第一回戦：【過去】希望崎学園
このページではダンゲロスSS4第一回戦、【過去】希望崎学園の試合結果を公開します。
投票結果
サブGK総評
玄妙なる夜雀・蒿雀ナキ vs 闊達自在の四国書家・善通寺眞魚
さながら墨絵のごとき渋さを持つ共通の雰囲気を持つ二作は、対戦というよりは連作、あるいは共作のような、異色の一試合です。
古文の逸話が形を持ったかのような世界観に苛烈な能力応用を載せた蒿雀SSに対し、特にキャラクターの魅力を深く掘り下げた善通寺SS。
こちらもまた票数では一進一退の攻防を続けていましたが、中盤で蒿雀さんがなんと怒濤の八連続得票。善通寺さんも健闘しましたが、ここでついた差がそのまま勝敗に繋がった形となりました。
過去・希望崎学園での激闘を制したのは、感覚使いの夜雀、蒿雀ナキ。独自の世界観を持つ彼のこれからに期待が集まります。
一回戦第12試合：【過去】希望崎学園
勝者：蒿雀ナキ
蒿雀ナキ
- すさまじく美しく構成された世界観にやられました。
- その1:希望崎が海の上という設定やキャラ2人の能力を上手く使いこなしていました。その2感想:キャラそれぞれの思いが丁寧に描かれていました。しかしナキさんの敗因が腑に落ちません。銃を盗んで自分を撃てなかったのか、そもそも自傷するのに銃を使う必要があったのか、と疑問が残りました。総合的には良かったです。
- あらゆる点でレベルが高く、全く隙が見当たりません。お見事と言わざるを得ないです。その2も十分食らいついていたと思いますが、それでもその1の横綱相撲だったように思えました。強い。
- 最後の能力応用が素晴らしかったのでこちらに入れます
- 独特上質な雰囲気もさることながら、味覚で殺すアンサーの激烈さは見事としか言いようがない。
- どちらのSSも登場人物の甘っちょろさがあまり好みではなかったのですが、それが比較的軽かった点と能力応用が非常にツボだった点でこちらに票を投じます。
- 独特の雰囲気があって面白かった
- すげえな
- 悩んだがその１、熱意で、その２は能力に頼り過ぎて全部解決してしまってるのがかなりマイナス
- どちらも本当にすばらしく良かったのですが、この能力応用での決着を見てしまったからには……
- あと一歩。減点法でその２を切るのは勿体ないですが、善通寺さんの能力は自由（万能）と言う不自由に縛られている印象。ナキさんの能力をフルに活用しているのですが、偶然に頼った打開が多いのが難点。バトルもキャラも書けていますが、粗も見当たらず物語性に特化したその１に一票を投じます。
- 甲乙つけがたい。つけたけど。
善通寺眞魚
- その1の美しさには目を取られそうになりますが、その2のほうが展開全てにおいて勝っていると感じました。
- 綺麗ごと大好き
- 私がここまで読んだ中で三本の指に入るSSが二本もきてしまいました。それぞれのスタイルがいかんなく発揮されていましたが、眞魚さんの人物や能力を、よりもっと読んでみたいと思いました。ナキさんもとっても良かったです!!
- とてもまよった
- お持ち帰りヤッター！ 持ち帰っても本来の時間ではないところがナキさんの悲しいところで、そこで締めの一節が効いてます。ここもマッチングの妙が凄いな！ 二本とも非常に面白かったです！
- 常に希望を置き忘れない、そんな作品に感じました
- 非常に実力伯仲な勝負で読み応えとしては五分だったんですが、文体や話の雰囲気、全体的な流れ、能力バトルとしての論理展開など、好みだったのは全て2の方でした。1も非常に魅力的だったんですが……。
- 迷ったけど、こちらで
最終更新：2014年11月02日 18:14
