• 大生軍予選1(ぷよぷよ研究会)

私以外は皆普通に力を発揮したと思う。
しかし1将のリンリンさんは何を感じ取って急戦にスイッチしたのだろうか。
結局この辺のことについて詳しいことを聞くことなく時が経ってしまった。

自身に関して言えばまだまだ。
そもそも居飛車急戦自体指し始めてまだ間もなかった頃だったし(言い訳)硬さもかなりあった(其の2)

43手目▲3七桂は△2七角なら▲3九飛△3六角成▲3一飛で、自陣角で飛車を殺されずに済むというのが対局当時の考え。
桂は拾われるがこちらも確実に拾えるのでいいだろうという考えだが、まあまだまだですな。
そもそも自陣角で飛車殺されようが▲3三飛成から突っ込んで先手優勢だし。
本譜は▲4五桂まで跳ねられたので飛車が成り込めてやや良し。

後手三間の相穴になりそうだったのが急戦形になったのが幸いしたとしか言いようがない。
相穴だと経験値は0コンマ幾らとかそれぐらいのレベルだしね。
勝てて良かったです。

  • 狼軍予選1(短パン組)

事前の想定通りの四間飛車対▲4五歩早仕掛け。
向こうの2将は定跡形指せないだろうと踏んでいたが実際そうなって良くなった。

が、決定的に良くするのは案外難しかったか。
観戦中はもう少し良さそうな指し方があるだろうと思っていたものの、今改めて見てみるとあながちそうでもない感じ。
57手目▲3二歩に代えて▲3四歩ぐらいが普通に見えるが、△6四角ぐらいでも面倒かもしれない。

蛇足だが、四間飛車への▲4五歩早仕掛けはどうも手順に振り飛車に捌かせているような感じがして、あまり好きではない。
やや良しでもあっという間に勝負形になる、本譜のような展開になりやすい戦型のような気がしてならない。

結局終盤の1手ばったりでひっくり返って勝ち。
危なかったが4将前の作戦タイムがよく機能していたと思う。

  • 狼軍予選2(ぴよ軍団)

結果から言えば圧勝。
角交換振り飛車は扱いやすい部分と扱いにくい部分が隣接するややこしい戦型だが、扱いにくい部分がモロに出た。
振り飛車党としてはちょっとこの仕掛けで潰れるのでは。。。という気がするが、この戦型に向いていて、かつ多少指し慣れてないと対処するのは難しいか。
対局後Bona先生から伺った手順も、部分的には基本的な手筋だがそれを2つ組み合わせないといけないものだったし。
久しくこの戦型を指してない私だとどうなっただろう。

ともあれ狼軍は予選ストレート抜け。強い。

  • 大生軍予選2(門前払い)

事前の作戦会議は結構際までもつれた気がする。
結局急戦矢倉の可能性についてどうするかという関係で例の打順、そして「奇策はしない。だが積極的に動く。」という方針に。
半ば結果論ではあるけれどもこれは中途半端だったね。
「1回は負けられるから」ということだったが、打順的にも思い切ってむしろ先手カニカニ銀ぐらいやった方が「1回は負けられるから」に合致してたような気もする。

あと例の角対抗型の矢倉はやっぱり面倒。
3筋切って▲3六銀となったら作戦勝ちというのは今でも間違ってはないと思うが、▲4六角と向き合っている状態で▲3七桂と跳ねるのはまずかった。
恐らく正解は片矢倉に組んで▲3五歩から動いていく指し方。もしかしたら▲6八金上も入れなくていいかもしれない。
桂を跳ねてむしろ動きにくくなってしまった。
ただ対局当時の認識は▲3六銀▲3七桂▲4六角型に組めばなんとかなる、というものだったので、これはもうはっきりこの形に関して未熟だったとしか言いようがない。

終盤に難解な部分もあったが、どこか不思議と足りない。
そういうのは大体将棋の造りそのものが悪いのが原因。
正解のアドバイスを1将2将交代時に伝えていれば将棋の内容は100°ぐらいは変わっていたはず。

  • 大生軍予選3(しゅないだ~ず)

正直リレーが始まる前から母のチームとやってみたいと思っていたのでこの当たりは個人的にはありがたかったが、予選2ぐらいで当たりたかった気もする。

事前の作戦会議で四間飛車にはナナメ棒銀準急戦で行こうということにはなっていたが、後手番の時にどうするかというのは片付けきれなかった課題。
実戦も後手番を引いてどうしようかと思っていたところに18手目の△9四歩が入り、いやーますますどうしようかとなったまさにその刹那27手目▲4七金。
予選1の将棋といいこういうことってあるんですね。

一直線に仕掛けるのは予定変更ながら当然。
しかし△8六歩の突き捨ての要不要は判断を誤った。
1将2将交代時に「損にならないはず」と言って入れるように通したが、本譜はそれで損をしている。
当時まだ棒銀に慣れてきた程度だったということもあり(言い訳3)やはりまだまだ甘かった。

3将交代直後の63手目▲2二金では▲3三香が怖いところ。
事前の検討では際どく受かっているということだったが、もしH咲さんに指されていたらどうだったか。
実力差も考慮して、多少無理であったとしても実戦的に打たれそうな気がする。
それが強い人の逆転術だろう。

70手目△4四角はこれぐらいしか見えなかった。
単純に△5七桂成(不成)に▲6六角からその桂を抜いて粘られるのが嫌だっただけ。
観戦チャットで好手だという評判だったと後で聞いたが、まあ自分の見えなかった手は大体好手に見えるというところでしょう。
それよりも82手目△5九銀~84手目△6八銀成が世にも珍妙な「0手で盤上に成銀を作る」手筋。
前日に読んだ格言集の「優勢な時は端を攻めるな」と「急戦はとにかく端を攻めろ」が微妙な咬み合い方をした。
例のアレの当該部分を見ても、急にぽつんと駒が置かれているのがちょっとだけ面白い。

色々あったが結局両チームとも予選通過できたのは本当に良かった。
大生は過去のことがあるので、こちらだけ連敗で予選落ちということを本気で危惧していたので。

  • 大生軍本戦2(男魂)

事前の準備、当日の対応といいちょっとやり方にセンスがなさすぎた。
今でもやはり自身が指した部分はあまり見たくないのが本音だ。それぐらい酷い。

ただあの悲惨という言葉で表し尽くせないぐらいの形がああにまでなるのだ。
駒の方向性、連結、厚み。
これらに関して自身の将棋では稚拙であった部分だろうし、居飛車を指すことが多い以上学ぶべき部分である。

昨年の予選2での発狂が元となり一手損に手を出し、結果後に矢倉を指してみることとなり、現在の居飛車多用のスタイルへと繋がった。
今年の唖然を経てどのような将棋をこれから指すようになるだろうか。

なお直後には四間飛車をやってみようとか言ってましたが、執筆時現在では第1次挫折状態です。
早々に諦めた、というつもりではないですが。

  • 狼軍本戦2(サトラレC)

強かった。

序盤は模様が悪く、正直勝ちにくい将棋になったのではないかと思った。
(ただ今から考えれば、自身がリレーで穴熊に負けたことも多少影響したかもしれない)

それがいざ戦いになるとあれよあれよと模様が良くなり、4将のもみじちゃんもちょっと強引だろうというような攻めだったがむしろそれが功を奏し、5将のまあささんは1手の緩みもなくまとめ上げていった。

もちろん賞賛されるべきは3将の亀井さんだが、それ以前に1,2将部分で将棋の造りを積み上げ、崩すようなことがなかったということが重要なところだろう。

何かしら悪い手を指して悪くしたというわけでなく、良い手を指して良くした将棋だけに、やはり強かったと思わせる内容だった。


なお完全に余談だが、例のアレより。
▲7六歩△8四歩に▲6六歩という手は少し違和感がある。(以下略
これは同感である。手の意味合いについても同様。

後手番で一時期飯島流引き角を連採していた時期があった。
単純に当時は急戦の知識が乏しかったこともあるが、▲6六歩を咎める意味合いが飯島流にはあると思っていた部分もあったためだ。

振り飛車側には▲6六歩▲6七銀の歩内銀で構える策と▲6六銀▲6七歩の歩越銀で構える策があり、それを相手の形によって柔軟に使い分けるべきなのであるが、3手目▲6六歩では後者を早々に放棄しているため、振り飛車側は駒組みの柔軟性を一定分失っていることになる。
この時歩内銀だと△8六歩から飛車と角銀の2枚替えの順が発生することもあるのはご存知の通りだが、歩越銀だと▲7五歩から角道を止める筋もあるのが大きい。そこから石田流に組み替えて主導権を握りに行くことができるという副次的要素もあるが。
即ち歩内銀のみに限定されることは2重にマイナスである可能性がある。
このことから▲6六歩を咎めていることになる、という論理が成り立つのではないかという考えだ。

ただし居飛穴の方がポピュラーでかつ汎用性のある作戦であり、一般的にある程度の成績が残せるというのが現状である以上、わざわざ咎めるために飯島流を選択する必要があるかというとそうではない、というのが微妙なところ。

  • 狼軍本戦3(風林檎火山)

相振り拒否からの後手石田流になったが、実はこの戦型は結構微妙。
一般的には後手側に不満がない、で通り過ぎさられるが、意外とこの戦型は後手も苦労するのだ。
今でこそなんともないが、自身も結構この形で負けた経験がある。

この戦型になるのであればもう少し早くあじゃに行けばよかった。
石田流と高美濃は今ひとつ相性が良くないこと、実戦的な勝ちにくさがあるから相穴を勧めること、他にも言えたことはあったかもしれない。
そこだけが悔やまれる。



さすがに本戦2の将棋が酷すぎたので、「泥沼流振り飛車破り」を入手して棋譜並べを始めることにした。
早速成果が出たというわけでもないだろうが、記念対局の△4四桂は今期リレー中で初めて手応えのある手だった。
まあそれでは遅いわけだが。

毎年負けて終わった後には、自分はリレーには向いてないと思うことになる。
基本的に事前に準備しておいておこうというスタンスなので、その場の対応力というものは同じレベルの人と比べてもかなり劣る。
今年の本戦2の将棋がそうだし、昨年の将棋もそう。
1将の人に色々要求しておいてこれだからたちが悪い。

こと今年に関しては、自身が2で入った際には前後がリンリンさんと安倍さんという、こういう書き方はなんだが身内でない人が入るケースだったので、何かと申し訳なく思う部分が大きい。
その上結果的に居飛車を指す方針になったので、更に1将のリンリンさんへの負担が増えた。
例年の狼軍のやり方を見る限りではもう少しスマートに出来るはずなのだが、残念ながらそのセンスはなかった。
そういう点で今回大生軍に参加していただいたお二人には感謝し切れないし、その辺りを再び翌年への課題としたい。

いたちくんについては、昨年唯一参加した将棋で酷い局面で渡してしまったことを申し訳なく思っていた。
今年で少し借りを返せただろうか。
多忙な中での参加に感謝すると共に、図々しくも来年の参加もお願いするところであります。

あと大生内についてはoioiくんとさえちゃんの分の借りが残っているので、来年返せたらと思う。
(もみじちゃんは狼軍でうちら以上に勝ち進めたのでチャラということにさせてください><)

最後になったが狼軍のメンバーの方々、並びにみきさんはじめ協力していただいた方々。
どうもありがとうございました。
来年はどういう形になるか分からないが、再びいい形で参加したい。

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最終更新:2011年09月22日 04:13