◇今回予告
時を遡ること十数年前―――。舞台はエリンディル東方世界、セーリア大帝国。現在、この国では、国を統べる皇帝がその消息をくらませており、人民は新たな皇帝が再びその姿を現すことを待ち望んでいた。そしてそのような折に、とある少女の元に届いた一通の手紙。少女はその手紙に導かれ、始まりの丘と呼ばれる地を目指すこととなる―――。
アリアンロッド2E EYES another story番外編 「あの頃の笑顔をキミに」
キミたちはもう1つの歴史を体験する。
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PC①
フフ・ハランホェ(青・闇)
年齢:8歳
メイン:バナレット サポート:バートル 種族:アルガード
出自:始祖の子 境遇:天涯孤独 目的:憧憬
134㎝ 髪:黒(ロング) 目:赤 肌:白 ゴスロリファッション、くまちゃん抱いてる。
職業は無職、FMが残した遺産で生活。
ドラゴン(ひより竜)に乗って殴ります。
PC②
タダユキ・カモノ
年齢:17歳ぐらい
メイン:クルセイダー サポート:イリュージョニスト 種族:アーシアン
外見は高校生くらいの日本人。
ひょんなことで東方へ。戻る方法を探してる。
陰陽師の末裔。こっちの世界に来たらそれっぽい力を手にした。
ワイドプロテクション張るが、威力はお察し。
魔法で攻撃。ホーリーライト(貫通)かイメージチェイン(縛鎖)。
7D+40くらい。パニッシャーで60。
レイズ、クイックヒール持ち。
ミスティックの効果で魔術判定で避けられる。
シェンファン
いつもの
シェンファン。
強くなったので火力が増えました。以上。
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◇オープニングフェイズ
◆オープニング①
鬱蒼と茂った森の中で、野宿をするどら猫な~ん(仮)一行。
一人物思いに耽る
シェンファンの回想シーン。
前掛けを握り締めながら回想に入る。
◆オープニング②
十数年前。舞台はエリンディル東方世界、セーリア大帝国帝都フワンジン。
当時の
シェンファンは、近々新たな皇帝が選出することになるであろう、東方世界において五本の指に数えられる腕利きの料理人『五厨聖』になるべく、日夜研鑽の日々に明け暮れていた。
その傍らには、幼い頃からずっと同じ料理人として競い合ってきた
シェンファンの友人であり、好敵手でもある少女リーファがいた。
調理場での日常シーン。
何か言いたげに
シェンファンの背中を見つめるリーファ。
◆オープニング③
美しい満月が輝く夜。リーファは一人、月を見上げていた。
「結局、今日も言い出せなかったや…」
リーファの元に届いた一通の手紙。その手紙にはセーリア大帝国の公印が押されていた。
『シン・リーファ 貴殿に始まりの丘、帝泊山への出向を命じる。七日後、帝泊山の頂に参られよ』
手紙が届いてから既に四日が過ぎ、明日にはこの帝都を出なければならなかった。
手紙を見て全てを悟り、どうしてお前なんだという思いを募らせる
シェンファン。
ただ運命を必死に受け入れようとするリーファは、一緒に旅をする仲間を探すことに。
シェンファンも共にリーファの仲間探しを手伝うことにする。
◆オープニング④
翌朝。帝泊山を目指すべく、
シェンファンとリーファは旅に同行してくれる腕利きの侍を探すため、役所を訪れていた。
沢山の強力な魔物や性質の悪い賊たちが、何人たりとも入ることの許されぬ帝泊山の周辺を根城としているという噂があるからだ。
【PC①登場】
◇ミドルフェイズ
◆ミドル①
役所を後にしたキミたちは、同行してくれる腕利きの人材を探すため、帝都の街中を歩いていた。
すると、賊の一派に囲まれた一人の青年が今まさに目の前で連れ去られようとしている。
【PC②登場】
「あれって虎狼党じゃない?あの人、危ないよ!」
【戦闘】上忍 Lv30(Dis P122)×3
袖口から現れた大量の鎖を操り虎狼党に対するタダユキであったが、相手の数に押される。
助けに入る
シェンファンとフフ。フフの秒速85mの突撃が虎狼党を蹴散らす。
戦いを終え、タダユキに同行を依頼するリーファ。
タダユキも何か探し物をしている様子。助けてもらった礼もあるからと同行を受け入れる。
◆ミドル②
虎狼党を退けたキミたちは、帝都郊外にある帝泊山へと向かった。
暗雲立ち込めるその山には、人を寄せ付けぬ異様な雰囲気が漂っている。
頂上を目指すため山に近付くと、目の前に長い長い石段があるのが見える。
そして、その石段の前には一匹の妖狐が待ち構えていた。
「この山に足を踏み入れようとは愚かな者たちよ」
「汝らが誠に資格ある者たちかどうか、その証を我が前に示せ」
【戦闘】九尾狐 Lv36(Dis P123)
「何が起ころうとも、決して後悔することのないようにな」
◇クライマックスフェイズ
◆クライマックス①
九尾狐に証を示し、先へと進むことを許されたキミたちは石段を登って行く。
終わりの見えないその石段を漸く最後まで登り切ったキミたちは、帝泊山の頂へと辿り着いた。
頂上には隕石でも落ちたのかと思うほどの大きなクレーターと、その中央には何やら社のようなものがあった。
「辿り着いたか…資格ある者よ」
突如目の前に稲妻が迸り、そこから姿を現した一体の魔獣。
虎の身体に猿の頭、蛇の尾を持つその獣は、キミたちに言い放つ。
「これが最後の試練じゃ…我を退け、あの社にて空の月が赤く染まる時を待て。さすれば、汝は次の皇帝として新たな力を得るじゃろう」
「…覚悟は出来たか?では最後の試練に入るとしよう」
【戦闘】鵺 Lv45(Dis P127)
◇エンディングフェイズ
◆エンディング①
「見事じゃ…。さあ、選ばれし少女よ。社へと進むがよい。この先は聖域。選ばれた者しか進むことは許されぬ」
「それじゃあ、皆。ここまでありがとうね」
リーファはキミたちの方へと向き直り、弾けんばかりの笑顔でそう告げる。
「ちゃんと新しい皇帝になれたら、皆のところにお礼をしに行くからさ。帝都で私の帰りを待っててよ」
リーファは
シェンファンの元へと歩み寄ると、自身が着けていた前掛けを外して、それを
シェンファンに手渡す。
「その時まで、これは
シェンファンが持ってて。料理人としての私の魂。必ずそれを受け取りに、私から会いに行くから」
「それじゃあ、行ってきます!」
去りゆくリーファを見送る
シェンファンに幼い頃の記憶が頭を過る。
幼いキミの前にはチェン家の当主の姿があり、今と同じこの景色を眺めている。
そしてキミの隣には藤色の髪をした一人の少女が、キミと仲良く手を繋いで当主の話に耳を傾けていた。
「
シェンファン、
シャオレイ。いつかお前たちもここで、課せられたお役目を果たすことになるだろう。シェンファン、お前が決して壊れぬ強固な器を作り、そして
シャオレイ、お前がそこに魂を込めるのだ。各々その時が来るまでに腕を磨いておくのだぞ」
シェンファンの記憶には、隣に立っていた
シャオレイがとても悲しそうな表情でその話を聞いていたことがとても印象深く残っていた。
◆エンディング②
それから数日が経っても、リーファが
シェンファンたちの元に戻ってくることはなかった。彼女はセーリア大帝国の新皇帝となり国を統べる立場となったが、そこに立つ彼女には以前のような笑顔を見ることはなかった。
鬱葱と茂った森の中、一人物思いに耽っていた
シェンファンは、ぽつりとこう言葉を吐いた。
「リーファ、俺はお前を…」
最終更新:2019年01月05日 19:36