア》じゃないのに放心…?って《フェイ:ナイトメア》か。だがマイナスかかってようが避けられまい!ということでファラリンもシャオレイ狙い!…16と言って命中!
シャオレイ:ですよねー。じゃあ回避に全力、フェイト1点使って…あ、無理だった。まぁ今までのダメージ見る限り1発は大丈夫でしょう。
GM:その判断が間違いだったと思い知らせてやろう!…といいつつこいつ火力は大したことはないんですけどね。27点闇属性魔法ダメージ!
シャオレイ:じゃあ21点か、残り17です…
GM(ファラリン):「ようやく捉えたようだな」ニヤリと笑っておこう。
シャオレイ:「くっ!」っと腕を押さえます。
シド:「大丈夫かシャオレイ!?よくもやってくれたな!」…しかしこちらもMPが心許ないのでマイナーでハイMPポーション…まあそこそこ回復。メジャーで《バッシュ》!…17だな。
GM:そんなもん…ファンブルにほど近いわ!失敗!
シド:これで落ちてくれれば御の字なんだが…49点物理ダメージ!
GM:それは…まだ生きてるな。
リン:さっきの攻撃当ててれば…
シド:なに、次のターンの頭で攻撃を当ててくれればいいさ!

Round5

エンゲージ1:シャオレイ
エンゲージ2:シド、リン、ファラリン、膨大な影B

シャオレイ:MP的になんとかこのターンでけりをつけてほしい…(笑)シドのエンゲージに《ガーデン:溶岩》で…あっ、クリティカルしたからコスト0!
GM:ぐぬぬ、せっかくのMP攻撃が…ファラリンは《集団統率》ですな。
リン:動く前に落とす!影Bに《ビースティング》!…惜しい、クリティカルはせず22!
GM:それは…あぁ!?こっちも惜しい!くっそー…(笑)
リン:あっぶなー!この機を逃さず《ピアシングストライク》!…31点物理!

「貴方の影より私の闇のほうが…昏いのよ」散り散りになった影を背にリンはポツリと呟いた。

GM:ぐぅ…落ちる!
一同よっしゃー!
シャオレイ:私の番だけど、まずはマイナーで最後のMPポーション飲むよ…ひどっ(笑)といあえず《エアリアルスラッシュ》撃ちます…20で命中。
GM:それは…無理だね。
シャオレイ:26の風属性魔法ダメージと放心です。
GM(ファラリン):「くっ…しかしこの程度ではな!」と強がるけど放心してるのよ(一同笑)さてファラリンはシャオレイ狙いを継続だ。「舐めるなぁ!」…ぐわっ、出目が!?10で命中!
シャオレイ:ひどい事故だ(笑)…11で回避!

朦朧とした意識の中、放った魔法は確実にシャオレイを捉えていた。その手ごたえに勝利を確信してニヤリとほくそ笑むファラリン。しかし、「だからあなたの攻撃は見切ったといったじゃないですか」シャオレイの言葉で自らの魔法が貫いたのが幻術だったことに気付き、一転してその表情が怒りに変わった。

GM:悔しいけど放心食らって幻術に攻撃しちゃうっていうのはフレーバー的によいね…
シド:感心してるとこ悪いが決めさせてもらうぜ!…特に意味はないけど演出的にかっこいいので《ドゥアン:天翼族》で空飛んでいいですか?(一同爆笑)
GM:別にいいけどちゃんと決めてよ?(笑)
シド:それは運次第!マイナーで《ホーリースマイト》、メジャーで《バッシュ》、さらに命中の直前で《ボルテクスアタック》!最後のフェイトも使う!!
GM:僕知ってるよ、kuroちゃんはここでファンブるって…
シド:その言霊はもう効かねぇ!…クリティカルだ!
一同おぉー!!
GM:いやここでクリティカル出すのがGMの腕の見せ所…ダメか!
シド:さらにダメージロール直前にフラガラッハの能力を起動!攻撃を貫通ダメージにする!…108点だ!

シドの剣から天を貫くほどの光が放たれる。「ぶっ潰れろ!!」莫大な光の奔流がファラリンを飲み込み、あとには魔族の残骸と思しき塵のみが残った。

GM:最大HP80しかないんだぞ!オーバーキルもいいとこだわ!
シド:よっしゃあ!!あっ、ちなみに今の攻撃のイメージはFFⅧのブラス〇ィングゾーンみたいな感じです。
GM:…なんか僕の記憶が正しければ、それってエンド〇ブハートが出なかった時のハズレ技だったイメージがあるんだけど(一同爆笑)ともかくこれにて戦闘終了です、お疲れさまでした!



エンディング 君が見た光


GM:ドロップロールも終わったしエンディング行きましょう。ではシドの一撃がファラリンを光の消し炭にしました、というところから。
シド:「ふぅ、ようやく終わったな」
リン:「貴方…最初からその力を使っておけばよかったんじゃないの?」
シド:「俺はスロースターターだからな。それにこの力もそう何回も使えるもんじゃねぇし」
シャオレイ:…すいません、幻術空間から出てきていいですか?(一同爆笑)
GM:そういえば戦闘中から入りっぱなしだったね(笑)どうぞどうぞ。
シャオレイ:では子供たちと一緒に幻術空間から出てきます。
GM:では子供たちが「うわー、おねえちゃんすごーい!」「かっこよかったよおねえちゃん!」みたいな感じでシャオレイにじゃれついてきます。
リン:「今回はあなたの独壇場だったわね」
シャオレイ:「いえいえ、それよりも子供たちが無事でよかったです」
シド:「だな。二人とも、いろいろ助かったぜ!」
GM:では君たちが安心しきっていると先ほど消し飛ばした影が集まり人のような形を作る。「くっ、油断したか…まぁいい。すぐに次の手を打たせてもらう…」そう言って影は消えていきました。
シド:「あいつまだ生きていやがったか…」
GM:中位魔族以上には「真の死」というものがあって、それぞれに定められた条件をクリアするか神具の一撃でないと完全に滅ぼすことができないのです。
シド:そういえばそんなのあったな…「しかし、これでしばらくはこの街に近寄らないだろうさ」
GM(子供):「うわーん!こわかったよー!」そう言ってシドのもとに駆け寄ってくる子供たち。
シド:「まったく…心配かけさせやがって」
GM:そして神具の水晶を持った子供が「ねぇ、このすいしょうでおとうさんやおかあさんにあえるんじゃないの?」とシドに問いかけてくる。
シド:うっ…「どうだかなぁ、今その水晶覗いてみて親の姿は見えるか?」
GM(子供):「ううん、みえない…」
シド:「そうか、なんだ、えっと…」あー、なんて言ってやればいいんだ!?(笑)
GM:キレイな話に持っていければ株を上げるチャンスだよ(笑)
シャオレイ:「シドさん、ちょっと提案があるんですけど…」
シド:「あん?なんだ提案って…?」
GM:…あっ、分かった気がする。ちょっとズルくない?(笑)
シャオレイ:いいじゃん、キレイな話にしてほしいんでしょ?(笑)
リン:そしたら「そういうことならシド、ちょっと離れてなさい」って言って引きずっていくわ。
シド:「またかよ!?なんだよ!」
リン:「残念だけどあの神具を使うにはいろいろ条件がいるから今すぐあの子たちの望むものを見せるには時間がないわ。今はとりあえずシャオレイに任せましょう」
シド:「まぁそういうことなら…」
シャオレイ:では…「みんな、お父さんやお母さんに会いたいんだよね?」
GM(子供):「あいたいよー!うえーん!」
シャオレイ:「じゃあみんな、目を瞑ってみんなのお父さんお母さんの姿を思い浮かべて」
GM(子供):「うん、わかった…」
シャオレイ:というわけで子供たちの思い描く両親を幻術で作り出します。
GM(子供):「おとうさん…おかあさん…!」子供たちは感極まって泣き始める。
シャオレイ:「みんな、お父さんとお母さんに会えてよかったね」
GM(子供):「ありがとうおねえちゃん!」
シャオレイ:「ううん。お父さんとお母さんはみんなにこれから強く生きてほしいって」
GM(子供):「うん、がんばるよおとうさん、おかあさん。もうなかない!」

子供たちの両親の幻影は最後にニコリと微笑むと徐々に光となって天に昇っていく。
「これが彼女なりの優しさなのね…」
「あぁ、これでよかったんだろうな…」
そこにいる者は皆、幻影の煌めく夜空をいつまでも見上げていた。



リン:…ってところでキレイに終わり?
GM:うん。 …と言いたいところだけどもうちょっとだけ続くんじゃ。

幻影の煌めきが消えた後、子供たちを連れて街へと戻ろうとするシド達。不意に子供の一人が叫び声をあげる。「あっ、まちが…!」その視線の先、風の時代より続く神聖王を祀る街、アルテインが…燃えていた。



最終更新:2018年04月27日 16:55