作品形式 |
小説 |
原題 |
The Cthulhu Casebooks - Sherlock Holmes and the Sussex Sea-Devils |
著者 |
ジェイムズ・ラヴグローヴ |
翻訳 |
日暮雅通 |
出版社 |
早川書房 |
初版発行日 |
2023/11/25 |
”クトゥルー・ケースブック”第三作。
クトゥルー神話要素
ルルロイグ、クルアーク・ヤグ、コレオプテラ・モステラリア、ヘビ人間、ジバラー、クトゥルー、ガマ人間が登場。
ルルロイグ:ナイアルラトホテップの贄となったジェームズ・モリアーティが体内から力を食らい、ナイアルラトホテップの神性を乗っ取る形で誕生した新たな外なる神。
クルアーク・ヤグ:ルルイエ語で「脈動する房」を意味する名を持つ神。透明な半球状のクラゲのような生き物の集合体。触手に毒のある嚢胞を備える。
コレオプテラ・モステラリア:人間の体内に侵入し、知性を失わさせる体液を分泌する甲虫。
ジバラー:ルルイエに棲息する盲目の青白い類人猿。原始的な言語で挑発を行い、攻撃してきた相手を殺害する。
ガマ人間:クトゥルーの従者であり食糧。
食屍鬼、ビヤーキー、夜鬼、深きものども(ディープ・ワンズ)、ナイアルラトホテップ、イタクァ、イグ、ハスター、トカゲ人間、ガーストが言及される。
「ナコト写本」、「妖蛆の秘密」、「悪魔崇拝」英語版、「ネクロノミコン、」切迫の乳濁液(エマルジョン・オブ・イミネンス)、三蛇の王冠が登場。
エーリッヒ・ツァンの音楽が武器として利用される。
H・P・ラヴクラフトがルルイエの浮上とクトゥルーの復活を、フィクションに偽装して警告する。
最終更新:2024年05月06日 19:37