作品形式 |
小説 |
原題 |
The Cthulhu Casebooks: Sherlock Holmes and the Shadwell Shadows |
著者 |
ジェイムズ・ラヴグローヴ |
翻訳 |
日暮雅通 |
出版社 |
早川書房 |
初版発行日 |
2022/8/25 |
”クトゥルー・ケースブック”第一作。
ラヴグローヴは遠縁の親戚が所持していたワトスン名義の原稿を相続する。
そこに記されていたワトスンがホームズと出会うきっかけとなった、やせ衰えた状態の遺体が連続して発見された事件が語られる。
神話要素
原稿を遺した遠縁の親戚ヘンリー・プロテロ・ラヴクラフト。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとも親戚とされる。
ロバート・E・ハワード、クラーク・アシュトン・スミスの名が挙がる。
大英博物館の地下の封印書籍部に、妖蛆の秘密、無名祭祀書無修正版、イオドの書、エイボンの書、屍食教典儀、ナコト写本、ニューイングランド新天地の魔術的驚異、断罪の書、ネクロノミコンが収蔵されている。
アーカムのミスカトニック大学、プラハ国立博物館にもネクロノミコンが保管されているとされる。
サンの七秘聖典、ニンの牌が言及される。
ルルイエ語の辞書をワトスンが執筆。
コモリウム、ウズルダロウム、オラトーエ、ヴァルーシアが言及される。
ホームズが旧支配者、旧神、外なる神を幻視。
トカゲ人間、ヘビ人間、ナイアルラトホテップ登場。
クトゥルーとハスター、ナグ、イダ・ヤー、ガタノソア、イソグサ、ゾス・オムモグ、クティーラ、ジャーラッシュ・ホー、ヨガシュ、ク・バアー、インスマスの両生類人間が言及される。
ロンドンの語源はロボンとされる。
パルグロースの監視、崩壊の印章という魔術が使用される。
三蛇の王冠というアイテムが登場。
最終更新:2024年05月06日 19:36