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for文 - (2014/05/02 (金) 15:51:36) の編集履歴(バックアップ)


for文 は while文 と同じようにループを作ります。
for文の形は次のようになります。 for( 変数の宣言と初期化 ; ループ条件; ループカウント)
while と for の使い分けは、「ループの回数がわかっているときは for文」 「ループの回数がわからないときは while文」 です。
使いながら覚えましょう。
	for(int i = 0; i < 10; i++)
	{
		printf("%d\n",i); // iがいくつなのか表示
	}
while文 に比べてとてもコンパクトにまとまっています。
for と書いた次の ( ) の中にいろいろと入っています。
まず int i = 0; の部分ですが、ここはループに使う変数の宣言と初期化です。 
ここで宣言された変数はループの中でしか使えません。 ループが終わると自動で解放(削除)されるので、メモリの節約になります。
i < 10; の部分がループの条件です。 今回は i が10より少ないあいだはループします。
i++ の部分は毎回行われるループ用変数の変化です。
i++ のほかに 「++i」 「i--」 「--i」 などがあり、それぞれに違いがあります。
次のプログラムの例はあまりいい書き方ではありません。よいこはマネしないでね。

例1

	for(int i = 0; i <= 10; )
	{
		printf("%d\n",i++);
	}

例2

	for(int i = 0; i <= 10; )
	{
		printf("%d\n",++i);
	}

例3

	for(int i = 10; i >= 0;)
	{
		printf("%d\n",i--);
	}

例4

	for(int i = 10; i >= 0;)
	{
		printf("%d\n",--i);
	}
実行すると違いが分かると思います。
++ や -- が前についている場合はその式の最初に計算され、後ろについている場合は最後に計算されます。
++ をインクリメント -- をデクリメントなどと呼びます。
for文 も2重ループ、3重ループにすることができます。
while文 は break を使うことで強制的に終了させることもできます。
int i = 0;

	int num = 0;

	printf("0以外を入力すると終了です。\n");

	while(true) //無限ループ
	{
		printf("%d回ループしました。\n数値を入力してください。\n",i);

		scanf("%d",&num);

		if(num != 0)
		{
			break;
		}

		i++;
	}
上の例では (true) と書いてあります。 この場合 break がないと無限ループになってしまいます。
break は for文 にも使うことができます。
ループを先頭に戻す命令として continue があります。 
	int num = 0;

	printf("1から10の数値を入力してください。\n");

	scanf("%d",&num);

	for(int i = 0; i < 10; i++)
	{
		if(i == num)
		{
			continue;
		}

		printf("%d回ループしました。\n",i);
	}
continue も for文 while文 どちらでも使うことができます。
continue を使うとそこから下の処理を飛ばしてループの先頭に戻ります。
※練習問題
練習問題は次の回のページにまとめてあります。
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