◇今回予告
三賢人クウの導きにより、レメゲトンの力を解放したナミキ。禁書の力で隠匿された真実を知った
ドラドル、ナミキ、リーフの三人は、無事
シェンファンとの和解を成し遂げる。しかし志を新たにしたキミたちの前に立ち塞がるアロケン率いる上位魔族たち。クウの手によって彼の夢の世界から辛くも逃げおおせたキミたちは、未だ見ぬ東の大地に足を踏み入れることとなった―――。
アリアンロッド2E EYE'S -another story- 第十三話「神々の理」
キミたちはひとつの歴史を紡ぎ始める。
◇オープニングフェイズ
◆オープニング①【シェンファン】
リーフたちより一足先にクウの夢の世界を出たシェンファンは、セーリア大帝国の居城、金紫宮へと辿り着く。まずは帰還と任務完遂の報告を済ませるべく、フフと共に玉座の間を訪れていた。
「よく戻ったな。シェンファン、フフ。して、存外早い帰城であったが、お前たちに課した任務はやり遂げてきたのであろうな?」
玉座に座したリーファ、もとい火と鍛治の神カグツチがキミたちにそう問いかけてくる。
「確かにこれは我に傷を付けたあの小僧の持ち物のようだな。しかしシェンファン、なぜあやつらの首を持ち帰らなかった?首を揃えるとまではいかなくとも、ひとつくらい持ち帰ることは可能であったろう?」
シェ「彼奴ら、三賢人との繋がりがあり、こちらも全力を出さざるをえませんでした。それに三賢人すら取り逃がしてしまい」
「まあよい。神に造られた身で、我に傷を付けるなど万死に値する。いらぬ道具は打ち捨てるまでよ。肝に命じておけ?シェンファン」
「さて用が済んだのなら、もう下がるがよい。我も次に備えて準備を進めなければならん」
シェ「妖魔王をどうお考えで」
「我が力を振るえば如何様にもできる」
「お前がそれを知ってどうする?」
「ふん、まあそこまで言うのであれば見ていくがいい」
カグツチが合図をすると、玉座の間の扉が開き、エイテルが姿を現わす。しかし彼女の姿にはまるで生気が感じられず、操り人形かのように変わり果てた姿となっていた。
「娘の意識は深い眠りについている。自由など存在しないがな」
【精神】判定
シェンファンたちが玉座の間から出て行った後、その場に残ったカグツチはぽつりと呟く。
「ふん、食えぬ男よ」
◆オープニング②【シェンファン】
玉座の間を出た後、シェンファンはフフ、タダユキと共に軍略会議室を訪れた。国内に潜入したリーフたちが動きやすいよう、シェンファンは自分の知り得た情報を開示してタダユキに協力を仰ごうとしていた。
「こんなところへ呼び出して何の用だ?シェンファン、フフ」
シェ「魂分離機を探すためにうまいこと穴を作る必要がある」
「まさかそんな物が…。」
シェ「これならリーファを救えるかもしれない」
「少なくともこの城の中にそんな物があるなどという話を俺は聞いたことがない」
シェ「もしかしたら分家筋が持っているのかもしれない」
「となれば、チェン本家にある可能性が高い」
「今現在チェン本家の警備は手薄になっているはずだ。つけ入るには絶好の機会だろう」
【精神】判定:達成値18→18
「本家は現在、主力となる部隊を分家の少女の抹殺のために国外へ派遣している」
「おそらくお前は聞かされていないだろうが、分家の家が焼かれたあの一件、手を下したのは本家の者たちだ」
シェ「やはり」
「表向きは賊の焼き討ちに遭い、皆が命を落としたとされているが、あまりに手口が巧妙すぎた。それで独自に調べてみたところ、たどり着いたのが本家の保有する異能部隊『死霊』の存在だ」
「死霊とはどうやら人間離れした力を身に付けた人外の部隊らしい」
「シェンファン、お前も気を付けろよ。カグツチは一時分家の少女との接触があったお前のことも標的の一人に入れていた。女神を捕らえたことで信頼は回復してきているとは言え、油断はしないことだ」
シェ「自らがまいた種 こうなってくると…」
「さて、お前の仲間が祭具を見つけるまで、俺たちはカグツチの注意をそちらから逸らしておく必要がある。幸い今のカグツチは儀式に向けた準備に取り掛かろうとしているところだ。俺たちもそこにつけ込もう」
◆オープニング③【ドラドル】
洞窟を抜けてクウの夢の世界からの脱出を試みたドラドルは、気付くと薄暗い森の中にいた。焼き焦げた木々の匂いが充満したその場所には、月明かりに照らされた動物たちの死骸が見て取れる。
ド「これは…」
死骸となった一匹の動物がむくりと起き上がると、キミに問いかける。
「どうして、僕たちを助けてくれなかったの…?」
「私たちは、ただ平穏に暮らしたかっただけなのに…」
「キミがあの森に来なければ、こんなことにはならなかったのに…」
一匹また一匹と死骸となった動物たちが起き上がり、キミの方へとにじり寄ってくる。
ド「わからない。なんなんだ。胸が苦しい」
するとキミの足下から伸びてきた植物の蔦がキミの全身を縛り上げるように絡みつき、蔦と森全体に火の手があがる。
ド「なんて俺は無力なんだ ぐおおお」
ドラドルの目の前で光の粒子が浮かび上がると、ぼんやりと人の姿を形作っていく。
「ドラドルさん、どうか正気を取り戻して」
そこにはカグツチに捕らわれたはずのエイテルの姿があった。
ド「エイテル、お前俺の中にいたんだな」
「貴方が今見ているものは貴方の罪悪感から生み出された幻…。それは貴方に本当に起こった出来事ではありません。どうか意志を強く持って。そうすれば幻を打ち破ることができるはずです」
ド「そうなのか。信じてみる」
キミが幻の蔦を振り払うと、周囲の景色もまた闇の中に消えていく。
ド「ありがとう。今度は俺が助ける番だからな」
「ドラドルさん、私はまた貴方に苦しみを背負わせてしまった…。あの時も、今も、私は貴方の成すべきことを知っていて、貴方の優しさに甘えています。私は貴方にその紋章を渡すべきではなかった」
ド「何のことかわからないが、何度同じ状況になったとしてもお前を助けに行くだろう」
「その紋章は人が本来抑え込んでいる欲望を解放するもの。神の理によって課せられた枷を外し、人を超越した力を手に入れる。道を誤れば自身の欲望に呑み込まれ、自我を失うこともあるでしょう。特に七大神の加護を強く受けている者にとって、相反するこの力が及ぼす影響は計り知れない」
「その紋章は私が邪神としての力を取り戻していくほどに皆さんの力を強く引き出します。私が過去の記憶を取り戻していったように、ドラドルさん、貴方の失われた記憶や力も戻ってきているはずです。貴方が完全に力を取り戻してしまえば、再び平穏な日常に戻ることは難しいでしょう。だから、私のことはどうかこのまま見放してください」
そう口にしたエイテルの頬には一筋の涙が伝い落ちている。
ド「だが俺はもうエイテルや他のみんなと過ごす今が日常だからそれを守るために戦いたい」
「ありがとうございます。こうして貴方と再び出会えたことを心より、嬉しく思っています」
ド「俺もだ」
「どうか皆をお守り下さい…ルーヴァ様」
その言葉を最後にエイテルの姿は光の粒子となってその場に霧散していく。キミの意識もまた、眠りにつくようにゆっくりと薄らいでいった。
【ドラドルのオリジナルスキルが解放される】
◇ミドルフェイズ
◆ミドル①
クウの夢の世界から抜け出てきたドラドル・ナミキ・リーフの三人は、どこかの街の中で目を覚ます。先程までの魔族との戦いが嘘かのように、周囲は静寂な夜闇に包まれていた。
ド「エイテル!」
ナ「ここは…」
リ「あれクウは?」
ナ「無事に逃げ延びたようですが。ドラドルの様子がおかしいようです。どこかの村のようですが」
「キャー!」
夜の静けさを打ち破るかのように、突如女性の悲鳴が聞こえてくる。どうやら悲鳴が聞こえた場所はここから近いように感じられた。
キミたちが現場に駆けつけると、そこには今にも襲われそうになっている女性の姿があった。向かい合う男は奇妙な気配を放っており、ゆらりゆらりと女性の方へと歩み寄っていく。
男がキミたちの存在に気付いて視線を向けてくると、キミたちはその男が既にこの世の者ではないことがわかる。
【戦闘】:成り損ない(ノスフェラトゥ)Lv38(エネミーP91)
◆ミドル②
戦いを終えると、女性が怯えた表情でキミたちの様子を窺っていることに気が付く。
「た、助けていただいて、ありがとうございました」
「街の診療所に父の薬を取りに行っていたら日が暮れてしまって…そしたら突然その人に襲われて…本当に危ないところをどうもありがとうございます」
「ここはセーリア大帝国の首都、帝都フワンジンです。皆さんはお召し物からするに西方世界からいらっしゃった方々ですか?」
「そうだ。もしよろしければうちでお食事をなさいませんか?これからうちで夕餉の用意をするところだったんです。大したものは出せませんが、助けていただいたお礼に」
「私はカエデと言います」
カエデに案内されたのは古い長屋の一室だった。家の中に案内されると、すぐに病床に伏した男性の姿が目に入った。
「父さん、お客さんだよ。危ないところを助けてもらったの」
男性はうっすらと瞼を開けてキミたちの姿を確認すると、再びゆっくりと瞼を降ろしていく。
「すみません。父は重い病にかかっていて、いつもこのような状態なんです。父さん、今日も先生のところからお薬もらってきたから、ちゃんと夕餉を食べたらお薬飲むんだよ。皆さんもどうぞおくつろぎください。狭い家で申し訳ありませんが」
カエデが夕餉の準備を始めると、その手際の良さには目を見張るものがあった。まるでシェンファンを思わせるような素早く正確な包丁さばきで次々に下ごしらえを済ませると、その後も熟練した手つきで調理を進めていく。気付くとキミたちの目の前には何品もの料理が更に盛り付けられていた。
「お待たせしました」
「実は私、料理人をしておりまして、小さいですが自分の店も構えているんです」
「父の病を治すためには沢山のお金が必要で、私にできることはこれしかないので。でも先日開かれた料理の大会で賞金を手にすることができたので、ようやく父の病を治すことができそうなんです」
「不治の病にも効くと言われる万能薬をもらうために、明日チェン家という魔道の大家を訪問する予定なんです」
リ「チェ、チェン家!?」
ナ「そうですか、早く治るといいですね」
リ「先生ってどんな人なんだ?」
◆ミドル③
カエデの家で一息ついていると、扉をノックする音が聞こえてくる。
【適当にゼルギアに登場してもらう】
ゼ「夜分に失礼する。西方世界風のものが訪ねてきていると」
リーフがせき込む。
リ「ちょっと外で話してくる。何しにきた?」
ゼ「それはお前が一番よくわかってるんじゃないか?」怒り
壁ドン
ゼ「どうしてエイテル様を守れなかった?」
ナ「ここでは一目がつきすぎます。中へどうぞ」
部屋の中へ
ナ「もうひとり増えても大丈夫ですか?」
「今、お茶の用意をしますね」
ゼ「気を使わせてしまって」
ナ「エイテルさんのことはわかっています。あなたのことですから動向を確認していたのでしょうね」
ゼ「もともとマテウスの動向を探していたんだ」
ナ「それでエイテルさんのことを知っていたのですね。残念ながら神の力の前にこうして生きていたのは奇跡ですよ」
ゼ「エイテル様を失ったのは大きなことだが、マテウスが大きなことを起こしている。やつは現在オブザーバーを無差別に襲っている。ラーフの星の祭壇を制圧した」
ナ「今頃先生たちに迷惑がかかっていなければいいですが」
ゼ「関係しているかはわからないが古代竜がラーフに集合している。古代竜はもとより神の制約によって直接手を下すことはできぬはず。まさか神はこの世界を滅ぼすつもりなのか」
ナ「なんてこと。大変なことになっていたようですね」
リ「エイテルは俺たちが助ける。お前がそっちをどうにかしろよ」
ゼ「俺一人で助けにいく」
チェン家のこと。かくかくしかじか
ゼ「やつはやつなりに罪を償おうとしているわけか。しかしその魂分離機があれば」
ナ「いづれにしろ祭具を見つけなければいけません」
ゼ「この街には情報はおろか魔法の道具の気配もない」
リ「あれはチェン家のものだから、やつの生家に行って存在を確かめにいくんだ」
ナ「今ちょうどそこで万能薬なるものをつくっているそうで。真相の確認もしなくてはいけません。さきほどの人ならざる者も気になりますか」
ゼ「ここ数日帝都で姿を現しているらしい」
ナ「あれは死体を操るよりももっとたちが悪い」
ド「裏口から」
ナ「それでいいでしょう。あなたはどうするつもりですか?エイテルさんも今はまだ無事でしょうが、このままあなたがエイテルさんを連れ出せば、彼らも黙っていないでしょう」
ゼ「確かに売ったやつらを信頼するのは難しいが、楽になるなら取りに行く手はあるまいな」
ナ「双方をこなすためには祭具をみつけなければ」
ゼ「お前たちのことも完全に信じられるわけではないが、貴様らが神を倒している間にエイテル様を助け出す」
◆ミドル④
翌日、チェン家の前には不治の病にも効くと言われる万能薬を求めて多くの人が列を成していた。その列の中には期待に満ちた表情を浮かべるカエデの姿も見られた。ひとりずつ屋敷の中に案内されていくと、皆包みに入れられた薬を持って屋敷から去って行く。そして遂にカエデが屋敷の中へと案内される番となった。
「それでは次の者、中へ」
「はい」
ナミキ同行。ドラドル外で待機。リーフ・ゼルギア潜入。
キミが屋敷の中に足を踏み入れると、そこにはひとりの男性の姿があった。
「ようこそ、参りました。貴方方も当家の生み出した万病に効く薬をご所望ですか?」
「はい!父が重い病を患っていて、医師からも今の医術では治療することができないと言われました。ですが万病に効く薬ならばと、この場にこうして足を運びました。どうか父をお救い下さい!」
目の前の男にそう告げたカエデは深々と頭を下げる。
「とても心根の優しいお嬢さんだ。お父様もさぞ誇らしいことでしょう。わかりました。当家のこの薬をお持ちなさい」
男はそう口にすると、小包をひとつカエデへと手渡した。
【感知】判定 難易度:20→成功
ふとキミはカエデの渡された小包から奇妙な気配が漏れ出ていることに気が付く。
「ありがとうございます。どうぞこちらをお納め下さい」
カエデはそう言って料理大会の賞金が包まれた包みを男へと手渡す。
カエデが小包の中身を確認してみせると、そこには精霊の気配を発している丸薬のようなものが入っていた。
【知力】判定 難易度:20→成功
これほど強く精霊の気を纏ったものを口に含めば、心身への影響は計り知れず、場合によっては身体の壊死や精神の崩壊を引き起こす可能性もあることがわかる。
ナ「このチェン家が扱っている医術というのは一体どんな技術?」
「この薬は人々から死を遠ざける万能の薬。この薬が完成を迎えた時、人々は不死の肉体をも得ることができるのです」
「確かにこの薬はまだ試作の段階ではありますが、それは些末なこと。私共は生きたまま精霊を捕らえる術を身に付けた。その力は魔族の魂にも匹敵するものです」
ドラドルと合流
ナミキ、薬をすり替える
◆
潜入組リーフ・ゼルギア
ゼルギアが精霊の気配を感じ取る
ゼ「複数の精霊の気配。しかし歪んでいる?」
機械装置(エレメンタルジェネレーター)を見つける
ゼ「こいつは」苦々しい表情
リ「これどうなってるんだ。中には精霊」
ゼ「なんとおぞましい装置だ。おそらくここから精霊力を抽出しているのだろう。人の身がもつはずはない」
リ「どうなるんだ?」
ゼ「闇に飲まれる」
【戦闘】土蜘蛛×3 Lv38(ディスカバリーP123)
◆
ドラドル・ナミキ
ナ「今のところ落ち着いているようです。このまま横になっていてください」
来客。ドラドル・ナミキが出る
ナ「おそらくあまりよくないお客さんです」
先程のチェン家の男が訪れる
ナ「これはこれはお医者様」
【戦闘】屍使い Lv40(エネミーP90)
戦闘中、ナミキの紋章がリーフとゼルギアを呼び戻す
◇クライマックスフェイズ
◆クライマックス①
ゼ「わざわざ呼び出したってことは相当面倒なことが起きたようだな」
ナ「助かりましたよ」
ゼ「こちらも面倒くさそうなのを見つけた」
ナ「こちらもです」
リ「まだ探れば何か出てきそうだけどな」
ナ「手掛かりはまだチェン家にしかありません」
再びチェン家へと向かう
潜入組が使った道を使って潜入を試みる
装置のもとまで戻っていく
ゼ「妙なものだな。誘い出すための罠か」
ナ「何か怪しいものがないか調べてみますか?」
すると突然ドラドル・ナミキ・リーフに刻まれた紋章が反応を示し、どこかへ導こうとしているように感じられる。
ひとまずその場から離れたキミたちはあることに気が付く。屋敷の外の景色が急に夜になってしまったかのように暗く、昼間の街中だと言うのに辺りは静寂に包まれていた。
ナ「これは…」
リ「とりあえず反応してる場所に行ってみよう」
キミたちが紋章に導かれるまま屋敷の中を進んでいくと、古い蔵のような場所に辿り着く。
蔵には魔術的な錠と複雑な細工がなされた錠
蔵の中に足を踏み入れたキミたちは闇の中で目をこらしてみると、蔵の奥に祭壇のようなものがあることに気が付く。
キミたちが祭壇へと近付いていくと、そこには一振りの小刀が納められていた。
キミがそれに触れようとすると、その小刀から禍々しい気配が放たれていることに気が付く。
リーフの紋章から放たれた黒い靄が小刀と呼応すると、放たれていた禍々しい気配を刀の中へ収めていく。
「よもやこの家で盗みを働こうとする者がいるとは思いませんでしたよ」
蔵の出入口からキミたちに向けて誰かが声を掛けてくる。
「私の名はチェン・ホウジツ。当家の当主を務めている。キミたちは?」
ナ「名乗るほどの者ではありません。この小刀、伝説のアイテムとお見受けしましたが、その真意はいかがお見受けしましょう?」
「その呪具は当家にて封印を仰せつかっているもの。強力な呪詛によって神の子を理から踏み外させるものだ」
ナ「案外ちょうどいいかもしれませんね」
「キミたちは当家が皇家と深い縁にあるとわかっていて、ここに来たのかな?」
ナ「ここで行っている非人道的な任務も皇家が命令しているのですか?」
「キミたちがそれを持ち去ると言うのであれば、チェン家当主としてお相手するとしよう」
目の前の男はその姿を竜へと変貌させ、キミたちに襲い掛かってきた。
【戦闘】本家当主(木竜)Lv150(ディスカバリーP124)
◇エンディングフェイズ
◆エンディング①
戦いを終えると、周囲にはチェン家の人間が集まっていた。当主の戦いを見届けていた彼らは、目の前で繰り広げられるあまりに熾烈な戦いに息を飲んでいた。
「キミたちが何故その呪具を必要としているのかはわからないが、神々の理に背けばこの世界で生き残れはしないだろう」
「当家とて、カグツチの神意によってこの地に留まれているにすぎない。世界の理とはそういうものだ」
「当家もいつかは責を負う日が来るだろう。道を違えたキミたちがどういった結末を迎えるのか…私も見届けてみたかったものだ」
そう口にした当主は光の粒子に包まれていき、その場から姿を消していくのだった。
最終更新:2018年01月21日 22:19