ミドル0.5 ロール>>>プレイ
GM:さてミドルから皆様にはお仕事をしてもらいます。なんならクライマックスまでお仕事だ!というわけでまずはお仕事を紹介します。
お仕事1
「出店の仕切り」
判定:知力
出店場所をめぐって揉めているそうです。うまく場所の割り振りをしてあげてください。
お仕事2
「書類を届けて」
判定:敏捷
町長が判を押さないといけない書類がこんなにも…急いで町長の家まで持っていってください。
お仕事3
「孤児院の子どもの面倒をお願いします」
判定:精神
孤児院を担当している神官も、神殿の仕事で忙しくなってしまいます。そこで少しの時間でいいので子どもたちの面倒を見てもらえないでしょうか。
お仕事4
「路地裏の清掃」
判定:感知
いかに路地裏といえど汚れていたら街のイメージが下がりかねません。しっかりきれいにしてくださいね。
お仕事5
「神輿ゴーレムの起動」
判定:知力+器用
毎年この街の神輿はゴーレムに担がせているんだが、どうもそのゴーレムの調子がおかしいんだ。悪いがちょっと診てくれねぇだろうか。
お仕事6
「図書館の蔵書の整理」
判定:筋力
図書館では祭りの日に神聖王国やこの街の興りについての伝承の読み聞かせを行う予定です。その為の本の整理をお願いします。
お仕事7
「花火の準備」
判定:器用+敏捷
今年もドカンと派手なのを上げるから楽しみにしててくれよ!くれぐれも扱いには細心の注意を払ってくれよな!
お仕事8
「お供え物の下ごしらえ」
判定:器用
規模が大きいからそれだけ作る量も多くなるのさ!腕のいい奴は大歓迎だ!
GM:以上が現時点で出ているお仕事の情報ですね。
リン:またよく作ったねぇ…
シド:なんかRPGのチュートリアルっぽいな(笑)
リン:(前半を見て)なんか私ができそうなのがないんだけど…?
シャオレイ:シーフのくせになんで【敏捷】判定ができないんだ!?(一同笑)
リン:そうだ、シーフだった(笑)でもそんなに【敏捷】ないのよね…あぁ、でも「路地裏の清掃」は行った方がよさそう。
シド:俺ができる判定少なくない?そんなことないか…
GM:では仕事フェイズの説明をば。
1. 仕事フェイズは4ラウンドで構成されており、1ラウンドにひとつの仕事を受けることができる。
2. 指定された能力を使った判定に成功すると経験値がもらえる上、追加で情報収集を行うことができる。
3. 1つの仕事に複数人で向かうことも可能。その場合向かった人全員が判定を行い、一人でも成功すればその仕事は達成となる。
4. 2つの能力が提示されている仕事はそのどちらの判定も成功しなければならない。
5. 仕事は失敗しても次のラウンドで再挑戦可能。ただし一部出来ないものもある。
GM:こんなところでしょうか。
シド:俺は【筋力】【器用】【精神】担当かなぁ。
リン:私は【器用】と【感知】ってところかしら。
シャオレイ:待って!判定の能力値で考えちゃいけないと思うの。
リン:…どゆこと?(笑)
シャオレイ:シャオレイはリンに引きずられてるんだよ!(一同笑)能力が高いからって明後日の方向行くのはなんか違う気がする。
GM:まぁいきなり「あなた知力高いわよね、じゃあ出店の仕切りやってきて!」はゲーム的には正解なんだけど、ロール的には無理があるわな(笑)
シャオレイ:なので最初の判定くらいはリンと一緒にどこか行ったほうがいい気がする。
リン:なるほど、確かに(笑)
シャオレイ:個人的には再挑戦できない仕事ってのが気になるかな。
リン:「蔵書の整理」とか「路地裏の清掃」は再挑戦できそうだけど、「神輿ゴーレムの起動」はゴーレムが襲ってきそうだし、「花火の準備」もドカンといっちゃいそうよね。
シド:あとは情報収集が云々って言ってたけど、「蔵書の整理」なんかに成功すると女性陣が欲しい神具とか魔族の情報が手に入りやすかったりするんじゃないか?
シャオレイ:確かに…手に入る情報は違ってきそう。
リン:二人で行ったときって二人の達成値を足したりは出来ないの?
GM:出来ないね、チャンスが増えるだけです。まぁどうしても成功させたいっていうんなら、ほら。フェイトがあるじゃない(ゲス顔)
シド:GMが悪い顔してる…(笑)
リン:PL2さんマスターの時ってこういうの多いよね(笑)
GM:基本的にこういうところでフェイト枯渇させる主義なので(真顔)あと仕事の判定も情報収集の判定もなんだけど、使えると思った一般スキルがあれば申告してくれれば適用してもらってかまいません。
シャオレイ:それじゃあ私最初にリンさんと「神輿ゴーレムの起動」行きたいかな。
リン:え、いきなり!?
シャオレイ:だって神具あるんだよ?真っ先に向かうと思うんだけど。
リン:でも私【知力】悲惨だよ?
シャオレイ:そこは私がやればいいので。2d+7で判定できます。
リン:あ、そっか…
GM:あと言い忘れてたけど…シャオレイはわかってるのかな?この街は魔族が暗躍してますので、ラウンド経過毎に何かイベントが起きるかもしれません。
一同:うわー!
GM:なのでそういうことも意識しつつ動いてもらえると楽しいかもね。
リン:それならやっぱり早いうちにやっておきたいことはやっておくほうがいいのか。
シド:ちなみに二人は「神輿ゴーレムの起動」でいいの?
リン:神具の信憑性を確かめたいところね。
シャオレイ:私は神具が本物なら魔族が近づいてきてもおかしくないかなと思ってます。
リン:というわけでお神輿にいくのが自然な流れかと。
シャオレイ:ちょうど引きずられてるしね(笑)
GM:では1ラウンド目にリンとシャオレイは「神輿ゴーレムの起動」に行くということで。シドはどうします?
シャオレイ:何か仕事しろよ(威圧)
シド:どこ行こうかな…二人と違って何か調べたいとかないからなぁ。能力値で一番高いのは【器用】だけど。
リン:あなた下ごしらえキャラだったの?(笑)
シャオレイ:目的がないとはいえキャラは考えよう(笑)
シド:キャラ的にも「お供え物の下ごしらえ」でいいんじゃないか?屋台のにーちゃんみたいな。
リン:あとは「孤児院の子どもの面倒をお願いします」も悪くなさそうじゃない?シスターから情報もらえるわよきっと。
シド:【精神】は5だが…待てよ、神殿出たばかりだしその足で孤児院向かえばいいんじゃないか?たぶん近くにあるよね?
GM:細かくは決めてないけど多分そうだろうね。ではまとめますよ~。
1ラウンド目
・シド→お仕事3「孤児院の子どもの面倒をお願いします」
・リン&[[シャオレイ]]→お仕事5「神輿ゴーレムの起動」
GM:さてどっちを先にやりましょうか?
シド:俺は二人を神輿のところまで案内してから行くんで先に女性陣をよろしく。
神殿から直で孤児院行くんじゃなかったのか
リン:時間軸的にもその方がいいわね。
GM:了解です。ではお仕事開始!
ミドル1 シーフ不要説
GM:というわけでシドに案内してもらって二人はゴーレムの所にたどり着きました。
リン:「お祭りに来たんだから神輿を見ないわけにはいかないわよね、シャオレイちゃん」
シャオレイ:「そうですね、神具が本物であれば早く見てみたいです」
シド:俺ってまだこの場にいていいかな?
GM:いいよ~、こっちとしても導入しやすいし。「おぉ、シド!ようやく来たか!とっとと手伝ってくれんか!」と厳ついネヴァーフのおっちゃんが声をかけてきます。
シド:「お疲れさん!悪いな、遅くなって。あとは頭のいい女性陣を連れてきたからこいつらに任せれば大丈夫だぜ!」
GM:「なるほど、助かるわい!すまんが急ぎなんで早速見てもらっていいかね?」
シド:「じゃあ二人とも後はよろしく頼んだぜ!そこのおっちゃんを手伝ってやってくれ!」
リン:って言っていなくなるのかな?
シド:そうだね。「俺は他にも仕事があるからそっちに行ってくる!」
リン:去ったところでひとこと言いたいんだけど。
シャオレイ:とりあえず去れ。
シド:謎の重圧を感じるのでとっとと去ります…
リン:「あらぁ…これってもしかして嵌められたのかしら?」とすごくいい笑顔で。
GM:確かに状況だけ見ると完全に嵌められてるね(笑)
リン:「またダガー投げたほうがいいのかしら…」とシャオレイに振り向く。
シャオレイ:「もしかして、さっき飛んできたダガーはリンさんのだったんですか?」
リン:「あら、余計なこと喋っちゃったみたいね。さっ、仕方ないからお仕事に行きましょ!」
シド:嫌なキャラだな~(笑)
GM:ではおっちゃんは君たちをゴーレムのドックのような場所に案内してくれます。「うちの神輿は安全面や警備の問題からこの神輿ゴーレムに運ばせているんじゃ」見ると神輿の周りを4体のゴーレムが囲んでいる。
リン:「すごく物々しいですねぇ」
GM(おっちゃん):「これも風の時代からの名残らしいがの」
リン:「ふぅん…それにしてもこんな形のゴーレム初めて見たわ」と言ってゴーレムをコンコンと叩きます。
GM:仕事内容に書いてあったとおり調子が悪いのか、ゴーレムは何も反応しません。
リン:「これは機械仕掛けのゴーレムなのかしら?」
GM(おっちゃん):「そうだな、地の時代の技術を使ったゴーレムだ。風の時代には小細工を弄さなくてもするする動くゴーレムがいたらしいが…」
リン:「それでもこの時代にここまでのゴーレムを作る職人がいるとは驚きね」
GM(おっちゃん):「わしらにはこっちのほうが性に合っておるわい、わっはっは」と豪快に笑います。
リン:「シャオレイちゃんはこんなゴーレム見たことあるかしら?」
シャオレイ:「私はゴーレム自体見るのが初めてですね…」
リン:「それならこの数日は初めてづくしになるかもしれないわね。さて何からすればいいかしら…」
GM(おっちゃん):「どうもゴーレムのコアの調子が悪いみたいなんじゃ。ゴーレムのガワを作るのは得意だが、如何せん中のことはさっぱりでのう。しかし二人ともゴーレムに関しては素人みたいだが本当に大丈夫なのか?」
リン:「案ずるより産むが易しよ。見てて頂戴」といってシャオレイちゃんを引きずります(笑)
シャオレイ:「そんなに引っ張らないでください~…」
リン:「ちょっとコアを見てもらえるかしら?」
シャオレイ:「はぁ、とりあえず見てみますけど…」ってコアはどこにあるの?
GM:装甲が開いて見える状態になってますね。
シャオレイ:ではシルフィーにこそこそと「シルフィー、ここがどうなってるかわかる?」と聞いてみます。するとシルフィーがコアのもとにすーっと移動して何かしてくれます。
GM:ではその何かしてくれるところで判定と行きましょうか。【知力】の判定で目標値は15です。
リン:うわ、高っ!フェイト使ったほうがよくない…?
シャオレイ:(さらっとそのまま振って)出目が8なのでぴったり成功です。
GM:うぉ!確率50%以下なのによくやるなぁ…
シド:素晴らしい、素晴らしい。
GM:ではシルフィーが言うにはそもそもゴーレムのコアに魔力が通ってなかったらしい。彼女が魔力を放つとコアがぼぅっ…と淡い光を放つ。
シャオレイ:「動いたみたいですよ~」
GM(おっちゃん):「本当か!?」とおっちゃんがコアを覗き込む。「おぉ、光っておるわい!」
リン:「魔力不足だなんて…初歩的なミスじゃないの?」
GM(おっちゃん):「いつもはコアに軽く触れるだけで動くんだがのう…」
リン:「ふぅん…それにしてもシャオレイちゃんすごいのね!」
シャオレイ:「いえいえ~、ちょっと弄ったら動いただけですよ~」
リン:「そんな謙遜しなくていいのよ。ところで、これで修理は終わりでいいのかしら?」
GM(おっちゃん):「コアが光りはしたんだが、まだ動く気配がないのう…もしかしたら動力パイプがイカレておるのかも知れん」
リン:「動力パイプ…そんなのわかるかしら」と言いつつダメモトで覗き込んでみます。
GM:では目標値15の【器用】判定をお願いします。さっき言い忘れてましたが錬金術に関係するスキル持ってたら適用してもいいですよ。
リン:錬金術はないなぁ。
シド:ガーデナーって錬金術判定だしならどうにかなるんじゃ?(笑)
シャオレイ:3d+3じゃどうにもならねぇよ(笑)
リン:「うーん、複雑ねぇ…シャオレイちゃんこっちもわかるかしら?」と言ってシャオレイにも見てもらいたいんだけど。
シャオレイ:判定は2回ともやっていいんでしたっけ?
GM:大丈夫ですよ。そうしないと一人で判定2回いる仕事いったとき詰みますし(笑)
リン:とりあえず振るだけ振ってみます…ダメでした。「う~ん、さっぱりねぇ…」
シャオレイ:ちなみにこれって失敗しても何か起こったりしません?
GM:今のところは何も起きないですね。
シャオレイ:う~ん、じゃあフェイト1点使って振ってみます…クリティカル(一同笑)
リン:私来た意味あったのかしら…(笑)
GM:まぁまだ1回しか判定してないですし(笑)ではロールの方お願いします。
シャオレイ:「シルフィー、もう一度お願い」と言うとシルフィーがパイプの隙間に入っていきます。
GM:ではシルフィーが中に入ってしばらくするとゴーレムがガコンっ!と音を立てて動き出します。
リン:「まぁ、動いたわね!」
シャオレイ:「動きましたね~」
GM:ではゴーレムは「ごーれーむー!」と雄叫びを上げると、ドドドっと一機でどこかに走り出してしまった。
リン:「あらぁ…?」
GM(おっちゃん):「おい、ゴーレム待たんか!ゴーレムー!!」と言っておっちゃんは追いかけて行ってしまいました。
リン:「愉快なゴーレムねぇ。さて私たちこれからどうすればいいのかしら?」
シャオレイ:「さぁ…?」
GM:君たちが立ち尽くしていると騒ぎを聞きつけて他のネヴァーフたちが集まってきました…といったところで君たちのお仕事は成功です。成功したので情報収集を行うことができますよ。
リン:情報収集ってどの能力でやればいいの?
GM:何をどうやって調べるかによりますねぇ。人から聞きだすとかなら【精神】だし、痕跡を辿るとかなら【感知】かな。
シャオレイ:じゃあ私はシルフィーを使って近くに魔族がいないか【感知】判定していいですか?
GM:いいですよ。リンさんは?
リン:じゃあ私はドックの道具とかパーツの中に神具の痕跡がないか【感知】判定をします。
GM:また妙な範囲を調べるねぇ…(笑)
リン:とりあえず振ってみましょう…13ですがどうです?
GM:では神輿の中をのぞくと中に神具を安置するためか座布団のようなものが敷いてあるのがわかる。しかしその上にあるべき神具は今はないようだ。
リン:「あの神輿の中の座布団が本当の意味での寝具なのかしら(一同笑)とりあえず写真に撮っておきましょう」
GM:あるのか写真!?まぁ錬金術なら何でもありそうだな…
リン:「記念すべき一つ目の報告が出来そうだわ~」なんてのんきにパシャリとやってます(笑)
GM:ほいほい(笑)それでシャオレイはどうします?
シャオレイ:魔族の気配を探りたいんですけど、《サーチリスク》を使うのはありですか?
GM:あー、危険感知用の一般スキルね…確かに魔族も危険っちゃ危険なわけだが…まぁいいでしょう、許可します。
シャオレイ:はーい。では3Dで振りまーす…クリティカった(笑)
GM:全部6じゃねぇか!
リン:なんなのこの娘、意味わかんない(笑)
GM:ではつい数刻前までここに魔族がいたということがはっきりとわかります。
シャオレイ:「やっぱりこの町に魔族がいることは本当みたいだね、シルフィー。もうちょっと探してみよっか?」と独り言(笑)
リン:その様子を見て「シャオレイちゃん、なんだか不安そうな顔してるわね…」と呟いておきます。
シャオレイ:「いえ、大丈夫ですから…」
リン:「そう?ならいいけど」
シド:やだこの女の人たち怖い…(笑)
リン:でも私悪意はゼロだからね!(笑)
GM:とりあえずはよかったかな?ではシーンを切ろうか。
ミドル2 おとなもこどももバイオレンス
GM:続いてシドのシーン。君は神殿から少し離れたところにある孤児院にやってきた。
シド:「祭りの仕事とは少しずれてる気はするが、こうやって子供の面倒を見てやるのも実行委員の務めだよな」
GM:孤児院に入っていくと、そこを担当している神官が君のことを出迎えてくれる。「あなたが依頼を受けてくださった方で…ってシドさんじゃないですか!」
シド:「おうよ。ここも祭りとはまた別の意味で賑やかだな」
リン(子供):わーわー!うぇーん!
シャオレイ:あの子供ナイフ持ってるぞ!(一同爆笑)
GM:やめろー!そんなバイオレンスなところじゃない!(笑)
シド:「えらく威勢がいいじゃねえか」
GM:子供たちが楽しそうに遊んでいる傍ら、奥のほうでは別の神官が「キェーっ!」と声を上げている(一同笑)「私たちも何とか手が回るように努力はしているのですが、あのように疲れ果ててしまった神官も…うぅ…」とさめざめと泣いている。
シド:「んで何か仕事があるとかって話だったか?」
GM(神官):「そうなんです、ちょっとこの場を離れないといけなくて…二刻ほどで戻りますのでその間子供たちを見ていてもらえないでしょうか?」
シド:「よしわかった、任せておけ!」
GM(神官):「すいません、よろしくお願いします」そういって神官は出かけていく。する子供たちがシドのもとに集まってくる。「わー、はねのおにぃちゃんだー!」「にじいろー、きれー!」「のせてのせてー!」
シド:だから虹色じゃねぇって言ってんだろ!(笑)「お前らの目は節穴か!」と言って子供をぐるぐると回します。
GM(子供):「やったなー!みんなかかれー!」「わーわー!」ってな感じで子供たちの波に飲まれ、君の精神は耐えることができるのか?ってなわけで【精神】判定、目標値は13でお願いしますよ。
シド:13か…俺の【精神】は5だから2Dで8以上ね…ここはフェイト使ったほうがいいんだよ!最初だし。
GM:賢明な判断でしょう。
シド:1回はこの手の判定に成功しておかないといけない気がするしな。
リン:なにかナチュラルにディスられてる気がする…さっきは失敗してすいませんねぇ(威圧)
シド:いえいえ、そんなことないですよ!では気を取り直して…15で成功。
GM:では君に群がる子供とは別に、隅っこのほうで何人かそれに参加していない子がいることに気が付く。
シド:「お前たち、何やってんだー?」と言って近づいていきます。
GM:子供たちは真剣に話し込んでいるようで、こんなこと言っているのが聞こえます。「ねぇ…ほんとうにあえるんだよね?」「大丈夫だって!安心しろよ!」
シド:「何かあったのか?」
GM(子供):「あっ…な、なんでもねぇよ!こっちに来んなよおっさん!」
シド:「誰がおっさんだ誰が!」と拳骨でぐりぐりと(笑)
GM(子供):「痛たたた!くそぉ、みんな!おっさんにかかれー!」「わーわー!」
リン:平和ねぇ…(笑)
シド:うーん、問い詰めたい気もするけどそんな空気でもないんだよなぁ…じゃあぐりぐりとしながら「何か悩み事があるならおっさんが聞いてやるぞー?」
GM(子供):「おっさんに話すことなんかねぇよ!」と言って暴れてます。一応情報収集判定を行ってもいいですよ。
シャオレイ:神官に聞いてみるっていうのは?
シド:それもありなんだが…それよりも情報収集に使えそうな能力高くないし、一般スキルを持ってないんだよな。
GM:もちろん無理にとは言いませんよ。
シド:でもやらないのもなぁ…あっ、今子供をぐりぐりしてるので【筋力】判定するのはありですか?(一同爆笑)
GM:貴様!いたいけな子供を力でねじ伏せるつもりか!(一同爆笑)
リン:暴力で解決しようなんてサイテー(笑)
シド:いや、そんな暴力とかじゃなくて「ホラホラ言えよー」みたいな…(笑)
GM:人道的にどうなんだと思うところではありますが、仕方ないので認めましょう(笑)
シド:よっしゃ!【筋力】なら6だから2D分足して…17!「オラオラー!早くしゃべっちまえよー!」
GM(子供):「わかったよ!言うから離せよ!」子供はシドから少し距離をとると「おれたちみんな孤児だろ?だから親に会いたいよなって話をしてたんだ。悪いかよ!」と少し恥ずかしそうな顔をして答えます。ちなみにこの子は子供たちの中でも最年長でみんなのお兄ちゃん的存在です。
シド:「別に悪かないが…そんなコソコソ話すことでもないんじゃねえか?」
GM(子供):「みんな思ってても言わないのに一番年上のおれが言ってたらかっこわるいだろ?」
シド:「へぇ、一丁前に言うじゃねぇか」
GM(子供):「うるせぇ!みんな!おっさんにかかれー!」
リン・シャオレイ(子供):「わーわー!」
シド:「どわぁー!」
GM:といった感じに子供たちとのほのぼのとした交流が描かれたところでシーンを切りましょう(笑)
ミドル2.5 ゴーレム吸引男
GM:では全員1シーンずつ行動したので2ラウンド目になります。色々と状況が変化しますよ~!
リン:なんか怖い…(笑)
GM:まず攻略済みのお仕事3と5が消滅して、新たに別のお仕事が追加されます。
シド:増えるのか?
シャオレイ:さっきのゴーレムが暴走したから止めろとかじゃない?(笑)
リン:あ~、確かに…
GM:では追加されるお仕事はこちらです。
お仕事9
「暴走ゴーレムを止めて」
判定:なし
街中でゴーレムが暴れてやがる!誰かあいつを止めてくれ!
一同:本当に来たー!!
シャオレイ:判定なしって一体…?
リン:単純に戦闘しろってことじゃない?
GM:まぁそういうことだと思っていただければ。
シャオレイ:きっと暴走ゴーレムは孤児院のほうに行ったと思うんだよね(一同笑)
リン:私もそう思うわ。
シド:何勝手なこと言ってんだよ!(笑)まずは2ラウンド目の行動を決めるんだろ?
GM:そうですね(笑)というわけで相談して決めてね~。
リン:う~ん、どうしようかしら…
シャオレイ:まず私たちの行動決めようよ!
GM:そこはペアで行動してるしね。
リン:シャオレイがシルフィーちゃんと話してる間に私がそっといなくなるってのはどうかしら?
シド:あぁ、自分の目的果たしに行くのか。
シャオレイ:私が迷子になるっていうのもありかと。
リン:それもよさそうだけど、あなたどこに行くわけ?
GM:ゴーレムの暴走を一人で止めに行くんでしょ?(一同爆笑)
シャオレイ:いやいやいやいや!(笑)
リン:格好良すぎる…(笑)
シャオレイ:そうですね…私が迷子になって路地裏に入るか、偶然出店のいざこざにまきこまれるかかな。
リン:その二つだと出店のほうが面白そうね。
GM:一応聞くけど仕事の確認のために合流するとかはしないの君たち?
シャオレイ:合流しようと思って孤児院に向かうんだけど、その途中で迷子になる感じで。
GM:あー、なるほど。ありだとおもいます。
シド:迷子してたらしてたで「お嬢ちゃん暇そうだな!手伝ってくれよ!」ってなるんじゃないか?
GM:流石に観光客相手に祭りの準備手伝わすようなやつはいないと思うが…(笑)
やるのはシドくらいのものである。
リン:では私は「あらぁ?はぐれちゃったのかしら」とか言いながら路地裏に向かおうかと。
シャオレイ:私放っておいて掃除始めるの!?(一同爆笑)
GM:この路地裏汚い!ゴミ拾わなきゃ…(使命感)
シド:めっちゃ良いやつ!…良いやつなのか?(笑)
シャオレイ:そういえば路地裏だと猫がいるんじゃない?
リン:そう思ったのよ。さっき写真撮ったし報告も兼ねてね。
シド:掃除中にゴミ山に埋もれてる猫を引きずり出すのか?
GM:そのあたりのロールプレイはお任せします。
リン:…結局ゴーレムどうしよう?
シャオレイ:ゴーレムは孤児院に向かったんだから解決済みでしょ?(一同笑)
シド:待て待て待て待て!!(笑)
GM:シドをフォローするわけじゃないけど孤児院に行くとは一言も言ってないからね(笑)
リン:放っておくとひどいことになりそうじゃない?
シド:確かに、仕事が増えるとかありそうだよな。でも一回他のところに行って、騒ぎを聞きつけて戻ってくるみたいな感じにしたほうが自然じゃないか?
シャオレイ:それがいい気がする。いきなり追いかけないよ(笑)
GM:割とほのぼのとした感じだったもんね(笑)「お~い!待ってくれよゴーレム~!」的な。
リン:そしたらシドはどれに行くのかしら?
シド:どうしようか…行くとしたら蔵書か下ごしらえかなぁ。立場的に何手伝ってても不自然ではないかと思うし。
シャオレイ:個人的には下ごしらえがいいと思うけど。
シド:蔵書整理も行けるんじゃないか?孤児院に神官のおばさんが帰ってきてついでに頼む感じで。
GM:あの神官おばさんだったのか…(男のつもりだった)
シド:花火もやってみたいんだけどな~。誰か【敏捷】手伝って!
その後いろいろと相談した結果、2ラウンド目の行動は以下のようになった。
2ラウンド目
・シド→お仕事6「図書館の蔵書の整理」
・シャオレイ→お仕事1「出店の仕切り」
・リン→お仕事4「路地裏の清掃」
ミドル3 アナログ手段も馬鹿にできない
GM:じゃあまずシドのシーンから行こうかな。場面的にはようやく子供たちから解放されたってところだろうか。
シド:そうね、んでへとへとになってるところに神官のおばちゃんが帰ってきてそのまま仕事頼むっていうさっき言ってた流れでいこうかと。
GM:…さっきからおばちゃんおばちゃん言ってるところ申し訳ないが、この神官は若いお兄ちゃんって設定があってだね…
シド:えっ、そうなの!?まぁやることに大差はないからいいか。
GM:あと流石にへとへとになったシドに追い打ちかける神官ってのもあんまりなので、一度神殿に戻ってそこで仕事受ける感じがいいかなと。
シド:確かにそうだ。じゃあそれで行きます。
GM:では疲れ果てたシドのもとに用事を済ませて戻ってきた神官のお兄ちゃんがねぎらいの言葉をかけてくれる。「シドさんありがとうございました!…って大丈夫ですか!?」
シド:「あぁ…なんとかな…」
GM(子供):「おっちゃん!またあそんでね!」「きれいなはねくれてありがとう!」
シド:「あぁ!?勝手にむしりやがったな!」
GM(子供):「いんでぃあん!いんでぃあん!」
シド:だから虹じゃないんだってば…ってかこの世界にインディアンいるのか!?(一同笑)「さてと、とりあえず手伝ってくれる奴は見つかったし、このプラカードを返しに行くかな」
GM(神官):「ではお気をつけて。この度はありがとうございました!」
シド:「おう、じゃあな!」と言って神殿に行きます。んで受付のお姉ちゃん見つけて…
GM(受付):「はいはーい!…ってシドさん、まだ人手不足なんですか?」
シド:「いや、このプラカードのおかげで優秀な人材が2人も見つかったぜ」
GM(受付):「それってさっきの女の子のことですよね…?すごく無理やりじゃなかったですか?しまいには捕まっちゃいますよ!」
シド:「いいんだよ、楽しんでくれればさ!それとプラカードありがとな!」
GM(受付):「はぁ、どうも。
…本当に役に立つんだこれ…(小声)」(一同爆笑)
シャオレイ:そんなもの渡すなよ!(笑)
シド:「じゃあ俺はまた街のほうに手伝いに行くから…」
GM(受付):「あ、そうだ!お仕事依頼のリストが更新されてるので見ておいてくださいね!」
シド:「また仕事が増えたのか…?」
GM:そう言ってリストに目を通すと「暴走ゴーレムを止めて」が追加されてるってわけだ。
シド:「ゴーレムって、まさかあいつら何かしでかしたんじゃねぇだろうな…?」
GM(受付):「神輿を運ぶゴーレムが制御不能になって街中を走り回ってるみたいですよ?」
シド:「まぁそう騒ぎになってるわけでもなさそうだし、おっちゃん連中が何とかするだろ」ここで次何に行こうか悩んでるところに受付の姉ちゃんが仕事勧めてくれると助かるかな。
GM:了解です。「そうだ、力自慢のシドさんならこの『図書館の蔵書の整理』なんていかがですか?」
シド:「蔵書の整理?」
GM(受付):「毎年祭りになると図書館でこの街の伝承とかを読み聞かせる会があるじゃないですか。そのための本の整理をお願いしたいそうですよ」
シド:「あー、そういえばそんなイベントもあったなぁ…じゃあまずそれから片付けに行くか」
GM(受付):「ではひとっ飛びよろしくお願いします!」
シド:てなわけで図書館に向かいます。
GM:そうすると司書さんがわたわたと忙しなく動いています。「なんでこんなに児童書の山ができてるんだ!」
リン:『はらぺ〇あおむし』とかかな(笑)
GM:この世界なら『はらぺこポメロ』とかでしょうかね?(笑)
シド:「おーい、手伝いがいるって聞いてきたんだが?」
GM(司書):「あぁ、助かります!このあたりの山になってる本を全部閉架書庫の方に持っていってほしいんですよ」
シド:「おぉ、結構な量だな…さぁて、ちゃっちゃと終わらせますかね!」
GM:ではさっくりと目標値13の【筋力】判定をお願いしますよ。
シド:【筋力】は6だから期待値か…
シャオレイ:出せなかったら
-1な(ぼそり)
リン:今小声で恐ろしいことを…(笑)
シド:流石に出せるだろ!…ほら行けた!
GM:皆さん今日は目が走りますねぇ。
リン:約一名除く…(自虐)
GM:ではドゥアンの膂力で山のように積まれた本を軽々と運んでいく。室内に所狭しと置かれていた本はいつの間にかきれいに片付きました。「いやー、助かりました!」
シド:「おう、こんなもんで大丈夫か?」
GM(司書):「ええ。うちはイベントの時じゃなくても整理が行き届いてないのでまたお願いするかもしれません」
シド:「そうだな、祭りが落ち着いたらまた来るぜ!」ってこのまま行っちゃったら情報収集ができないんじゃ?
GM:運んでる途中に目に入ったとかでやってたことにするのは構いませんよ。
シド:じゃあそんな感じで…そうなると判定は【感知】?
GM:本来ならそうなんだけど、頑張って運んでくれてたし【筋力】でもいいでしょう。
シド:あとは肝心の調べる内容か…じゃあこの街の興りについて調べることにします。書架に本を運んでる途中に棚の奥のほうに古ぼけた本を見つける感じで。
GM:まぁ見つかったかどうかは判定次第なんだけどね。
シド:いや、他の本に埋もれてちらっとしか見えないんだよ。で、それをうまく取れるかということで【器用】判定でやらせていただきたい!(一同笑)
GM:そうきたか!(笑)面白いので認めましょう!失敗したら本が崩れる感じかな。
シャオレイ:
ファンブルしたらダメージね。
GM:じゃあそういうことで。
シド:余計なことを言うな余計なことを!…う~ん、12だけどいけるかな?
GM:12か、じゃあ取れるかな。
シド:やったぜ!「よっと…ふぅ、取れたな」
GM:積まれた本がグラグラと今にも崩れそうになっているが、なんとか君は目的の本を取り出すことに成功した。
シド:「危ねぇ危ねぇ、本はきちんとしまえってんだ」とホコリを叩いて本を読み始めます。
GM:その本は見た目からわかるようにかなり古いものであったが、書かれている内容はそれほど難しくなかったので問題なく読むことができた。ざっくりと内容を説明しますと、風の時代の終わりに神聖王と妖魔王が戦ってその後に風の粛清が起きたわけなんだけど、その時に神々が神聖王国にいた人を粛正から守るために山の陰に移したと言われています。その人たちがその場所に作ったのがこのアルテインの街というわけです。
シド:てことはここはエルダの街ってこと?
GM:そういうことになるね。今じゃ混血が進んで純粋なエルダはほとんど、というか全くいないんじゃないかくらいになってるだろうけどね。
シド:「なるほどねぇ、風の時代の話って言っても意外と身近だったりするもんなんだな」と言って本を戻します。
GM:え、持っていかないの!?(笑)
シド:そうか、嬢ちゃん連中は興味あるかもな。「お~い、これって借りてっていいか?」
GM(司書):「流石に読み聞かせには使えなさそうですから大丈夫ですよ。あっ、貸し出しの手続きだけはやっておいてくださいね!」
シド:というわけで本を持って次の仕事に向かいます。
GM:では次は女性陣のシーンに移りましょう。
ミドル4 猫も手玉に取るちびっこ
GM:お待たせしました。工房からスタートするのかな?
リン:「あのゴーレム、どこまで行く気なのかしら…」
GM:完全に見送っちゃったよ(笑)
シャオレイ:「それより私たちこれからどうすればいいんでしょうか?」
リン:「頼まれたお仕事は終わっちゃったんだし、あとは素直に観光を楽しめばいいんじゃないかしら?何はともあれ場所を移しましょうか」
シャオレイ:ではそれについていきます。
リン:じゃあシャオレイちゃんときゃーきゃーと観光を楽しむことにします。
GM:そうしますといつの間にか人ごみにのまれ、やっとのことで抜けたと思ったら…
リン:「あらぁ?いつの間にかあの子の気配が消えてるわね。まっ、大丈夫でしょ」(一同笑)
GM:大丈夫ではないだろ!(笑)このままリンさんのシーンにすればいいのかな?
リン:それでお願いします。ではきょろきょろとあたりを見渡しながら歩いていると、「あら?もしかして迷子になっちゃったのかしら?」と路地裏に行きつきます。
GM:大通りは祭りの準備もあって非常に整備されてきれいなんだけど、さすがに路地裏までは管理が行き届かないのか、ゴミがあったり汚れてたりと残念な部分が目立ちます。
リン:「別に私はこの街が汚かろうがどうってことはないのだけど、ここに住んでる猫ちゃん達にはちょっと苦しいかもしれないわね…仕方ないから少しきれいにしてあげましょうか」といって短剣を取り出します(一同笑)
シド:いったい何を掃除する気なんですかね…?(笑)
GM:そして自分で作っておいてなんだけど、掃除って【器用】か【筋力】っぽいよね(笑)しかし過ぎたことは仕方ないので目標値12の【感知】判定をお願いします!
リン:は~い!では特に何も使わずに…成功しました!
GM:では君の見える範囲にあるゴミや汚れはすっかりきれいになった。
シド:何かが粉みじんに…(笑)
リン:「さて、一仕事終わったわね…」
GM:そうすると君は何か気配を感じる。それは以前王城で感じたものと同類のようだ。
リン:「あらぁ?こんなところに出てくるなんて、女王の差し金かしら?」と虚空に問いかけますが…
GM:反応はない(断言)
リン:「これはもしかして…例のアレなのかしら…私やりたくないんだけど」
GM:反応はない(断言)
リン:「そうねぇ、それなら女王の恥ずかしい情報を一時間くらい語り続けようかしら?」
GM:…反応はない!(断言)
リン:「仕方ないわねぇ…『くるっと回ってにゃんにゃかにゃ~ん☆』…これでいいのよね?」
GM:すると「にゃんにゃかにゃ~ん!」と影の中から1匹のケットシーが飛び出てきます。
リン:「今日はあなたが来てくれたのね。女王陛下はお元気?」
GM(ケットシー):「そうだにゃん!たぶん元気だと思うにゃん!」
リン:「とりあえずこれが今のところ入手した情報よ。とは言っても神具そのものはまだ見つけてないけれど」と言って先ほどの写真を渡します。
GM(ケットシー):「暖かそうなおざぶだにゃん、寝床にしたいにゃん!」
リン:「それと神具を狙ってか、よからぬ連中が動いているみたいね」
GM(ケットシー):「それはこちらもにゃんとにゃ~く気づいているにゃん。ただどちらも手出しせずに牽制を続けている感じかにゃ」
リン:「私としても事は構えたくないし、『身にかかる火の粉だけは払っておきます』って伝えてもらえるかしら?」
GM(ケットシー):「わかったにゃん!他に何か用はなかったかにゃ?」
リン:「あなたたちがつかんだ情報はないの?」
GM(ケットシー):「具体的には何の情報かにゃ?」
リン:「暴走したゴーレムがどこに向かったかとか」
GM(ケットシー):「それなら…」そうケットシーが指をさした先でドン!という音とともに煙が上がったのが見えます。「あそこじゃないかにゃあ」
リン:「なるほどね。あとは…ここにあるという神具の形とか効果とかは知らないかしら?」
GM(ケットシー):「…世の中にはギブアンドテイクという言葉があるにゃん」(一同爆笑)
リン:「身内からもむしり取ろうってのね…ちなみにおいくら?」
GM:「情報の質毎に50・100・200ってところかにゃん」
リン:実は手持ちがなくて200は買えないのよね…
シド:そんなに金ないの!?
GM:「しょうがないから200ね」くらい言ってさらっと出してくれると思ったわ(笑)
リン:素直に値切ります。「安くしなさい(威圧)」
GM(ケットシー):「は…はにゃ?」(一同笑)
リン:「1割引いて180よ」
GM:「気持ちはわからにゃくもにゃいけど、こちらにも妻子がいるにゃあ…20Gあれば1週間はくらせるにゃあ…」(一同笑)
シャオレイ:情に訴えてきた(笑)
リン:「妻子がいるならなおのこと、ここで命を散らすわけにはいかないんじゃなくて?(一同爆笑)私のこの左の包帯、取ったらどうなるかわかってるでしょ?」
GM(ケットシー):「お、脅しには屈しにゃいにゃあ…」
リン:「脅すだなんて人聞きの悪い。それこそあなたのいうところのギブアンドテイクじゃないかしら?」
GM(ケットシー):「それなら勝負だにゃあ!具体的には交渉するから【精神】で対決するにゃあ!」
リン:【精神】は得意じゃないんだけど…9かな。
GM:こっちは11なので残念ながらケットシーの勝ちですね。「鋼の意思で断るにゃあ!素直に100Gの情報で我慢するにゃあ」
リン:「仕方ないわね…」100G払います。
GM(ケットシー):「この街にあるのは『遠見の水晶球』と呼ばれる神具みたいだにゃあ。神話によると神聖王はその水晶球を用いて脅威から国を守っていたという話だにゃ」
リン:「ふぅん、武器ではないのね…じゃあまた何かあったら呼び出すからよろしく頼むわね」
GM(ケットシー):「毎度ごひいきにだにゃん!」といって影の中に消えていきます。
リン:ではそれを見送りながら「せっかく左手の包帯を外すチャンスだったのに…(一同笑)ところで私どこに行くんだったかしら…?」
GM:そういってあてもなく歩き出したところでシーンを切りましょうか(笑)
ミドル5 幻術(実力行使)
GM:一方そのころリンとはぐれて人ごみに流されてしまったシャオレイは…
シャオレイ:「リンさんとはぐれちゃったね、シルフィー」とひとりごとを言っている(笑)
GM:そうするとなにやら揉めているような声が聞こえてきます。
リン(店主A):「ここは俺の店だ!」
シド(店主B):「ちげーよ!俺がこの場所とってただろうが!」
GM:大体そんな感じです(笑)
シャオレイ:「なんだか騒がしいねぇ…ちょっと見に行ってみようか?」と近づいていきます。
GM:どうやら3人くらいの男が一つの場所をめぐって言い争いをしているようだ。
シャオレイ:もう一人いたのか(笑)とりあえず少し離れた場所から様子を伺います。
GM(店主A・B・C):「俺は一週間前からここを取ってたんだぞ!」「あぁん?去年は俺がここだったんだから今年もここに決まってんだろ!」「お前らの店は俺の店より売り上げ少ないんだから素直にこの一等地を渡せよ…」「わーわーぎゃーぎゃー」といった感じですな。
シャオレイ:とりあえずシルフィーと喋っていよう。「なんで場所はほかにもいっぱいあるのにあの場所を取りたがってるんだろうねぇ…えっ、でもそんなことしていいのかなぁ?」
シド:何する気だこいつ…(笑)
リン:実力行使ね、わかるわ(笑)
シャオレイ:「このまま騒ぎが大きくなるのもよくないし…うん、やっちゃおう!」(一同笑)
GM:それで、何をしでかす気なのかな?(笑)
シャオレイ:周囲にいる人全員に幻術をかけます。具体的には空いてる場所もすごく価値があるように錯覚させるということで。
GM:そしたら本来【知力】判定のところを魔術判定でいいでしょう、目標値は13です。
シャオレイ:そうすると2d+8かな。
GM:あれ、《コンセントレイション》は取ってないの?
シャオレイ:《エアリアルスラッシュ》で1d増えるからいらないかと。それに5出せばいいんだしいけるでしょ…あっ、4(一同爆笑)
GM:フェイト使って振りなおします?(笑)
シャオレイ:だったら《スティグマ》使おうかな。フェイト1点使うけど、今出た達成値に+1dできるし。
シド:振りなおして失敗することもなくなるしな。
シャオレイ:では…達成値に+4、計16です。
GM:そうすると争っていた店主たちに幻術がかかります。「あれ…?この場所より向こうに出店した方が儲かるんじゃないか…?いいよ、この場所やるよ」
シド(店主B):「いや…俺はあっちのほうがよさそうな気がしてきたからあっちにするよ」
リン(店主A):「そうか、じゃあ俺はここをもらうぜ」
GM(店主C):「で、では祭り当日はお互い頑張りましょう」
リン・シド(店主A・B):「あ、あぁ…」
GM:こうして争っていた店主たちは疑問を抱えつつも、何事もなかったかのように出店の準備を始めました。
シャオレイ:「うまくいったねシルフィー…えっ、目が紅くなってる?魔力を使いすぎちゃったかなぁ」(一同笑)
シド:いちいちぶっこむなぁ(笑)
シャオレイ:「人目に付いたらいやだし、向こうの路地裏のほうに隠れようか」
GM:なるほど、そうやって合流するわけですね。ところで情報収集はいかがいたします?
シャオレイ:また魔族の気配を探ります。路地裏なんかをシルフィーに探してもらう感じで…19です。
GM:では、このあたりに魔族がいた形跡はないことがわかる。
シャオレイ:「ここにもいないみたいだねぇ…少し落ち着くまでここで隠れていようか」といって路地裏に入っていくと…
リン:「あら?風の動きが変わったのかしらね」と言って振り向き「そこにいたのねシャオレイちゃん」
シャオレイ:「リンさん、ここにいらしたんですね」と言いつつ目を隠すように顔をそむけます(一同笑)
リン:では気づかなかったかのように振舞います(笑)「少し休んだらまた祭りを見に行きましょう」
GM:なんて話してるところで2ラウンド目終了かな。
GM:状況が動きますよ~。
・仕事1・4は消滅。仕事6は経験値は入らないが情報収集のために使用可能
・仕事10「孤児を探して」が追加
シャオレイ:子供が行方不明になった!?
シド:ゴーレム止めたいし花火もやっておきたいけど、さっき仲良くなっただけに孤児は捨てがたいなぁ。
リン:なんか魔族が暗躍してそうな気がするわねぇ…
そして残りの行動数等を考えて考え出された3ラウンド目の動きは以下の通り
3ラウンド目
・シド→お仕事7「花火の準備」
・リン&シャオレイ→お仕事9「暴走ゴーレムを止めて」
ミドル6 お約束は裏切らない
シャオレイ:戦闘は時間かかりそうだし、先にシドやりなよ(笑)
シド:了解です。プレッシャーが…
GM:では図書館から戻る道すがら、シドは顔なじみの花火工房に立ち寄った。
シド:「おう、調子はどうだ?」
GM(職人):「シドじゃねぇか!あとは花火を筒に詰めて会場に設置するだけだぜ!」
シド:「いいねぇ、やっぱ祭りには花火がなきゃな」
GM(職人):「だがその運搬作業が一番おっかねぇ。間違って落としちまった日には…ドカンだ!」
シド:「じゃあその大役引き受けようじゃねぇか!」
GM(職人):「はっはっは、頼もしいな!…くれぐれも落とすなよ?」
リン:「押すなよ」的な?(一同笑)
GM:いや、ここの花火がみんなドカンなので慎重にお願いします(笑)【器用】で15の後に【敏捷】で15を出していただこう。
シド:どっちも15!?キツイなぁ…でもフェイト1ずつ使えば何とか。まずは3d+8で…14(一同笑)
シャオレイ:いきなりミスしてるじゃねーか(笑)
シド:さすがに振りなおします!…あっダメだ(一同爆笑)
GM:僕知ってる、kuroちゃんはこういうところで外さないって…(笑)てなわけで誤って小さな花火を落としてしまいました。ドカン!と5dの貫通ダメージを受けていただきましょう。折角だしこれも振ってもらおうかな。
リン:ここで出目が爆発するまでがテンプレよね(笑)
シド:流石にそんなことは…ってなんか6が3つくらい見えるんだけど(一同爆笑)24点です。
ちなみに5dの期待値は17.5である
GM:お約束がすぎるだろ!(爆笑)「シド!何してやがるんだ!」
シド:「痛てて…こんな小さくても威力はすげえんだな」
GM(職人):「すげえんだな、じゃねぇ!とりあえずどこかで治療してこい!あと祭りが終わるまでは出入り禁止な!!」
シド:なんだろう、ここまでGMの期待に応える必要はなかった気がするんだけど…(笑)
GM:おいしいからアリです(笑)一方そのころ女性陣は…
ミドル7 野獣と化したリン
GM:少し時間を戻して路地裏のシーン。「暴走ゴーレム?それなら…」とケットシーが指をさした先でドカン!という音とともに煙が上がったのが見えます。
リン:「あら、あそこにゴーレムがいるのかしら?」
GM:あぁ、ごめん。そうじゃなくてその時の爆発音がシドのやつだって言いたかった(一同爆笑)
シャオレイ:そう繋げたのか(笑)
リン:「えらくきれいな爆発ね。祭りの本番は明日じゃなかったかしら?」(一同笑)
GM:…という歴史改変があった後に現在の時間軸へ。
リン:「さっき私たちが見送ったゴーレムだけど、今はあの辺りで暴れているそうよ」
GM:と指をさした地点よりこちら側でドン!と土煙が上がったのが見えます。そして何やら悲鳴や騒音がどんどん近づいてくるように感じます。「うわー!誰かアイツを止めろー!」
リン:「どうする、止める?」
シャオレイ:「放っておいたらお仕事が増えちゃいそうですもんね…」
リン:「それにもし神具が見れなくなったら困るし、面倒だけどやっちゃいましょうか」
GM:そしたら先ほど君たちが見送ったゴーレムが土煙を立てて向かってきます。「ごーれーむー!」というわけで戦闘ですよ!
Round1
エンゲージ1:暴走ゴーレム
エンゲージ2:シャオレイ、リン
GM:まずセットアップですが、やることある方~?
シャオレイ:《ガーデン:溶岩》を自分たちのエンゲージに張ります。錬金術判定で…まぁ成功。これでこのエンゲージから移動しなければダメージに+2d、さらに《シールドガーデン》も使用可能になります。ということで私は幻術空間に入っていきます(一同笑)
リン:「なるほど…これがこの子の力というわけね。私も自分の仕事をするとしましょう」てなわけでメインプロセス、ムーブで接敵してマイナーで《ピアシングミアズマ》!
GM:うぉ!いきなりか!
リン:当然、OTK(ワンターンキル)狙ってるから。そしてメジャーで《ビースティング》!
GM:はいはい、「Beast+ing」ね。
シド:「Bee+Sting」だから(笑)
リン:命中は…17!
GM:ゴーレムの回避は高くないから…11なので当たりました。
リン:では《ピアシングストライク》!…いいんだか悪いんだか、21点の貫通ダメージ!
GM:了解。では…
リンの放った野獣のような一撃はガゴン!と音を立ててゴーレムの土手っ腹に風穴を開ける。
GM:といったところですかね。
リン:うーん、タフそう…
GM:そしてゴーレムは向かってきたリンを返り討ちにするかの如く体当たりをしてくるよ。…21で命中!
リン:避けられないよ!フェイトと《ドッジムーブ》合わせれば何とか…27です。
GM:全然余裕じゃねぇか!
ひらりと攻撃をかわされたゴーレムはそのまま民家に突っ込み、首をギギギとリンのほうに向け、心なしか恨めしそうな感じで見つめてくる。
シャオレイ:そして私のターンですね。マイナーでMPポーション飲もうかなぁ。
リン:あれ、そんなにMP使ってたっけ?
シャオレイ:《ガーデン:溶岩》が結構MP食うんですよ。まぁここは使わずメジャーで《エアリアルスラッシュ》!…23で命中。
GM:そんなもんはクリティカルを出せば避けれるのでしてー…ファンブルでしてー(一同笑)
シャオレイ:ダメージは5dで…30の風属性魔法ダメージ!
リン:頼むから落ちてー!
GM:流石にまだ生きてるなあ。
シャオレイの放った風の斬撃は鋭利な刃物のごとくゴーレムの片腕を切り裂き、そのまま腕はゴトン!と音を立てて地面に落ちる。
GM:今にも倒れそうな格好にはなったがまだ健在だぞ!クリンナップは何もないようなので次のラウンドに移ります。
Round2
エンゲージ1:リン、暴走ゴーレム
エンゲージ2:シャオレイ
シャオレイ:まずセットアップで《ガーデン:溶岩》、対象はリンさんのエンゲージで…成功です。
リン:ゴーレムが動く前に殺せってことか(笑)でも《ピアシングミアズマ》あと2回しか撃てないのよね…
シャオレイ:最悪こっちに攻撃が飛んできても1発くらいなら耐えられるはず。
リン:じゃあお言葉に甘えて《ビースティング》のみで…22!
GM:クリティカル以外はむーりぃ…15で当たりました!
リン:ダメージ2d増えてるとはいえ《ピアシングストライク》使わないとさすがに通らなさそう…うわっ、出目がひどい!23です…
シド:カイ現象かな?(笑)
GM:それじゃかすり傷かな(笑)ではゴーレムはそのまま反撃だ、リンに体当たり!…20で命中。
リン:3dで11?出ない気がする…
シャオレイ:回避は信じることが極意だから(真言)
シド:俺は大体出ないけどな(笑)
リン:なら信じて…12出たので成功!
GM:むむむ、またもゴーレムは民家に突っ込んでいくよ。
シャオレイ:被害がひどいことに(笑)私は普通に《エアリアルスラッシュ》で、その前にマイナーでハイMPポーション飲んでおきます…9点回復の後、命中は…24!
GM:…んなもん避けれるかい!ダメージは?
シャオレイ:28ですね。
シャオレイの放った風の一撃によりゴーレムの動力パイプが分断され、動力源を失ったゴーレムは静かに膝をついた。
GM:というわけで無残に崩れ落ちます…
シャオレイ:それを見届けたところで幻術空間から出てきます。
シド:自分の殻から出てきたよ(笑)
GM:では戦闘が終わると同時に遠くのほうからネヴァーフのおっちゃんが駆けてきます。「待ってくれゴーレム~!…ってうわぁ!ゴーレムが!!」
リン:「ごめんなさいね、このまま暴れさせてるわけにもいかなかったから」
GM(おっちゃん):「こればかりは仕方ねぇな。今年の神輿は何年かぶりの人力か…」と言いながらゴーレムの残骸の回収を作業員に命じています。
リン:「それもまた味があっていいんじゃない?」
GM:というわけでお仕事を達成したので情報収集をどうぞ。
リン:危険感知するかなぁ。さっきからあちこちで爆発してるみたいだし、何か仕掛けられてるんじゃないかと思ってね(笑)
GM:なるほど(笑)君たちを狙ったものじゃないかってことね。
リン:そういうこと。では3dで振って…16か。
GM:はいはい。では特に君たちに危害を加えようとしているものの気配は感じられないかな。
リン:「ふぅん…敵意はない、のね」
GM:それでシャオレイはどうするの?
シャオレイ:どうしようかなぁ…じゃあ【知力】判定でゴーレムの残骸から暴走の原因を探ります。
GM:OK!それなら本来【器用】でやる錬金術だけど、【知力】判定扱いで《アルケミカルサークル》分∔1dして判定していいよ。
シャオレイ:それはありがたい…20!
GM:そうしますとゴーレムのコアに何らかの細工がしてあることに気づきます。
シャオレイ:じゃあおじさんに話しかけよう。「おじさん、このコア何か仕掛けられてるみたいですよ」
GM(おっちゃん):「そうなのか?いまいちわからんが…」とおじさんたちは首をひねってますね。ではシャオレイさん追加で【知力】判定をお願いします。
シャオレイ:何の判定…?14です。
GM:それならわかるね。これはとある魔族がよく使用している仕掛けに酷似しています。なんならその魔族の正体も知ってるかな。
シャオレイ:マジか!?(笑)それは私がアストレート様に仕えてるから?
GM:そう思っていただいて差し支えないですよ。これを仕掛けたのは恐らく『無垢を操るもの、ファラリン』と呼ばれる上位魔族だ。こいつはゴーレムのように意思を持たないものや、子供や動物といった精神の未熟なものを操るのが得意な魔族といわれている。
シド:ん?子供…?
シャオレイ:まぁそういうことでしょうね(笑)「まさかこんなところで目的のものが見つかるとは思いませんでした…」とひとり呟こう。
リン:その様子を後ろから眺めている(笑)
シャオレイ:「さてリンさん、これからどうしましょうか?」
リン:「そうねぇ…とりあえずゴーレムは止めたけど、あの人はどうしたのかしら…」と言って空を見上げます。
GM:てな感じで3ラウンド目は終了です。
ミドル8 大変なものが盗まれていきました
GM:3ラウンド目が終わったところでイベントが発生しますよ。シーンプレイヤーは…シドかな。花火工房からぼろぼろの体で神殿に戻ってきたというところです。
シド:「いてて…えらい目にあったぜ」
GM:そう言いながら神殿に入っていくと、中が異様なあわただしさ、オープニングの時のような忙しなさというより焦りのような雰囲気に包まれている。
シド:「おーい誰か…ってなんだこの騒ぎは」
GM(神官):「やべぇよやべぇよ…」「どうすんだよ…」
シド:じゃあそこら辺にいる神官捕まえて…
GM:では受付のお姉ちゃんがいるのを見つけます。
シド:「治療を受けに来たんだが、この騒ぎは何があったんだ?」
GM(受付):「ご、ごめんなさい!今それどころじゃなくて!」
シャオレイ:怪我人を前にしてそれどころ、って(笑)
シド:「ここまで騒ぎになるようなことなのか?」
GM(受付):「それは…」と言い淀んでいる。
シド:「俺だって祭りの委員だぜ?何があったかくらい教えてくれよ」
GM(受付):「うーん…」といったところでなかなか口を割らない受付のお姉ちゃんと【精神】対決だ!
シド:【精神】なら…出目が6なので11かな。
GM:こちらは10なのでシドの勝ちですね。「ここではなんなのでちょっと奥のほうに…」
シド:「なんだなんだ…?」
GM(受付):「大きい声では言えないのですが、どうやら神具が何者かによって盗まれてしまったみたいなんです」
シド:「なんだってぇ!?」
リン(神官):「なんだ今の声は…?」ざわざわ。
GM(受付):「しーっ!シドさん声が大きいですよ!」
シド:「す、すまねぇ…じゃなくてなんでそんなことに!?」
GM(受付):「私たちもゴーレムが暴れているという情報を聞いて現場に向かったのですが、どうやらその隙を狙って盗まれたみたいなんです」
シド:「さっき街中で暴れてやがったのはそいつか…その騒ぎで盗まれたと。何か目撃情報はなかったのか?」
GM(受付):「そうですね…確かその時間は孤児院の子供たちが礼拝に来ていたと思います」
シド:「情報がないなら孤児院に行くしかねぇな。子供たちに聞いてみよう」
GM(受付):「その子供たちも今行方が分からないんですよね…」
シド:「はぁ!?なんでそんなことに?」
GM(受付):「お仕事更新されてるの見てなかったんですか?もしかしたらその事件に巻き込まれてしまったのかも…」
シド:「そうみて間違いないだろうな…俺も探してみるからそっちも何とか人を割いて捜索に当たってくれ!」
GM(受付):「わかりました、よろしくお願いします!」といったところでこのシーンを切りましょう。
ミドル8.5 また幻術なのか!?
リン:シドは順当にお仕事10に行くとして、私たちはどうしようかしら?
シャオレイ:私は全力で感知判定して子供たちを探すよ(笑)
リン:あら、そっちなの?私はキャラ的にもう仕事とかしないでフラフラしてそうなもんだけど…
シャオレイ:仕事をする以外の選択肢はないんだよ!(一同笑)
GM:一応図書館で情報収集するってのもありますよ(笑)
シャオレイ:とりあえず戦闘後に幻術解かずにそのままリンさんから離れて子供の捜索に向かうつもりなんですが…
幻術解くと宣言したうえ、ゴーレムを見分しておっちゃんと喋ってたあれは一体…?
リン:それに気づいてシャオレイちゃん探しに行く感じにしようかな。
シャオレイ:何というか、リンさんがシャオレイにそこまで関心があるってのが意外なんだけど。
シド:さっきの戦闘とかでも活躍してたし、シルフィーとかもいるから結構興味は沸くもんじゃねぇかな?
リン:まぁそんなところです、うふふ。
GM:怖いなぁ、何考えてるんだが…ともかく全員お仕事10に行くということですな。では最終ラウンドに行きましょう!
4ラウンド目
・シド、シャオレイ、リン→お仕事10「孤児を探して」
ミドル9 子供もキャラもプレイヤーも迷子
GM:ではシャオレイが消えるところからやりましょうか。ゴーレムとの戦闘の後、街の人たちが様子を見にどんどん集まってくる。「もうゴーレムは大丈夫なのか…?」
リン:「これ以上暴走することはないと思うわ、まぁその代わり今年の神輿を運ぶ役目は果たせなくなったみたいだけど…」
GM(おっちゃん):「うぅ、わしのゴーレムが…しかしなんでまた急に暴れだしたりしたんだ…」
リン:「壊したのは私たちだけど、なんで暴走したのかはわからないわ。ねっ、シャオレイちゃん…あら、シャオレイちゃん?」ってな感じでいなくなったことに気づきました。
シャオレイ:それを私は姿を消して上から見ている感じです。
GM:飛んでるのね(笑)
シャオレイ:「なんとか皆さんを撒けたみたいですね。さあシルフィー、私たちもお仕事を果たしましょうか」といったところで街中を対象に【感知】判定を試みたいんですが。
GM:どうぞどうぞ。
シャオレイ:では…16かな。
GM:そうすると今シャオレイが見ている範囲に子供たちの気配は感じられないかな。
シャオレイ:え?わからないの!?おーぅ…
シド:街の中にいないってことなのか?
リン:案外ほかの視点から見れば見つかったりして。
GM:ではご要望にお応えしてシドにカメラを移そうか。
シド:とはいっても俺もどこに行ったもんか悩んでるんだよね。とりあえず孤児院行くべきか。そこで話を聞いてから考えよう。
GM:では孤児院に行くと奥のほうで「キェーっ!」ってなってる人と(一同笑)さっき君の相手をしていたお兄さんが慌てた様子でいます。「シドさん!子供たちを見ませんでしたか!?」
シド:「俺もそれを聞きたくてここまで来たんだよ。あいつら一体どこへ行ったんだ?」
GM(神官):「ちょうどシドさんがここを発った後に礼拝に行く子供たちを神殿まで送っていったんですが、それから帰ってこないんですよ!」
シド:「祭りを見に行ったとかじゃないのか?」
GM(神官):「それなら街のどこかで子供の目撃情報があるはずなんですが、それらしい情報もなくて…」
シド:「…ところでさっきからあいつは大丈夫なのか?」って「キェーっ!」って言ってる奥の神官を指さしますが(一同笑)
GM(神官):「あの人も前からこの孤児院で働いてる人でして…あぁ見えて根はいい人なんですよ?」(一同爆笑)
シド:そいつは男なのか?
GM:男…?女なのかな…?どっちなんだろう…
リン:あっ、そういうことか!確かにわからないよね(笑)
GM:そういうことです(笑)「キェーっ!」っていうかもわからない(一同笑)
シャオレイ:なるほど、これ以上触れちゃダメな奴だ!(笑)
こちら本来PC2になるはずだった枠のキャラである。実際どんなキャラになったかは今後のお楽しみ。
シド:「とりあえず今は子供を探さなきゃな。他にちょっとしたことでもいいから変わったこととかはなかったか?」
GM(神官):「そうですね…そういえばここのところ子供の夜泣きが多かった気がします。やはり両親がいないというのは相当寂しいのでしょう」
シド:「そういえば親に会いたいって言ってたガキがいたな…」
GM(神官):「あの年代の子たちは本当の親が必要なのでしょう。こういうところでいつも無力さを感じますね…変わったことといえばそれくらいです」
シド:うーん、結局何もわからないぞ?
リン:とりあえず街に出ればいいんじゃない?
シド:街に出て何か変わるか?街のどこに行けばいいのかも見当つかんし…
シャオレイ:そもそも街にいないんじゃないかな?さっき私が探しても見つからなかったし、その神官も街中での目撃情報はないって言ってたでしょ?
リン:そういわれてみればそうね。その前に街中で合流すればいいんじゃないかしら。
シド:そうだな、とりあえず孤児院を出て街中に行きます。
GM:了解、では神官も「私はこれからもう一度街中を見てきます。シドさんもお願いします!」と言って外に出ていきましょう。
シド:「おう、わかった!」
GM:ではそういって街に駆け出して行ったところで…?
シャオレイ:ぶつかる?(笑)
シド:またそれやるのか(笑)
リン:あっ、先に私が動きたいのでカメラこっちに戻してもらっていいですかね?
GM:いいよー。ではゴーレムの残骸の周りの見物人がどんどん増えてきました。
リン:「あら、大分ざわついてきたわね。これじゃ私の本当のお仕事を果たすのが大変そう。神具は一体どこかしら~」と言いながら人混みから抜け出します。
GM:ではそんなこと言いながら神殿のほうに歩いていくと異様な慌ただしさに包まれているのに気づきます。
リン:「あら?ゴーレムが暴れてただけにしてはおかしな様子ね」と言ってから一呼吸置いた後に「ねぇ、そこにいるわよね?」といって物陰のほうに語り掛けますが(一同笑)
GM:あぁ、そういう(笑)影は答えようとはしませんよ!
リン:「ふぅん…汗がつーっと流れたのが見えた気がしたけど、気のせいかしら?」と言いつつ凝視しますよ。
GM:何かがいる気配は感じるけど、そこから何も答えは返ってこない。
リン:「いけずねぇ…小さな子供たちを助けたいって思うのは自然なことだと思うけど」じーっ。
GM:では見えないけどなんか腕でバッテン印作ってるような雰囲気が伝わってきます(一同笑)
リン:「これでもだめなのね…」といったところで血だらけのドゥアンが通りがかったのを見つけます。
シド:たぶん俺空飛んでると思うけど…
シャオレイ:撃ち落とすの?(一同笑)
リン:それもいいわね(笑)じゃあ先ほどのようにナイフを投げて引きずり下ろします。
GM:今ズタボロなのにさらに追い打ちをかけていくのか…(笑)
リン:では路地裏に向かってナイフを振り上げて「ここまで言ってもダメなのね。それなら…」といいつつナイフは真上に投げます(一同笑)
シド:「うおぉ!?危ねぇ!…ってリンじゃねぇか!このナイフ投げたのお前かよ!」
リン:「あら、ちょっとぶりね…それでどうしたのその愉快な恰好は」
シド:「いいんだよこれは!それよりも今孤児院の子供が行方不明になって大変なんだ!」
リン:「そうみたいね。みんなドタバタしてると思ったから何事かとは思ったけれど」
シド:「それに…ここだけの話だが神具もなくなったらしい」
リン:「えぇ!極上の寝心地が!?」
GM:まだ言うか!(笑)
リン:「それは不味いわねぇ。私の依頼主に怒られちゃいそう」
シド:「事の重大さがわかってもらえたか?さっき孤児院の神官に聞いたら街中にはいないって話だから街の外に出て探してみようと思うんだが、手伝ってくれるか?」
リン:「そうねぇ、街の中にいないって情報がある以上、外を探すしかないわよね。街の外に身を隠せそうな場所はあったかしら?」ってシドに聞きますけど。
シド:うーん、知ってるのか俺?
GM:シドなら知ってるんじゃないですかねぇ。
リン:「とりあえず複数人の子供が一気にいなくなったということは、それなりの大きさの隠れるスペースが必要なのは間違いないわ。それに街の人に見つからないように子供たちを誘導した何者かがいるとみていいわね。というわけでそんなところに心当たりはないかしら?」
GM:ではシドに【知力】判定をお願いしよう。
シド:俺バカだけど大丈夫か…?11です。
GM:その質問に対しての答えとしてはこの街は山の麓にあってそれ以外に目立った建物はない、といったところでしょうか。
シド:すると山に行ったってことか?
リン:まぁ平原だったら見りゃわかんだろっていう(笑)
シド:「うーん、この街の周りなんて山しかねぇぞ…?」
リン:「それなら山に行くしかないわね」
シド:「でも子供たちだけで山に行くってのも考えにくいんだが…」
リン:「だーかーらー。それを指示した何かがいるはずって言ってるでしょ?」
シド:「そういうもんなのか…そういえばシャオレイはどうしたんだ?」
リン:「あの子は途中でどこかに行ってしまったわ。でもきっと目的は同じはずよ」
シド:「えっ、それはどういう…」
リン:「ほらさっさと行くわよ!」
GM:てな感じで山行くわけですね。そうしたら一度シーンを切りましょう。
ここでマスターは焦っていた。なにしろ子供たちの行先についての情報をプレイヤーが何も拾っていないのである。これまでに集めた情報から無理やりたどり着くことはできるのだろうか…?
ミドル10 猫の敗北
GM:ではミドル最後のシーン、合流するならここで。
シャオレイ:私も子供が街にいないことは感づいてるので外に向かってますが…
シド:飛んでるところにぶつかる?(笑)
シャオレイ:ぶつかる必要はないでしょ(笑)直接山に降り立っていいんじゃないかな?
GM:じゃあちょうど鉢合わせたって感じでいきます?
リン:それでよいかと思います。
GM:では先にシャオレイから行きましょうか。
シャオレイ:「この辺りで怪しい気配を感じたんだけど…シルフィー、どこにいるかわかる?」といつものようにお話ししてますよ(笑)
シド:じゃあそこに「シャオレイじゃねぇか!」
シャオレイ「えっ!?」といって振り返ります。
GM:するとそこには血まみれのドゥアンが…
シャオレイ:「ぞ、ゾンビ!?」(一同笑)
シド:まだ生きてるよ!(笑)
リン:「まぁまぁ、この人の趣味みたいなもんだから気にしないであげて」
シド:「んなわけあるか!お前もいちいち反応するんじゃない!それよりお前なんでこんなところに?」
シャオレイ:「えーっと…うーんと…」
リン:「私たちいなくなったっていう子供たちを探してるの。シャオレイちゃんも手伝ってくれないかしら」
シャオレイ:「あっ、そうなんですか。私も探し物をしていたところなんでよければ一緒に探しましょうか」
シド:「それは助かる!どうやらこの山の中が怪しいんでな…」
リン:「でも一口に山って言っても…広いわよねぇ」
GM:そうだなぁ…では今までに君たちが集めた情報をまとめてみよう。
リン:言ってもそんなに情報なんてあったかしら?(笑)
シド:黒幕はファラリンって魔族で間違いないだろうな。俺が図書館で調べた情報はこの町の興りについてだから今回の話とは関係なさそうだが…
GM:ちょっとヒントをあげようか。まずなんで魔族が陽動作戦を起こしたのかというところだね。
リン:陽動っていうとゴーレムかしら。それでゴーレムで街をざわつかせてる隙に子供を使って神具を持ってこさせた…?
シャオレイ:神具って遠見の水晶球だっけ?千里眼的な能力持ってるっていう。だから何だよって話だけど(笑)
シド:使うのに何か条件がいるとか?でも山のどこかなんて情報あったか?
GM:大分いい線は行ってるよ!
シド:祭りが神輿わっしょいするだけじゃなくて山の中の祭壇で何かやるとか?
シャオレイ:それならシドが知ってるんじゃないの?とGMをチラチラ(笑)
GM:うーん、少なくとも山の中に祭壇があるとかそういった話は聞いたことがないかな。
リン:さすがに情報が少なすぎない?
GM:ではもう一つヒントを。今回君たちの探しているものの中で明らかに情報が不足しているものがあります。足りてないというか掘り下げてないというか。
シャオレイ:私たちの本来の目的ってこと?シドの目的ってなんだっけ。
シド:俺は祭りを成功させることだから関係なさそうだけどなぁ。
シャオレイ:ってことはうちらの話?私は魔族を追ってて、とりあえず正体はファラリンとかいう上位魔族だって掴んでたはず。
リン:それでこっちは神具を探してるのよね。そういえば神具が遠見の水晶球だってどこで知ったんだっけ?
ラウンド3終了時にプレイを中断し、日を改めて再開したので記憶が曖昧になっている模様
シャオレイ:あれは猫から買ったんじゃなかった?
リン:そうだ、自分で買ったんだったわ(笑)
シド:そういえば一番高い情報買ってないんだったよな、それで何かわかるんじゃないか?
シャオレイ:でも私お金ないよ。
リン:私は言わずもがな。
シド:だーっ!俺が500G以上持ってるから出してやるよ!
リン:ふふふ、そういうところは嫌いじゃないわよ。さて、どうやって呼び出したものかしら…
GM:では君たちが途方に暮れていると岩陰のほうから何やら気配を感じたということで。
リン:「こんな時ばかり出てくるのは卑怯じゃない?」と言ってみますが。
GM:では無言の抗議的なオーラで答えます(笑)
シャオレイ:「リンさん、どうかしたんですか?」
シド:「どこ見て誰に喋ってるんだお前?」
リン:「まあ大人の圧力というか何というか…」
シャオレイ:あっ、私精霊見えるくらいだし存在に気づいててもおかしくないかも?「あー、確かにあのあたりに何かいますね…」みたいな。
GM:とかいいつつばっちり見えてそうだね(笑)では見えちゃったシャオレイにリンと一対一で話をさせてくれってジェスチャーをしよう。
シャオレイ:はいはい(笑)「シドさん、私たちは向こうを探しに行きませんか?」
シド:「おっ、おう…」
リン:「シャオレイちゃん、貴女きっと猫さんからの祝福がもらえると思うわ~」と声をかけておきます(笑)
GM:それを見届けた後、今回はさすがに分が悪いと観念して影からケットシーが出てきます。
リン:「貴方ちょっと実力不足なんじゃないの?」(一同爆笑)
GM(ケットシー):「おかしいにゃあ、こんなはずじゃにゃかったんだけどにゃあ…」
リン:「それで?わざわざ合言葉を言わなくても出てきたってことは何か理由があるんでしょう?」
GM(ケットシー):「その通りだにゃあ。このままじゃ神具が持ち去られてしまうと思ったんだにゃあ」
リン:「ってことは神具の在処…子供の行き先がつかめてるってことよね?」
GM(ケットシー):「それはどうかにゃあ。でも神具の能力がわかれば推測できるんじゃないかにゃあ」と尻尾でお金のジェスチャーをします(一同笑)
リン:この期に及んでまだ言うか…(笑)「仕方ないわね、さっきスっておいてよかったわ」とシドからくすねた100Gを差し出します。(一同笑)
GM(ケットシー):「毎度ありだにゃあ。では追加情報を…」
遠見の水晶球はこの世のありとあらゆるものを見ることができるが、それを使うには見ようとする対象に縁のあるものが必要となる。
リン:「使用条件っていう割には緩くないかしら?」
GM(ケットシー):「とはいえ例えば魔族の親玉を知りたい、と思ってもそれと縁があるものっていうのはなかなか見つからないと思うにゃあ」
リン:「なるほどねぇ。で、それを子供たちにわざわざ取りに行かせたと」
GM(ケットシー):「要は子供たちに『何でも見れるよ』といって唆した者が背後にいるってことだにゃあ」
リン:「子供が見たいもの…ね」まぁ何となく察しはつきますが、それでどこに行ったのよっていう。
GM(ケットシー):「見たいものが集まっている場所がどこかにあるはずだにゃあ。さてそろそろ喋りすぎたのでお暇するにゃあ」といって影の中に逃げていきます。
リン:「一番聞きたいところを暈されたわね…それにしても私の予想が当たってるとすればなかなかえげつない話になってきたわ」と呟いてから二人を追いかけていきますかね。
シャオレイ:では私はこの辺りに生えている薬草でシドさんの手当てをしてることにします。
シド:「悪いな、みっともないところを見せちまって…」
シャオレイ:「さすがにこの痛々しい火傷の跡を子供たちに見せるわけにはいきませんから」(一同笑)
リン:ではそこに「お楽しみの最中悪いわね。これから先少しハードなことになりそうよ」と入っていきます。
シャオレイ:「あ、リンさん。用事は済んだんですか?」
シド:「というかハードなことって一体何があったんだよ?」
リン:「そのままの意味よ。今回の祭りのシンボル…遠見の水晶球だったかしら。望んだものを何でも見ることができる魔法のアイテムらしいけど、どうも使うためにはある条件を満たす必要があるそうじゃない」
シド:「条件って?」
リン:「見たいものに縁のある物品がないといけないのよ。例えばシドのことを見たいと思ったら…そうね、その派手な羽なんかが必要になるってこと」
シド:「んで、それとハードになるってことに何の関係があるんだよ」
リン:「とりあえずそれは置いておいて、街を出る前にも言ったけど子供たちを大人たちに見つからずに外へ導いた何者かがいるはず。それについてシャオレイちゃんはどう思う?」
シャオレイ:「そうですね、確かに子供たちだけが急に姿をくらますっていうのは不自然だと思います」
リン:「そうよね。それで私はその何者かが子供たちを唆してその神具を盗み出させたと考えているのだけど…ここで問題。子供たちが見たいものってなーんだ?」
シド:「ガキどもが見たいもの…あいつらの本当の両親、か」
リン:「そうなるわよね。では第二問。彼らの見たいものは両親でした。ではそれぞれの両親に縁のあるものが一堂に会している場所とは一体どこでしょう?」
シド:「縁のあるもの…?」
リン:「亡くなった彼らの両親に縁があるものが集まるところなんてかなり限定されると思うけど?」
シド:「亡くなった…あぁ!墓地か!」
GM:(無言で拍手)
リン:「大方そこに神具を持ってこれば両親に会えるとか何とか言われたんでしょうけど、そうやって子供の純情を踏みにじる奴って相当性格が悪いと思わない?ねぇ、シャオレイちゃん?」
シャオレイ:「そうですね、ひどいです…」と宙を見てます(笑)
リン:あら、誤魔化すのね(笑)
シド:ところで俺は墓の場所を知ってるんだろうか?
GM:それは知ってると思いますよ、それこそ山腹とかにあるんじゃないかな。
シド:よし。「それだけわかりゃ十分だ!こうしてる間にも子供たちが危ないからな!」と墓に向かいます。
GM:では君たちが意を決して墓のほうへ向かった、というところでミドルフェイズを終了しましょう。
最終更新:2017年12月20日 08:48